2022/09/04

セルボ・モード補修 (33)

  車の修理・整備記録のシリーズ。 例によって、補修とは言えない、オイル交換のような、定期整備も含んでいます。 というか、このシリーズ、久しぶりなので、記事が溜まっており、オイル交換やワックスがけが、二回も出て来ます。





【ジェネレーター・ベルト張り調整】

  2012年7月7日から、車のエンジンで、キュルキュル音がし始めました。 毎回、乗る度に、一回は鳴くので、そろそろ、直そうと思い、7月25日に、ボンネットを開けました。 ベルトを押してみると、エアコン・ベルトは、ピンピン。 代わりに、ジェネレーター(発電機)・ベルトが、ユルユルでした。 エアコン・ベルトだけ張り直すつもりでいたのですが、これでは、反対です。 ジェネレーター・ベルトを放っておくわけにはいきません。

≪写真上≫
  カー・ステップを組んで、車の前側を上げました。 ジェネレーターの下側のボルトを緩めたり締めたりするのに、結構、力をかけるから、ジャッキ・アップでは、怖くて、潜れないのです。

≪写真中≫
  邪魔な部品を外して、空間を開け、ジェネレーター・ベルトを張り直しました。 真ん中あたりに見えるのが、ジェネレーター・ベルトです。 ジェネレーターは、上下、各一本のボルトで留められていて、上側が、アジャスター(調整器)になっています。 両方を緩めてから、ジェネレーターの上側を押して、ベルトをピンと張りながら、上側ボルトを締め付けます。 下に潜って、下のボルトを締めて、終了。

≪写真下≫
  こちらは、エンジンの前端にある、エアコン・コンプレッサーですが、障碍物が多くて、ほとんど、見えていません。 ベルトが、少しだけ見えます。 黄色いのがそれ。 ベルトの向かって右側に、コンプレッサーの上側ボルトがあるのですが、見ての通り、スパナも、ボックスも、入れる余地がありません。 バンパーを外せば、少し、やり易くなりますが、知れたもの。

  やり難いからというわけではありませんが、エアコン・ベルトの方は、緩んでいるわけではなかったから、そのままにしておきました。 これで、様子を見てみます。


  エアコンをかけると鳴くから、てっきり、エアコン・ベルトだと思っていたのですが、もしかしたら、鳴っていたのは、ジェネレーター・ベルトだったのかも知れません。 ジェネレーター・ベルトと、エアコン・ベルトは、クランク・プーリーを中心に、前後で引っ張り合いをしているので、ジェネレーターとエアコン・コンプレッサー、両方が回ると、力の関係が変わって、鳴くのではないかと思います。

  エアコン・ベルトは、2017年に交換しているのですが、ジェネレーター・ベルトは、車を買う前から付いていた物で、だいぶ、古くなっています。 経年劣化して、伸び易くなっているのかも知れません。 その内、換えなければならないか。 アジャスターには、まだ、ゆとりがあるんですがね。




【ワックスがけ / ヘッド・ライト磨き / グリルとワイパー・ベースにシリコン・スプレー】

  2021年11月8日に、車に、ワックスをかけました。 ついでに、ヘッド・ライトに、コンパウンドをかけ、更に、グリルと、ワイパー・ベースに、シリコン・スプレーを吹きました。 シリコン・スプレーは、黒素地のプラスチックに塗ると、黒さと艶が蘇るのです。

  これらの作業は、従前、5月と11月の下旬にやっている、オイル交換と同時にしていたのですが、今回から、分離して、前倒しする事にしました。 歳をとったせいか、一遍にやると、疲れてしまうので。

≪写真1≫
  フロント・エンド。 ヘッド・ライトは、白さが戻り、グリルは、黒さが戻りました。 ボンネットは、ワックスをかけても、塗装そのものが劣化しているので、あまり、変わりません。

≪写真2≫
  ワイパー・ベースのプラスチック部品。 これは、ビフォー写真です。

≪写真3≫
  シリコン・スプレーを吹いた、アフター写真。 おそらく、新品の時より、黒さが戻っています。 歳月と共に、次第に薄くなっていくので、定期的に吹き直す必要があります。

