2012/04/15

新眼鏡

  会社の福利サービスのポイント消化問題。 パソコンの次は、眼鏡です。

  眼鏡は、今掛けている物に問題があるわけではありませんし、以前使っていた物も4本残っていて、その内3本は使用可能なので、緊急時の対応にも支障なく、すぐにすぐ、新しいのが必要というわけではありません。 パソコンと違って、新しいのを買っても、今までの生活にプラスの変化があるわけではなく、純粋に、ポイント消化が目的の購入という事になります。

  筋金入りの吝嗇家である私としては、「無駄遣い」は、最も忌むべき行為であり、最初は気が進まなかったんですが、それでも、ゴー・サインを出したのは、3月の末に、ポイント消化に関して、ある進展があったからです。

  パソコンを買い、その領収書をポイント申請書に添付して、3月30日に会社に提出したところ、私のポイントが、10万円分以上残っているのを見て、上司が驚き、関係部署に連絡して、10万円分を次年度に繰り越してくれる事になったのです。 これは、望外の喜び。 いやはや、持つべきものは、気が利く上司ですな。

  ただし、10万円を超える分は、使い切ってしまわないと、消えてしまうとの事。 その時点で、余っていいたのは、7800円分。 幸い、≪眼鏡市場≫の安い方のセットが、15750円なので、半額補助だと、ほぼ、7800円になり、ちょうどよい買い物という事になります。 その上、3月31日が土曜日で、時間があると来たもんだ。 こうと条件が揃えば、いかなケチでも、買いに行こうという気になろうというもの。


  で、3月31日の午前中。 あいにくの暴風雨でしたが、車で、最寄の≪眼鏡市場≫に行き、眼鏡を註文して来ました。 眼鏡店に入るのは、何年ぶりでしょうか。 ≪眼鏡市場≫は、初めてです。 以前は、≪スーパー≫や≪パリ・ミキ≫、≪ビジョン≫などに行っていましたが、安売り店が出て来ると、もう高い所には行く気になれませんな。 以前は、眼鏡一式で、3万円以下の品は買った事がありませんでしたが、安売り店なら、15000円で買えてしまうのであって、比較対象になりません。


  眼鏡を買う際の、個人的な注意点としては、

≪値段が高いフレームは避ける≫
  フレームは、いつかは壊れるので、金を掛けるだけ無駄です。 ブランド品など、ちゃんちゃらおかしく、眼鏡のブランドなんざ、律儀に記憶しているのは、業界の人だけです。 「このフレームは、イタリアの○○○○なんだよ」なんて自慢しても、誰も知らないんじゃ、意味が無い。

≪金属の地金の色と、メッキ色を同じにする≫
  肌の色に近づけるために、茶色のメッキを施したフレームを選びたくなるものですが、メッキは必ず、剥がれます。 蔓の耳に近い方から剥がれて来て、茶色のメッキ部分と地の銀色の境界線が出来、およそ、カッコがつかなくなります。 再メッキというのができるらしいですが、6000円くらい掛かるとか。 馬鹿馬鹿しい。 古くなった眼鏡に、そんなお金を掛けられますか。

≪流行は追わない≫
  フレームの形には、流行がありますが、それを追い始めると、それこそ、毎年のように買い替えなくてはなりません。 そして、一度掛けるのをやめた眼鏡は、二度と掛けられなくなります。 眼鏡は実用品ですから、使用者は、最低限の機能として、見えればいいわけですが、流行は、眼鏡業界が、買い替えを促進するのが目的で作り出しているものですから、100パーセント、売り手側の事情なのです。 そんなものに付き合って、散財するなど、愚かな話ではありませんか。

≪レンズは、ガラスの方がいい≫
  今は、プラスチックが主流で、プラスチックしか扱っていない店もあるくらいですが、ガラスが選べるなら、ガラスの方が、もちがいいです。 ガラスは、洗った後、タオルで拭いても、キズがつきませんが、プラスチックは、ティッシュで拭いていても、細かいキズがつきます。 キズはだんだん増え、何年かすると、全体に白っぽくなって来ます。 そうなったら、もう、レンズを替えるしかありません。

  プラスチックの方がいいケースがあるとすれば、眼鏡を掛け始めたばかりの子供ですかね。 最初の頃は、扱いが乱暴なので、ガラスだと、容易に割ってしまいます。 何回か割ると、「ああ、眼鏡を掛けるようになったら、前みたいに、激しい動きはできないんだな」という事が分かるのですがね。 親が怒るんだわ、レンズだけでも、1万円以上するものだから。


