セルボ・モード補修 ⑦
今年の、セルボ・モード補修・整備の、二回目です。 今年の春は、他に、これと言って、やる事がなかったので、車の整備に、どっぷり浸かっていた次第。 やる事があるのは、悪い事ではないですが、車の修理のように、お金がかかる作業の場合、常に、財布と相談して、ブレーキをかけながら進める必要があります。 車だけに。
【エアコン・ベルト 「三ツ星ベルト MPMF1290T」】
車(セルボ・モード)のエアコンをかけると、キュルキュルという異音がするようになり、ネットで調べたら、ベルトが緩んでいるとの事。 エアコン・ベルトを押してみたら、緩んでいるどころの話ではなく、ふにゃふにゃでした。 しかも、すでに、アジャスターをいっぱいに引ききっていて、それ以上、強く張れません。 ベルト交換は不可避となりました。
≪写真左≫
元から付いていたベルトを撮影しました。 エンジン・ルームは暗いので、ブレています。 三ツ星ベルト社製で、「95141-71B00」という数字が印刷されています。 この品番を元に、ネットで、同じベルトを探しました。
≪写真右≫
どうやら、「95141-71B00」というのは、スズキの純正品番らしく、三ツ星ベルトの製品で、同じ品の品番は、「MPMF1290T」でした。 ヤフー・ショッピングの「関西パーツセンター」という店で、送料込み、805円というのが、一番安かったので、それを買いました。
6月1日に注文して、翌2日に届きました。 支払いは、コンビニ決済。 クレジット・カード決済だと、面白くも何ともありませんが、コンビニ決済は、店に出向く形になり、店員と対面もするせいか、若干ながらも、支払いの手応えを感じます。 まー、んーなこたー、どーでもいーこってすけど。
【カー・ステップ第一弾】
エアコン・ベルト交換作業の為には、エンジン・ルームの下に潜り込む必要があり、車の前側を持ち上げなければならないのですが、ジャッキ・アップだと、作業中に外れて、車の下敷きになる恐れがあります。 カー・スロープという、車をスロープの上に登らせる道具があるのですが、買うと、2・3千円します。 勿体ないので、家にある材料で、代用品を作りました。
≪写真1≫
コンクリート・ブロックと、煉瓦を並べて、階段を作り、昇降の途中でズレてしまわないように、ダンボールで枠を作って、周りを囲みました。 煉瓦は、普通サイズのと、ハーフ厚のを組み合わせ、一ヵ所だけ、1×4の板も挟んでいます。 最終的に、車の前輪が載る事になるコンクリート・ブロックは、厚さ、つまり、高さが、10センチです。 段々なので、カー・スロープではなく、カー・ステップと呼ぶべきですな。
≪写真2≫
車輪が左右に踏み外すと、車の下回りを壊してしまう恐れがあります。それを防止する為に、カー・ステップの周囲に、ブロックや煉瓦を並べました。
≪写真3≫
前輪を載せたところ。 高さは、10センチあれば、仰向けになって、下に潜る事は可能です。 あまり高くなると、何となく、怖いですし。 カー・ステップの内側に置いてあったブロックは、作業の邪魔になるので、取り除けました。 取り出し易いように、内側には、半割れのブロックを置いてありました。
≪写真4左≫
ブロックの半割れのを、後輪の後ろに当てて、輪止めの代わりにしました。 セレクト・レバーをパーキングに入れ、サイド・ブレーキを引いておけば、まず、車が動くような事はないと思いますが、念の為です。 車のような重量物の下に潜り込む時には、そのくらいの用心をしなければ。
≪写真4右≫
これは、洗面所の壁に掛けている鏡を持って来て、木製の台に銅線で吊るしたもの。 車の前輪が、カー・ステップから外れないよう、見る為に用意したのですが、実際にやってみたら、運転席の窓を開け、首を出して、前輪を直接見た方が確実だと分かり、この鏡は使いませんでした。
このカー・ステップ、一応、使えたのですが、車を下ろした後、見てみたら、煉瓦の方が重さに耐えられずに、剥離したり、ヒビが入ってしまう事が分かり、要改良という結論になりました。
【ベルト交換に失敗】
≪写真上≫