≪写真4左上≫
  ワックス。 亡父が、トヨタ車に乗っていた間に、ディーラーからもらったもの。 半ネリ。 色は、薄緑です。

≪写真4左下≫
  メタリック車用コンパウンド。 これで、ヘッド・ライトを磨きました。 タオルにつけて、こするだけ。 引っ掛かりが感じられなくなったら、タオルに水をスプレーすると、抵抗が戻ります。

≪写真4右≫
  シリコン・スプレー。 潤滑剤としても使えますが、艶出しの方が、強烈な効果が目に見えます。 細いチューブ・ノズルを付けて、ちょぼちょぼと、塗るように吹き、タオルでのばすのがコツ。




【オイル交換】

  2021年11月24日に、車のオイル交換をしました。 半年に一度、やっています。 近所を一回りして、エンジンを暖めてから、始めました。

≪写真上≫
  庭用のプラスチック・パネルと、コンクリート・ブロックで、カー・ステップを組み、その上に、前輪を載せて、エンジン下に潜れるようにします。

  カー・ステップには、車を乗せる時のショックで、崩れないように、ダンボールで作った枠を嵌めていたんですが、前回、ジェネレーター・ベルトを張り直した時に、枠なしでやってみて、大丈夫そうだったので、今回も、なしでやりました。 さほど、時間が短縮したわけではないですが、気分的には、楽になりました。

  ジャッキ・アップでやる場合、車の側面下に、何か頑丈な物を挟んで、車の落下を避ける工夫が要ります。

≪写真中≫
  廃油を抜いた時に、コンクリート面に落ちないように、新聞紙やビニールを敷き、その上に、オイル・バットを置いています。 上から吊る下がっている新聞紙は、オイルの排出口が後方を向いているせいで、後ろへ勢い良く飛び出すのを、止める為の物。

  敷いてあるダンボールは、自分が潜る為の下敷きです。 汚れてもいい、作業服で、潜ります。 工具は、ドレン・ボルトを緩めたり締めたりする、スパナが一本と、あと、新しいオイルを上から入れる時の、漏斗が要ります。 スパナは、車載工具に入っていると思いますし、漏斗は、厚紙でも作れるので、ドレン・ワッシャーと、新しいオイルさえ買って来れば、誰でもできる作業です。

≪写真下≫
  入れているのは、エンパイア・モーター社の、「テクノ・パワー 10W-30」。 左が、古いの。 右が、新しいの。 どちらも、1580円。 ホーム・センターで売っている、一番安いオイルです。

  缶のデザインが変わったようですが、よく見ると、古いのが、「SL/CF」、新しいのが、「SP/CF」と、規格も違っています。 間違えて買って来たわけではなく、2020年に、「SP」という新規格が登場したとの事。 「テクノ・パワー」も、それに変更されたわけだ。 いずれにせよ、私は、一番安いのしか買いません。

  「CF」というのは、ディーゼル・エンジン用の規格のようですが、詳細は分かりません。 とことん調べるほど、好奇心が湧きません。




【ワックスがけ / ヘッド・ライト磨き】

  2022年5月9日に、車のワックスがけと、ヘッド・ライト磨きをしました。

≪写真上≫
  1997年式ですから、今年で、25年になります。 塗装は、屋根とエンジン・フード(ボンネット)のクリヤが剥がれているのですが、色がシルバーであるせいか、日射しが強いと、反射で、目立ちません。そんな塗面状態でも ワックスは、かけないよりは、かけた方が、綺麗に見えるようです。

  ヘッド・ライトのレンズは、半年に一度、コンパウンドをかけています。 茶色の(ピカール)と、白いの(ソフト99)をもっているんですが、間違えて、茶色のをかけてしまい、途中で気づいて、白いのをかけ直しました。 茶色のコンパウンドは、レンズ表面の細かい凹凸に入り込んで、逆に、黄ばんで見えてしまうのです。

≪写真下≫
  後ろから。 写真で見ると、ピカピカですな。 とても、四半世紀も経っている、オリジナル塗装とは思えない。 でも、肉眼で見ると、劣化は、隠しようがないです。

  塗装をやり直せば、本当にピカピカになるわけですが、塗装は、車の修理の中で、最もお金がかかるものでして、外だけやってもらうだけでも、30万円以下など、ありえますまい。 本体8万円で買った車に、30万円かけて、塗装をするなど、馬鹿げた話です。