  話を元に戻します。  

  開店時間に合わせて行ったつもりだったんですが、すでに、店内には3組の客がいました。 他の店と違う点というと、店内に陳列されているフレームの数が少ないという事でしょうか。 種類を絞って、同じ品を多く捌く事で、低価格を実現しているのでしょう。 まあ、それでいいと思うのですよ。 フレームが見きれないほど大量に並んでいても、どれを選んでいいか迷い悩むだけでから。

  予め、ネットで調べて行ったフレームの在庫が無く、取り寄せて貰う事になりました。 現物を見ないまま、注文する事になったわけですが、ポイント申請に必要な領収書の日付は、その日がリミットなので、致し方ありません。

  最初は、「出来上がりは、4月3日」と言われたのですが、私が、「ガラス・レンズにして欲しい」と言うと、「ガラスの場合、4月10日になります」との事。 別に、すぐにすぐ必要なわけではないので、時間が掛かるのは、一向に構いません。 それで、OKしました。 目下、重要なのは、眼鏡そのものより、領収書です。

  私が、「今日、先払いして、領収書を貰いたいんですが」というと、別に、何の問題も無いというような反応。 どうやら、この店では、先払いが普通になっているようです。 先払いさせるという事は、註文だけして、取りに来ない客がいるのかもしれませんな。

  手書きの領収書でなくても、レシートにも名前を書き込む欄があるというので、そちらを貰って来たんですが、家に戻ってから、ポイント申請書の説明を読んでみたら、品目名と店の印が必要との事。 しまった。 よく確認してから、買いに行けば良かった。 レシートには、私の名前こそ入っているものの、品目名と店の印はありません。 ポイントの条件は、「眼鏡のみ」で、「サングラス等は不可」なので、品目名がないと、何を買ったか分からず、申請が通らない恐れがあります。

  そこで、夕方、雨が上がってから、自転車で、もう一度、店に行き、手書きの領収書に替えて貰いました。 車で行かなかったのは、父の車なので、一日に二回も使って、ガソリンを減らすのが申し訳なかったから。  自転車だと、川を渡って、30分くらい掛かります。 疲れた・・・。

  3月31日付けの領収書を、ポイント申請書に添付して、翌週の月曜日、4月2日に、会社に提出しました。 これで、何とか、今年度のポイントは、消化できました。 長い戦いだった。 このストレスのせいで、痔になったんとちゃうか?


  で、4月10日です。 引換証を持って家を出、仕事の帰りに、≪眼鏡市場≫に寄って、出来上がった眼鏡を受け取って来ました。 ネット上で、正面写真を見ただけで、買ってしまったにも拘らず、現物を見ると、頑丈そうで、まずまず満足の行く品でした。 バイクに乗る時、ヘルメットを被るので、蔓がしっかりしたフレームでないと、困るのです。 結果オーライといったところ。

  なるべく、今掛けている眼鏡と似た形のフレームを選んだつもりだったんですが、現物は、レンズ部分の縦幅が薄く、吊り目っぽく見えるデザインで、いかにも、今風な感じでした。 レンズの厚さが分からないように、フレームの外側側面が幅広になっていて、これも、これまで買った眼鏡には無かった特徴です。

  領収書を書き直してくれた店員が、私の顔を覚えていて、「あれで、良かったですか?」と訊いて来たのには、驚きました。 毎日何十人と客が来るのに、10日前の客の顔を、よく覚えていたものです。 意表を突かれて、「はい、良かったです」と限りなく鸚鵡返しに近い、アホな返事をしてしまいました。

  ちなみに、この店の接客は、物腰が異様に柔らかいです。 全員、男性なのに、深窓の令嬢かと思うような、優しい喋り方をします。 もちろん、荒っぽいよりは、千倍良いです。 以前行った店の中には、馴れ馴れしい態度を取る店員もいましたが、そういう店の経営者は、ちょっとした非礼が原因で、客は他の店へ移ってしまうのだという事を、よく考えてみるべきですな。 今や、眼鏡店は、いくらでもあるのです。

  試しに掛けてみると、緩すぎず、硬すぎず、ちょうどよい按配。 調整は、耳掛けの部分を少し弄っただけで済みました。 ケースを選ぶように言われたので、籠の中から小さめで白っぽいのを選び、取り出して置いたら、それは見本で、袋から出した新しいのをくれました。 保証書などとともに眼鏡を入れた紙袋を受け取り、引き上げました。


  以上で、眼鏡購入の記録はおしまい。 とりあえず、あと一年は、ポイントの処理に悩まされる事がなくなったわけで、それが嬉しいです。 新眼鏡は、今の眼鏡が壊れるまで、机の引き出しに保存しておく予定です。