セルボ・モード補修 ⑧
今年の、セルボ・モード補修・整備の、三回目です。 「今年の、」と、限定してしまうと、今年は、もう、これ以上、補修・整備をしないかのような書き方になってしまいますが、最低限、11月に、オイル交換は、する予定です。 エンジン・オイルは、走行距離に関係なく、半年に一回は換えるようにと、スズキの整備規定で決まっているから、仕方ありません。
車が、早く壊れてもいいというのなら、その辺りは、テキトーでもいいと思うんですが、私の場合、とりあえず、母の存命中は、車が必要で、その間、極力、今のセルボ・モードに長持ちして貰いたいと思っているので、テキトーな扱いは、避けざるを得ないという次第です。
【カー・ステップ第2弾】
車のエンジン下へ潜って作業できるように、前側を持ち上げる、手製カー・ステップですが、第一弾では、階段部分に使った煉瓦が、車の重さに耐えられず、割れてしまいそうになりました。 そこで、プラスチック製の敷石風パネルに変更しました。 このパネルは、かつて、柴犬のシュンが、庭の土を掘り返さないように、母が買って来て、敷いたもので、今でも、30枚くらい、敷いたままになっています。
≪写真上≫
パネルの大きさは、縦横30センチ、厚さ2.5センチ。 1段目が1枚で、2.5センチ、2段目が2枚で、5センチ、3断面が3枚で、7.5センチ、4段目がブロックで、10センチと、均等に上がれるようになりました。
脱輪対策のブロックは、第一弾の時より減らしてあります。 右前輪を見ながら上がるので、右側に落ちる事はありえず、左右ステップの幅が合っていれば、左側へ落ちる事もありえないのですが、ちょっと心配なので、左側には、まだ置いてあります。 このくらいの数なら、庭の奥から運ぶのも、苦にならないというのが、この数になった、大きな理由。
≪写真中≫
第一弾と同じく、パネルとブロックをダンボールで作った枠で囲み、ズレないようにしてあります。 パネル部分一段分の長さが、30センチあるので、第一弾の時よりも、一段ずつ上がる感じが、はっきり分かるようになりました。
≪写真下≫
例によって、前輪を載せた後、内側に置いてあった、半割れブロック2個を取り出し、後輪の後ろに置いて、輪止めにしました。
パネルへの変更で、第一弾よりは、はるかに、安心感が高くなりました。 ところで、私の場合、たまたま、うちに、パネルがあったから、こんな物を作ったわけですが、買えば、何千円かすると思うので、もし、ゼロ状態からやるなら、専用のカー・スロープを買った方が、安いです。
【ベルト交換・調整に成功/L形ハンドル付ソケットレンチセット】
6月15日に、エアコン・ベルトの交換に、再チャレンジしました。 今回は、作業性を上げる為に、前バンパーを外すつもりでいたんですが、ヘッド・ライト下のボルトが外せなくて、断念。 やむなく、バンパーはつけたまま、家にあるメガネ・レンチを全部使って取り組み、悪戦苦闘の末、何とか、コンプレッサーのボルトを緩める事に成功しました。 バンパーの締め付け箇所を、8割方、外しておいたお陰で、車体とバンパーの間に隙間が出来て、レンチを入れる空間を確保できた事も、勝因の一つです。
≪写真1≫
左側は、新品のエアコン・ベルト。 右側が、外したものです。 内側に、亀裂がたくさん、入っていました。 さぞや伸びているだろうと思っていたんですが、重ね合わせてみると、長さは同じでした。 ゴムだから、テンションがかかっていなければ、元の長さに戻るんですな。 引っ張った状態では、新しい方が、長さは短いです。 取り付けたら、それまでいっぱいになっていたアジャスターが、7分目くらいになりました。
外したベルトは、埋め立てゴミへ。 車の部品を自力交換する時は、自治体のゴミ回収に捨てられる物かどうか、確認してからでないと、後で、困る事になります。
≪写真2≫
