2011/08/14

アンテナ戦記

  前回に引き続き、テレビの話です。 他にやりたい事が無いせいか、一つ何かに嵌ると、なかなか抜け出せないという理由もありますが、それより何より、「もはや、撤去するしかない」とばかり思っていた、アナログBS用のパラボラ・アンテナと、その屋内配線が、デジタルでも使えると分かった事が、ケチな性分の私にとっては、青天の霹靂的大慶事だったわけでして、「これを、最大限利用しない手はない!」と、頭が興奮してしまっているのです。


  先週までに、父の部屋と母の部屋の、地デジ・BS・CS環境が整備されましたが、最も肝腎な、居間のテレビ・セットに、問題点かありました。 ケーブル・テレビ会社からレンタルしている、セット・トップ・ボックスと、自前で買ったブルーレイ・レコーダーを繋ぐと、どちらかの地デジ・東京キー局の映像が乱れるのです。

  最初の状態、つまり、ケーブル会社が施して行った配線は、直列式です。 ケーブル・テレビのアンテナ線は、まず、セット・トップ・ボックスに入り、次に、レコーダーに行き、最後に、テレビへ繋がります。 ビデオ・デッキの時には、それで問題なかったのですが、その配線のまま、ブルーレイ・レコーダーに変えたら、レコーダーの方の、地デジ・東京キー局が乱れ、映像はブロック・パターンに、音声はブツ切れになってしまいました。

  やむを得ず、地デジ・東京キー局を録画する時には、セット・トップ・ボックスの映像を、外部入力でレコーダーに入れていました。 しかし、この方式だと、両方の機械で予約をしなければならないので、大変不便です。 せっかく、レコーダーに番組表予約機能があるのに、なんで、日時指定で外部入力予約をせねばならんのか、理不尽極まりない。

  そこで、アンテナ線を元の所で分配して、セット・トップ・ボックスとレコーダーに、並列に繋いでみました。 それまで、セット・トップ・ボックスからレコーダーへ繋がっていた線は、外しました。 この変更は、図で描けば、伝わり易いんですが、こういう時、ブログは不便ですな。 いや、伝わらなくても、テキトーに読み流していただいて、問題ありません。 なぜというに、結局、この方法は、うまく行かなかったからです。

  どうなったかというと、レコーダーの映像がまともになった代わりに、セット・トップ・ボックスの映像が、乱れてしまったのです。 地デジ・東京キー局に限って言えば、レコーダーの番組表予約が使えるようになったので、そちらは解決したのですが、それ以外に、セット・トップ・ボックスでしか見られない局まで、乱れてしまい、これには参りました。 録画どころか、直接見る事もできなくなってしまったのです。 全く、アンテナの配線は、奥が深い・・・。

  そこで、セット・トップ・ボックスのB-CASカードを、レコーダーに差し替えれば、見れなくなった局がが見られるのではないかと考えました。 頭に浮かんだ時には、いいアイデアだと思ったのですが、セット・トップ・ボックスのカード・スロットを見てみたら、B-CASと、C-CASの二枚が入っている事が分かり、唖然としました。 ケーブル・テレビのカードはケーブル専用になっているんですな。 敢え無く、このアイデアは、没。 残る手段は、ブースターの取り付けだけか・・・。

  ブースターの取り付けは、何となく、事態を悪化させてしまうような予感がして、気が進まず、あれこれ考えた挙句、とりあえず、並列配線をやめ、直列に戻してみる事にしました。 ただし、今度は、レコーダーが上流で、セット・トップ・ボックスが下流です。 分配器を外し、壁から来ているアンテナ線を、先にレコーダーに繋ぎ、レコーダーから、セット・トップ・ボックスへ繋ぎ、セット・トップ・ボックスからテレビへ繋いでみました。

  別に、技術的根拠があったわけではなく、苦し紛れに試してみただけなのですが、何と、これで、どちらも映像の乱れが出なくなりました。 うーむ、こんなにうまく行くとは思わなかった。 アンテナ配線は、つくづく、奥が深い。 ブースターを使わずに済んだのは、儲けものというべきでしょう。 その上、分配器が一つ余りました。


  これで、地デジは全局、レコーダーの番組表で予約で斬るようになりました。 しかし、BSとCSは、セット・トップ・ボックスでしか見られないので、結局、外部入力を使わざるを得ません。 実に、面倒臭い。 レコーダーで、BS・CSを映せるようにして、番組表での予約を可能にするためには、BS・CSのアンテナ線を、父の部屋から分配して、敷設するしかありません。 これは、大工事です。 しかし、面倒臭いというだけであって、効果は確実です。


