セルボ・モード補修 ⑮
車の修理・整備記録のシリーズ。 まだまだ、続きます。 いかに、車検前の私が、うろたえていたかを、証明していますな。 もっと早く、本気で対策を取っておけば良かったものを・・・。 冬の間というのは、車を弄ろうなんて、コツメカワウソの小指の爪の先ほども、思わないんですな。 寒いから。
【前ブレーキ・パッド交換】
今年(2018年)に入ってからだと思いますが、車の計器パネル内にある、「ブレーキ警告灯」が、走行中に、点いたり消えたりするようになりました。 正常だと、エンジンをかけた時に点いて、サイド・ブレーキを解除すると、消えるランプです。
それが、ブレーキを踏むと点き、離しても消えません。 しばらくすると、消える事もありますが、一定していません。 当初、サイド・ブレーキのセンサーが壊れたのではないかと思ったのですが、自分では調べられないので、そのまま、乗っていました。
車検が近づいて、「このままでは、まずいのでは?」と不安になり、本格的に調べたら、サイド・ブレーキは関係なくて、ブレーキ液タンクの中で、液面が下がっているから、センサーが作動して、警告灯が点いているらしいと分かりました。 液を足せば良いというものではなく、ブレーキ・パットが減っているのが、根本原因だとの事。
これは、換えざるを得ますまい。 バイクのブレーキ・パッドなら、何度も交換した経験があります。 ちなみに、後輪は、ドラム・ブレーキなので、手が出せません。 交換対象は、前のディスク・ブレーキ・パッドだけです。 それだけでも、ブレーキ液タンクの液量は、かなり戻るはず。
≪写真1≫
純正品は、7000円台なので、冗談ではなく、すぐに、互換品を探しました。 安いのは、2000円を割る品もありましたが、一応、「保安基準適合」のを選び、「MK樫山」という会社の品にしました。 ネットで、3240円。
バイクでは、そのまま取り付けますが、車の場合、グリスを塗って、鳴き止めにするとの事。 グリスは耐熱性でなければならず、同じショップで、420円で買いました。 地味に、高い・・・。 先にグリスが届き、パッドは、取り寄せ品だったので、数日遅れました。 ちなみに、2点合計で、一定金額を超えていたので、送料は無料でした。
≪写真2≫
6月28日に、交換作業をしました。 細かい事は省略しますが、手順だけ書きますと、ホイール・カバーを外し、ジャッキ・アップして、車輪を外し、キャリパー下のボルトを外して、キャリパーを持ち上げれば、パッドが外せます。 キャリパーのピストンを引っ込めてから、新しいパッドにグリスを塗り、取り付けて、今度は、逆の手順で戻して行きます。
作業の難易度は、割と低い方だと思います。 下抜きオイル交換と、同じくらいでしょうか。 車輪を外すので、カー・ステップではなく、ジャッキで上げるのですが、その分、準備が簡単です。 左右の作業空間さえ確保できれば、車を動かす必要すらないです。
ブレーキ・パッドを交換したら、ブレーキ警告灯は、正常に戻りました。 ブレーキ液タンク内の液面が上がったからです。 お陰で、運転中の鬱陶しさが、随分と減りました。 正常とは、気持ちのいいものですな。
パッドのゴムの厚さを測ったら、古い方が、3ミリ。 新しいのは、9ミリでした。 車の場合、4ミリを切ったら、交換した方がいいらしいです。 バイクだと、3ミリあれば、5000キロくらいは、楽勝でもつんですがねえ。 車は、何かとお金がかかる事よ。
ちなみに、今まで付いていたパッドは、「ロード・パートナー」というブランドで、マツダの純正部品でした。 私の車は、「オートザム裾野」で扱われていた事があるから、その時に、マツダの純正部品を使ったのでしょう。 なぜ、マツダの部品がスズキ車に使えるのかというと、アルトなど、他の車種で、スズキから、マツダに、相手先ブランド供給されているものがあるからです。
≪写真3≫
キャリパーのピストンを引っ込めるのに使った、水道管用のプライヤー。 父の工具の中にありました。 思っていたより、遥かに簡単に、ピストンを戻す事ができました。 バイクの時にも、これでやれば良かった。 つくづく、知らないというのは、どうしょーもない事です。
≪写真4≫
ジャッキ・アップして作業する時には、作業の衝撃や振動などが原因で、ジャッキが外れてしまう恐れがあるので、タイヤ・ハウスに近い、この位置に、落下止めを噛ましておきます。 私の車の場合、コンクリート・ブロック2段と、2×4の材木一本で足りました。 ピッタリでなくても、大体、隙間を埋めて、あと、ウエスでも押し込んでおけば、充分。
