ガキの皮算用
わはは! わははは! うわはは・・・、ゴホッ、ゴホッ!
笑っちゃうじゃありませんか。 奨学金を返せない人間が増えているそうですぜ。 奨学金制度を利用して、大学を出たのに、期待していたような勤め先に就職できず、バイトやら、派遣社員やらで、何とか喰い繋いでいるものの、奨学金の返済まで金が回らず、滞納する者が、うじゃうじゃ出ているのだとか。
馬鹿でねえの? この世の中で、一番怖いのが、≪生きていくためのお金が無くなる事≫で、それを更に通り越した先にあるのが、≪借金≫なのだという事が、まるっきり、分かっていないと見える。 これは、「若気の至り」で無視できるような事ではなく、お小遣いを貰い始めた時から、子供でも知っていなければならない、最低レベルの処世訓ですぜ。
高校3年にもなって、返せるか返せないか分からない借金を、数百万も背負い込む事が、どんな未来を意味するか、想像できないという事もあるまいて。 世間知らずにも程があろうというもの。 もしかしたら、奨学金が借金だという事を認識できていないんじゃないの? まあ、「ローンは、借金ではない」と信じ込んでいて、収入不相応な車や家を買う大人も大勢いるから、そういう天下御免の勘違い学生がいても、不思議ではないですが。
≪奨学金≫という呼び方が良くないのかな? ≪奨学金≫という名前は、給付型のみに限定して、貸与型の方は、≪学生債≫とか、ズバリ、≪進学借金≫とか、名前を変更した方が、愚かな高校生どもには、親切かもしれません。 ≪奨学金≫という言葉に、漠然としたイメージしか持っておらず、なにやら、この世のどこかに、≪あしながおじさん≫的な組織が存在していて、自分の事を陰で助けてくれると期待している恐れさえありますが、もしそうだとしたら、バケツ一杯、水をぶっ掛けて、蒙を啓いてやるべきです。
「いいか! 奨学金いうのは、借金なんだよ! 借りたら、返さなきゃならないんだ! 何度言ったら分かるんだ! 馬鹿っ! 馬鹿っ! この馬鹿がっ!」
貸与型奨学金にも、親の年収などの条件さえ満たせば利用できる、有利子型と、一定レベル以上の学力を求められる、無利子型があるそうです。 家が豊かでなく、その上、さほど成績も良くない事を自覚している有利子型利用者よりも、むしろ、無利子型利用者の方が、勘違いをしている危険性が高そうですな。
「俺は、頭がいいから、奨学金が無利子だ。 ふふふ、ざまあ見ろ、有利子型の馬鹿どもめ」
馬鹿は、お前だ。 ≪無利子≫と、≪返済不要≫を、間違えとりゃせんか?
「いいか! 無利子でも、元金は返すんだよ! お金は、借りたら、返さなきゃならないんだ! 何度言ったら分かるんだ! 馬鹿っ! 馬鹿っ! この馬鹿がっ!」
ほんと、借金取りに胸倉掴まれて、往復ビンタでも喰らわんと、分からんのとちゃうか?
