新型うつ
昨今、≪新型うつ≫という現象が話題になっています。 一応、病気扱いされているので、こう言っては、不謹慎の謗りを免れないかもしれませんが、妙に面白いので、新型うつを取り上げたテレビ番組があると、必ず見てしまいます。 なんで、新型うつは、こんなに私の興味を引くのでしょう?
以前、「私は30年くらい早く生まれてきた人間だ」といったような事を書いたと思うのですが、それは、全く、その通りでして、私が20歳前後の頃、個人的に問題にしていた事が、最近になって、社会全体で問題になり始め、「ふふふ、今頃、何を言ってるだか・・・」と、経験者目線で見下したくなる事が、非常に多くあります。
その内の一つが、新型うつの症状です。 ざっと、書き出しますと、
・ 学校や会社に行く時だけ、うつ症状が出る。
・ 私生活での趣味や交際は、活発に行なう。
・ 休職中、職場に迷惑をかけているという認識が無い。
・ 他罰的で、問題の原因を他者のせいにする。
・ 自分がうつ病である事を、平気で公言する。
といったところらしいです。 いやあ、素晴らしい。 高校時代から21歳までにかけての私の状態を、絵に描いたように、的確に活写しておりますなあ。 もっとも、最後の一つだけは、覚えがないですが、それは、当時、「うつ病」という言葉が、今ほど、一般化しておらず、精神疾患である事を認めるのが、怖かったからでしょう。
この種の症状を、現況、世間様では、「呆れた話」、「怪しからん怠け者」と、非難囂囂しとるわけですが、なーにを言うてるだーか! 自分だって、腹の底じゃあ、共感している所があるくせこいて、片腹痛ゃーじゃにゃーか!
では、一つ一つ、検証して行きましょう
≪学校や会社に行く時だけ、うつ症状が出る≫
当たり前じゃん。 誰だって、学校や会社なんて、行きたくないですよ。 勉強も仕事もやりたくてやってるわけじゃないんですから。 遊んで暮らせるものなら、誰だって、そうしたいのであって、それが本心というものでしょうに。 習慣と惰性で、己が本心を忘れてしまっている人達は、「学校や会社は、やむを得ず行っているのだ」という事を、認識し直した方がいいですな。
逆に、「学校や会社が楽しくて仕方ない」とか、「家にいてもつまらない」とか言う人の気が知れません。 私生活の運営に失敗してるんじゃないですか? 家族と会話が無いとか、部活に入り浸りとか、趣味がゴルフだけとか、そういう人達が、定年後、凄まじい勢いで、濡れ落ち葉化し、廃人のように朽ち果てていくわけですが、どうして、そちらの方は、社会問題化しないのか、とんと、理由が分かりません。
≪私生活での趣味や交際は、活発に行なう≫
新型うつ患者が、私生活で、完璧なまでの満足感を得ているのは、疑いの無いところです。 疾患どころか、私生活に限れば、健康そのものなのであって、模範になりこそすれ、非難される謂れはありますまい。 彼らが生きているのが、本当の私生活なのであって、仕事人間の休日の過ごし方など、刑務所の受刑者と、なんら選ぶ所がないくらいです。
休みの日でも、仕事が気になって、家で書類を書いているとか、誰もいない会社に出掛けていって、守衛に顔パスなのをいい事に、会社の電気を使って、一人で仕事をしているとか、休みなのに、同僚や部下に、仕事の電話をかけるとか、迷惑千万。 どっちがキチガイだか、分かりゃしない。
「休みの日? 寝てるか、パチンコか、そんなもんで、終わっちゃうね」
それが、おかしいってーのよ。 そんなの、私生活じゃないって。 マジ、病気、マジ。 仕事の方に、比重を置き過ぎているために、本来、私生活に割くべき、時間・体力・精神力を確保できず、趣味を構築できないのです。
えーおい、そこの人事課のおっさん、ゴルフなんかで、私生活をごまかせると思ったら、大間違いだぜ。 おめーのやってるのは、趣味じゃなくて、仕事の一部だっつーのよ。 自分が日々罵り倒している、新型うつの若手社員に、土下座で弟子入りして、趣味の楽しみ方を教えてもらいな。
≪休職中、職場に迷惑をかけているという認識が無い≫
そんなの、知った事か。 そんなに迷惑なら、解雇すればいいじゃん。 こっちは、仕事がしたいわけじゃないんだから。 何わけの分からない事、言ってんの? 馬鹿じゃないの? クビにしないで、ブツクサ陰口ばかり叩いている、上司の方がおかしいんだよ。 頭と性格、どちらも悪い。
遠慮なく、クビにしてくれた方が、新型うつ患者は、家族にも言い訳が立つし、ありがたいんですよ。 自分から、「会社を辞めた」と言うと、家族から非難されますが、クビなら、仕方ないものね。 会社側は、なんで、そういう機微が分からんかなあ? 「嫌な仕事をさせられるくらいなら、クビになった方がマシ」という考え方を、自分達が一度もした事が無いものだから、想像力が追いつかないんでしょう。
≪他罰的で、問題の原因を他者のせいにする≫
そんなの、みんな同じでしょう? 誰だって、何か問題が起きた時に、「自分せいだ」と認めるより、「他人のせいだ」と思いたがるじゃないですか。 新型うつの部下を持った上司だって、自分のせいでそうなったと、認めたりしないでしょうが。 何もかも全部、新型うつの部下が悪いわけだ。 ほーらほら、同じだよ。 あんただって、他罰的じゃないか。 よく、それで、人を非難できるな。 自家撞着に気づかないほど、ボンクラか?