「外した車輪を置け」と書いてあるハウツー・サイトもありますが、手軽な方法ではあるものの、本当にジャッキが外れた時に、車体や、ホイール、タイヤを傷つけてしまう恐れがあるので、他の物があるなら、他の物にしておいた方がいいと思います。
アパートやマンション、団地など、集合住宅に住んでいて、コンクリート・ブロックなんて持っていないという場合、致し方ありませんが、そもそも、集合住宅の駐車場で、こんな作業をしていたら、隣の車に大迷惑でして、そういう場合は、どこか、作業できる場所を借りるか、自力整備は諦めて、ディーラーや整備工場に任せるしかありませんな。
【左ヘッド・ライト交換】
≪写真上≫
左ヘッド・ライトの端の所に、亀裂が入っていました。 車を買って来て、2・3ヵ月した時に、バンパーをぶつけ、そのショックで、ここに、こんな亀裂が入ってしまったのです。
バンパーそのものは、ちょうど、元からあったキズを直した部分だったので、もう一度やり直して、むしろ、 ぶつける前より綺麗になったのですが、ヘッド・ライトの亀裂は、直しようがなく、1年10ヵ月くらい、この状態で乗っていました。 雨水が入らないように、瞬間接着剤を塗りこんだだけ。
古い車ですし、こんな細かいところ、見る人はいないと分かっているのですが、私本人は知っているわけで、どうにも、気分が悪い。 いつか、換えようと思って、ヤフオクで中古品を物色していたものの、なかなか、その気になりませんでした。
≪写真下≫
車検前になって、「少しでも、見てくれを良くしよう」と決意し、ヤフオクで、左ヘッド・ライトを買いました。 出品者は、大阪の中古部品業者。 落札したのが、6月23日、支払いが、24日、発送が、25日、到着が、26日でした。 スタート価格の980円で落札し、税込み1058円。 送料が1512円で、合計、2570円。 本体は、相場より安かったですが、物が大きいせいで、送料が、本体価格より高くなってしまったのは痛い。
本体に比べると、容積が2倍くらいある段ボール箱が届き、中を開けると、プチプチ・ビニールをぐるぐるに巻いて、厳重とも言うべき梱包がなされていました。 プラスチックではあるものの、一応、割れ物だから、用心したんでしょうか。 それとも、私が知らないだけで、業者の世界では、このくらいの梱包が当たり前なのか・・・。
クリア剥げがあったので、コンパウンドで、せっせと磨いていたら、レンズと本体の嵌合部位を、一ヵ所、割ってしまいました。 痛恨のミスです。 ポレプロピレン製で、接着剤では着き難いので、手持ちのバンパー・パテで固め、色を塗って、使える状態まで直すのに、数日かかりました。
7月3日に、交換作業をしました。 ネツトで、ライトの外し方を調べてからやったのですが、結構、手こずりました。 本当なら、バンパーを外してから行なう作業らしいのですが、バンパーはそのままで、強引にやったので、外し難いわ、入れ難いわで、もう、大変。 その上、迂闊にも、ナットをエンジン・ルーム内に落としてしまい、針金に磁石を括りつけて、拾い上げたりしていたので、えらく手間取りました。
メイン・バルブ(電球)と、サイド・スモール球は、外したヘッド・ライトから、移植しました。 光軸の調整方法も、一応、調べたんですが、どうせ、車検に出すのだから、中古車ディーラーで調整してくれるだろうと思って、自分では何もしませんでした。 全ての球が、ちゃんと点けば、充分です。 どうせ、夜は乗りませんし。
ビフォー写真と角度が違うので、分かり難いと思いますが、1年10ヵ月ぶりに、亀裂がない状態に戻りました。 あー、清々した。 クリア剥げがあるものの、近づいて目を凝らさなければ、分かりません。
今回はここまで。
前ブレーキ・パッドに関しては、やらなければならない事だったので、多少の出費は致し方ないです。 一度、経験したから、次の交換もできるわけですが、私の場合、一年間の走行距離が、極端に少ないですし、この車が、いつまで、致命的故障を起こさずに乗れるか分からないので、次は、ないかもしれません。
ヘッド・ライトの方は、ほとんど、見てくれの問題で、たぶん、換えなくても、車検には差し支えなかったと思いますが、思い切って換えたお陰で、気分は良くなりました。 ちなみに、外した方は、捨てずに取ってあります。 細かく砕いてしまえば、埋め立てゴミに出せると思いますが、そんなに大急ぎで捨てる事もないです。 今後、車をぶつけて、ヘッド・ライトが壊れた時に、新しいのを手に入れるまでの繋ぎとして使えますから。 そんな事は起こらないような気がしないでもないですが・・・。
