2021/07/04

新型肺炎あれこれ ⑩

  こんなシリーズも、やっていましたねえ。 前回が、去年(2020年)の、11月15日だったから、随分、経ってしまいました。 その間に、日記ブログの方で書いた記事を、最近のものだけ、移植します。 全部出すとなると、あまりにも、旧聞になってしまうので。




【2021/02/04 木】
  そういや、マスク絡みの悶着が、あちこちで起こっているようですが・・・。 無マスク、顎マスク、鼻出しマスクの人間を見かけたら、注意なんかしようとしないで、距離をとれ、逃げろ、というのよ。 自分から積極的に関わって、どうする? もし、相手が感染していて、掴み合いの喧嘩にでもなったら、あなたも感染してしまうではないか。

  どうしても、腹に据えかねる、何か一言、注意したいというのなら、まず、逃げ道を確認しておいて、「マスクをしろっ!」と怒鳴りつけ、一目散に逃げろ、というのよ。 そのくらいなら、罪になりません。

  この種の悶着に関わった人達には気の毒ですが、全国ニュースに取り上げられれば、確実に、マスクを正しく装着しようとする人が増えるので、私としては、むしろ、歓迎しています。

  例の、無マスクで飛行機を途中着陸させた男や、鼻出しマスクで失格になった49歳の受験生も、関わった人達には気の毒ですが、大きなニュースになった事で、普段、無マスク、顎マスク、鼻出しマスクで外出している人達を、「おっ、これは、まずいかな」という気持ちにさせたのは間違いなく、社会的には、良い影響を与えたと思っています。

  本人が、もし、そこまで読んだ上で、正しいマスク装着を促進させる為に、事件を起こしたというのなら、ありがたい話ですが、たぶん、そうではないでしょうなあ。



【2021/02/17 水】
  そういえば、日本国内でのワクチン接種が始まりましたが・・・・。

  先に言ってしまうと、私は、「努力義務」が、「義務」に変わらない限り、打つ気はないです。 理由は、3年先、5年先、10年先に、どんな健康被害が出るか、分からないからです。 「打った直後のアレルギー反応は、大した事がない」という理由で、安全だと言っている学者がいますが、そんな事は、とっくに、承知の上です。 問題は、長期的な健康被害の事なんだわ。 現段階で、「出る」と断言すると、デマになりますが、「出ない」と言っても、デマになります。 長期的な影響は、それだけの期間が経ってみないと、分からないからです。

  「治験で、安全が証明された」というのは、治験にかけた期間のみに限定した話で、長期的影響を治験で調べるには、長期間の治験をする以外に方法はありません。 この点で、ワクチン開発者や、ワクチン専門の医学者は、言葉を選んで、ごまかしている場合があるので、注意が必要です。 正確に言えば、長期的健康被害は、「出るか出ないか分からない」のが現状。

  もし、何年か経ってから、健康被害が出たとしても、メーカーや、ワクチン専門の医学者は、「初期の時点では、予見できなかった」と言って、責任逃れが利くので、現段階では、テキトーな事でも、平気で口にします。 彼らは、とにかく、「儲けたい」とか、「早く、集団免疫を成立させたい」とか、そちらばかり、目指しているわけだ。 用心しなければ。

  小松左京さんの長編に、≪継ぐのは誰か?≫という作品があります。 「アマゾンの奥地に、電波で交信ができる特殊な一族がいる事が分かる。 彼らの間で、命に関わるウィルス性疾患が流行し、文明社会の人間が、DNAに働きかける特効薬を持ち込んで助けたが、その薬に、「不妊」を引き起こす副作用があり、せっかくの特殊能力を持った一族の絶滅が決まってしまう」という、皮肉な内容。 読んだ事がある人なら、みな、新型肺炎のワクチンに、警戒心を抱く事でしょう。

  「不妊」なら、私の場合、年齢的に、もう、気にする必要はないですが、もし、「一定期間が過ぎたら、ワクチンを打った人間が、バタバタ、死に始めた」となったら、顔面蒼白にならざるを得ません。 そんな心配の種を抱え込むくらいなら、ワクチンは打たず、地道な感染防御に努めた方が、精神衛生に良いと思うのです。


  他者に対しては、薦めも、止めもしません。 その人の判断で、どうぞ。 私は、この件について、何の責任も負う気はないです。 自分が打つ打たないに関わらず、他人に薦めたり、止めたりするのは、やめた方がいいと思います。 もし、他人に薦めて、長期的健康被害が出たら、薦めた人間には、責任が発生してしまいます。 止めた場合でも、ワクチンを打たなかったせいで、感染したとなったら、やはり、止めた人間に責任が発生します。 だから、薦めも止めもしないのが、無難だというのです。