エアコン・コンプレッサーの写真は、前回出したので、割愛。 これは、ジェネレーターの方です。 分かり易く言うと、ダイナモ発電機ですな。 こちらも、ベルトがユルユルでしたが、アジャスターに余裕があったので、交換はせずに、張り調整だけしました。 矢印のボルトを緩めて、締め直したわけですが、ここも、狭くて、往生しました。 この角度から見ると、広そうですが、真上からメガネ・レンチを入れると、ほとんど、動かせるゆとりがないのです。
≪写真3左≫
ジェネレーターを下から撮影した写真。 こちらは、障碍物がなかったので、簡単に回せました。 矢印で指してある、下側ボルトが軸になり、上側ボルトがアジャスター上を動いて、ベルトの張りを調整する仕組みです。 つまり、ジェネレーターの角度が変わるようになっているのです。 それは、エアコン・コンプレッサーの方も同じ。 もっと高い車だと、こういう構造ではなく、「ベルト・テンショナー」という装置で、ベルトの張りを調整するらしいです。
≪写真3右≫
6月20日に、ダイソーで買って来た、「L型ハンドル付 ソケットレンチセット」。 ソケットは、6.35mラチェット・レンチ用のが、7、8、10、12ミリの4個、入っていますが、それは、もう持っていまして、目当ては、L型ハンドルの方です。 狭いエンジンルームでは、ラチェット・レンチを入れる空間がないケースが多いので、L型ハンドルなら、代用品として使えるのではないかと思い、買って来た次第。 ただ、すでに、ベルト交換は終わっていますから、当座、この工具の出番はありません。 もしかしたら、今後も、使わないかもしれませんが、108円だから、大きな損にはならないでしょう。
エアコン・ベルトを交換し、ジェネレーター・ベルトを張り直したお陰で、エアコンは、驚くくらい、良く利くようになりました。 ただし、それだけ、エンジンに負担がかかるのか、燃費も悪くなりました。 でも、私が車を所有している理由は、専ら、母を乗せる為でして、ガソリン代は母もちだから、お金の方は問題はありません。 暑さに弱い年寄りですから、エアコンが利く方が優先されます。
【エア・フィルター交換】
≪写真1≫
6月に、ジェネレーター・ベルトの張り直し作業をした時、エア・フィルターの蓋が邪魔で、取り外したのですが、外して、ビックリ! 中のフィルターが、えらい汚れていまして、「こーりゃ、換えなければならんなあ」と、否が応でも決心させられた次第。 ちなみに、エア・クリーナーの蓋は、形式に関係なく、金属のクランプで留められているだけなので、簡単に外せます。
≪写真2≫
実店舗や、ネット上で吟味した結果、アマゾンで買う事にしました。 アルプス工業の、「エアフィルター AA-0229V」、864円。 送料が、640円かかったのですが、同じ会社の、オイル・フィルター(513円)と一緒に買って、送料を浮かせました。 適合確認のやりとりや、問屋から入荷する時間などがかかり、6月中旬に注文したのが、7月になって、ようやく届きました。
左は、箱。 右は中身ですが、ビニールに入っているのは、過剰包装というわけではなく、湿式フィルターで、オイルを湿らせてあるので、ビニールに入れておかないと、オイルが箱まで浸みてしまうからです。
≪写真3≫
新旧比較。 デザインが、だいぶ、違います。 たぶん、古い方は、車が売られていた当時のスズキ純正部品だと思いますが、今では、純正部品であっても、右のデザインのしかないようです。 外形が同じなので、互換性は完全にあります。
こうして比べると、古い方の汚れ具合は、救いようがないレベルですな。 一度も交換していなかったのかも知れません。 スズキの規定では、軽自動車のエア・フィルター交換は、4万キロごとらしいですが、中古車の場合、前回、いつ換えたのか分からないので、汚れ具合で判断するしかありません。
新しい方の中心部には、「清掃不可」の文字があります。 洗えば、復帰すると考える人がいるんでしょうなあ。 バイクのエア・フィルターには、スポンジにエンジン・オイルを含ませて使うタイプがあり、それならば、洗浄可能です。
