2018/12/09

ヤフオク認証制限突破

  「セルボ・モード補修」シリーズの途中ですが、前回紹介した補修の途中で、ヤフオクの認証制限が解除されたので、その件について、書いておきます。




  知っている人には、釈迦に説法になってしまいますが、ヤフオクの入札者資格には、「評価制限」と、「認証制限」の二つがあります。 評価制限の方は、「ヤフオク評価が悪い人は、入札できない」というもので、そちらは、私は、優良利用者なので、関係なし。 一方、認証制限の方は、「身元がはっきりしていない人は、入札できない」というもので、これが、厄介。 身元をはっきりさせる為には、いくつかの方法があるのですが・・・、


【モバイル確認】
  スマホか携帯電話をもっている人なら、電話会社が保有している個人情報をベースに、電話番号を使って、簡単にクリアできるらしいのですが、私は、どちらも、持っていません。 ヤフオクの為に、使いもしないスマホ・携帯を契約して、毎月、料金を払い続けるのも馬鹿馬鹿しく、そちらの線は、最初から、没でした。


【Yahoo!プレミアム会員】
  これは、できない事はないですが、プレミアム会員になるには、月々の料金が必要になり、これまた、ヤフオクの為だけに、そんなお金を払い続けるのは、馬鹿馬鹿しいので、没。


【Yahoo! BBを契約】
  契約していないから、没。 ヤフオクの為だけに、プロバイダー契約の変更など、できません。 


【Yahoo!カードを契約】
  これは、去年(2017年)の8月に、やってみたのですが、審査が通りませんでした。 引退者は、収入がない点が障碍になり、クレジット・カードは、作れないようです。 今現在、クレカを持っておらず、引退が近づいているという方は、勤めている内に、作っておいた方がいいです。 離職してからでは、手も足も出なくなります。 お金を借りる事がなくても、ネットで買い物をする場合、クレカがあると、何かと便利ですから。

  ちなみに、クレカの審査が通らないと、理不尽に信用されなかったような、非常に嫌な気分になりますが、気にする必要はないです。 なぜなら、クレカ会社というのは、真面目で、借金など一切なく、資産管理をしっかりやっている人ではなく、ブラック・リストにこそ載っていないが、お金にだらしがなく、ドカドカと野放図に借りてくれる人を、上客として求めているからです。


【本人確認】
  他の方法が、全て没になってしまい、残ったのは、これだけになりました。 「本人確認」は、非常に煩雑な手続きを踏まなければならないので、一番やりたくなかったのですが、それ以外に選べないところへ追い込まれたわけです。 まあ、煩雑なだけで、時間をかければ、できない事ではないのですが。


  ヤフオクの本人確認をするには、個人情報のベースにする為に、「ヤフー・ウォレット」に登録する必要があるのですが、そのヤフー・ウォレットに登録するには、ヤフーの指定する銀行に普通預金の口座を作らなければなりません。 まず、そこから、始めました。

  指定銀行は、4つあり、その中の、ある都市銀行の支店が沼津にあったので、そこへ足を運んで、口座を作ろうとしました。 ネット上でも作れるのですが、旧世代の人間であるせいか、銀行口座の開設といった重要な事は、生身の人間と対面してやった方がいいように思えたのです。

  その都市銀行に初めて入り、番号札を取って、しばらく待ち、ようやく、個室窓口に呼ばれました。 ところが、そこにいた30歳前後の女性行員が、ヤフオクをやった事がないそうで、全く話が通じません。 どういう目的で口座を作るのかについて話をしながら、申し込み書類を半分くらい書いたところで、向こうが、「どうも、当行に利益があると思えないんですけど・・・」と言い出しました。

  直接、銀行の利益に繋がらない口座なんて、無数にあるわけですが、ヤフオクをやった事がない、というか、恐らく、ネットでの買い物をした事がないと思われる相手に、そんな事を説明しても、無駄だと思い、「じゃあ、やめます」と言って、手続きを中止し、帰って来てしまいました。

  周囲で、私達の会話を聞いていた、ヤフオク経験のある行員達は、「えっ! そんな理由で、口座開設を断っちゃうの?」と思ったでしょうが、窓口に、世情に疎い人間を配置しているのだから、こちらとしては、どうにも対処のしようがないです。 こんな風に、せっせと客を追っ払っている行員・店員というのは、稀に出会います。 断られた事よりも、こういうタイプの人間に出会ってしまった事の方が、不快。

  ちょっと不思議な事ですが、こういう、不快な結果に終わる交渉の相手というのは、最初に顔を合わせた時に、顔つきや、表情、態度に、何となく信用が置けないような感じがして、「この人、大丈夫か?」と思うような、嫌な印象を受ける事が多いです。 で、話してみると、やはり、駄目なのです。 相性の問題もあるのかも知れませんが、仕事でやっているのなら、それを克服してから、接客に出て来てもらいたいものです。


  で、数日考えてから、今度は、ネット上で、他の指定銀行に、口座開設の申し込みをしました。 そちらは、免許証のコピーを送るやり取りがあっただけで、数日かかったものの、何の抵抗もなしに、事が運びました。 最初から、こっちでやれば良かった。 今や、生身の人間よりも、ネット上のシステムの方が、頼りになるらしい。

  口座が出来たので、それを元に、ヤフー・ウォレットに登録。 これは、ものの数分で、簡単にできました。 次に、ヤフオクのページで、本人確認の手続きを取ります。 数日後、佐川急便で、暗号が記された書類が届けられたので、免許証を提示して受け取りました。 その暗号を専用のページに打ち込んで、本人確認が終了しました。


  最初に、銀行に行って断られたのが、8月30日で、本人確認が終わったのが、9月24日ですから、ほぼ、1ヵ月費やした事になります。 馬鹿な事にエネルギーを注いでいるといえば、その通りなのですが、とりあえず、終わって、良かった。 ちなみに、一回、本人確認をすれば、ヤフー・ウォレットを解約でもしない限り、ずっと、認証制限はかかりません。

  その後、何件か、ヤフオクで買い物をしましたが、認証制限がかかっているかどうかすら、注意しなくなりました。 認証制限突破前から危惧していた、買い過ぎの危険は、常にあるのですが、基本的に、千円以下の品を、月に一件くらいのペースに押さえて行こうと思ってます。 その程度なら、破産する事もないでしょう。