親も親で、子供が、「奨学金で、大学へ行く」と言い出したら、最初は搦め手から、次は膝詰め談判で、最後は羽交い絞めで、とにかく、止めたらどうですかね? もう、親の収入で大学まで行かせられないと分かったら、その時点で、その子供の最終学歴は、高校までなのです。 しょうがないんです。 それが、世の中の仕組みなんです。 金も無いのに、「せめて、大学くらいは出させてあげたい」なんて事を望む方が間違っています。
子供が一人で、その一人すら、大学に行かせられないのであれば、自分の甲斐性の無さを呪えばいいし、子供が二人いて、内、一人しか大学行かせられないのであれば、もう一人に土下座して謝ればいいし、子供が二人いるせいで、二人とも大学に行かせられないのであれば、金も無いくせに、子供を二人も作った自分達の無計画ぶりを嘆けばよいではありませんか。
とにかく、まだ、社会に出る前から、数百万の借金は、最悪ですぜ。 もし、期待していた通りの職業に就く事ができたとして、最初の一年で、手取り、いくら貰えると思っているのかなあ? 更に、その年収の中から、生活費を除いた額がどのくらい残るか、計算してるんですかねえ? 況や、バイトや派遣社員で喰い繋いでいる者どもに於いてをや。
「社会人なんだから」と、独り暮らしは譲れず、学生時代からの友人がいて、異性の交際相手がいて、同僚とも付き合って、家電も揃えたいし、携帯やインターネットは必需品だし、車も欲しいし、服も買わなくちゃ・・・、なんて言ってたら、なんぼも残りませんぜ。 まして、クレジット・カードなんか手に入れた日には、奨学金の返済とは別に、新たな借金を、賽の河原に累々積み上げる事になりかねません。 いやあ、いそうだな、そういう、地獄行きの亡者どもが、うようよと。
「こんな、就職難の時代になるなんて、想像もしていなかった」
なんて、言い訳は聞かないよ。 いい加減な事を口にして、ごまかそうとしてはいけない。 今、大学を出た年齢なら、当然の事ながら、小学生以降は、バブル崩壊後の時代を生きて来ているはずです。 就職戦線が恒常的な買い手市場になってから、20年近く経過しているのに、今更、就職難を、奨学金滞納の理由にするのは、馬鹿の上塗りをするだけでしょう。 あんたらが、「奨学金で、大学に行こうかな」と、最初に思いついた時、すでに世の中は、どっぷり、スカスカの就職難になっていたんだよ。
返せなくなるかもしれない借金を背負い込んでしまった時点で、もう、人生の負け組に入ったようなものです。 実際問題、奨学金が返せなくなって、頭を抱えている人達は、「奨学金で、大学に行こうかな」と思いついた時の、お気楽な自分を、心底、呪い倒しているはずです。 タイム・マシンがあったなら、すっ飛んでいって、風呂桶一杯の残り湯をぶっかけてやりたい。
「いいか! 奨学金いうのは、借金なんだよ! 借りたら、返さなきゃならないんだ! お前の、その安直な思い付きのせいで、俺がどんなに苦労してると思ってるんだ! 馬鹿馬鹿馬鹿馬河馬っ! この河馬がっ!」
だーからよー、親に金が無いのなら、大学なんて、行かんでもえーっちゅーのよ。 目下、業績急下降中の家電メーカーを見ても分かるように、今後、日本の大企業は、バタバタ潰れて行き、やがて、中小企業や自営業ばかりが犇く社会になって行くものと思われます。 そういう職場で必要とされるのは、高学歴ではなく、実力です。 高卒だろうが、中卒だろうが、関係ありません。 能力がある者だけが、生き残って行くのです。
戦後間もない頃と似たような情況になって行くわけですな。 戦後の混乱期に会社を作って、世界的な大企業に発展させた創業社長達の伝記を読んでみなさいな。 「どこそこの大学を出ていたから、成功した」なんて、絶対に書いてないから。 そんなに、甘くないのよ、世の中は。 学校で勉強だけできた人間なんか、ただのクズですぜ。 むしろ、そんな奴いない方が、世のためになるくらい。
高学歴だけが自慢で生きている人間というのが、稀に見受けられますが、勢いがいいのは、大企業の中にいる時だけ。 一旦、リストラを喰らうと、なまじ高学歴なばかりに、賃金が高くつくせいで、雇ってくれる所が無い。 当人のプライドも無駄に高いものだから、「こんな所じゃ、私の真価を発揮できない」なんて、高慢に構えていている間に、見る見る、蓄えが底を突き、一家離散、住む所も失い、あっさり、ホームレスに成り下がります。
逆に言えば、勤め先が潰れさえしなければ、高学歴は、それなりに、処世の武器になると言えるわけですが、さーあ、これからの時代は、どうですかねえ。 潰れない会社というのは、恐らく、無いと思いますよ。 当人のやる気次第で、潰れないというと、農業や漁業など、第一次産業ですが、それはそれで、大学なんぞ行くよりも、一年でも早く、親に弟子入りした方が、益が多いと思います。
あれ? 何の話だったかな? おお、そうだ、奨学金の話だった!