  「集団免疫を早く成立させる為には、多少の犠牲もやむを得ない」という考えで、ワクチンを打ったり、他人に薦めたりするのは、大変、危険です。 まず、自分自身が、長期的健康被害を受ける恐れがある。 「多少の犠牲」の中に、自分が含まれたら、「やむを得ない」とは言いますまい。 次に、薦めた相手に、長期的健康被害が出て、責任を追及される恐れがある。

  最低のケースとして、集団免疫を早く成立させる為に、自分は打たずに、他人に薦めるのは、以ての外の言語道断、論外埒外問題外で、自分が安全に生き残りたいが為に、他人を利用しようなどとは、とんでもない! そんな発想をする人間は、生き方そのものが、間違っている。

  大まかに言って、潔癖症で、感染防御を徹底していて、生活環境的にも感染の危険性が低く、流行を乗り切れる自信があるのなら、ワクチンは、打たない方がいいかもしれません。 一方、非潔癖やズボラで、感染防御が穴だらけという人は、打っておいた方が、安心はできると思います。 ただし、そういう人達に限って、「ワクチンを打ったから、もう、感染しない」と決め込んで、ますます、感染防御を疎かにして、逆に、感染の危険を高めてしまう事は、大いに考えられます。

  ちなみに、今出回っているワクチンは、感染そのものを避けられるわけではなく、発症を避けるのが、第一効能だとの事。 打ったからと言って、もう感染しないというわけではないわけだ。 「感染はしたが、発症はしない」というのは、無症状感染者と同じなわけですが、果たして、ワクチンを打って、無症状感染している場合、他者にうつす能力があるのかないのか、その辺が、はっきりしません。 もし、うつす能力があるのだとしたら、対応が厄介な無症状感染者が増えるだけで、感染拡大を防ぐ力は、ワクチンを社会全体で全く打たない場合より、低くなると思います。

  「先行して、大規模接種している、イスラエルやイギリスでは、感染者が減ってきている」と言っていますが、困った事に、2月半ば時点で、ワクチンを一本も打っていない日本でも、感染者は減って来ており、本当に、ワクチンのお陰で、イスラエルやイギリスの感染者が減ったのか、証明ができません。 「人の移動が多く、感染者も多かった、年末年始を過ぎたから」など、全く違う要因で減ったという事も考えられますし、ワクチンを打った人が、安心してしまって、感染して症状が出ても、「他の病気だろう」と考えて、検査を受けに来なくなったから、当局が把握している感染者数が減ったとも考えられます。

  製造国、メーカーの別に関わらず、ワクチンはみな、不確実な点が多過ぎると思うのですが、そういう物を、全世界で、狂奔して打っているというのが、グロテスク。 他の対策が取れず、ワクチンに、全面的に頼るしかないと考えたから、こうなったのだと思いますが、いやー、全員検査の方が、安全で、しかも、確実な対策だと思いますよ。 要は、感染者がゼロになってしまえばいいわけで、それには、ワクチンよりも、全員検査の方が、遥かに適しています。



【2021/02/23 火】
  なに、栃木県で、無作為抽出のモニタリング検査をするですと? そういう調査をすべきだというのは、もう、去年の3月頃から言われていた事ですが、ようやく、緒についたわけですか。 全員検査と違って、大して、お金がかかる事でもないのに、一体、この11ヵ月の遅れには、何の意味があったのか。 単に、検査数が減った余力を、モニタリング調査に回しただけなんでしょうか。

  年末年始に比べると、認定感染者数は、随分と減ったわけですが、これが、国民各位が感染防御に努めた結果でない事は、疑いありません。 なぜなら、緊急事態宣言が出ていない道県でも、同じように減っているからです。 緊急事態宣言が出ていないところでは、従前通りの生活をしていたのであって、何の努力もしていないのですが。

  では、減った理由は何かというと、一番、可能性が高いのは、濃厚接触者の調査・検査を、ざっくり減らしたからだと思います。 全国的に、保健所の職員が、ワクチン接種の準備の方に回されて、調査・検査を担当する人員が激減したから、陽性結果が最も出易い、濃厚接触者を補足できなくなった結果、認定感染者数が減ったと考えれば、理屈は合います。 今、認定感染者になっている主力は、自発的に病院や検査センターに来ている人達なのでしょう。