≪写真4≫
裏側。 表側から入った空気が、裏から出る格好になるので、裏の方が、幾分、汚れが薄いです。
≪写真5≫
交換後。 フィルターは、嵌め込まれているだけなので、脱着は簡単です。 うーむ、フィルターだけ、新し過ぎて、なんだか、異様だ。 まあ、蓋をするから、分からなくなってしまいますけど。
ベルト類の交換や調整は、劇的な変化を齎しましたが、エア・フィルターを換えたからと言って、目立って、エンジンの調子が良くなるわけではありません。 でも、新品なりの安心感は得られました。
【バンパー下修理/ホイール・カバー修理】
≪写真1≫
6月15日にやった、エアコン・ベルト交換作業で、前バンパーを外そうと努力して、結局、外せなかったのですが、その時、バンパー下を留めているボルトを緩めようとして、折ってしまいました。 しかも、左右とも。
やむなく、ドリルで、ブラケットに穴を開け、一方は、タップでネジを切って、ありあわせのボルトで留めました。 もう一方は、タップをかけられるような位置に穴を開ける事ができず、応急処置として、結束バンドで留めておきました。
≪写真2≫
7月7日に、本格的に修理する事にし、ブラケットに、改めてドリルをかけて、穴を大きくしました。 手持ちのボルト・ナット・ワッシャーを組み合わせて、左右とも、六角形のボルトで留められるようにしました。 実は、見えない所に、いろいろと涙ぐましい工夫をしているのですが、位置的に、カメラを入れられず、写真が撮れないので、説明はしません。
これなら、車検で、どうこう言われる事もないでしょう。 欲を言えば、ワッシャーを、各一枚にしたいところですが、買って来ると、また、出費になってしまうので、これで、良しとします。 ワッシャーには、外形と内径の組み合わせで、たくさんの種類があります。 プラスチックを挟んで締め付ける場合、外形の大きいワッシャーの方がいいのですが、内径まで大きいと、ボルトの頭との接触面が少なくなってしまうので、やむなく、もう一枚、内径・外形が小さいワッシャーを入れて、仲介させているというわけ。
ちなみに、セルボ・モードの場合、バンパーを取り外す時には、このボルトを外すのではなく、ブラケットを車体に留めているボルトの方を外さなければならない事に、この日、気づきました。 次に、エアコン・ベルトの張り調整をする時には、バンパーを外して、やってみようと思います。
≪写真3≫
左前輪のホイール・カバーが、一部浮いてしまい、押すとパカパカ言うので、7月13日に外してみたら、やはり、爪が折れていました。 しかも、3本も。 これでは、浮くわけだわ。
ホイール・カバーの裏が、随分と汚れていますが、まあ、長く乗られている車だと、こんなものです。 いろいろと、道具や薬品を使えば、綺麗にできるのは分かっているんですが、どうせ、見えないところなので、そんなお金や手間をかける気になれません。
≪写真4≫
折れた爪。 断面を脱脂した上で、ABS接着剤でくっつけ、更に、バンパー・パテで、付け根を補強しました。 3本の内、2本だけ、くっつけ、1本はつけないまま、ホイールに戻しました。 爪は、一本ない方が、脱着が容易だからです。 実は、右前輪のホイール・カバーも、一本欠けた状態で取り付けてあります。 荒っぽい運転をしなければ、落ちるような事はありません。
≪写真5≫
左の写真は、ホイール・カバーを外した状態の、スチール・ホイール。 別名、「テッチン」とも言います。 アルミではなく、鉄製なわけだ。 これを直接、シルバーに塗ったホイールもあり、それは、ホイール・カバーが不要で、最も、扱いが簡単です。 ちなみに、最初からシルバーに塗られているテッチンの場合、ホイール・カバーを付ける事ができないような形になっています。