車の、前側ナンバー・プレートを外すと、その裏に、穴が開いていて、そこから、整備ができるようになっています。 軽自動車の、前側ナンバー・プレートは、大抵、車の右側にズレて付けられていますが、それは、デザインの都合ではなく、この穴の位置を確保する為のようです。
一番目立つ、青い色の丸い部品は、オイル・フィルターの頭です。 キャップ型のオイル・フィルター・レンチと、エキステンション・バー、そして、ラチェット・レンチがあれば、この穴から、脱着ができます。
その、向かって左側にある、灰色の部品が、エアコン・コンプレッサー。 エンジンから、ベルトで動力を伝達して、コンプレッサーを回し、エアコンが作動するという仕組み。 上1本、下2本のボルトで留められています。 オイル・フィルターのすぐ左下に見えるボルトは、緩んだのですが、左奥のボルトが緩められませんでした。 ラチェット・レンチは、隙間が狭過ぎて入らず、メガネ・レンチは、噛むには噛んだんですが、回すだけの空間がありませんでした。
≪写真下≫
真上から撮った写真。 矢印で示してある、コンプレッサーの上側ボルトが、アジャスターになっているのですが、見ての通り、ゴッチャゴチャでして、ラチェット・レンチも、メガネ・レンチも回すゆとりが、ほとんどありません。
どーしょもないので、一旦諦めて、工具を買いに行く事にしました。
【ダイソー ソケットレンチ 【アダプター付】 6.35mm用】
エアコン・コンプレッサーのボルトを回す為に、自転車で、ダイソーに行き、6.35mmラチェット用のソケット・レンチ・セットを買って来ました。 6個組の内、12ミリのソケットを使いました。 12ミリのソケットは、9.5mmラチェット用なら持っていたのですが、それでは、長過ぎて、入らなかったのです。
で、帰って、すぐに、これで、やってみたのですが、6.35mmラチェットでは、作りが華奢過ぎて、思い切り締められた12ミリ・ボルトを回す事が出来ず、ラチェットが壊れそうになったので、中止しました。
結局、エアコン・ベルトは、交換できないまま終わり、仕切り直しとなりました。 6月5日の事。
【4pcソケット変換アダプター・セット】
ラチェット・レンチのサイズを変換する為の、継ぎ手です。 ラチェット・レンチには、取り付け基部のサイズの違いがあるのですが、6.35ミリ、9.5ミリ、12.7ミリの3種類のサイズを、このアダプターの組み合わせで、それぞれ、変換できるというもの。
アマゾンの、「ミライ商店」という店で買った、「4pcソケット変換アダプターセット WHSDH0039 [並行輸入品]」。 送料込みで、450円という安さでした。 パッケージと言ったら、このビニールだけですが、使い方に説明が必要な道具でもないし、これで充分だと思います。 小綺麗なデザインのパッケージなんて、値段が高くなるだけで、何の価値もありません。
エアコン・ベルトの交換作業に使えるかと思って買ったんですが、期待していたような出番がなくて、使わずじまいでした。 しかし、来年の春に予定している、オイル・フィルターの交換で、確実に使う事になるので、無駄にはなりません。
今回は、ここまで。 話が、ベルト交換の途中ですが、まだまだ、紆余曲折するので、解決編は次回で。
以前にも書いたかもしれませんが、私は、決して、機械弄りが好きなわけではないです。 むしろ、怪我をする危険性がある作業は嫌いでして、通勤していた頃に、足にしていたバイクを、自力整備していたのは、偏に、工賃をケチる為でした。 自動車の組み立て工場に、25年と5ヵ月も勤めていたものの、車なんて、最初の一ヵ月で、興味がなくなってしまい、後は、ただただ、給料の為に、働いていただけです。
ただ、科学・技術に対する、漠然とした興味なら、人並み以上にあったので、ドブ泥の文系や、こってこての体育会系などよりは、機械弄りの知識があります。 だから、自分で直そうという気になるわけです。 好きではないが、能力的には、ある程度、できるという人間なのです。
壊れていた物が直れば、それは、嬉しいですが、そもそも、壊れなければ、もっと、ありがたいと思っています。 壊れてもいない、車やバイクを、わざわざ分解して、「詳しくなった」とか言っている人達の気が知れません。 そういう人達にとって、車・バイクは、オモチャなんでしょうなあ。 私にとっては、あくまで、道具なのですが。