  二番目は、以前にも書いたように、緊急事態宣言が出ている都府県で、検査に関わっている人達が、宣言を早く解除させたいが為に、隠蔽や捏造を働いているというもの。 たとえば、陽性者が10人出たとして、それを5人と報告し、残り5人は、陰性判定にしてしまうわけだ。 PCR検査には、偽陰性や、偽陽性があるので、絶対にバレる事はありません。 取り立てて、性悪説の立場をとるまでもなく、絶対にバレないと分かっていれば、よほどの正直者でも、自分にとって、得な事をします。

  去年の第一波の時の緊急事態宣言でも、後半の減り方が、不自然なほどに急激でしたが、今回も同じ。 宣言が出ると、誰にとっても、大変、不便なので、それを早く終わらせる為ならば、やれる事はやるわけだ。 組織的に、上から命令されてやっているのではなく、末端の人間が、それぞれ、自分の利益の為に、捏造・隠蔽を働いていたら、それを暴く方法はありません。

  もし、上のような事情があるとすると、実際の感染者数は減っているどこか、むしろ、増えていると思われ、そこが、怖い。 モニタリング調査をやれば、大体の感染状況が分かるわけですが、陽性者がドカッと出て、医療崩壊を起こすほど、大きな数字だった場合、それも、隠蔽・改竄されてしまう恐れがあります。

  本当に減っているなら、それはありがたい事ですが、そうでない可能性の方がずっと高いのだから、不安は増大するばかり。 真面目な話、新型肺炎には、もう、うんざりしており、感染者が減ったというのなら、万歳千唱してもいいくらいなのですが、そう単純に自分を騙す事ができません。

「日本では、全員検査は、とても、無理。 社会の能力より何より、そもそも、やる気がない。 『全員検査をやれば、根絶できる』という単純な理屈を理解できる人間が、多数派になり得ない社会なので、民主的な合意形成は期待できず、合理的な判断力と、強力な決断力で、指導力を発揮できる為政者も出て来ない」

  認めたくないですが、そうである可能性は高いです。

  ワクチンで、集団免疫が形成されれば、それでも、一応のゴールになりますが、私は打つ気がないので、そちらを期待する資格がありません。 もし、そうなったら、打ってくれた人達には、感謝する事になると思いますが、だからといって、打った人達が抱え込む事になる長期的健康被害への不安について、責任を負う気は、金輪際、ないです。 だから、早い者勝ちのバーゲン・セールみたいなつもりで、ホイホイ飛びつかずに、よく考えてから、打てと言うのよ。

  もう一つ、考えられるシナリオは、「感染力が強く、毒性が弱い変異株」が現れて、既存株を圧倒し、「重症化せず、死ぬ事もない病気」に変わって行くというもの。 ただし、これには、何年かかるか分かりません。 また、軽症でも、後遺症が残るケースが多い点を考えると、よっぽど、毒性が弱まってくれないと、「感染してもいい」という気にはなりませんな。 それは、ワクチンを打って、軽症で済んだ場合でも、言える事ですが。

  ところで、ウィルスの変異の仕組みについて、医学者が口にする、「ウィルスも、自分の得になる事を考えて変異している」といった言い方は、誤解を招き易く、大変、まずいです。 ウィルスは、別に、考えて、変異しているわけではないです。 そもそも、考える脳がないではありませんか。 変異は、自然に起こるのであって、いろんな変異株の中から、生き残りに有利な特徴を持った変異株が、より多く、生き残るだけです。 学生時代に、理科で習っているはずですが、進化論の仕組みを理解していない人は多そうだな。

  長期的に見て、「感染力が強く、毒性が弱い変異株」が生き残るというのは、理屈に合っています。 毒性が強い変異株は、宿主を殺してしまったり、長期間、寝たきりの活動不能にしてしまったりするから、そこから他へ感染する事ができず、感染力は弱まります。 ウィルスにしてみれば、感染しても、症状が出ないか、ごく軽く、活発に動き回って、感染を広めてくれる宿主が、上得意なのです。

  ただし、そういう変異株が出て来るまでに、どれだけの時間がかかるかが分からない。 いっそ、人為的に、作れないものですかね? 勝手に感染して、世界中に広まってくれるのだから、ワクチンなんかより、ずっと、効率的な対策になると思うのですが。



【2021/03/07 日】
  分科会の会長が、さらっと、恐ろしい事を言っていました。 言葉通りではありませんが、「流行が終わるまでに、3年はかかる。 死者が減り、インフルエンザ並みに、人々が感染を恐れなくなったら、終わる」というもの。

  何が恐ろしいといって、まず、「人為的な収束」を、すでに、諦めてしまっているという事。 いや、「すでに」ではなく、最初から、人為的収束なんぞ、考えた事が一度もないのかもしれません。 分科会は、第3波が始まってから、危機感を露わにする態度に変わったのですが、それは、医療崩壊が始まって、医療界から怨嗟の声が上がったからであって、消極的な反応に過ぎず、何かしらの対策を取って、積極的に収束させる気なんか、最初から、今に至るまで、なかったのでは?