この世の中は、糾える縄の如く、様々な事柄が絡まって成り立っているのであって、原因と結果は、鶏と卵のような関係にあります。 自分のせいか他人のせいか、はっきりしない事の方が、はっきり言って、多い。 となれば、人間誰でも、我が身が可愛いのであって、他人のせいにできるものなら、そうしたいと思うのが人情ではありませんか。
そもそも、新型うつ病患者が、「すべて、私が悪いんです」と認めていたら、そりゃもう、ただの、うつ病なんじゃないですか? つまりねえ、新型うつ病患者というのは、病気じゃないんですよ。 健康なんですよ。 ≪仕事人間≫が、病気じゃないのなら、≪私生活人間≫だって、病気じゃないという事になります。 これからは、≪新型うつ≫などという、病気みたいな呼び方はやめて、≪私生活人間≫と呼ぶべきでしょう。
ところで、それ以前の問題ですが、≪他罰的≫なんて言葉、昔からあったんですか? 新型うつが話題になってから、初めて耳にしました。 精神医学用語なんですかね? 対になる、≪自罰的≫という言葉もあるんでしょうか? それとも、≪自虐的≫の反対語が、≪他罰的≫なのか? ああ、反対語辞典があればなあ。
≪自分がうつ病である事を、平気で公言する≫
全然、不思議な事ではありません。 だからー、≪私生活人間≫というカテゴリーが世間一般に認められないから、仕事を休むためには、病名が必要なり、部分的に症状が重なっている、≪うつ病≫に逃げ込んだわけですよ。 ≪ツレがうつになりまして≫などで、近年、うつ病の知名度が上がって来て、後ろめたい病気という意識が薄れたので、気軽に飛びついたのでしょう。
本当にうつ病だったら、自分でそう認めていても、「公言する」などという、派手派手しい行為には及べないわけですが、そもそも、新型うつは、うつ病とは似て非なるものなので、逆に、公言する事が、ぜひとも必要になってくるわです。 仕事に行かない理由としては、打って付けですから。
うーむ。 こうして、見てくると、私には、新型うつ患者の気持ちが、手に取るように分かるのですが、テレビで解説している精神科の医師達が、新型うつの正体を、全く分かっていないように見えるのは、実に奇妙です。 「うつ病の変種」と見做している段階で、すでに、間違っています。 ただの、≪私生活人間≫なんだって。 分かって貰えないかなあ?
