2008/03/09

末期ブログ時代

  どうも今年に入った辺りから、閲覧者数が増えてしまって、気味が悪くて仕方ないです。 前にも書きましたが、ブログの閲覧者などという者は、100%が閑人です。 その内、まともな人物で、たまたま閑だから、「他人のブログでも読むか」と思い立った人は、せいぜい1割くらい。 残りの内、3割は主婦層で、この人達はまあいいとして、最後の6割は、≪ネットの三無能≫と私が呼んでいる、学生・フリーター・ひきこもりのクズどもです。 そんな連中に読んで貰ったって、ちっとも嬉しくないばかりか、はっきり言って迷惑です。

  ひきこもりは端から問題外として、学生やフリーターは、本分に励んでいるだけなら何ら問題は無いんですが、ネットにしゃしゃり出て来ると、自分が半端者である事を棚に上げて、ろくでもない事を書き捲り、他人を傷つける事にのみ無上の喜びを覚えるという、クズ中のクズと化します。 こういう連中に限って、政治発言が三度の飯より好きで、馬鹿丸出しの外国攻撃などやっている掲示板やブログに、うにょうにょ集まって来て、最低レベルの基礎知識も欠いているくせに、扇動漫画や新聞記事から拾い集めた稚拙な単語を、誤用だらけに並べ立て、一端の論客ぶって悦に入っているわけですが、書けば書くほど手前の馬鹿を宣伝しているようなもので、その醜態には吐き気すら覚えます。 大体、学生やひきこもりは、税金すら払っていない社会のお荷物なのであって、政治発言など、寝言以外では許されないような無資格者ではありませんか。 この馬鹿どもめ! 世間に何か言いたかったら、まず税金を払え!

  閲覧者というものは、少なければ少ないほど、まともな人間の割合が増える傾向があり、個人ブログなら、一日10人くらいが望ましいと思います。 「一度でいいから、炎上するほどお客に来て欲しい」などと望んでいるあなた、とんでもない料簡違いですよ、そんな欲望! 炎上ブログに集まっている客なんぞ、正真正銘の人間のクズです。 クズに来て貰ったって、何の価値やあらむ! 「つきあいが大切だ」などといって、コメントを受け入れにして、真面目にレスを書いているあなた、くっだらない! クズに返事を書くなど時間の無駄です。 人生の無駄です。 レスなど書く時間があったら、マスでも掻いていた方が、まだ有意義です。 いや、至って真面目な話。

  それが証拠に、トラックバックの使われ方を見れば分かるでしょう。 本来の用途など無視して、ほぼ全て、自分のブログを宣伝したいがために、一方的にリンクしているだけではありませんか。 本来の用途がちょっと複雑なので、論理が分からない日本人には理解できず、≪トラックバック=宣伝リンク≫と思い違いしているという可能性も濃厚ですが、いずれにせよ、クズか馬鹿かの違いに過ぎず、ありがたがるような客じゃありません。 宣伝リンクに利用されているだけなのに、「トラックバックしていただいて、ありがとうございます」などと礼を言っている人もいますが、ありゃ、やられた方もトラックバックが何なのか分かってないんでしょうな。 無知とは憐れなものです。

  だからよー、トラックバックが入ったら、入れた奴のブログへ行って、自分が書いた記事や自分のブログについて触れているかどうか、確認せえっつーのよ。 まーず、一言も触れていないから。 そんなのは宣伝リンクなんだから、にべもなく削除すべきなの。 ありがたがって、礼を述べている場合か! ・・・・と言っても、トラックバックの本来の用途が理解できないんだから、どうしょもないか。 ああ、理解力が足りないというのは、救い難い知能上の欠陥なのだなあ。 外国でも宣伝リンクは行なわれていますが、トラックバックではなく、コメントの方へ入れるのが普通です。 トラックバックと宣伝リンクを区別できないのは日本人だけ。 溜息が出るほど情けないのう。 とにかく、ブログ・サービスのセンターへ行けば、≪トラックバックとは≫という解説文が必ず載っていますから、それを読みなさい。 それでも分からなきゃ、もう諦めて、ずっと他人に利用されてなさい。

  おっ、何の話だったっけ? そうだ、このブログの閲覧者が増えすぎたという話でしたな。 でねー、本来、こういう随想型のブログに、そんなにお客が来るわけないんですよ。 他人が何を考えているかなんて、普通は興味持ちませんからね。 じゃ、どういう連中が来て閲覧数が増えたかと推測すると、たぶん、私がたまに書く、国際政治関連の話題に食いついてきていると思うんですよ。 もちろん、前述した通り、読んでいる人間の6割はクズですから、良い意味でではなく、悪い意味で興味を持っているに違いありません。 見ての通り、私はコメントもトラックバックもオフにしているので、直接の被害はなく、至って涼しい顔で運営しているわけですが、他のブログで、「≪心中宵更新≫というブログで、こんな事をほざいている奴がいる」と紹介して、吊るし上げる事なら出来ますから、大方それをやられているんじゃないかと思うんですな。 くっくっく・・・・・やりそうな事だよね、クズどもの。 頭が弱くて、自分じゃ何も思いつけないものだから、他人の吊るし上げに情熱を注ぐしかないという憐れさよ。

