2021/05/16

EN125-2A補修 ⑧

  EN125-2Aの補修の記録です。 今回は、バイクそのものの補修ではないのですが、そういうのは、このシリーズでは、前例があるので、気にしないでください。 まあ、大雑把に、バイク関係で、何かやった事を紹介するシリーズと思っていただければ良いです。





【ダイソー布ベルト】

  2021年1月8日に、最寄のダイソーで、布ベルトを買って来ました。 110円。 バイクで出かける時にしている合皮ベルトが、ブツブツに切れてしまっているので、その更新用です。

≪写真左≫
  父の部屋に吊るして、自然浄化させているところ。 ダイソーのベルトには、80センチと、110センチがありますが、これは、後者。 80センチでは、私の場合、届きません。

≪写真中≫
  「GI BELT」とあります。 元は、アメリカ軍で採用されたんでしょうかね。 そういえば、カーキ色が多いですな。

≪写真右上≫
  初めて着けた時の様子。 普段使いにしている布ベルトより、若干長いような気がしますが、2センチくらいなので、別段、気になりません。 どうせ、冬も夏も、上に着る服に隠れてしまいますし。

≪写真右下≫
  外す時に気づいたんですが、通す側の金具が、シュモクザメ風に、左右に張り出していて、ズボンのベルト通しに引っ掛かって、スーッと一気に抜く事ができません。 どうして、こんな風にしているのか、不明。 バックルの重さで、自然に抜け落ちてしまうのを防ぐ為か、それとも、製造側の都合で、より幅が広いベルト用の金具が余ってしまったので、幅の狭いベルトに使ってしまったのか。 まあ、週に一度しか使わないから、多少、使い難くても、さして支障はないですけど。




【バイク・カバーのロープ】

≪写真左≫
  バイクのカバー。 買ってから、1年半くらい経ちました。 だいぶ、くたびれて来ましたが、まだ、破れなどはないです。

≪写真右≫
  風が強い時に、カバーが、まくれ上がってしまうので、ロープで、前側だけ、縛るようにしました。 このロープは、車のタイヤ組み換えの時に使った、手製ビード・ブレーカーの一部です。 長さ的には、蝶結びで、ピッタリでした。

  ワイヤー・ロックでもいいのですが、硬い部分があると、風の吹きようでは、どこに当ってキズがつくか分かりません。 その点、ロープなら、心配が要りません。 ロープの端は、ほつれて来ないように、テープで巻いてあります。 ナイロン製なら、焼き潰すという手もありますが、テープの方が、もちがいいようです。

  そもそも、このロープは、2008年8月に、犬のリードにする為に買って来たものの残りです。 9ミリ×20メートルで、1080円でした。 ロープは、高い物ではないから、一束買っておくと、何かと使い道があります。 ただし、首吊りにも使えるので、自殺願望がある人や、鬱病気味の人は、細い物にしておく事をお勧めします。 ちょうど良い太さのが手元にあると、つい、ふらふらと、吊ってしまうかもしれませんから。 冗談ではなく、大真面目な話。




【バイクのセンター・スタンドを楽にかける方法】

  ステム・ベアリングへの負荷を減らす為に、バイクを家に置いている間の停め方を、サイド・スタンド立てから、センター・スタンド立てに変更したのですが、バイクを所有した事がある人なら、ご存知のように、センター・スタンドというのは、かけるのに、大変、力が要り、腰を痛める危険性が高いです。 私は、ギックリ腰経験者で、腰痛と共存している人間なので、尚の事。 何とかしなければなりません。

≪写真1≫
  で、いろいろと考えた末に、2月22日に、こういう物を作りました。 幅9センチ、厚さ1.8センチの、1×4(ワン・バイ・フォー)の板を、長さ20センチに切り、新聞紙で包んだもの。 なぜ、新聞紙で包むのかというと、タイヤと接触するので、板に汚れがつかないようにする為です。 汚れてもいいというのなら、別に、剥き出しでも、問題ありません。