「では、彼らをどうやって、治療するのか?」
はあ? 治療お? そんなもん、要りまっかいな。 病気じゃないんだから、治療する必要なんて無いでしょうが。 仕事をさせず、私生活だけを送らせれば、何の問題も起きません。 収入が途絶えて、いずれ、暮らして行けなくなるわけですが、そういう人間なんだから、仕方ないですな。 そこまで、心配してやる事はないです。
かつて、貴族階級という私生活人間がいて、毎日遊んで暮らしていましたが、彼らを、新型うつとは言わなかったでしょう。 また、彼らの没落を社会全体で救ってやったという話も聞きません。 いいんですよ、放っておけば。 そういうものなんだから。
職場の迷惑になるというなら、さっさと解雇してしまいなさい。
「もう、怒ったりしないから、出て来いよ」
なんて言うから、私生活人間は、逆に困ってしまうのです。
「君は、うちの会社には向かないようだから、退職してはどうだ」
と言ってやれば、ホイホイ乗って来ます。 だって、仕事が嫌で嫌で、たまらないわけですから。 ≪他罰的≫などと言っても、「仕事をしなければ、給料を貰えない」という理屈は分かってますから、退職を勧める会社側を非難はできないでしょう。
「特定の上司に問題がある」と主張している場合、配置転換させるのが一番です。 もし本当に、その上司に問題があったのなら、引き離してしまえば、解決しますし、新型うつ患者側に問題があるなら、どこへ行っても駄目な自分に気づいて、退職を受け入れ易くなるでしょう。
「何だか、患者側と会社側、どちらの立場で物を言っているのか分からなくなって来たが、おまえは、一体、どっちの味方なんだ?」
そうですねえ。 客観的に見れば、私は、元新型うつの患者だった事になりますが、今の会社に勤めてからは、仕事が嫌で会社に行かなくなったという事はありません。 「仕事が嫌」なのは変わりませんが、それ以上に、「無職状態が嫌」なので、両者を天秤にかけると、「会社に行かざるを得ない」という結論が導き出されるわけですな。
別に、仕事を好きになる必要は無いのですよ。 嫌いで当然。
「好きな仕事じゃないと、続かない」
なんて言うのは、言葉だけの思い込みでして、嫌いな仕事でも、能力的にできるのであれば、続けられます。 まったく、誰が言い出したんだ? 「好きな仕事じゃないと、続かない」なんて。 いかにも、20代後半くらいの連中が口にしそうなセリフですが、10年も働いていない内に、そんな事が分かるか、ボケ。 口にする資格が無い事に、口にする前に気づけよ。
「転職を何度かしたけれど、今は本当に好きな仕事を見つけて、毎日が楽しくて仕方ない」
そういうのって、羨ましいと思います? アホ臭・・・。 そんなのは、仕事人間の戯言ですよ。 こういう事を言っている輩に限って、私生活が崩壊しているのは、間違いないところです。 一生、仕事して暮らすつもりなのかね? 病気になったら、どうすんのよ? 加齢で能力が落ちてきて、同僚の足を引っ張るようになってからも、そう言い続けられますか?
でー、何の準備もしないまま、定年を迎えて、いとも容易に、≪粗大生ゴミ≫になっちゃうわけですよ。 私生活を蔑ろにして来た罰だね。 余生は、暗いぜ。 定年後、すぐに死んでしまえば、却って、幸福な人生だったと言うものでしょう。
以前、「私は30年くらい早く生まれてきた人間だ」といったような事を書いたと思うのですが、それは、全く、その通りでして、私が20歳前後の頃、個人的に問題にしていた事が、最近になって、社会全体で問題になり始め、「ふふふ、今頃、何を言ってるだか・・・」と、経験者目線で見下したくなる事が、非常に多くあります。
その内の一つが、新型うつの症状です。 ざっと、書き出しますと、
・ 学校や会社に行く時だけ、うつ症状が出る。
・ 私生活での趣味や交際は、活発に行なう。
・ 休職中、職場に迷惑をかけているという認識が無い。
・ 他罰的で、問題の原因を他者のせいにする。
・ 自分がうつ病である事を、平気で公言する。
といったところらしいです。 いやあ、素晴らしい。 高校時代から21歳までにかけての私の状態を、絵に描いたように、的確に活写しておりますなあ。 もっとも、最後の一つだけは、覚えがないですが、それは、当時、「うつ病」という言葉が、今ほど、一般化しておらず、精神疾患である事を認めるのが、怖かったからでしょう。
この種の症状を、現況、世間様では、「呆れた話」、「怪しからん怠け者」と、非難囂囂しとるわけですが、なーにを言うてるだーか! 自分だって、腹の底じゃあ、共感している所があるくせこいて、片腹痛ゃーじゃにゃーか!