オマケとして、ささやかな経験から、ヘッド・ライトの中古品を買う時の注意点を書いておきましょうか。
「レンズに亀裂が入っている」のは、問題外としても、どうせ、みんな使い古しなので、どれを選んでも、大差ないです。 クリア剥げは、当然ですし、黄ばみがあっても、コンパウンドで除去できるから、それが理由で、安いのを候補から除外するのは、勿体ない話。
「レンズ内に、水滴あり」などと書いてあると、致命的欠陥と思うかもしれませんが、バルブの穴からウエスを入れるか、ティッシュを詰め込んで、拭けばいいだけの事です。 雨のたびに浸水するというのなら、嵌合部位全周を、パテやボンドで埋めてしまうという手もあります。 嵌合部位は、外から見えませんから、見てくれ上の問題にはなりません。
そもそも、レンズ内に浸水する原因は、バルブの入れ方を間違えたり、ブーツの嵌め方が悪かったりといったケースが多く、嵌合部位に隙間が出来ているというのは、稀なんじゃないでしょうか。 ちなみに、バルブを押さえるバネのかけ方が分からないという人は、大変、多いらしいです。 ハッとするくらい単純な構造なんですが・・・。
取り付けボルトが欠けているとか、ボルトが入っているプラスチックが割れているとか、そういうのは、ボルトの移植や、パテによる補修で、ほとんどが、直せます。 とどのつまり、レンズ割れだけが、買わない理由として残るわけです。 大きさ的に、送料は、千円以下にはなりませんから、本体は、極力、安い物を選んだ方がいいと思います。
「そんなケチ臭い修理はしない」という方は、いっそ、新品を探す事をお薦めします。 生産中止から20年経っているセルボ・モードでも、新品が売っていますから、他の車種でも、あるんじゃないでしょうか。 ちなみに、セルボ・モードのヘッド・ライトは、片側、送料別で、26568円です。
左右とも、新品にすれば、メチャクチャ、清々するでしょうねえ。 同時に、全塗装もやったら、もう、人生のピーク的な幸福感を味わえると思います。 もっとも、そういう思い切った大修理をした直後に限って、電柱とかにぶつけて、廃車にせざるを得なくなったりするものですけど・・・。
【前ブレーキ・パッド交換】
今年(2018年)に入ってからだと思いますが、車の計器パネル内にある、「ブレーキ警告灯」が、走行中に、点いたり消えたりするようになりました。 正常だと、エンジンをかけた時に点いて、サイド・ブレーキを解除すると、消えるランプです。
それが、ブレーキを踏むと点き、離しても消えません。 しばらくすると、消える事もありますが、一定していません。 当初、サイド・ブレーキのセンサーが壊れたのではないかと思ったのですが、自分では調べられないので、そのまま、乗っていました。
車検が近づいて、「このままでは、まずいのでは?」と不安になり、本格的に調べたら、サイド・ブレーキは関係なくて、ブレーキ液タンクの中で、液面が下がっているから、センサーが作動して、警告灯が点いているらしいと分かりました。 液を足せば良いというものではなく、ブレーキ・パットが減っているのが、根本原因だとの事。
これは、換えざるを得ますまい。 バイクのブレーキ・パッドなら、何度も交換した経験があります。 ちなみに、後輪は、ドラム・ブレーキなので、手が出せません。 交換対象は、前のディスク・ブレーキ・パッドだけです。 それだけでも、ブレーキ液タンクの液量は、かなり戻るはず。
≪写真1≫
純正品は、7000円台なので、冗談ではなく、すぐに、互換品を探しました。 安いのは、2000円を割る品もありましたが、一応、「保安基準適合」のを選び、「MK樫山」という会社の品にしました。 ネットで、3240円。
バイクでは、そのまま取り付けますが、車の場合、グリスを塗って、鳴き止めにするとの事。 グリスは耐熱性でなければならず、同じショップで、420円で買いました。 地味に、高い・・・。 先にグリスが届き、パッドは、取り寄せ品だったので、数日遅れました。 ちなみに、2点合計で、一定金額を超えていたので、送料は無料でした。
≪写真2≫
6月28日に、交換作業をしました。 細かい事は省略しますが、手順だけ書きますと、ホイール・カバーを外し、ジャッキ・アップして、車輪を外し、キャリパー下のボルトを外して、キャリパーを持ち上げれば、パッドが外せます。 キャリパーのピストンを引っ込めてから、新しいパッドにグリスを塗り、取り付けて、今度は、逆の手順で戻して行きます。