結論としては、「返せないかもしれない借金は、最初からするな」という事です。 今、現在、奨学金を返済できずに困っている人は、もう、ただただ、困るしかないです。 唯一、ポジティブに捉えられる要素があるとすれば、遅きに失したとはいえ、20代で、借金の怖さを知る事ができたという点ですかねえ。 これに懲りれば、完済した後、もう、借金に手を出す事はしなくなるでしょう
もし、親に貯金があるようなら、甘えが利く年齢の内に、肩代わりしてもらう事ですな。 親には一生頭が上がらなくなりますが、借金取りに追いかけられるよりは、マシ。 もちろん、親が相手であっても、借りた金は、返すのが当然です。 無利子で、返済期限が無いだけでも、ありがたがらねばなりません。
「今時、大学まで行かせるのは、親としての責任だろ!」
そういう高飛車なセリフは、行く前なら有効ですが、卒業後、奨学金返済を肩代わりして貰おうという時には、絶対に口にしてはいけません。 いとも容易に、親子の信用関係を壊してしまいます。 お金絡みの恨みつらみは、怖いで~。
親にお金が無いからといって、親戚に泣きつくのは、絶対に勧められません。 子供の頃に可愛がってくれた、おじさん・おばさんでも、社会人になると、急速に距離が開いて行きます。 数年もすれば、滅多に顔を合わさない、他人同然の相手になるのであって、借金が原因で、訴訟沙汰になる事もあります。
ちなみに、親子であっても、歳を取ってから、お金の問題を持ち込むと、信用関係が壊れてしまう事があります。 つまりその、お金というのは、生きるための、基本中の基本なんですよ。 その基本部分を脅かされれば、たとえ相手が我が子であっても、「仕方が無い」で言いなりになるわけにはいかんのです。 いい歳した子供の借金を返すために、餓死した親の話なんて、聞かないでしょう? そういう、ヤクザな子供とは、縁を切って、おしまいなのです。
そういや、まだ在学中で、返済見込みの無い奨学金が増える一方なのに、「大学院へ行って、研究を続けたい」だの、「海外留学したい」だのと、寝言を口にしている学生がいるそうですが、そういう輩は、もう、駄目人間コースを爆走しているわけですから、誰かが言って、やめさせるべきでしょう。
「誰かって、誰?」って? うーむ・・・、そういう、自分の置かれている情況が分からない奴に限って、親の言う事なんぞ聞きそうにないし、大学側は儲けをフイにするような事はしないだろうし、やはり、奨学金を出している団体ですかねえ。 奨学金を貸与する時点で、「大学院進学や海外留学はしない」という念書を取っておいたら、どうですかね?
笑っちゃうじゃありませんか。 奨学金を返せない人間が増えているそうですぜ。 奨学金制度を利用して、大学を出たのに、期待していたような勤め先に就職できず、バイトやら、派遣社員やらで、何とか喰い繋いでいるものの、奨学金の返済まで金が回らず、滞納する者が、うじゃうじゃ出ているのだとか。
馬鹿でねえの? この世の中で、一番怖いのが、≪生きていくためのお金が無くなる事≫で、それを更に通り越した先にあるのが、≪借金≫なのだという事が、まるっきり、分かっていないと見える。 これは、「若気の至り」で無視できるような事ではなく、お小遣いを貰い始めた時から、子供でも知っていなければならない、最低レベルの処世訓ですぜ。
高校3年にもなって、返せるか返せないか分からない借金を、数百万も背負い込む事が、どんな未来を意味するか、想像できないという事もあるまいて。 世間知らずにも程があろうというもの。 もしかしたら、奨学金が借金だという事を認識できていないんじゃないの? まあ、「ローンは、借金ではない」と信じ込んでいて、収入不相応な車や家を買う大人も大勢いるから、そういう天下御免の勘違い学生がいても、不思議ではないですが。
≪奨学金≫という呼び方が良くないのかな? ≪奨学金≫という名前は、給付型のみに限定して、貸与型の方は、≪学生債≫とか、ズバリ、≪進学借金≫とか、名前を変更した方が、愚かな高校生どもには、親切かもしれません。 ≪奨学金≫という言葉に、漠然としたイメージしか持っておらず、なにやら、この世のどこかに、≪あしながおじさん≫的な組織が存在していて、自分の事を陰で助けてくれると期待している恐れさえありますが、もしそうだとしたら、バケツ一杯、水をぶっ掛けて、蒙を啓いてやるべきです。
「いいか! 奨学金いうのは、借金なんだよ! 借りたら、返さなきゃならないんだ! 何度言ったら分かるんだ! 馬鹿っ! 馬鹿っ! この馬鹿がっ!」
貸与型奨学金にも、親の年収などの条件さえ満たせば利用できる、有利子型と、一定レベル以上の学力を求められる、無利子型があるそうです。 家が豊かでなく、その上、さほど成績も良くない事を自覚している有利子型利用者よりも、むしろ、無利子型利用者の方が、勘違いをしている危険性が高そうですな。
「俺は、頭がいいから、奨学金が無利子だ。 ふふふ、ざまあ見ろ、有利子型の馬鹿どもめ」
馬鹿は、お前だ。 ≪無利子≫と、≪返済不要≫を、間違えとりゃせんか?