  その気もなければ、収束させる手段も知らないのだと思います。 「自分達は知らないから、知っている中国や、台湾、ニュージーランドから学ぼう」という気もない。 外国に教えを請うなんていうのは、自分達の仕事ではないと思っているのでしょう。 

  次に恐ろしいのは、「自然終息」のゴールを、「人々の意識が変わった時」としている事。 インフルエンザと同じように、毎年、かなりの死人が出ていても、気にされないウィルスがあるので、それと同じ扱いになれば、終わる、というわけです。 つまり、それまで、緊急事態宣言を出したり、解除したりしながら、騙し騙し乗り切ればいいと考えているわけだ。

  これも、ぞっとする発想です。 そもそも、意識の問題ではないと思いますが、それは、とりあえず、措いておくとして、人々の意識が、3年で変わるという、根拠が知れぬ。 そんなアバウトな事、5年かかるか、10年かかるか、分からないではありませんか。 また、人々の意識が変わっても、実際の感染は続くわけですから、その間ずっと、医療崩壊の瀬戸際では、医療関係者は、参ってしまいますし、コロナ関連死も減りません。

  コロナ禍の本質を、単に、人々の意識の問題だというのなら、今すぐにでも、感染者の検査をやめ、認定感染者数の発表をやめてしまえば、情報が行き渡らなくなるので、インフルエンザと同じ扱いになり、それで、終息だと言うのなら、終息します。 医療崩壊や、死者が出続ける事に変わりはないですが、報道されなければ、知らぬが仏なので、誰も気にしなくなるのに、一ヵ月もかからないでしょう。

  一億歩くらい譲れば、一つの解決法と考えられないではありませんが、中国、台湾、ニュージーランドなど、正攻法でゼロにしている所と比べると、無手負流の極致ですなあ。 感染者ゼロを実現している所の衛生当局者が聞いたら、「そんな事しか思いつかないのなら、感染症学者なんぞ、要らんわ」と、心底、呆れ果てる事でしょう。


  ところで、「インフルエンザと同じ」というのは、コロナ禍の最初の頃から、言われていましたが、コロナ禍を経てきて、分かった事が一つあります。 インフルエンザで、毎年、1万人死んでいたのは、多くの人がマスクをする事で、防げたという事です。 新型肺炎対策で、マスクをする人間が増えてから、インフルエンザの流行が起こらなくなったのですから、確実。 もし、それが、11年前に分かっていれば、去年までに、10万人が死なないで済んだわけです。 でかい数字だな、10万人は。

  「インフルエンザの死者なんて、誰も気にしていない」なんて考え方の方が、間違っていたわけだ。 もし、特定カテゴリリーの事故や事件で、年間1万人死んでいたら、大震災並みの大ごとですが、インフルエンザも、そのくらい、騒ぐべきだったのです。 不可抗力と諦めていたから、気にして来なかっただけで、気にするべきだったのです。 避け方が分かった以上、年間1万人の命を助ける為に、マスク装着を続けるべきでしょう。



【2021/03/10 水】
  ファイザー社のワクチンを、1壜から、7回打てる注射器というのが出てきましたが、何だかなあ・・・。 素晴らしい工夫? まさか。 猿知恵と言っては、猿に失礼だから、ガキの浅知恵とでも言いましょうか。 他人の考えながら、浅はか過ぎて、赤面してしまうところがありますねえ。 

  まず、インスリンの注射器を流用するというのは、針が短くて、人によっては、筋肉に届かない場合があり、それを確かめる為に、打つ前に、エコー検査をするなどと言っており、お話になりますまい。 エコー検査は、経験した事がある人は多いと思いますが、相当、手間がかかる検査で、そんな事をしていたら、接種会場が、長蛇の列になってしまいます。

  「針を長くすれば、いいではないか」と思うかも知れませんが、そもそも、針が短いから、針の中に残る液体を少なくできるという理屈でして、長い針にしてしまったのでは、7回は打てません。

