鼠蹊ヘルニアから糖尿病 ⑪
月の第二週は、闘病記。 前回は、2025年の3月4日まででした。 今回は、その続き。 そろそろ、終わりが見えて来ました。 このシリーズが終わったら、次は、何にしましょうか。 また、悩みの種が増えてしまったな。
【2025/03/11 火】
午後2時前から、病院へ。 前回に続き、雨ですが、自転車で行って、濡れ鼠になった大失敗に懲りて、今日は、車で行きました。 片道15分くらいなので、距離的には、全く大した事はありません。 有料になってから、駐車場を使うのは初めてですが、予め調べて行った甲斐があって、割と簡単に、発券機と精算機の操作ができました。 外来患者は、割引されて、6時間まで、100円。 その程度の出費なら、前回も、車で行けば良かったです。 後悔、先に立たず。
今日は、内科で、肝臓の専門医の初診です。 着くなりすぐに、問診があり、それから、血液検査。 尿検査は、なし。 1時間くらい待って、呼ばれました。 問題の肝臓数値は、前回よりは下がったとの事。 食前インスリン注射をやめてから、一週間と一日経っているので、原因は、インスリン注射だったのかというと、そうは決められず、一回 下がっただけでは、判断できないので、2週間後に、また検査して、続けて二回 下がっていたら、たぶん、それ、という事になるのだそうです。
もう、鼠蹊ヘルニアの手術は、ほとんど諦めており、どうでもいいです。 とりあえず、今月末までは、その病院へ行くつもりでいます。
【2025/03/18 火】
午後は、昼寝と、屋内歩行。 足が浮腫んでしまい、日に、13000歩は、歩き過ぎなのかも知れないと思って、今日から、10000歩に抑えました。 その分、食べる物を減らして、調整します。
少しずつ暖かくなるに連れ、手足の角質化は、治り始めたので、薬やハンド・クリームを塗るのは、やめました。 それだけでも、随分、楽になりました。
【2025/03/19 水】
足の浮腫みがひどく、今日も、屋内歩行を、1万歩に留めました。 夜になって、居間で炬燵に入っている間に、左足は、浮腫みが治まって来ましたが、右足は、依然、足首を曲げると痛むほど、浮腫んでいます。 原因が分からないから、困ります。
【2025/03/21 金】
足の浮腫みは、一進一退。 ネットで調べたら、原因は、無数にあり得るとの事。 「塩分の摂り過ぎ」というのがあり、御飯にかけていたふりかけや、ゆで卵にかけていた胡麻塩をやめてみましたが、今まで、ずっとやって来た事であって、そんなのが原因とは思えませんなあ。
基本的に、横になっている時間を長く取ると、浮腫みが和らぎます。 重力の関係で、それは、当然の事。 だからといって、朝起きた直後に、大幅に改善しているというわけでもないです。
もう一つ、気温が高いと、楽になります。 こちらの方が、影響が大きいのかも。 暖かくなるようでいて、いつまでも、本格的な春の陽気にならないから、体が不調を起こしている感じもするのです。
「人間の体は、小宇宙だ」
とは、よく言ったもの。 一旦、不調になると、原因を究明するのは、容易な事ではない、というか、真の原因なんて、分からない事の方が多いのかも知れません。
【2025/03/22 土】
「米2 : 押麦1」の麦御飯にしてから、4ヵ月くらい経ちますが、母が、「白米が食べたい」と言い出したので、私のと母のを分けて炊く事にしました。 母のは、白米。 私のは、押麦10割です。
で、今日の夕飯から、私の御飯を、押麦10割にしたのですが・・・、うーむ、米の御飯とは、全く別の食べ物ですな。 独特の香りがあり、プチプチする食感が面白いです。 粘着しないので、箸で食べると、少しずつしか、口に運べません。 その方が、食べでがある感じがして、食事制限をしている身にとっては、都合がいいです。
【2025/03/25 火】
12時から、旧母自で、病院へ。 すぐに、血液検査。
診察は、午後1時25分の予約だから、1時間前に着くように家を出たわけですが、なんと、予約時刻を間違えていて、内科受付の看護師さんから、「診察は、2時からですが、待合所で待ちますか」と訊かれてしまい、予約票を見直したら、2時半からでした。 約1時間も、早く来てしまったのです。 どういう勘違いの仕方をすれば、「2時半」が、「1時25分」になるのか、自分の認識能力が理解できません。
病院内で待つのも不健康なので、自転車で外出。 近くにある、高齢者向けの公共施設に行き、出入り口外のベンチで、1時間を潰しました。 そんな所にいたのは、室内にある壁時計を見る為です。
病院へ戻り、2時になると、すぐに診察室に呼ばれました。 私が、早々と来ていた事が伝わっていて、順番を早くしてくれたようでした。 まったく、内科は、いろいろと配慮してくれる。
血液検査の結果、肝臓の数値は、AST、ALT共に、2週間前の半分に減っていました。 私としては、インスリン注射の、食前タイプをやめたのが、奏効したとしか思えませんが、肝臓専門の医師に言わせると、「何せ稀なケースなので、そうとも断定し兼ねる」との話でした。 「24時間タイプもやめたい」と、こちらから言ったら、「糖尿病専門の先生に訊くべきだが、患者本人の意思でやめる事もできる」と言われたので、そうする事にしました。
