2022/09/11

セルボ・モード補修 (34)

  車の修理・整備記録のシリーズ。 今回は、主に、車検の記事です。 車検というのは、参勤交代に似たところがありますねえ。 2年に一回は、きつい。 過去2年間に、整備不良が原因の事故を起こしていない車に限って、3年に一回にしてくれませんかねえ。 免許と同じように、5年に一回なら、もっといいのですが。





【エアコン漏れ修理剤・ガス追加充填】

  車のエアコン・ガスですが、去年の夏前に追加充填したのが、抜けてしまったので、今年は、漏れ修理剤を入れてみる事にしました。

≪写真1左≫
  5月24日に、アマゾンで、注文。 25日に発送され、26日に届きました。 妙に細長い箱です。 クロネコだったので、インター・ホンで話しただけで、対面せずに受け取れたのは、ありがたい。

≪写真1右≫
  中身。 送り状と、本体。 リークラボ・ジャパン社の、「Dr.Leak(ドクター・リーク)」という製品。 送料込み、4150円。

  ところが、5月下旬から、6月中旬にかけて、梅雨空の気温が低い日が続き、車のエアコンを使う機会がなく、作業は、延び延びになりました。

≪写真2≫
  6月25日になって、ようやく、入れました。 「ケージ付きエアコン・ホース」と、「漏れ修理剤」、「エアコン・ガス」です。 ホースは、2018年に買ったもの。 ガスは、去年買った3本の内の2本目。 ガスは、3本で1900円と、割と安いです。

≪写真3左≫
  漏れ修理剤の充填中。 エアコンの「L」ポートにホースを繋いで、行ないます。 詳しくは、ネットで調べて下さい。 入れる前に、缶をよく振り、注入が始まってからも、缶を上下逆さまにして、よく振れと書いてあったので、その通りにしました。

  漏れ箇所が分かるように、蛍光剤が含まれており、ホースを外す時に、「L」ポート周辺が、少し汚れましたが、まあ、大した事ではないです。

≪写真3右≫
  こちらは、ガス。 やり方は、同じです。 注入が始まると、缶が冷たくなります。 振って振って、冷たさがなくなったら、終了。


   その後のエアコンですが、当然の事ながら、冷えるようにはなりました。 ただ、漏れ修理剤の効果がどの程度あるかは、ひと夏、過ぎてみないと分かりません。 もう、25年経つ車だから、駄目でも、仕方ないか。 数年前と違い、今や、車を使うのは、買い出しと母の病院送迎の時だけになっており、乗車時間は、長くても、10分程度。 エアコンがなくても、何とかなるにはなります。 エアコンの為に、車を買い換えるなど、馬鹿げた話。




【車検2022①「準備」】

  私の、というより、我が家の車、セルボ・モードですが、2年に一度の車検が、またやって来ました。 大抵、自賠責の更新予告通知が来て、時期を知るのですが、今回は、来ませんでした。 まあ、大体、日時は、決まっているんですが。

  6月24日に、中古車ディーラーに電話して、7月の初め頃を希望したのですが、向こうの都合で、それは叶わず、前回と同じ、7月6日に決まりました。

≪写真1≫
  7月4日から、準備開始。 まず、ホイール・カバーを外し、ハブ・ナットのトルクを確認しました。 これは、2020年の8月に買った、トルク・レンチです。 2年間、押入れで眠っていましたが、出して、トルクを「80N.m」にセット。 全部のナットにかけましたが、一つも緩んでいませんでした。 ソケットの径は、19ミリ。

≪写真2左≫
  ホイール・カバーを外した、黒の鉄ホイール。 濡れ雑巾で拭き、更に、ペイントうすめ液をつけたウエスでも拭きましたが、大差なかったです。 今は、黒いホイールが流行っているから、この状態で走っても、あまり、違和感がありません。

≪写真2右上≫
  車を買った時に付いていた、発炎筒。 2009年11月で期限が切れていますが、発炎筒は、積んでありさえすれば、期限が切れていても、車検は通るらしいです。 とはいえ、整備工場によっては、勝手に新品に換えてしまい、代金を請求するところもあるらしいので、用心して、これは、外しています。