右の写真は、ホイール・カバーを付けたところ。 カバーが付く、黒のテッチンは、大抵、肉抜きしてある穴が、カバーの隙間から見えてしまうのですが、このタイプでは、穴が見えないようなデザインになっています。 設計者が、拘ったんでしょうねえ。 気にしなければ、全然、気にならないような事ですけど、私は、こちらに慣れてしまったので、肉抜き穴が見えるカバーは、安っぽく見えてしまいます。
【キー雨蓋修理 ①】
7月13日から、14日にかけて行なった、運転席ドアのキー・ホール雨蓋の修理の様子。
≪写真1左≫
去年の7月末に、車を買って来た時から、運転席ドアのキー・ホールが、こんな有様でした。 普通、蓋があって、内側から閉まるようになっているんですが、その蓋が見えません。 この修理をする数日前まで、ずっと、蓋が落ちてなくなってしまったのだと思い込んでいました。
ところが、針金を鉤にして、穴の中を弄ってみたら、蓋が中に倒れこんでいるだけである事が判明しました。 針金鉤で引っ張れば、途中まで起きて来るのですが、離すと、奥へ戻ってしまいます。 動きが悪いだけなのかと思って、シリコン・スプレーを買って来て、吹いてみましたが、効果なし。
で、ネットで調べたら、蓋の裏に、スプリングが入っていて、その一端が折れていると、こんな状態になるとの事。 直す方法も出ていたので、俄然、修理する気になりました。
≪写真1右≫
パワー・ウインドウ修理の時と同じように、ドアの内張りトリムを外しました。 防水ビニールは、ドア・ノブの裏の部分だけ剥がしました。 前にも書きましたが、ビニールを貼ってある、ブチル・テープは、何度でも貼り直しが利きます。
≪写真2≫
ドア・ノブの裏側。 ノブは、左右2本のボルトで、ドア・パネルに留められています。 ロッドと呼ばれる、伝達棒を外せば、ノブが、ドアの外側に外れて来るのですが、ロッド2本の内、上側が外せなくて、やむなく、ノブを完全に外さないまま、キー・シリンダーだけ、外しました。 キー・シリンダーは、洗濯挟みのバネと似たようなバネで、固定されているだけだったので、それを開いてやったら、抜き取れました。
≪写真3左≫
これが、キー・シリンダーです。 キーが車ごとに異なるように、キー・シリンダーも、車ごとに、異なります。 もし、交換するとしたら、車に付いているキー・シリンダー、全てを取り換えなければなりません。
≪写真3右上≫
キー・シリンダーの穴側に被さっている、金属カバーを外しました。 側面の4箇所で、カシメてあります。 私は、マイナス・ドライバーとラジオ・ペンチで、強引に取ってしまいましたが、後で考えたら、細い六角レンチで、カシメてある部分を起こしていけば、もっとスマートに外せたかもしれません。
≪写真3右下左≫
キー・ホールの、縦長長方形を形作っている、カバーを外したところ。 これは、持ち上げるだけで取れました。 画像が小さくて恐縮ですが、キー・シリンダーの方に、落ち込んだ蓋と、小さいスプリングが見えています。
≪写真3右下右≫
蓋だけ取り出すと、こんな形をしています。 この蓋の名前は、「雨蓋」と言うらしいのですが、「あめぶた」と読むのか、「あまぶた」と読むのかは分かりません。
【キー雨蓋修理 ②】に、続く。
今回は、ここまで。 話が、キー雨蓋修理の途中ですが、別に、勿体つけているわけではなく、次回、組み写真5枚で、終わりになるので、切りのいい所で、切るわけにいかなかったのです。
今思い返すと、カー・ステップを、段階的に改良していた頃が、懐かしいです。 一円も使わないで、家にある材料だけで作るというのが、私のような倹約家には、この上なく、心地よい事なんですわ。 ダンボール製の枠は、物置に保存してあるから、今でも、カー・ステップを組み立てる事は、簡単にできますが、オイル交換は、上抜きでやってしまうので、しばらく、使う予定がありません。
エアコン・ベルトの交換と、ジェネレーター・ベルトの調整の結果、エアコンの利きが良くなったのは、画期的でした。 だけど、本格的に暑くなって来たら、エアコンが少々、復調したくらいでは、焼け石に水になってしまい、夏の間、「正午前後は、乗らない方が、無難」という状態が続きました。 実際、最も車の出番が多い、食料品の買い出しは、それより早い時間帯に行っていたから、正午前後に車を使う事は、稀でした。