作業の難易度は、割と低い方だと思います。 下抜きオイル交換と、同じくらいでしょうか。 車輪を外すので、カー・ステップではなく、ジャッキで上げるのですが、その分、準備が簡単です。 左右の作業空間さえ確保できれば、車を動かす必要すらないです。
ブレーキ・パッドを交換したら、ブレーキ警告灯は、正常に戻りました。 ブレーキ液タンク内の液面が上がったからです。 お陰で、運転中の鬱陶しさが、随分と減りました。 正常とは、気持ちのいいものですな。
パッドのゴムの厚さを測ったら、古い方が、3ミリ。 新しいのは、9ミリでした。 車の場合、4ミリを切ったら、交換した方がいいらしいです。 バイクだと、3ミリあれば、5000キロくらいは、楽勝でもつんですがねえ。 車は、何かとお金がかかる事よ。
ちなみに、今まで付いていたパッドは、「ロード・パートナー」というブランドで、マツダの純正部品でした。 私の車は、「オートザム裾野」で扱われていた事があるから、その時に、マツダの純正部品を使ったのでしょう。 なぜ、マツダの部品がスズキ車に使えるのかというと、アルトなど、他の車種で、スズキから、マツダに、相手先ブランド供給されているものがあるからです。
≪写真3≫
キャリパーのピストンを引っ込めるのに使った、水道管用のプライヤー。 父の工具の中にありました。 思っていたより、遥かに簡単に、ピストンを戻す事ができました。 バイクの時にも、これでやれば良かった。 つくづく、知らないというのは、どうしょーもない事です。
≪写真4≫
ジャッキ・アップして作業する時には、作業の衝撃や振動などが原因で、ジャッキが外れてしまう恐れがあるので、タイヤ・ハウスに近い、この位置に、落下止めを噛ましておきます。 私の車の場合、コンクリート・ブロック2段と、2×4の材木一本で足りました。 ピッタリでなくても、大体、隙間を埋めて、あと、ウエスでも押し込んでおけば、充分。
「外した車輪を置け」と書いてあるハウツー・サイトもありますが、手軽な方法ではあるものの、本当にジャッキが外れた時に、車体や、ホイール、タイヤを傷つけてしまう恐れがあるので、他の物があるなら、他の物にしておいた方がいいと思います。
アパートやマンション、団地など、集合住宅に住んでいて、コンクリート・ブロックなんて持っていないという場合、致し方ありませんが、そもそも、集合住宅の駐車場で、こんな作業をしていたら、隣の車に大迷惑でして、そういう場合は、どこか、作業できる場所を借りるか、自力整備は諦めて、ディーラーや整備工場に任せるしかありませんな。
【左ヘッド・ライト交換】
≪写真上≫
左ヘッド・ライトの端の所に、亀裂が入っていました。 車を買って来て、2・3ヵ月した時に、バンパーをぶつけ、そのショックで、ここに、こんな亀裂が入ってしまったのです。
バンパーそのものは、ちょうど、元からあったキズを直した部分だったので、もう一度やり直して、むしろ、 ぶつける前より綺麗になったのですが、ヘッド・ライトの亀裂は、直しようがなく、1年10ヵ月くらい、この状態で乗っていました。 雨水が入らないように、瞬間接着剤を塗りこんだだけ。
古い車ですし、こんな細かいところ、見る人はいないと分かっているのですが、私本人は知っているわけで、どうにも、気分が悪い。 いつか、換えようと思って、ヤフオクで中古品を物色していたものの、なかなか、その気になりませんでした。
≪写真下≫
車検前になって、「少しでも、見てくれを良くしよう」と決意し、ヤフオクで、左ヘッド・ライトを買いました。 出品者は、大阪の中古部品業者。 落札したのが、6月23日、支払いが、24日、発送が、25日、到着が、26日でした。 スタート価格の980円で落札し、税込み1058円。 送料が1512円で、合計、2570円。 本体は、相場より安かったですが、物が大きいせいで、送料が、本体価格より高くなってしまったのは痛い。
本体に比べると、容積が2倍くらいある段ボール箱が届き、中を開けると、プチプチ・ビニールをぐるぐるに巻いて、厳重とも言うべき梱包がなされていました。 プラスチックではあるものの、一応、割れ物だから、用心したんでしょうか。 それとも、私が知らないだけで、業者の世界では、このくらいの梱包が当たり前なのか・・・。