≪写真2右下≫
  2018年、最初の車検の前に買った、非常信号灯。 単4乾電池2本で、チカチカ、赤い光が点滅します。 こちらなら、期限がないので、いつまでも使えます。 車検の時だけ、これに載せ換えている次第。 

≪写真3左≫
  今回は、代車は用意してもらわない事にしました。 軽のオートマチックしか運転できないので、わざわざ、探してもらうのが、悪いと思って。 帰りは、バスに乗ります。

  沼津市から、コロナ対策として支給された、「バス・タクシー券」。 100円が10枚で、千円分。 これが、3枚あります。 余裕で、足りるはず。 

≪写真3右≫
  ネットで、時刻表を調べました。 バス停を見に行かなくても済むのだから、便利な時代になったものです。

≪写真4≫
  7月5日の夕方、ブレーキ・ランプと、後退灯を確認する為に、デジカメのセルフ・タイマーで、車の後ろを撮りました。 ちゃんと、点いていますね。 よしよし。 そういえば、この車、ハイ・マウント・ストップ・ランプも、付いていたんですなあ。 すっかり、忘れていた。

  他の灯火類は、車の外に出て、自分の目で確認しました。 ブレーキ・ランプと、後退灯だけは、運転席に乗っていないと、点けられないのです。

≪写真5左≫
  車検に出す当日。 出かける前に、撮影。 もしかしたら、通らなくて、そのまま、廃車になってしまうかもしれないので、その場合、これが、遺影になります。

≪写真5右≫
  後ろ。 6年間、よくもってくれた。 買った時には、こんなに長く乗れるとは、思っていなかったなあ。




【車検2022②「引き渡し」】

  7月6日の、午後。 車検に出す為に、まず、清水町のスタンドで、千円分、給油し、それから、沼津市の西の方にある、中古車ディーラーまで、走りました。

≪写真1≫
  少し、時間が早かったので、カインズ・ホームの屋上駐車場に上がりました。 大きな店ですが、遠いから、ここへ来る事は、滅多にないです。

≪写真2≫
  北側を撮りました。 愛鷹山の上に、積乱雲があり、富士山を隠しています。

≪写真3≫
  ここでも、車を撮影。 日が照っていれば、シルバーの車は、反射が強烈なので、塗装の劣化が目立ちません。 黒の鉄ホイール姿は、私の趣味的に、今一つですが。

  車検場で、ハブ・ナットの打音確認があるから、ホイール・カバーを着けたまま引き渡すと、ディーラーの人が、カバーを外す事になります。 その際、古いカバーは、爪を折られてしまう恐れがあるので、用心して、予め、慎重に外してから、持って行くわけです。

≪写真4左≫
  斜め後ろから。 1997年が初登録だから、もう、25年目ですが、よく走っておるなあ。 偉い偉い。 どうも、遺影になりそうで、しんみりしてしまいますねえ。

  ここにいたのは、5分程度で、この後、中古車ディーラーに行き、引き渡して来ました。 2年前は、露天の店舗だったのが、いつのまにか、屋根付きの展示場になっていました。 普段は、無人の様子。

  店長さんではなく、面識のない人が、車でやって来ました。 その人は、「今日中に終わるつもり」と言っていましたが、今までの経験から、それはないと思い、その人が乗って来た車を代車に貸してくれると言われたのを、断りました。

≪写真4右≫
  で、帰りですが、バス停で、1時間半待つのが、我慢できず、歩き始めたら、強行軍好きの血が騒いで、家まで、12.5キロ、歩き通してしまいました。 そのせいで、足を大いに傷めました。 左足の裏の皮は、長辺5センチくらい、ベロリと剥けるわ、両足の親指の爪は死んで、真っ白になるわ、さんざんな有様に。 馬鹿な事をやっている。