【エアコン・ベルト 「三ツ星ベルト MPMF1290T」】
車(セルボ・モード)のエアコンをかけると、キュルキュルという異音がするようになり、ネットで調べたら、ベルトが緩んでいるとの事。 エアコン・ベルトを押してみたら、緩んでいるどころの話ではなく、ふにゃふにゃでした。 しかも、すでに、アジャスターをいっぱいに引ききっていて、それ以上、強く張れません。 ベルト交換は不可避となりました。
≪写真左≫
元から付いていたベルトを撮影しました。 エンジン・ルームは暗いので、ブレています。 三ツ星ベルト社製で、「95141-71B00」という数字が印刷されています。 この品番を元に、ネットで、同じベルトを探しました。
≪写真右≫
どうやら、「95141-71B00」というのは、スズキの純正品番らしく、三ツ星ベルトの製品で、同じ品の品番は、「MPMF1290T」でした。 ヤフー・ショッピングの「関西パーツセンター」という店で、送料込み、805円というのが、一番安かったので、それを買いました。
6月1日に注文して、翌2日に届きました。 支払いは、コンビニ決済。 クレジット・カード決済だと、面白くも何ともありませんが、コンビニ決済は、店に出向く形になり、店員と対面もするせいか、若干ながらも、支払いの手応えを感じます。 まー、んーなこたー、どーでもいーこってすけど。
【カー・ステップ第一弾】
エアコン・ベルト交換作業の為には、エンジン・ルームの下に潜り込む必要があり、車の前側を持ち上げなければならないのですが、ジャッキ・アップだと、作業中に外れて、車の下敷きになる恐れがあります。 カー・スロープという、車をスロープの上に登らせる道具があるのですが、買うと、2・3千円します。 勿体ないので、家にある材料で、代用品を作りました。
≪写真1≫
コンクリート・ブロックと、煉瓦を並べて、階段を作り、昇降の途中でズレてしまわないように、ダンボールで枠を作って、周りを囲みました。 煉瓦は、普通サイズのと、ハーフ厚のを組み合わせ、一ヵ所だけ、1×4の板も挟んでいます。 最終的に、車の前輪が載る事になるコンクリート・ブロックは、厚さ、つまり、高さが、10センチです。 段々なので、カー・スロープではなく、カー・ステップと呼ぶべきですな。
≪写真2≫
車輪が左右に踏み外すと、車の下回りを壊してしまう恐れがあります。それを防止する為に、カー・ステップの周囲に、ブロックや煉瓦を並べました。
≪写真3≫
前輪を載せたところ。 高さは、10センチあれば、仰向けになって、下に潜る事は可能です。 あまり高くなると、何となく、怖いですし。 カー・ステップの内側に置いてあったブロックは、作業の邪魔になるので、取り除けました。 取り出し易いように、内側には、半割れのブロックを置いてありました。
≪写真4左≫
ブロックの半割れのを、後輪の後ろに当てて、輪止めの代わりにしました。 セレクト・レバーをパーキングに入れ、サイド・ブレーキを引いておけば、まず、車が動くような事はないと思いますが、念の為です。 車のような重量物の下に潜り込む時には、そのくらいの用心をしなければ。
≪写真4右≫
これは、洗面所の壁に掛けている鏡を持って来て、木製の台に銅線で吊るしたもの。 車の前輪が、カー・ステップから外れないよう、見る為に用意したのですが、実際にやってみたら、運転席の窓を開け、首を出して、前輪を直接見た方が確実だと分かり、この鏡は使いませんでした。
このカー・ステップ、一応、使えたのですが、車を下ろした後、見てみたら、煉瓦の方が重さに耐えられずに、剥離したり、ヒビが入ってしまう事が分かり、要改良という結論になりました。
【ベルト交換に失敗】
≪写真上≫
車の、前側ナンバー・プレートを外すと、その裏に、穴が開いていて、そこから、整備ができるようになっています。 軽自動車の、前側ナンバー・プレートは、大抵、車の右側にズレて付けられていますが、それは、デザインの都合ではなく、この穴の位置を確保する為のようです。