車が、早く壊れてもいいというのなら、その辺りは、テキトーでもいいと思うんですが、私の場合、とりあえず、母の存命中は、車が必要で、その間、極力、今のセルボ・モードに長持ちして貰いたいと思っているので、テキトーな扱いは、避けざるを得ないという次第です。
【カー・ステップ第2弾】
車のエンジン下へ潜って作業できるように、前側を持ち上げる、手製カー・ステップですが、第一弾では、階段部分に使った煉瓦が、車の重さに耐えられず、割れてしまいそうになりました。 そこで、プラスチック製の敷石風パネルに変更しました。 このパネルは、かつて、柴犬のシュンが、庭の土を掘り返さないように、母が買って来て、敷いたもので、今でも、30枚くらい、敷いたままになっています。
≪写真上≫
パネルの大きさは、縦横30センチ、厚さ2.5センチ。 1段目が1枚で、2.5センチ、2段目が2枚で、5センチ、3断面が3枚で、7.5センチ、4段目がブロックで、10センチと、均等に上がれるようになりました。
脱輪対策のブロックは、第一弾の時より減らしてあります。 右前輪を見ながら上がるので、右側に落ちる事はありえず、左右ステップの幅が合っていれば、左側へ落ちる事もありえないのですが、ちょっと心配なので、左側には、まだ置いてあります。 このくらいの数なら、庭の奥から運ぶのも、苦にならないというのが、この数になった、大きな理由。
≪写真中≫
第一弾と同じく、パネルとブロックをダンボールで作った枠で囲み、ズレないようにしてあります。 パネル部分一段分の長さが、30センチあるので、第一弾の時よりも、一段ずつ上がる感じが、はっきり分かるようになりました。
≪写真下≫
例によって、前輪を載せた後、内側に置いてあった、半割れブロック2個を取り出し、後輪の後ろに置いて、輪止めにしました。
パネルへの変更で、第一弾よりは、はるかに、安心感が高くなりました。 ところで、私の場合、たまたま、うちに、パネルがあったから、こんな物を作ったわけですが、買えば、何千円かすると思うので、もし、ゼロ状態からやるなら、専用のカー・スロープを買った方が、安いです。
【ベルト交換・調整に成功/L形ハンドル付ソケットレンチセット】
6月15日に、エアコン・ベルトの交換に、再チャレンジしました。 今回は、作業性を上げる為に、前バンパーを外すつもりでいたんですが、ヘッド・ライト下のボルトが外せなくて、断念。 やむなく、バンパーはつけたまま、家にあるメガネ・レンチを全部使って取り組み、悪戦苦闘の末、何とか、コンプレッサーのボルトを緩める事に成功しました。 バンパーの締め付け箇所を、8割方、外しておいたお陰で、車体とバンパーの間に隙間が出来て、レンチを入れる空間を確保できた事も、勝因の一つです。
≪写真1≫
左側は、新品のエアコン・ベルト。 右側が、外したものです。 内側に、亀裂がたくさん、入っていました。 さぞや伸びているだろうと思っていたんですが、重ね合わせてみると、長さは同じでした。 ゴムだから、テンションがかかっていなければ、元の長さに戻るんですな。 引っ張った状態では、新しい方が、長さは短いです。 取り付けたら、それまでいっぱいになっていたアジャスターが、7分目くらいになりました。
外したベルトは、埋め立てゴミへ。 車の部品を自力交換する時は、自治体のゴミ回収に捨てられる物かどうか、確認してからでないと、後で、困る事になります。
≪写真2≫
エアコン・コンプレッサーの写真は、前回出したので、割愛。 これは、ジェネレーターの方です。 分かり易く言うと、ダイナモ発電機ですな。 こちらも、ベルトがユルユルでしたが、アジャスターに余裕があったので、交換はせずに、張り調整だけしました。 矢印のボルトを緩めて、締め直したわけですが、ここも、狭くて、往生しました。 この角度から見ると、広そうですが、真上からメガネ・レンチを入れると、ほとんど、動かせるゆとりがないのです。