  また、逆方向ですが、私が書いた文章をパクっているパープーもいると思うんですよ。 私のところに限らず、他人の文章をコピー貼り付けして、自分のブログを更新している不埒者というのは、実際にたくさんいるようです。 ブログというのは、更新頻度が高ければ高いほど閲覧者が増える仕組みになっているので、更新する為なら、他人の書いた文章でも平気で利用するという泥棒野郎が出て来るんですな。 全くそのまんまコピーする低能な奴もいれば、≪しかしの所を、だがに変え≫式に、部分的に置換して偽装する、チンパンジー程度には知能のある奴もいます。 更に段階が上がると、元の文章のテーマや内容はそのままに、自分の文体で全面的に書き直すという奴も出て来ます。

  一口に文才といってもいろいろな段階がありまして、文章の内容は考えられないけれど、自分の文体だけは持っていて、人の書いた文章を自分風に書き直す事なら得意という半端な輩がいやがるのです。 画才の方でも、自分のオリジナルの絵は駄目だが、模写は得意とか、有名画家のタッチを真似て贋作を描けるとか、そんな才能だけある人がいますが、文才にも、似たような階層が見られるわけです。 こういう連中の困ったところは、盗作もしくは盗用しているという意識が希薄で、「アイデアのヒントを貰った」くらいの位置づけをしており、罪の認識を持っていない事です。 盗用を指摘されて、必ず言い返すセリフが、「どんな人でも、他人が書いた物を参考にして、そこから出発するんじゃないですか」という開き直り。

  だけどよー、「あ、これじゃあ、ほとんど内容丸写しだな・・・・」と、自分で分かるだろう? 分かった時点で筆を置けよ。 天はお前に文章を書く事を求めていないんだ。 他に自己主張の途が無いから、やるなと言ってもやるだろうが、お前のやっている事は、子供の塗り絵と同レベルだという事を、常に忘れないようにな。 どんなにうまく塗れても、それが芸術作品はもちろんの事、独自作品にもなり得ない事は分かるよな。

  そうそう、パクリ関係の余談ですが、とてつもなくひどい例になると、日記をコピー貼り付けでパクる馬鹿もいるようです。 他人の日記をですぜ。 「そんなのもはや、自分のブログでもなんでもないではないか!」と思うでしょう。 でも、やってる奴にはそんな事はどうでもいいらしんです。 とにかく、閲覧者数を増やしたいというその目的だけで視野狭窄に陥っていて、頻繁に更新する為なら何でもやるというのです。 こりゃもう、病気だね。

  そもそもブログが、個人サイトより受けたのは、ブログ・サービスがセンター・サイトを持っていて、そこへアクセスする利用者に、最近更新が行なわれたブログを自動的に紹介表示する機能があったからでした。 この機能がなければ、個人サイト同様、≪存在しているが、誰も知らないから、誰も来ない≫という憐れなブログが大半を占めて、ブログがこんなに増える事は無かったはずです。 この紹介機能を最も有効に活用する為には、頻繁に更新するのがベストだったわけですが、今は状況が変わりました。 ブログ・センターを利用する人間が極端に減ったのです。

  この≪心中宵更新≫にしても、ブログ・センターから来る人は、週にほんの数人です。 ほとんどの閲覧者は、単語検索や、上述した≪悪い噂≫を辿ってやって来るか、パクリ目的の常連です。 センターで紹介されたいが為に、中身も無いのに、更新を繰り返すやつらがうようよ出て来て、紹介機能を麻痺させてしまったのでしょう。 私もたまーに、センターの≪最近更新されたブログ≫を覗くんですが、題名につられて行ってみると、ほんの一二行、意味は分かるが意図不明の文が書いてあって、過去ログを遡ると、そんな記事ばかりが頻々と更新されているような所があり、一気にアホ臭くなってしまいます。 もちろん、読む価値などありません。 そんなのばかり増えて来れば、そりゃ誰もセンターを使わなくなるわなあ。

  4年くらい前、ブログが流行り出した時、「自己表現の手段として、個人サイトより遥かに大きな可能性がある」なんて褒めちぎられていたものですが、今となっては戯言もいい所ですな。 個人サイトの時は、コンテンツが必要だった為、みんな必死で、無い知恵絞って、お客が興味を示しそうなコンテンツを考えたものです。 一方、ブログでは、最初からそんな努力が不要だったから、どいつもこいつも、テケトーな記事書いて、だらりんだらりん更新し続けている内に、駄文の掃き溜めのようになってしまい、もはや個人サイト以上にゴースト化が進んでしまったわけです。

  そもそも、プロの作家ですら、編集者にせっつかれ、読者の反応に怯えつつ、毎回毎回キンキンに緊張しきって文章と格闘しているのに、名も無い素人がビロンビロンに弛緩しきって書いたような文章が、いつまでも人の興味を引き続けられるわけがないんですよ。 ブログなんて、長く続いている方が、おかしいのです。