一番目立つ、青い色の丸い部品は、オイル・フィルターの頭です。 キャップ型のオイル・フィルター・レンチと、エキステンション・バー、そして、ラチェット・レンチがあれば、この穴から、脱着ができます。
その、向かって左側にある、灰色の部品が、エアコン・コンプレッサー。 エンジンから、ベルトで動力を伝達して、コンプレッサーを回し、エアコンが作動するという仕組み。 上1本、下2本のボルトで留められています。 オイル・フィルターのすぐ左下に見えるボルトは、緩んだのですが、左奥のボルトが緩められませんでした。 ラチェット・レンチは、隙間が狭過ぎて入らず、メガネ・レンチは、噛むには噛んだんですが、回すだけの空間がありませんでした。
≪写真下≫
真上から撮った写真。 矢印で示してある、コンプレッサーの上側ボルトが、アジャスターになっているのですが、見ての通り、ゴッチャゴチャでして、ラチェット・レンチも、メガネ・レンチも回すゆとりが、ほとんどありません。
どーしょもないので、一旦諦めて、工具を買いに行く事にしました。
【ダイソー ソケットレンチ 【アダプター付】 6.35mm用】
エアコン・コンプレッサーのボルトを回す為に、自転車で、ダイソーに行き、6.35mmラチェット用のソケット・レンチ・セットを買って来ました。 6個組の内、12ミリのソケットを使いました。 12ミリのソケットは、9.5mmラチェット用なら持っていたのですが、それでは、長過ぎて、入らなかったのです。
で、帰って、すぐに、これで、やってみたのですが、6.35mmラチェットでは、作りが華奢過ぎて、思い切り締められた12ミリ・ボルトを回す事が出来ず、ラチェットが壊れそうになったので、中止しました。
結局、エアコン・ベルトは、交換できないまま終わり、仕切り直しとなりました。 6月5日の事。
【4pcソケット変換アダプター・セット】
ラチェット・レンチのサイズを変換する為の、継ぎ手です。 ラチェット・レンチには、取り付け基部のサイズの違いがあるのですが、6.35ミリ、9.5ミリ、12.7ミリの3種類のサイズを、このアダプターの組み合わせで、それぞれ、変換できるというもの。
アマゾンの、「ミライ商店」という店で買った、「4pcソケット変換アダプターセット WHSDH0039 [並行輸入品]」。 送料込みで、450円という安さでした。 パッケージと言ったら、このビニールだけですが、使い方に説明が必要な道具でもないし、これで充分だと思います。 小綺麗なデザインのパッケージなんて、値段が高くなるだけで、何の価値もありません。
エアコン・ベルトの交換作業に使えるかと思って買ったんですが、期待していたような出番がなくて、使わずじまいでした。 しかし、来年の春に予定している、オイル・フィルターの交換で、確実に使う事になるので、無駄にはなりません。
今回は、ここまで。 話が、ベルト交換の途中ですが、まだまだ、紆余曲折するので、解決編は次回で。
以前にも書いたかもしれませんが、私は、決して、機械弄りが好きなわけではないです。 むしろ、怪我をする危険性がある作業は嫌いでして、通勤していた頃に、足にしていたバイクを、自力整備していたのは、偏に、工賃をケチる為でした。 自動車の組み立て工場に、25年と5ヵ月も勤めていたものの、車なんて、最初の一ヵ月で、興味がなくなってしまい、後は、ただただ、給料の為に、働いていただけです。
ただ、科学・技術に対する、漠然とした興味なら、人並み以上にあったので、ドブ泥の文系や、こってこての体育会系などよりは、機械弄りの知識があります。 だから、自分で直そうという気になるわけです。 好きではないが、能力的には、ある程度、できるという人間なのです。
壊れていた物が直れば、それは、嬉しいですが、そもそも、壊れなければ、もっと、ありがたいと思っています。 壊れてもいない、車やバイクを、わざわざ分解して、「詳しくなった」とか言っている人達の気が知れません。 そういう人達にとって、車・バイクは、オモチャなんでしょうなあ。 私にとっては、あくまで、道具なのですが。
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