≪写真3左≫
ジェネレーターを下から撮影した写真。 こちらは、障碍物がなかったので、簡単に回せました。 矢印で指してある、下側ボルトが軸になり、上側ボルトがアジャスター上を動いて、ベルトの張りを調整する仕組みです。 つまり、ジェネレーターの角度が変わるようになっているのです。 それは、エアコン・コンプレッサーの方も同じ。 もっと高い車だと、こういう構造ではなく、「ベルト・テンショナー」という装置で、ベルトの張りを調整するらしいです。
≪写真3右≫
6月20日に、ダイソーで買って来た、「L型ハンドル付 ソケットレンチセット」。 ソケットは、6.35mラチェット・レンチ用のが、7、8、10、12ミリの4個、入っていますが、それは、もう持っていまして、目当ては、L型ハンドルの方です。 狭いエンジンルームでは、ラチェット・レンチを入れる空間がないケースが多いので、L型ハンドルなら、代用品として使えるのではないかと思い、買って来た次第。 ただ、すでに、ベルト交換は終わっていますから、当座、この工具の出番はありません。 もしかしたら、今後も、使わないかもしれませんが、108円だから、大きな損にはならないでしょう。
エアコン・ベルトを交換し、ジェネレーター・ベルトを張り直したお陰で、エアコンは、驚くくらい、良く利くようになりました。 ただし、それだけ、エンジンに負担がかかるのか、燃費も悪くなりました。 でも、私が車を所有している理由は、専ら、母を乗せる為でして、ガソリン代は母もちだから、お金の方は問題はありません。 暑さに弱い年寄りですから、エアコンが利く方が優先されます。
【エア・フィルター交換】
≪写真1≫
6月に、ジェネレーター・ベルトの張り直し作業をした時、エア・フィルターの蓋が邪魔で、取り外したのですが、外して、ビックリ! 中のフィルターが、えらい汚れていまして、「こーりゃ、換えなければならんなあ」と、否が応でも決心させられた次第。 ちなみに、エア・クリーナーの蓋は、形式に関係なく、金属のクランプで留められているだけなので、簡単に外せます。
≪写真2≫
実店舗や、ネット上で吟味した結果、アマゾンで買う事にしました。 アルプス工業の、「エアフィルター AA-0229V」、864円。 送料が、640円かかったのですが、同じ会社の、オイル・フィルター(513円)と一緒に買って、送料を浮かせました。 適合確認のやりとりや、問屋から入荷する時間などがかかり、6月中旬に注文したのが、7月になって、ようやく届きました。
左は、箱。 右は中身ですが、ビニールに入っているのは、過剰包装というわけではなく、湿式フィルターで、オイルを湿らせてあるので、ビニールに入れておかないと、オイルが箱まで浸みてしまうからです。
≪写真3≫
新旧比較。 デザインが、だいぶ、違います。 たぶん、古い方は、車が売られていた当時のスズキ純正部品だと思いますが、今では、純正部品であっても、右のデザインのしかないようです。 外形が同じなので、互換性は完全にあります。
こうして比べると、古い方の汚れ具合は、救いようがないレベルですな。 一度も交換していなかったのかも知れません。 スズキの規定では、軽自動車のエア・フィルター交換は、4万キロごとらしいですが、中古車の場合、前回、いつ換えたのか分からないので、汚れ具合で判断するしかありません。
新しい方の中心部には、「清掃不可」の文字があります。 洗えば、復帰すると考える人がいるんでしょうなあ。 バイクのエア・フィルターには、スポンジにエンジン・オイルを含ませて使うタイプがあり、それならば、洗浄可能です。
≪写真4≫
裏側。 表側から入った空気が、裏から出る格好になるので、裏の方が、幾分、汚れが薄いです。
≪写真5≫
交換後。 フィルターは、嵌め込まれているだけなので、脱着は簡単です。 うーむ、フィルターだけ、新し過ぎて、なんだか、異様だ。 まあ、蓋をするから、分からなくなってしまいますけど。