では、一つ一つ、検証して行きましょう
≪学校や会社に行く時だけ、うつ症状が出る≫
当たり前じゃん。 誰だって、学校や会社なんて、行きたくないですよ。 勉強も仕事もやりたくてやってるわけじゃないんですから。 遊んで暮らせるものなら、誰だって、そうしたいのであって、それが本心というものでしょうに。 習慣と惰性で、己が本心を忘れてしまっている人達は、「学校や会社は、やむを得ず行っているのだ」という事を、認識し直した方がいいですな。
逆に、「学校や会社が楽しくて仕方ない」とか、「家にいてもつまらない」とか言う人の気が知れません。 私生活の運営に失敗してるんじゃないですか? 家族と会話が無いとか、部活に入り浸りとか、趣味がゴルフだけとか、そういう人達が、定年後、凄まじい勢いで、濡れ落ち葉化し、廃人のように朽ち果てていくわけですが、どうして、そちらの方は、社会問題化しないのか、とんと、理由が分かりません。
≪私生活での趣味や交際は、活発に行なう≫
新型うつ患者が、私生活で、完璧なまでの満足感を得ているのは、疑いの無いところです。 疾患どころか、私生活に限れば、健康そのものなのであって、模範になりこそすれ、非難される謂れはありますまい。 彼らが生きているのが、本当の私生活なのであって、仕事人間の休日の過ごし方など、刑務所の受刑者と、なんら選ぶ所がないくらいです。
休みの日でも、仕事が気になって、家で書類を書いているとか、誰もいない会社に出掛けていって、守衛に顔パスなのをいい事に、会社の電気を使って、一人で仕事をしているとか、休みなのに、同僚や部下に、仕事の電話をかけるとか、迷惑千万。 どっちがキチガイだか、分かりゃしない。
「休みの日? 寝てるか、パチンコか、そんなもんで、終わっちゃうね」
それが、おかしいってーのよ。 そんなの、私生活じゃないって。 マジ、病気、マジ。 仕事の方に、比重を置き過ぎているために、本来、私生活に割くべき、時間・体力・精神力を確保できず、趣味を構築できないのです。
えーおい、そこの人事課のおっさん、ゴルフなんかで、私生活をごまかせると思ったら、大間違いだぜ。 おめーのやってるのは、趣味じゃなくて、仕事の一部だっつーのよ。 自分が日々罵り倒している、新型うつの若手社員に、土下座で弟子入りして、趣味の楽しみ方を教えてもらいな。
≪休職中、職場に迷惑をかけているという認識が無い≫
そんなの、知った事か。 そんなに迷惑なら、解雇すればいいじゃん。 こっちは、仕事がしたいわけじゃないんだから。 何わけの分からない事、言ってんの? 馬鹿じゃないの? クビにしないで、ブツクサ陰口ばかり叩いている、上司の方がおかしいんだよ。 頭と性格、どちらも悪い。
遠慮なく、クビにしてくれた方が、新型うつ患者は、家族にも言い訳が立つし、ありがたいんですよ。 自分から、「会社を辞めた」と言うと、家族から非難されますが、クビなら、仕方ないものね。 会社側は、なんで、そういう機微が分からんかなあ? 「嫌な仕事をさせられるくらいなら、クビになった方がマシ」という考え方を、自分達が一度もした事が無いものだから、想像力が追いつかないんでしょう。
≪他罰的で、問題の原因を他者のせいにする≫
そんなの、みんな同じでしょう? 誰だって、何か問題が起きた時に、「自分せいだ」と認めるより、「他人のせいだ」と思いたがるじゃないですか。 新型うつの部下を持った上司だって、自分のせいでそうなったと、認めたりしないでしょうが。 何もかも全部、新型うつの部下が悪いわけだ。 ほーらほら、同じだよ。 あんただって、他罰的じゃないか。 よく、それで、人を非難できるな。 自家撞着に気づかないほど、ボンクラか?
この世の中は、糾える縄の如く、様々な事柄が絡まって成り立っているのであって、原因と結果は、鶏と卵のような関係にあります。 自分のせいか他人のせいか、はっきりしない事の方が、はっきり言って、多い。 となれば、人間誰でも、我が身が可愛いのであって、他人のせいにできるものなら、そうしたいと思うのが人情ではありませんか。
そもそも、新型うつ病患者が、「すべて、私が悪いんです」と認めていたら、そりゃもう、ただの、うつ病なんじゃないですか? つまりねえ、新型うつ病患者というのは、病気じゃないんですよ。 健康なんですよ。 ≪仕事人間≫が、病気じゃないのなら、≪私生活人間≫だって、病気じゃないという事になります。 これからは、≪新型うつ≫などという、病気みたいな呼び方はやめて、≪私生活人間≫と呼ぶべきでしょう。
ところで、それ以前の問題ですが、≪他罰的≫なんて言葉、昔からあったんですか? 新型うつが話題になってから、初めて耳にしました。 精神医学用語なんですかね? 対になる、≪自罰的≫という言葉もあるんでしょうか? それとも、≪自虐的≫の反対語が、≪他罰的≫なのか? ああ、反対語辞典があればなあ。
≪自分がうつ病である事を、平気で公言する≫
全然、不思議な事ではありません。 だからー、≪私生活人間≫というカテゴリーが世間一般に認められないから、仕事を休むためには、病名が必要なり、部分的に症状が重なっている、≪うつ病≫に逃げ込んだわけですよ。 ≪ツレがうつになりまして≫などで、近年、うつ病の知名度が上がって来て、後ろめたい病気という意識が薄れたので、気軽に飛びついたのでしょう。
本当にうつ病だったら、自分でそう認めていても、「公言する」などという、派手派手しい行為には及べないわけですが、そもそも、新型うつは、うつ病とは似て非なるものなので、逆に、公言する事が、ぜひとも必要になってくるわです。 仕事に行かない理由としては、打って付けですから。
うーむ。 こうして、見てくると、私には、新型うつ患者の気持ちが、手に取るように分かるのですが、テレビで解説している精神科の医師達が、新型うつの正体を、全く分かっていないように見えるのは、実に奇妙です。 「うつ病の変種」と見做している段階で、すでに、間違っています。 ただの、≪私生活人間≫なんだって。 分かって貰えないかなあ?