【オイル交換 / ブレーキ・フルード追加 / エアコン・ガス圧確認】

  2022年5月23日に、セルボ・モードのオイル交換をしました。 ついでに、ブレーキ・フルードを追加し、エアコン・ガス圧の確認もしました。

≪写真1≫
  暖気の為、近所を一周りして来た後、カー・ステップを組み、前輪を10センチ、持ち上げました。 以前は、カー・ステップに、ダンボールで作った枠をかけていましたが、なくても問題ないようなので、ここ数回は使っていません。 上がる時には、運転席の窓を開け、前輪を見ながら、一段ずつ、上げて行きます。

≪写真2≫
  エンジン下に潜り込んで、ドレン・ボルトを外します。 薄青色のビニールの上に、オイル・バットを置いています。 ダンボールは、私が潜り込むところ。 汚れてもいい、作業着を着ています。

≪写真3左≫
  手前は、17ミリのコンビネーション・スパナ。 大抵のドレン・ボルトは、これで、回ると思います。

  真ん中は、左から、ドレン・ボルト。 使用済みのドレン・ワッシャー。 未使用のドレン・ワッシャー。

  奥にある黒いのは、エンジン・オイル・キャップ。 下手な場所に置くと、締め忘れる恐れがあるので、目立つように、白い物の上に置いた方が、無難。

≪写真3右≫
  エンジン下です。 オイル・パンを横から見たところ。 排油口が後ろ向きになっているので、ドレン・ボルトを抜くと、後ろへ廃油が飛び出します。 吊るしてある新聞紙は、それを受けて、真下へ落とす為の物。 今回は、うまく、バットの中へ落とす事ができました。

≪写真4左≫
  バットに出した、廃油。 半年に一度の交換だと、私の走行距離では、200キロくらいしか走らないので、まだ、透明度が残っています。 メーカーの指定通りに、半年間隔で換えていますが、年に一回でもいいかなと、思わないでもないです。

≪写真4右≫
  廃油は、父の遺品の、紙オムツに吸わせて、燃やすゴミに出しています。 2リットルで、6枚必要。

≪写真5左≫
  計器盤の、ブレーキ警告灯が、ちょちょこと点いてしまうので、ブレーキ・フルードを、上限の線近くまで、追加しました。 ブレーキ警告灯が点くようになったら、パッド交換より先に、こちらを試すべし。

  このブレーキ・フルードは、去年(2021年)の8月に、アマゾンで、688円で買ったもの。 ドット3(BF3)。 本当は、新旧混用は、まずいんですが、古い方が、よほど変質していない限り、同じドットなら、大丈夫なんじゃないでしょうか。

≪写真5右≫
  エアコン・ガスの圧力も確認しました。 エアコンが効かないくらい、減っていましたが、抜けきってはいませんでした。 漏れ修理剤が使えると思われます。

  ちなみに、ネット情報によると、ガス圧が高いのに、エアコンが効かない場合、コンプレッサーの故障など、別の原因が考えられるそうです。




  以上です。 今回分は、ほとんど、定期整備ですな。

  オイルは、ホーム・センターで、一番安いのを買っているんですが、2017年の11月に、最初に買った時、998円だったのと同じ品が、今や、1580円です。 1.5倍に値上がりするとは想像もしていませんでした。 大抵の物は、ネットで買った方が安いのですが、エンジン・オイルは、例外の様子。

  大きな缶で買えば、もちろん、割安ですが、量が多過ぎて、使い終わる前に、劣化してしまうので、個人では買えません。 ああいうのは、大量に使う整備工場向けの品です。 今後も、1580円、出し続けるしかないか。 幸い、4リットルで、2回分あるから、年間1580円でして、そんなに大きな出費というわけではないです。

  ブレーキ警告灯は、2018年の車検前にも、点くようになり、その時は、大掛かりにも、ブレーキ・パッドを交換したのですが、外したパッドは、まだ、そんなに減っていませんでした。 その時も、フルードを追加すれば、警告灯は消えたと思います。

  もっとも、警告灯が点くたびに、何度も注ぎ足していたら、いつかは、パッドが減り切って、ディスクを傷めてしまうから、注ぎ足しを一回したら、二回目は、パッドを確認した方がいいと思いますけど。