、 まず、ホームセンターに行って、20メートルの5Cアンテナ線と、1メートルの被覆ケース、一本だけ買って来ました。 分配器やコネクター類は、手持ちの物で済ませる事にしました。 アンテナ線は、2480円。 被覆ケースは、368円。 合計、2848円。 なになに、その程度の出費で、番組表予約ができるようになるなら、安いもの。

  次に、分配器を加工し、父の部屋に行って、分配させました。 アンテナ線を、以前、パソコンのLAN用に開けた壁の穴から、父の部屋の横にある納戸へ通し、納戸の床の穴から、一階の天井裏に落とします。 この納戸は、父が屋根裏の空間を利用して作った物なんですが、窓が無い上に、照明が裸電球で、もう、サウナのような暑さ。 時々、這い出して、休憩しないと、とても、続けられませんでした。

  居間へ下りて、脚立に上り、押入れの天袋から天上裏を覗くと、アンテナ線が1メートルくらい離れた所に溜まっているのが見えます。 手が届かないので、突っ張り棒と孫の手をセロテープで繋ぎ、アンテナ線を掻き寄せて、天袋に落としました。 

  天袋の奥側を這わせ、神棚の上を通す所までは、目につかないんですが、縁側に出た所では、露出してしまうため、被覆ケースに収めます。 このケース、プラスチック製ですが、木目模様になっていて、うまく、アンテナ線を隠してくれます。

  基本的に、パソコンのLAN配線をした時に使ったルートを利用しているので、技術的には障碍はありません。 窓のカーテンカバーの内側を、L字フックで吊り、居間のパソコン机をぐるりと回って、テレビに到着。 20メートル束を買っておいて良かったです。 余りは、たったの1メートルでした。 15メートル束だったら、途方に暮れていたでしょう。

  アンテナ線の端に、コネクターを付け、レコーダーのBS・CS端子に接続しました。 そして、恐る恐る、レコーダーをBSにすると、見事に映りました! 映像の乱れも無い様子。 やった! これで、居間のアンテナ計画は、目標達成! 報われた! これからは、外部入力の日時指定で、煩わされる事はなくなります。

  とまあ、達成感は充分あったのですが、見られるチャンネルは、今までとさほど変わらないので、肝腎なそちらの方は、大した感動はありませんでした。 特に、CSは、無料期間が終わると、見られなくなるものばかりで、ほとんど無意味。 ケーブル・テレビのセット・トップ・ボックスの方が、まだ、無料で見られる番組が多いです。


  さて・・・、あと、残るは、私の部屋だけです。 台所と、旧居間にもテレビがあるのですが、それらは、食事時と、父が昼寝をする時にしか見ないので、あと3年半、デジアナのままで充分でしょう。 私の部屋は、前にも書いたように、しばらく仕事が忙しいので、テレビ観賞に割く時間が無いのですが、BS線は来ているので、機械さえ買ってくれば、すぐにでも、チャンネル数を増やせるわけで、手を拱いているのも、何だか勿体無い気がするのです。

  チューナーだけなら、12000円。 レコーダーだと、ダブル録画タイプの最低価格が、35000円くらい。 微妙な価格差ですな。 チューナーを買った場合、録画はビデオ・デッキにするわけですが、現在、二台使っている内の、一方しか使えません。 また、チューナーには、予約機能が付いていないので、異なるチャンネルの番組を二つ予約する事ができません。 これは、かなり不便です。

  3年半後には、デジアナが終了するので、そうなった時、チューナーがついていない方のビデオ・デッキは、使い道がなくなります。 さりとて、チューナーを二台買って、それぞれ、ビデオ・デッキに繋ぐとなると、配線が凄い事になりそうな予感。 また、予約操作も、耳から煙が出るほど、煩雑になります。

  ならば、いっそ、ダブル録画のレコーダーを買ってしまった方が、いいような気がせんでも無し。 しかし、チューナーで3年半を乗り切れば、その頃には、レコーダーがもっと安くなっている可能性もあって、またまた、微妙な損得勘定が必要になってしまうのです。

  それに、レコーダーを買ったら、ビデオ・デッキは二台とも不要になってしまうわけですが、使える物を、お蔵入りさせたり、捨てたりするのは、大いに気が引けるというもの。 保存してあるビデオ・テープなんか、どうしたらいいんですかね?

  やれやれ、悩ましい問題ですな。