「では、彼らをどうやって、治療するのか?」
はあ? 治療お? そんなもん、要りまっかいな。 病気じゃないんだから、治療する必要なんて無いでしょうが。 仕事をさせず、私生活だけを送らせれば、何の問題も起きません。 収入が途絶えて、いずれ、暮らして行けなくなるわけですが、そういう人間なんだから、仕方ないですな。 そこまで、心配してやる事はないです。
かつて、貴族階級という私生活人間がいて、毎日遊んで暮らしていましたが、彼らを、新型うつとは言わなかったでしょう。 また、彼らの没落を社会全体で救ってやったという話も聞きません。 いいんですよ、放っておけば。 そういうものなんだから。
職場の迷惑になるというなら、さっさと解雇してしまいなさい。
「もう、怒ったりしないから、出て来いよ」
なんて言うから、私生活人間は、逆に困ってしまうのです。
「君は、うちの会社には向かないようだから、退職してはどうだ」
と言ってやれば、ホイホイ乗って来ます。 だって、仕事が嫌で嫌で、たまらないわけですから。 ≪他罰的≫などと言っても、「仕事をしなければ、給料を貰えない」という理屈は分かってますから、退職を勧める会社側を非難はできないでしょう。
「特定の上司に問題がある」と主張している場合、配置転換させるのが一番です。 もし本当に、その上司に問題があったのなら、引き離してしまえば、解決しますし、新型うつ患者側に問題があるなら、どこへ行っても駄目な自分に気づいて、退職を受け入れ易くなるでしょう。
「何だか、患者側と会社側、どちらの立場で物を言っているのか分からなくなって来たが、おまえは、一体、どっちの味方なんだ?」
そうですねえ。 客観的に見れば、私は、元新型うつの患者だった事になりますが、今の会社に勤めてからは、仕事が嫌で会社に行かなくなったという事はありません。 「仕事が嫌」なのは変わりませんが、それ以上に、「無職状態が嫌」なので、両者を天秤にかけると、「会社に行かざるを得ない」という結論が導き出されるわけですな。
別に、仕事を好きになる必要は無いのですよ。 嫌いで当然。
「好きな仕事じゃないと、続かない」
なんて言うのは、言葉だけの思い込みでして、嫌いな仕事でも、能力的にできるのであれば、続けられます。 まったく、誰が言い出したんだ? 「好きな仕事じゃないと、続かない」なんて。 いかにも、20代後半くらいの連中が口にしそうなセリフですが、10年も働いていない内に、そんな事が分かるか、ボケ。 口にする資格が無い事に、口にする前に気づけよ。
「転職を何度かしたけれど、今は本当に好きな仕事を見つけて、毎日が楽しくて仕方ない」
そういうのって、羨ましいと思います? アホ臭・・・。 そんなのは、仕事人間の戯言ですよ。 こういう事を言っている輩に限って、私生活が崩壊しているのは、間違いないところです。 一生、仕事して暮らすつもりなのかね? 病気になったら、どうすんのよ? 加齢で能力が落ちてきて、同僚の足を引っ張るようになってからも、そう言い続けられますか?
でー、何の準備もしないまま、定年を迎えて、いとも容易に、≪粗大生ゴミ≫になっちゃうわけですよ。 私生活を蔑ろにして来た罰だね。 余生は、暗いぜ。 定年後、すぐに死んでしまえば、却って、幸福な人生だったと言うものでしょう。
<< Home