「いいか! 無利子でも、元金は返すんだよ! お金は、借りたら、返さなきゃならないんだ! 何度言ったら分かるんだ! 馬鹿っ! 馬鹿っ! この馬鹿がっ!」
ほんと、借金取りに胸倉掴まれて、往復ビンタでも喰らわんと、分からんのとちゃうか?
親も親で、子供が、「奨学金で、大学へ行く」と言い出したら、最初は搦め手から、次は膝詰め談判で、最後は羽交い絞めで、とにかく、止めたらどうですかね? もう、親の収入で大学まで行かせられないと分かったら、その時点で、その子供の最終学歴は、高校までなのです。 しょうがないんです。 それが、世の中の仕組みなんです。 金も無いのに、「せめて、大学くらいは出させてあげたい」なんて事を望む方が間違っています。
子供が一人で、その一人すら、大学に行かせられないのであれば、自分の甲斐性の無さを呪えばいいし、子供が二人いて、内、一人しか大学行かせられないのであれば、もう一人に土下座して謝ればいいし、子供が二人いるせいで、二人とも大学に行かせられないのであれば、金も無いくせに、子供を二人も作った自分達の無計画ぶりを嘆けばよいではありませんか。
とにかく、まだ、社会に出る前から、数百万の借金は、最悪ですぜ。 もし、期待していた通りの職業に就く事ができたとして、最初の一年で、手取り、いくら貰えると思っているのかなあ? 更に、その年収の中から、生活費を除いた額がどのくらい残るか、計算してるんですかねえ? 況や、バイトや派遣社員で喰い繋いでいる者どもに於いてをや。
「社会人なんだから」と、独り暮らしは譲れず、学生時代からの友人がいて、異性の交際相手がいて、同僚とも付き合って、家電も揃えたいし、携帯やインターネットは必需品だし、車も欲しいし、服も買わなくちゃ・・・、なんて言ってたら、なんぼも残りませんぜ。 まして、クレジット・カードなんか手に入れた日には、奨学金の返済とは別に、新たな借金を、賽の河原に累々積み上げる事になりかねません。 いやあ、いそうだな、そういう、地獄行きの亡者どもが、うようよと。
「こんな、就職難の時代になるなんて、想像もしていなかった」
なんて、言い訳は聞かないよ。 いい加減な事を口にして、ごまかそうとしてはいけない。 今、大学を出た年齢なら、当然の事ながら、小学生以降は、バブル崩壊後の時代を生きて来ているはずです。 就職戦線が恒常的な買い手市場になってから、20年近く経過しているのに、今更、就職難を、奨学金滞納の理由にするのは、馬鹿の上塗りをするだけでしょう。 あんたらが、「奨学金で、大学に行こうかな」と、最初に思いついた時、すでに世の中は、どっぷり、スカスカの就職難になっていたんだよ。
返せなくなるかもしれない借金を背負い込んでしまった時点で、もう、人生の負け組に入ったようなものです。 実際問題、奨学金が返せなくなって、頭を抱えている人達は、「奨学金で、大学に行こうかな」と思いついた時の、お気楽な自分を、心底、呪い倒しているはずです。 タイム・マシンがあったなら、すっ飛んでいって、風呂桶一杯の残り湯をぶっかけてやりたい。
「いいか! 奨学金いうのは、借金なんだよ! 借りたら、返さなきゃならないんだ! お前の、その安直な思い付きのせいで、俺がどんなに苦労してると思ってるんだ! 馬鹿馬鹿馬鹿馬河馬っ! この河馬がっ!」
だーからよー、親に金が無いのなら、大学なんて、行かんでもえーっちゅーのよ。 目下、業績急下降中の家電メーカーを見ても分かるように、今後、日本の大企業は、バタバタ潰れて行き、やがて、中小企業や自営業ばかりが犇く社会になって行くものと思われます。 そういう職場で必要とされるのは、高学歴ではなく、実力です。 高卒だろうが、中卒だろうが、関係ありません。 能力がある者だけが、生き残って行くのです。