ベルト類の交換や調整は、劇的な変化を齎しましたが、エア・フィルターを換えたからと言って、目立って、エンジンの調子が良くなるわけではありません。 でも、新品なりの安心感は得られました。
【バンパー下修理/ホイール・カバー修理】
≪写真1≫
6月15日にやった、エアコン・ベルト交換作業で、前バンパーを外そうと努力して、結局、外せなかったのですが、その時、バンパー下を留めているボルトを緩めようとして、折ってしまいました。 しかも、左右とも。
やむなく、ドリルで、ブラケットに穴を開け、一方は、タップでネジを切って、ありあわせのボルトで留めました。 もう一方は、タップをかけられるような位置に穴を開ける事ができず、応急処置として、結束バンドで留めておきました。
≪写真2≫
7月7日に、本格的に修理する事にし、ブラケットに、改めてドリルをかけて、穴を大きくしました。 手持ちのボルト・ナット・ワッシャーを組み合わせて、左右とも、六角形のボルトで留められるようにしました。 実は、見えない所に、いろいろと涙ぐましい工夫をしているのですが、位置的に、カメラを入れられず、写真が撮れないので、説明はしません。
これなら、車検で、どうこう言われる事もないでしょう。 欲を言えば、ワッシャーを、各一枚にしたいところですが、買って来ると、また、出費になってしまうので、これで、良しとします。 ワッシャーには、外形と内径の組み合わせで、たくさんの種類があります。 プラスチックを挟んで締め付ける場合、外形の大きいワッシャーの方がいいのですが、内径まで大きいと、ボルトの頭との接触面が少なくなってしまうので、やむなく、もう一枚、内径・外形が小さいワッシャーを入れて、仲介させているというわけ。
ちなみに、セルボ・モードの場合、バンパーを取り外す時には、このボルトを外すのではなく、ブラケットを車体に留めているボルトの方を外さなければならない事に、この日、気づきました。 次に、エアコン・ベルトの張り調整をする時には、バンパーを外して、やってみようと思います。
≪写真3≫
左前輪のホイール・カバーが、一部浮いてしまい、押すとパカパカ言うので、7月13日に外してみたら、やはり、爪が折れていました。 しかも、3本も。 これでは、浮くわけだわ。
ホイール・カバーの裏が、随分と汚れていますが、まあ、長く乗られている車だと、こんなものです。 いろいろと、道具や薬品を使えば、綺麗にできるのは分かっているんですが、どうせ、見えないところなので、そんなお金や手間をかける気になれません。
≪写真4≫
折れた爪。 断面を脱脂した上で、ABS接着剤でくっつけ、更に、バンパー・パテで、付け根を補強しました。 3本の内、2本だけ、くっつけ、1本はつけないまま、ホイールに戻しました。 爪は、一本ない方が、脱着が容易だからです。 実は、右前輪のホイール・カバーも、一本欠けた状態で取り付けてあります。 荒っぽい運転をしなければ、落ちるような事はありません。
≪写真5≫
左の写真は、ホイール・カバーを外した状態の、スチール・ホイール。 別名、「テッチン」とも言います。 アルミではなく、鉄製なわけだ。 これを直接、シルバーに塗ったホイールもあり、それは、ホイール・カバーが不要で、最も、扱いが簡単です。 ちなみに、最初からシルバーに塗られているテッチンの場合、ホイール・カバーを付ける事ができないような形になっています。
右の写真は、ホイール・カバーを付けたところ。 カバーが付く、黒のテッチンは、大抵、肉抜きしてある穴が、カバーの隙間から見えてしまうのですが、このタイプでは、穴が見えないようなデザインになっています。 設計者が、拘ったんでしょうねえ。 気にしなければ、全然、気にならないような事ですけど、私は、こちらに慣れてしまったので、肉抜き穴が見えるカバーは、安っぽく見えてしまいます。
【キー雨蓋修理 ①】