  これは、東海道本線、原の踏切。 ここで、まだ、道程の3分の1くらいですが、すでに、足が悲鳴を上げていました。 狩野川に辿り着いた頃には、20歩ごとに、立ち止まって、痛みを堪える始末。 よく、家まで戻れたと、今でも信じられないくらいです。




【車検2022③「引き取り」】

  7月6日に持って行って、7日は連絡がなく、8日の午後4時頃に電話があって、終わったとの事。 やれやれ、ホッとした。 これで、あと2年、乗れるか。 ありがたい。 しかも、費用が、5万5千円と、今までになく、安かったのは、助かりました。 もっとも、車検費用を出すのは、母ですが。

  夕食後、自転車で、スーパーへ、手土産の菓子を買いに行き、ついでに、バス停で、沼津駅までの時刻表を確認して来ました。 ネットでも調べられますが、複数の路線が通るバス停なので、一番早いのを探すには、現場の時刻表を見た方が、確実なのです。

≪写真1≫
  9日の朝、いつもより、45分早く起きて、6時50分には、家を出発。 バス停まで、脚を引きずって歩きました。 ここが、最寄りのバス停。 もっと近い所もあるのですが、そちらは、早朝のバスが通らないのです。

  バスに乗るのは、6年ぶりです。 7時14分のバスで、沼津駅へ。 200円で、バス・タクシー券2枚を使いました。

≪写真2≫
  沼津駅南口。 東海道本線と、御殿場線が乗り入れています。 駅ビルの外見は、ここ数年、変わっていませんが、中には入った事がないから、どうなっているのか、全く知りません。

≪写真3左≫
  旧東海道を、西の方へ向かう路線のバス停。 ネットで調べたのと、場所が違っていましたが、行き先がはっきり書いてあるから、ここに違いありません。 この付近で、他人との接近を避けながら、30分くらい、待ちました。

≪写真3右≫
  10分前に、バスが来ました。 扉が開いて、乗れたのは、2分前くらいです。 8時10分に出発。 8時44分に、目的のバス停に到着。 530円で、バス・タクシー券6枚を使いました。 おつりは出ません。 9月の期限までに、もうバス・タクシーに乗る機会はないので、余らせても、無意味。  

  中古車ディーラーまで、脚を引きずって歩いたら、すでに、車が置いてありました。 5分ほどで、店長が別の車でやって来たので、支払いを済ませ、手土産の菓子を渡し、お礼を言って、車を引き取り、帰って来ました。

≪写真4≫
  我が家に戻って来た、セルボ・モード。 良かった良かった。 車検費用を出した母も、「これでまた、2年乗れるね」と、ニコニコしていました。

  この日の内に、ホイール・カバーを付け直し、書類、取説、電波置き時計など、下ろしてあったものを、積み直しました。 こうして、二年に一度のビッグ・イベントは、無事に終了しました。 いや、足の怪我があるから、無事ではなかったか。




  以上です。

  前回、2020年の車検が済んだ時に、「次に来る時には、新型肺炎も終わっているだろう」と思ったのですが、終わりませんでした。 7月上旬は、幾分、認定感染者が減っていた頃で、そんなに、緊張はしませんでした。 でなければ、バスに乗らざるを得なくなった時点で、顔色真っ青になった事でしょう。

  バス・タクシー券が、こんなところで役に立つとは思わなかった。 3000円分の内、800円分使えただけですが、丸まる、死蔵してしまうよりは、遥かにマシ。

  今回、車券代が安かったのは、もしかしたら、代車を借りなかったからではないかと思えて来ました。 「代車は、サービスで貸してくれるもの」という認識があったのですが、私の場合、「軽の、オートマチック」という制約があるで、ディーラーになければ、他から借りてくる事になり、それには、代金が発生するはず。 そのお金は、当然、車検代に加算されるのでは?

  いや、考え過ぎでしょうか。 次回も、代車を借りなければ、はっきりします。 折自を積んで行けるように、工夫しようかと、目下目論んでいます。 折り畳み自転車はありますが、大き過ぎの重過ぎで、そのままでは積めないので、要らない部品を外す必要があるのです。