クリア剥げがあったので、コンパウンドで、せっせと磨いていたら、レンズと本体の嵌合部位を、一ヵ所、割ってしまいました。 痛恨のミスです。 ポレプロピレン製で、接着剤では着き難いので、手持ちのバンパー・パテで固め、色を塗って、使える状態まで直すのに、数日かかりました。
7月3日に、交換作業をしました。 ネツトで、ライトの外し方を調べてからやったのですが、結構、手こずりました。 本当なら、バンパーを外してから行なう作業らしいのですが、バンパーはそのままで、強引にやったので、外し難いわ、入れ難いわで、もう、大変。 その上、迂闊にも、ナットをエンジン・ルーム内に落としてしまい、針金に磁石を括りつけて、拾い上げたりしていたので、えらく手間取りました。
メイン・バルブ(電球)と、サイド・スモール球は、外したヘッド・ライトから、移植しました。 光軸の調整方法も、一応、調べたんですが、どうせ、車検に出すのだから、中古車ディーラーで調整してくれるだろうと思って、自分では何もしませんでした。 全ての球が、ちゃんと点けば、充分です。 どうせ、夜は乗りませんし。
ビフォー写真と角度が違うので、分かり難いと思いますが、1年10ヵ月ぶりに、亀裂がない状態に戻りました。 あー、清々した。 クリア剥げがあるものの、近づいて目を凝らさなければ、分かりません。
今回はここまで。
前ブレーキ・パッドに関しては、やらなければならない事だったので、多少の出費は致し方ないです。 一度、経験したから、次の交換もできるわけですが、私の場合、一年間の走行距離が、極端に少ないですし、この車が、いつまで、致命的故障を起こさずに乗れるか分からないので、次は、ないかもしれません。
ヘッド・ライトの方は、ほとんど、見てくれの問題で、たぶん、換えなくても、車検には差し支えなかったと思いますが、思い切って換えたお陰で、気分は良くなりました。 ちなみに、外した方は、捨てずに取ってあります。 細かく砕いてしまえば、埋め立てゴミに出せると思いますが、そんなに大急ぎで捨てる事もないです。 今後、車をぶつけて、ヘッド・ライトが壊れた時に、新しいのを手に入れるまでの繋ぎとして使えますから。 そんな事は起こらないような気がしないでもないですが・・・。
オマケとして、ささやかな経験から、ヘッド・ライトの中古品を買う時の注意点を書いておきましょうか。
「レンズに亀裂が入っている」のは、問題外としても、どうせ、みんな使い古しなので、どれを選んでも、大差ないです。 クリア剥げは、当然ですし、黄ばみがあっても、コンパウンドで除去できるから、それが理由で、安いのを候補から除外するのは、勿体ない話。
「レンズ内に、水滴あり」などと書いてあると、致命的欠陥と思うかもしれませんが、バルブの穴からウエスを入れるか、ティッシュを詰め込んで、拭けばいいだけの事です。 雨のたびに浸水するというのなら、嵌合部位全周を、パテやボンドで埋めてしまうという手もあります。 嵌合部位は、外から見えませんから、見てくれ上の問題にはなりません。
そもそも、レンズ内に浸水する原因は、バルブの入れ方を間違えたり、ブーツの嵌め方が悪かったりといったケースが多く、嵌合部位に隙間が出来ているというのは、稀なんじゃないでしょうか。 ちなみに、バルブを押さえるバネのかけ方が分からないという人は、大変、多いらしいです。 ハッとするくらい単純な構造なんですが・・・。
取り付けボルトが欠けているとか、ボルトが入っているプラスチックが割れているとか、そういうのは、ボルトの移植や、パテによる補修で、ほとんどが、直せます。 とどのつまり、レンズ割れだけが、買わない理由として残るわけです。 大きさ的に、送料は、千円以下にはなりませんから、本体は、極力、安い物を選んだ方がいいと思います。
「そんなケチ臭い修理はしない」という方は、いっそ、新品を探す事をお薦めします。 生産中止から20年経っているセルボ・モードでも、新品が売っていますから、他の車種でも、あるんじゃないでしょうか。 ちなみに、セルボ・モードのヘッド・ライトは、片側、送料別で、26568円です。
左右とも、新品にすれば、メチャクチャ、清々するでしょうねえ。 同時に、全塗装もやったら、もう、人生のピーク的な幸福感を味わえると思います。 もっとも、そういう思い切った大修理をした直後に限って、電柱とかにぶつけて、廃車にせざるを得なくなったりするものですけど・・・。
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