7月13日から、14日にかけて行なった、運転席ドアのキー・ホール雨蓋の修理の様子。
≪写真1左≫
去年の7月末に、車を買って来た時から、運転席ドアのキー・ホールが、こんな有様でした。 普通、蓋があって、内側から閉まるようになっているんですが、その蓋が見えません。 この修理をする数日前まで、ずっと、蓋が落ちてなくなってしまったのだと思い込んでいました。
ところが、針金を鉤にして、穴の中を弄ってみたら、蓋が中に倒れこんでいるだけである事が判明しました。 針金鉤で引っ張れば、途中まで起きて来るのですが、離すと、奥へ戻ってしまいます。 動きが悪いだけなのかと思って、シリコン・スプレーを買って来て、吹いてみましたが、効果なし。
で、ネットで調べたら、蓋の裏に、スプリングが入っていて、その一端が折れていると、こんな状態になるとの事。 直す方法も出ていたので、俄然、修理する気になりました。
≪写真1右≫
パワー・ウインドウ修理の時と同じように、ドアの内張りトリムを外しました。 防水ビニールは、ドア・ノブの裏の部分だけ剥がしました。 前にも書きましたが、ビニールを貼ってある、ブチル・テープは、何度でも貼り直しが利きます。
≪写真2≫
ドア・ノブの裏側。 ノブは、左右2本のボルトで、ドア・パネルに留められています。 ロッドと呼ばれる、伝達棒を外せば、ノブが、ドアの外側に外れて来るのですが、ロッド2本の内、上側が外せなくて、やむなく、ノブを完全に外さないまま、キー・シリンダーだけ、外しました。 キー・シリンダーは、洗濯挟みのバネと似たようなバネで、固定されているだけだったので、それを開いてやったら、抜き取れました。
≪写真3左≫
これが、キー・シリンダーです。 キーが車ごとに異なるように、キー・シリンダーも、車ごとに、異なります。 もし、交換するとしたら、車に付いているキー・シリンダー、全てを取り換えなければなりません。
≪写真3右上≫
キー・シリンダーの穴側に被さっている、金属カバーを外しました。 側面の4箇所で、カシメてあります。 私は、マイナス・ドライバーとラジオ・ペンチで、強引に取ってしまいましたが、後で考えたら、細い六角レンチで、カシメてある部分を起こしていけば、もっとスマートに外せたかもしれません。
≪写真3右下左≫
キー・ホールの、縦長長方形を形作っている、カバーを外したところ。 これは、持ち上げるだけで取れました。 画像が小さくて恐縮ですが、キー・シリンダーの方に、落ち込んだ蓋と、小さいスプリングが見えています。
≪写真3右下右≫
蓋だけ取り出すと、こんな形をしています。 この蓋の名前は、「雨蓋」と言うらしいのですが、「あめぶた」と読むのか、「あまぶた」と読むのかは分かりません。
【キー雨蓋修理 ②】に、続く。
今回は、ここまで。 話が、キー雨蓋修理の途中ですが、別に、勿体つけているわけではなく、次回、組み写真5枚で、終わりになるので、切りのいい所で、切るわけにいかなかったのです。
今思い返すと、カー・ステップを、段階的に改良していた頃が、懐かしいです。 一円も使わないで、家にある材料だけで作るというのが、私のような倹約家には、この上なく、心地よい事なんですわ。 ダンボール製の枠は、物置に保存してあるから、今でも、カー・ステップを組み立てる事は、簡単にできますが、オイル交換は、上抜きでやってしまうので、しばらく、使う予定がありません。
エアコン・ベルトの交換と、ジェネレーター・ベルトの調整の結果、エアコンの利きが良くなったのは、画期的でした。 だけど、本格的に暑くなって来たら、エアコンが少々、復調したくらいでは、焼け石に水になってしまい、夏の間、「正午前後は、乗らない方が、無難」という状態が続きました。 実際、最も車の出番が多い、食料品の買い出しは、それより早い時間帯に行っていたから、正午前後に車を使う事は、稀でした。
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