2011/08/28

液晶テレビ購入

  夏季連休が終わり、一週間ちょい働きました。 テレビや新聞では、「製造業の生産回復、急ピッチ」などと、まるで、自分達がやっているかのように、自慢高慢していますが、実際に働いている方は、長時間残業で死にそうなのであって、「門外漢の部外者のくせに、勝手なこと書きやがって・・・・」と、ムカムカさせられている毎日です。 マスコミの連中、一度、工場に連れて来て、働かせてみればいいと思います。 恐らく、三日で音を上げて、二度と自国の製造業を自慢しようなどと思わなくなるでしょう。

  で、連休前に比べて、家にいる時間が、一日当たり、4時間も減ったので、帰って来たら、風呂、飯、寝る、だけで潰れ、テレビを見る時間が、一時間くらいしか取れなくなってしまいました。 これは、厳しい。 春頃、日に三本見ていた映画は、一本も見れなくなり、バラエティーも、≪ナニコレ珍百景≫以外は切り捨て。 アニメも、確実に見ているのは、テレビ神奈川で月曜深夜にやっている、≪日常≫だけになってしまいました。

  ところで、連休の最終日に壊れて、画面が白っぽくなってしまった私の部屋のテレビですが、様子を見つつ、見続けていたものの、一向に直る気配がありません。 「どうせ、見る時間が無いんだから、壊れたままでもいいだろう」という考えが、甘かったのは、すぐに分かりました。 一日一時間の貴重なテレビ観賞のひとときを、白っぽい画面を見て過ごすのは、あまりにも悲惨です。

  こういう時のために、お金があるのではなかったか? ここで、テレビを買い換えたとしても、未来の私は、無駄遣いとは謗りますまい。 そもそも、テレビは、生活必需品なのであって、スポーツ自転車のような趣味の道具とは、重要度が違います。 壊れたら、さっさと買い直すべきなのです。

  というわけで、買い換えてしまう事にしました。 もっとも、ケチな私のこってすから、「テレビ買おう! 店に行こう! これがいいじゃん! これ買おう!」という、トントン拍子パターンでは、話が進みません。 確実に、1万円を超える出費になるので、それなりの調査と研究が必要になります。


  まず、家電量販店と、パソコン・ショップを回ってみました。 目当ては、19V型か、22V型。 それ以上大きくなると、今のテレビ台に載せられません。 予算は、2~3万円くらい。

  液晶テレビは、画面サイズが小さいほど、映像が悪く、スポーツのように速い動きでは、はっきり残像が出ますし、ドラマのように遅い動きであっても、顔をちょっと動かしただけで、輪郭線がザラつきます。 普段、ブラウン管の映像を見ていると、液晶はひどすぎて、見るに耐えません。

  ところが、面白い事に、液晶を長く見ている人達は、そういう問題点を指摘しません。 たぶん、目と脳が液晶テレビの動きに慣れてしまって、違和感を覚えなくなっているのではないかと思われます。 我が家で唯一、液晶テレビを見ている父も、「なんでもない」と言っています。 つまり、私も、液晶に変えて、暫くすれば、慣れて、何とも思わなくなる可能性が高いです。 ・・・と、書きつつ、「もし慣れなかったら、どうしよう」と、恐れているわけですが・・・。

  パソコン・ショップも回ったのは、「パソコン・モニターでもいいのでは?」と思ったから。 液晶テレビの映像が、思っていたよりも悪かったので、「どうせ悪いのなら、モニターの方が安い」と考えた次第。 昨今のモニターには、HDMI端子がついていて、レコーダーやチューナーが別にあれば、テレビ・モニターとしても使えるらしいのです。 確かに、モニターは安くて、20V型前後で、1万円台前半からあります。

  ただ、気をつけなければならないのは、全ての機種に、HDMI端子が付いているわけではないという事と、スピーカーが付いていない物もあるという点です。 そこが、テレビとの大きな違いですな。 更に、私の事情に関して言えば、現時点では、HDMI端子付きの録画機を持っていないので、モニターにする場合は、録画機も同時に買わなければなりません。