≪写真2≫
  後輪の前、または、後ろに置きます。

≪写真3≫
  バイクを押して、後輪を板の上に載せます。

≪写真4≫
  その状態で、センター・スタンドをかけると、楽にかかります。

  説明しますと、バイクのセンター・スタンドをかける時には、右手で、バイクの左リヤ・フェンダーの下の辺りを持って、斜め後ろ上方へ、持ち上げてやる必要があります。 その時、大変、重いのは、垂直方向に上げる必要があるからですが、実際に上がる距離は、3センチ程度です。 それなら、後輪下に、予め、板を挟んで、2センチくらい上げておいてやれば、自分で持ち上げる距離は、1センチで済むではないかという理屈。

  ちなみに、後ろへ下げる、水平方向の力は、垂直に上げる力に比べれば、計算に入れなくてもいいくらい、僅かなものです。

  スタンド下のダンボールは、スタンドの底にキズをつけたくないから敷いてあります。 気にしないのなら、要りません。

≪写真5≫
  実際にやってみて分かったのは、板の厚さは、もっと厚くてもいいという事。 3センチの厚さでも、問題ないと思います。 センター・スタンドをかけると、バイクは、後ろに下がるので、板は、後輪より前に来て、タイヤの下に挟まってしまう事がないのです。 挟まった状態では、センター・スタンドが、しっかり着地していない事になり、まずいのですが。

  それなら、もっと高くして、厚さ4センチくらいにすれば、もっと楽になると思うかも知れませんが、そんなに高くては、センター・スタンドが着地しません。 何の抵抗もなく、カチャンとかかるけれど、着地しないのでは、スタンドの用を為しません。

  また、板が厚くなればなるほど、板の上に、後輪を載せるのが、難しくなります。 やはり、3センチくらいが限界ではないでしょうか。 私は、写真のように、1.8センチの板に、4ミリの板を重ねて、下の方の板を長くして、段を作り、後輪を載せ易くしました。 これで、センター・スタンドがけで腰を痛める恐怖から解放されました。


  ステム・ベアリングですが、センター・スタンドで立てるようにしてから、しばらくしたら、不安定なハンドリングが、直ってしまいました。 不思議な事です。 「どのケースでも直る」とは思えないので、よそ様に、「試してみる価値がある」とまでは言いませんが。

  もし、「ステム・ベアリングが、ヘタり易い」と言われている車種で、普段、サイド・スタンドで停めているのなら、一度、ステム・ベアリングを交換した後から、センター・スタンド立てに変えてみる価値はあると思います。

  私の場合ですが、週に一度、2時間しか乗らないので、乗っている時間より、停めている時間の方が、84倍も多く、サイド・スタンド立てでは、ずっと、ステム・ベアリングに負荷が、かかりっ放しだったのです。 センター・スタンド立てにすれば、負荷が、84分の1になるわけで、それが、ステム・ベアリングの寿命に影響しないわけがありません。

  バイクを通勤に使っている人は、自宅だけでなく、小さめの板を作って持ち歩けば、勤め先の駐輪場でも、センター・スタンドがけができます。 長時間、バイクを停める時には、センター・スタンド立てにするに越した事はないです。 ただし、地面が、コンクリートや、アスファルトで、平らになっている場合に限りますが。




  今回は、ここまで。

  他はともかく、【バイクのセンター・スタンドを楽にかける方法】は、実践的に、役に立つ情報なのでは? この方法を考える前に、ネットで検索してみましたが、裏技のようなものは、一つも引っ掛かりませんでした。 かけ方の基本的な動作が書いてあるだけで、結局、力任せで持ち上げる事に変わりはなく、そんなものでは、「楽にかける方法」とは言えません。

  「コツが分かれば、楽にかけられるようになる」と、利いた風な説明をしているところもありましたが、私に言わせれば、そんな事は、金輪際、ないです。 「コツ」ならば、言葉で説明できるはず。 この人達が言っているのは、言葉では説明できない、「カン」ですらなく、単なる、「慣れ」だと思いますが、こと、バイクのセンター・スタンドかけに関しては、何千回、何万回、やっても、慣れる事はないです。 そのつど、持ち上げるのに必要なだけの力を使う事になります。

  板を用意してしまう方が、ずっと、話が早い。 私のような腰痛もちが、「遥かに楽になる」と言っているのだから、確実です。