インスリン注射は、最初の内は、「これのお陰で、高血糖を抑えられている」と、ありがたく思っていたのが、最近では、「これを打つたびに、肝臓が悪くなる」に変わってしまっていて、自ら毒を体に入れているような、嫌~な気持ちで、続けていたのです。
今日は、1680円。 帰って、3時頃でした。 夕飯に間に合ったのは、良かった。 もっとも、3時半から食べるのは母だけで、私はお茶だけ飲み、6時から居間で食べるパターンなのですが。
というわけで、今日から、24時間タイプも打つのをやめ、インスリン注射からは、解放されました。 血糖値計測は、続けなければなりませんが。
一見、鼠蹊ヘルニアの手術に向けて、前進したかのようですが、その実、外科の方には、全く話が行っておらず、手術の目処が立っていない事に変わりはありません。 もう、通い始めてから、半年になろうとしているのに、なんともかんとも、どうにもこうにも、呆れた話ではありませんか。
【2025/03/30 日】
火曜日に、インスリン注射を全てやめたわけですが、血糖値の方は、打っていた頃と、あまり変わりません。 つまり、私は、食事制限と運動療法だけで、血糖値対策が間に合うという事ですな。
明日、病院へ行って、糖尿病専門医の診察を受けますが、肝臓数値との関係があるから、インスリン注射を再開しろとは言われないでしょう。 代わりに、薬を出すと言われるかもしれませんが、断ろうと思います。 薬のせいで、また、どこかおかしくなったら、困りますから。 どうしてもと言われたら、他の病院へ行くと言うつもり。
【2025/03/31 月】
午前9時に、旧母自で家を出て、病院へ。
血液検査、なし。 糖尿病医師と話をしただけ。 それだけの為に、この寒いのに、病院まで行ったのが、なんとも、馬鹿馬鹿しい。 インスリン注射を全てやめてから、一週間経ったので、肝臓の数値がどうなっているかを知りたかったのですが。
インスリン注射を中止した事を伝え、事後承諾してもらいました。 インスリン注射が、私の肝臓に悪さをしている可能性が高くなったのだから、中止を認めざるを得ますまい。 幸い、代わりの薬も出ませんでした。 インスリン注射より、薬の方が、悪影響が出るケースが多いそうだから、出しようがなったのでしょう。
次は、来月の下旬。 そこで、肝臓の数値が悪化していたら、もう、その病院へ行くのはやめます。 そう、はっきり、言って来ました。 もっとも、その糖尿病の医師は、今日で終わりで、来週からは、別の医師に引き継がれるらしいのですが・・・。 どうも、不確かな事が多過ぎる。
帰りも、寒い。 雨がポツポツ。 しかし、そんなに濡れませんでした。
午後は、屋内歩行と、昼寝。 インスリン注射にも、薬にも頼らず、血糖値を抑えなければならないので、食後の歩行は、確実にやらなければ。 毎食後、2千歩は歩く事に決めようと思います。
そういえば、数日来、歩き難いほど浮腫んでいた足が、今日は、だいぶ、楽になりました。 見た目の腫れも収まっています。 これはもしや、気温が下がったからなのでは? だとしたら、暖かくなれば、また、浮腫み始めるという事になります。 気温のせいではなく、自然治癒した方であって欲しいものです
【2025/04/02 水】
インスリン注射を全面的にやめてから、血糖値が高めになっているので、今日から、一時間に一杯、ぬるま湯を飲む事にしました。 計測の寸前だけ飲むと、インチキ臭いですが、一日中、飲んでいれば、そういう生活習慣になるのだから、インチキではありません。
で、今日の計測ですが、夕飯前の空腹時で、100。 久しぶりに、低めに出ました。 良し良し。
【2025/04/03 木】
血糖値、昨日から、一時間に一杯、水か、ぬるま湯を飲むようしたわけですが、今日は、夕食後の計測で、129。 食後の正常値上限は、180ですから、充分に低いです。 インスリン注射も、薬もなしの数値ですから、価値があります。
といって、健康になったかというと、決して、そうではないのであって、食事制限と運動療法をやって、この数値ですから、何もしなくても、正常値に収まる健康な人とは、やはり、違います。 「糖尿病は、一度なったら、一生 治らない」と言うのは、何もしなくても正常な血糖値の状態に戻す事はできないという事なんですな。
今回は、ここまで。
4月末には、病院通いをやめてしまうので、このシリーズの残りも、あと一回という事になります。 問題は、病院と縁が切れても、私の病気が治ったわけではない、という事ですな。 「病気は、医療機関にかかりさえすれば、治る」と、漠然と思って来たのですが、必ずしも、そうとは限らないわけだ。 「医療機関は、治せる病気しか、治せない」というのが、正解でしょうか。
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