戦後間もない頃と似たような情況になって行くわけですな。 戦後の混乱期に会社を作って、世界的な大企業に発展させた創業社長達の伝記を読んでみなさいな。 「どこそこの大学を出ていたから、成功した」なんて、絶対に書いてないから。 そんなに、甘くないのよ、世の中は。 学校で勉強だけできた人間なんか、ただのクズですぜ。 むしろ、そんな奴いない方が、世のためになるくらい。
高学歴だけが自慢で生きている人間というのが、稀に見受けられますが、勢いがいいのは、大企業の中にいる時だけ。 一旦、リストラを喰らうと、なまじ高学歴なばかりに、賃金が高くつくせいで、雇ってくれる所が無い。 当人のプライドも無駄に高いものだから、「こんな所じゃ、私の真価を発揮できない」なんて、高慢に構えていている間に、見る見る、蓄えが底を突き、一家離散、住む所も失い、あっさり、ホームレスに成り下がります。
逆に言えば、勤め先が潰れさえしなければ、高学歴は、それなりに、処世の武器になると言えるわけですが、さーあ、これからの時代は、どうですかねえ。 潰れない会社というのは、恐らく、無いと思いますよ。 当人のやる気次第で、潰れないというと、農業や漁業など、第一次産業ですが、それはそれで、大学なんぞ行くよりも、一年でも早く、親に弟子入りした方が、益が多いと思います。
あれ? 何の話だったかな? おお、そうだ、奨学金の話だった!
結論としては、「返せないかもしれない借金は、最初からするな」という事です。 今、現在、奨学金を返済できずに困っている人は、もう、ただただ、困るしかないです。 唯一、ポジティブに捉えられる要素があるとすれば、遅きに失したとはいえ、20代で、借金の怖さを知る事ができたという点ですかねえ。 これに懲りれば、完済した後、もう、借金に手を出す事はしなくなるでしょう
もし、親に貯金があるようなら、甘えが利く年齢の内に、肩代わりしてもらう事ですな。 親には一生頭が上がらなくなりますが、借金取りに追いかけられるよりは、マシ。 もちろん、親が相手であっても、借りた金は、返すのが当然です。 無利子で、返済期限が無いだけでも、ありがたがらねばなりません。
「今時、大学まで行かせるのは、親としての責任だろ!」
そういう高飛車なセリフは、行く前なら有効ですが、卒業後、奨学金返済を肩代わりして貰おうという時には、絶対に口にしてはいけません。 いとも容易に、親子の信用関係を壊してしまいます。 お金絡みの恨みつらみは、怖いで~。
親にお金が無いからといって、親戚に泣きつくのは、絶対に勧められません。 子供の頃に可愛がってくれた、おじさん・おばさんでも、社会人になると、急速に距離が開いて行きます。 数年もすれば、滅多に顔を合わさない、他人同然の相手になるのであって、借金が原因で、訴訟沙汰になる事もあります。
ちなみに、親子であっても、歳を取ってから、お金の問題を持ち込むと、信用関係が壊れてしまう事があります。 つまりその、お金というのは、生きるための、基本中の基本なんですよ。 その基本部分を脅かされれば、たとえ相手が我が子であっても、「仕方が無い」で言いなりになるわけにはいかんのです。 いい歳した子供の借金を返すために、餓死した親の話なんて、聞かないでしょう? そういう、ヤクザな子供とは、縁を切って、おしまいなのです。
そういや、まだ在学中で、返済見込みの無い奨学金が増える一方なのに、「大学院へ行って、研究を続けたい」だの、「海外留学したい」だのと、寝言を口にしている学生がいるそうですが、そういう輩は、もう、駄目人間コースを爆走しているわけですから、誰かが言って、やめさせるべきでしょう。
「誰かって、誰?」って? うーむ・・・、そういう、自分の置かれている情況が分からない奴に限って、親の言う事なんぞ聞きそうにないし、大学側は儲けをフイにするような事はしないだろうし、やはり、奨学金を出している団体ですかねえ。 奨学金を貸与する時点で、「大学院進学や海外留学はしない」という念書を取っておいたら、どうですかね?
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