2005/08/14

サービス乗り換え


  私の夏休みも、もう終盤ですが、ブログとフランス語に振り回されています。

  私書箱代わりのブログを作り、コラムを使い回して、お気楽運営を始めたまではよかったんですが、そのブログが、肝心のフランス語に対応していない事が分かったのです。 フランス語は、母音の上にアクセント符号が付く場合があるんですが、その符号付き文字が全部文字化けしてしまうのです。 一度フランス語人の方にフランス語のコメントを打ってもらったんですが、表示がおかしくなっているのを見て、真っ青になりました。 返事を返すにしても、こちらの打つ文字も化けてしまうに決まってます。 さあ、困った。 これでは、『フランス語サイト・ブログ巡りの為の、私書箱代わり』 に作ったブログの存在意義がなくなってしまうではありませんか。

  エンコードをいろいろ変えて試してみましたが、すべて徒労。 『西ヨーロッパ言語』 にしても、『ユニコード』 にしても、もっとひどく化けるだけです。 ソースを変えれば、何とかなるものと思われますが、あいにく、ブログというのは、向こう任せに出来ているので、使用者側では、文字コードだけ変更するという事が出来ません。

  何がネックになっているかというと、ソースの冒頭の 『META・・・charset』 で指定してある文字コードが、日本語のサイトやブログでは、『shift_jis』 か 『EUC-JP』 になっているところがほとんどなんですが、フランス語を表示する為には、そこが 『UTF-8』 になっていないと駄目なのです。 一旦は、『DION』 のブログを諦め、『ヤフー』 の無料ブログに乗り換えようかと思ったんですが、念の為ソースを見てみたら、ヤフーも 『EUC-JP』 ではありませんか! うっわ、お先真っ暗だ・・・・。

  それから、ほとんど五里霧中・暗中模索という感じで、『UTF-8』 対応のブログサービスを探す旅に出ました。 在日フランス語人の人達は、軒並み、フランスやアメリカのブログサービスを使っていますが、料金が掛かる所がほとんどです。 由緒正しい吝嗇家である私としては、どうやって払ったらいいか分からないのもさる事ながら、私書箱代わりに使うブログの為に、百円だって払うのが惜しいので、そういう所は全部パスしました。

  「無料、無料・・・・」 と唱えながら、ようやく見つけたのが、『Blogger』 という所。 文字コードは、間違いなく 『UTF-8』! でも、アメリカのブログサービスなので、登録説明の九割が英語! ええい、そのくらいで負けるか! 読んでやろうじゃないか! という訳で、読んで読んで読みまくり、頭痛肩こり腰痛に見舞われつつも、何とかブログの立ち上げに成功しました。 中身は 『DION』 で作った物と全く同じです。 デザインも極力似せました。 しかし、些か難点もありました。

  まず、アメリカのブログサービスなので、当然ポータルセンターに来るのもアメリカ人が大多数なわけで、日本語の記事だけだと、読む人がいるかどうか大いに怪しいです。 次に、メニュー欄に 『最近のコメント』 が表示されません。 これは、前にも書きましたが、古い記事に付けられたコメントをチェックできないので、かなり不便です。 もしかしたら、表示させる方法があるのかもしれませんが、今の所見つかっていません。 そんなこんなで、何となく満足できないんですな。 できれば、日本のブログサービスがよいのですが・・・・。

  「日本のブログサービスで、『UTF-8』 を使っている所は無いのか?」 探した探した、一時間。 そしたら、ありましたよ。 『エキサイト』 という所が奇跡的に 『UTF-8』 だったのです。 試しにフランス語のコメントを打ってみると、ちゃんとアクセント記号が表示されます。 泣けましたね、この時は。 しかも、『最近のコメント』も表示されます。 捨てる神あれば、拾う神ありですねえ! 

  しかし、いい事ばかりではありません。 『エキサイト』 で用意しているページデザインがダサかったのには、げんなりしました。 ざっと100種類くらいあるんですが、みんな悪趣味で、ろくなのがありません。 黒一色さえ無いから頭に来ます。 仕方なく、紅葉の写真が入ったデザインに決めましたが、何度見ても、紅葉が邪魔な感じがします。 オマケに、掲載できる画像の最大容量も少ないです。 50メガまでなので、8×6センチくらいの画像なら1500枚は入りますが、『Blogger』 の方は6倍の300メガですから、この差は大きいです。

  どっちとも決めあぐね、現在、継続して検討中です。

『エキサイト』 の 『心中宵更新』
『Blogger』 の 『心中宵更新』


  デザインに固執しなければ、機能的には 『エキサイト』 の方が上ですが、本来の目的を考えると、『Blogger』 の方が、確実に他言語対応している分、安心かもしれません。 次回までには決定します。