  液晶テレビだけなら、2万円ちょい。 一方、モニター+レコーダーだと、5万円台に跳ね上がります。 しかし、レコーダーを買ってしまえば、一気に、最新のシステムに移行できるので、メリットは、出費なりに大きいです。

  現状でも、テレビのチューナーは、ほとんど使っていないので、レコーダーを通す事で不便を感じる事はないでしょう。 ただ、音量調節がやりにくかったり、消音ボタンが無い事は考えられますな。 やっぱり、不便かな? 素直に、液晶テレビを買っておいた方が、無難でしょうか。


  その後、しばらく検討しましたが、どうも、パソコン用モニターは、駄目な様子。 走査線の方式が違うらしく、テレビ映像向きではないのだとか。 確かに、パソコンでDVDを見ると、奥行きが無いというか、メリハリが無いというか、精気が感じられない映像になりますから、テレビとは違うんでしょうなあ。  うーむ、この線は諦めるしかないか。

  液晶の映りが、どうにも気に入らないので、ブラウン管テレビが売っていないか、ネットで調べたら、ビクターの14型が、一種類だけありました。 11800円。 モノラルながら、コンポジット端子2系統付き。 ううう、この値段は魅力だ。 でも、4対3画面の14型だと、16対9画面では、12V型くらいになってしまうので、それはあまりに小さ過ぎではないかと、二の足を踏むのです。

  液晶を買う場合、今あるテレビ台に置けるのは、最大で22V型です。 しかし、見る距離が、1メートルくらいなので、22Vでは大き過ぎて、視界からはみ出してしまいます。 19Vなら、まあまあ。 もっと小さくてもいいんですが、14V以下だと、種類がガクンと減ります。 また、19Vより下は、小さくなっても、値段が変わりません。 最低価格は、22Vだと、22000円、19V以下だと、19000円前後。 ちょうど、1インチ、千円ですな。 覚え易い。

  値段があまり変わらないと、どうしても、「極力、大きいのを・・・」と、欲を張りがちですが、逆に見づらくなるほど大きいのでは仕方ありません。 このサイズの廉価モデルだと、チューナーは、地デジだけか、地デジと地アナの組み合わせがほとんどで、BS・CSには対応していないようです。 まあ、私の場合、録画機がビデオ・デッキですから、BS・CSをテレビで見れたところで、それを録画できるわけではなく、あまり意味が無いから、ついてなくても問題ないんですけど。


  と、ここまで調べて、「情報が限られているのだから、下手の考え休むに似るか」と思い切り、お金を持って、車で出掛けました。 「サイズは19V型で、極力安く、映像が良いもの」という条件だけ念頭において。 家電量販店、ホームセンター、リサイクル店、ドン・キホーテ、と回り、直に映像を見比べて、検討した結果、SKジャパンの、≪felicis SOLARIA SRG-LE19A≫という製品に決めました。 19800円。

  台湾製の、地デジ・チューナー付き、LEDハイビジョン液晶テレビ。 コンポジット端子と、D4端子、HDMI端子が付き、オマケに、PCモニターとしても使えるらしいです。 隣に並んでいるシャープのアクオスと比べると、画質は、はっきりしていて、明らかに、上。 前面の枠にメーカー名が書いていないのも、すっきりしていて良いです。

  ネット通販の品には、同じ値段で、BS・CSチューナーがついた物もあるのですが、ネットでは、画質が判断できません。 これは、液晶テレビを買う上で、最も重要な要素なので、自分の目で直接確認できないものは、やめておく事にしました。

  夜8時から、開梱。 ACアダプターが見当たらず、顔面蒼白になりましたが、よく探したら、緩衝ダンボールの中から出て来ました。 紛らわしい所に入れてくれる。 ブラウン管テレビを撤去し、台の埃を掃除しながら、液晶テレビを設置。 配線は、アンテナ線とビデオ線を繋ぐだけなので、簡単です。