  次に、医療機器会社が新たに開発したという、7回打ち用の注射器ですが、結局、針の中に残る液体を少なくする為に、針を短くしている事に変わりはなく、インスリン注射器よりは長いとは言え、やはり、筋肉に届かない人が出て来る事が考えられ、無駄打ちになる恐れがあります。

  ファイザー社は、問い合わせに対し、「専用注射器で、6回打ってください」と言っているそうですが、たぶん、日本から出て来た、ガキの浅知恵に、苦笑している事でしょう。 7回分打てるなら、最初から、7回分入れるわ。 わざわざ、新しい注射器を開発するくらいなら、6回打ちできる専用注射器をライセンス生産する方が、本道だと思います。 そもそも、ワクチンをライセンス生産すれば、7回打ちなどという、セコい事を考える必要はないというもの。

  実際に7回打ちをやったら、困るのは、現場でして、1壜を7本の注射器に分けなければならないわけですが、必ず、こぼしたり、漏れたりして、足りなくなるものが出てくるはず。 メーカー側は、それを見越して、6回分と、若干のゆとり分を入れてあるのだと思いますが、ゆとりゼロを要求されたのでは、作業する方は、神経が参ってしまいます。

「体格・体重は、人それぞれ違うのだから、ワクチンが、少々、少なくなったとしても、効果に変わりがない」

  わははは! 何を戯言を! それなら、7回分と言わず、10回分でも、20回分でも、薄めて使えばいいではありませんか。 イエス・キリストが、五つのパンを五千人に配ったように。

  そういえば、7回打ちのアイデアを、ワクチン担当相は、絶賛し、厚生労働相は、止めも勧めもしないと言っていますが、やはり、田村さんの方が、よく分かっていると思います。 何の為に、ゆとりをとってあるのか、それが分からないようでは、大きなプロジェクトなど、とても、進められますまい。



【2021/03/18 木】
  一都三県で、緊急事態宣言を解除との事。 感染者数が増えているのに、解除して、どうする? 「これ以上続けても、効果がないから」という理由には驚きます。 今の状態で効果がないなら、宣言を継続した上で、規制内容を強化するのが、筋なのでは? それを、解除していて、どうする? 解除すれば、確実に増えるわけですが、それを分かっていて、わざわざ、増やすつもりなんですかね?

  首相の言葉が、いろいろと興味深いです。 「病床使用率が下がったから」とか、「宣言発出の時と比べると、感染者が、だいぶ減ったから」と言うのですが、どちらも、解除すれば、たちまち、ポーンと跳ね上がるのは、明白な事でして、本気で、それらが解除の理由になると思っているのなら、やはり、首相は、コロナ禍を、大した事ではないと考えているんでしょうな。 首相以外にも、そういう人間は、何割という数でいると思いますが。

  「4月からは、いい事しかない」というのも、面白い。 ワクチンの一般対象接種が始まる事を指しているんでしょうか。 「ワクチン接種さえ進めば、コロナ禍は解決する」というのは、アメリカのバイデン政権が狂信的に断言している事ですが、実際に、そうなるかどうか、んーなこたー、分かりゃしません。 バイデン大統領は、別に、医学者でも、ワクチン開発者でもないのですが、何を根拠に、ワクチンで感染を止められると思い込んでいるのか、さっぱり、分からない。

  今、出回っているワクチンの効能は、「死なない」点では、ほぼ100パーセントだそうですが、「重症化しない」、「発症しない」と、順に、効果が低くなり、「感染しない」は、オマケ程度の効果しか期待できないとの事。 イスラエルでは、感染防止効果が90パーセント以上あったという事ですが、ワクチン接種の効果で感染者が減ったのか、季節要因のピークを越えただけなのかは、調べようがない事です。

  「二峰性」という見方も出て来ましたが、ワクチン接種が進んでいる国で、また、感染者が増えて来る事があったら、それ即ち、ワクチンに感染防止効果はないという証明です。 「死なない」だけでも、コロナ禍が終息する可能性はありますが、それは、分科会会長が言っていた、「人々の意識」の問題による終息になってしまいますな。

  ワクチン接種しても感染自体は防げないという事は、抗体が出来ていないという事ですから、集団免疫は形成されない事になります。 一番増えるのは、「他人にうつす能力を持った無症状感染者」で、かれらが、自然に治ったり、また、感染したりを繰り返す。 そして、「死なない」と。 うーむ、ますます、ゾンビ映画っぽくなって来ますなあ。




  今回は、ここまで。 とりあえず、もう一回分、あります。

  今、読み返すと、すでに、現状とズレが出ている内容もありますが、記録のつもりなので、書いた時のままで出しました。