  チャンネル設定をすると、地デジが、映るには映りました。 他の部屋のテレビで見ているので、綺麗な事は分かっていましたが、自分の部屋で見られるようになると、ちょっとした感動があるものですな。 すぐに、冷めましたけど。

  ところが、ビデオの映像にすると、驚愕の問題点が判明。 まず、画質が悪い。 録画した物も、デジアナの映像も、ザラつきが目立ち、地デジとは雲泥の差です。 画面サイズも、ビデオの映像は4対3のままなので、16対9の画面で見ても、一杯に大きくなるわけではない事を、今頃思い知りました。 それでも、今までのブラウン管映像よりは、幾分大きいですけど。

  更にショックだったのは、ビデオを早送りすると、映像がついて来ない事です。 モノクロになって、映像もかなり乱れます。 時短機能も駄目。 この点は、ブラウン管より、確実に劣りますな。 そもそも、アナログの録画機と、デジタルのテレビを組み合わせる点に問題があるんでしょうか。

  ビデオからの入力を切らないと、テレビの地デジが映らないのも面倒。 「電波信号が弱い」との表示が出るのですが、これは、アンテナ線の配線を変えれば、改善するかもしれません。 

  角度によって、映像がおかしくなってしまうのは、パソコンのモニターと一緒ですな。 特に下から見上げる角度だと、暗い部分が潰れてしまって、黒光りして見えます。 私の場合、椅子に座って、斜め上横から見下ろす時と、ベッドに寝て、少し見上げる形で見る時の、2パターンに対応させねばならないので、調整が厄介至極。

  あと、スピーカーが下側に付いているので、音が籠ります。 このレイアウトは、サイズ的に致し方ないとも言えますが、多少、高さが高くなっても、スピーカーは、前を向いていた方がいいですなあ。 しかし、この問題は、厚紙で、≪音返し≫を作って反響させれば、かなり良くなると思います。 そういえば、これまで見ていたブラウン管テレビも、スピーカーが横についていて、人がいるのとは正反対の方向に大音量が放出されていました。


  とりあえず、感想は、こんなところでしょうか。 今の状態でも、一応使えますが、せっかくの大サイズと高精細を活かすのなら、早々にデジタル・レコーダーを買うべきなのかも知れません。 デジタルで受信できるのに、わざわざ、ザラザラ画面を見続けるのも、どうかと思わないでもないでもなし。 ううむ、金に羽根が生えて、飛んで行く。

  壊れたテレビは、例によって、郵便局でリサイクル券を買い、引き取り業者の所へ持って行きました。 壊れている物をいつまでも置いておいても、部屋が狭くなるだけなので、早く片付けるにしかず。 リモコンなんて、ほとんど使っていなかったので、新品そのもので、捨てるのに、理不尽ささえ感じましたが、他に使い道も無いから、致し方ありませんな。


  というわけで、今回はここまで。 レコーダーの問題も残っている上、私が液晶テレビを買ったら、母が、「台所のテレビも、液晶に買い換えろ」などと言い出し、まだまだ、落ち着くには程遠い状態ですが、何もかも一遍にはできもうはん。 平日の重労働で、体力も失われている事だし、ぼちぼち進めようと思います。

  最後に、液晶テレビ全般について、一言。 今回、店頭で、いろいろな機種を見て回りましたが、液晶パネルというハードと、映像を動かすソフトが、うまく一致していない感を、強く覚えました。 これは、どんなに高い機種でも同じです。 発展途上という事なのかもしれませんが、登場してから、すでに10年以上経っている事を考えると、技術上の限界があり、それを超えられないのかも知れません。 10万円を超えるような高級品の映像を見ても、「これは、いいなあ」と思えないのだから、事態は深刻ですな。