こびりついた虫ゴム
旧母自の後輪タイヤを、新品に交換したのは、7月24日の事ですが、実は、それから、しばらくの間、「ゆっくり空気抜け」に悩まされました。 虫ゴムを何度換えても、すぐに擦り切れてしまい、処置なし。 虫も交換してみたのですが、やはり、駄目。 「ゆっくり空気抜け」なので、 虫ゴムを新しくして、空気を入れれば、その時は使えるのですが、もって、二日。 三日目になると、もう、空気が半分くらいになっています。
買い置きしてある虫ゴムが、劣化したのではないかとも思ったのですが、買った時期が明らかに異なる、どの虫ゴムを入れても、すぐに擦り切れるのは、どう考えても、おかしいです。 ダイソーで買った、切って使う生ゴムのも、父がホーム・センターで買った、黒いのも駄目。 使っていない父自のタイヤから、虫ごとそっくり移しても、やはり、抜けます。
超常現象ですわ。 X-ファイルでんがな。 バルブでなければ、チューブ本体という事になりますが、7月24日に、タイヤ交換した時には、ちゃんと、後輪を外した上で、レバーを使わず、手だけでやったから、穴なんて、開くわけがないのです。 大体、チューブに穴が開いたら、空気を入れるたびに、穴が大きくなるから、いつまでも、「ゆっくり空気抜け」が繰り返される事はなく、すぐに抜けてしまうようになるはず。 旧母自の後輪チューブは、パンク修理をした事が一度もないので、パッチの隙間から抜ける事もありえません。
で、9月13日。 いよいよ、乗る度に虫ゴムを交換して、空気を入れ直すのにもうんざりして、本格的に直そうと決心した次第。 最悪の場合、チューブの交換まで、覚悟していました。 いや、新品のチューブはあるんですよ。 タイヤとセットで買ったのが、2本分も。 だけど、交換となると、後輪を外さなければならず、大仕事になってしまいます。
とりあえず、チューブに穴が開いてないか見てみようと、チューブを引っ張り出しました。 空気を入れ直し、水に浸ける前に、ふと、バルブの筒の中を覗き込んでみたら、あらやだ、虫ゴムが接触する部分に、何か、こびりついているじゃありませんか。 何か、じゃない。 これは、タイヤ交換した時に、一緒に換えた、古い虫ゴムの一部に違いないです。 変質して固着した、カスなのです。
これですよ、これ! 空気が漏れる原因は! このカスがあったせいで、新しい虫ゴムとの間に隙間が出来て、そこから空気が漏れると同時に、新しい虫ゴムに食い込んで、擦り切れさせていたのです。 なぜ、タイヤ交換前に、空気抜けが起こらなかったかというと、それまでは、固着した部分が、虫ゴムの他の部分と一体化していたから、隙間が出来なかったのでしょう。
こびりついた物を、千枚通しで、掻き落としましたが、金属で擦ったら、キズがついてしまいそうだったので、綿棒を持って来て、ゴシゴシ、擦りました。 これで、もう、空気漏れは起こらないでしょう。 いやあ、苦しめられる事、1ヵ月と20日間・・・、長い戦いだった。
その後は、空気は抜けてません。 やはり、あのカスが原因だったんでしょうなあ。 嫌な思いをしましたが、お陰で、一つ、経験値が上がりました。 これからは、ゆっくり空気抜けが起こったら、バルブの筒の内側も調べて見る事にします。 いや、いっその事、虫ゴムを交換する時には、必ず、綿棒で掃除した方が、確実かも知れません。
実は、ゆっくり空気抜けが繰り返されている間、「バルブの筒の中に、何か、あるんじゃないかなあ?」と思わなかったわけではないのです。 だけど、チューブがホイールに付いた状態だと、角度的に、中を清々と覗き込む事ができないと思い、億劫で、確認しなかったのですよ。 9月13日には、チューブを引っ張り出して、真上からバルブの筒の中を見れるようになったから、カスがついているのが分かったのです。
チューブを出さなくても、空気を抜き、根元ナットをいっぱいに緩めて、バルブの筒を斜めにすれば、中が見えるかもしれません。 いやいや、それより、とにかく、綿棒でゴシゴシしてしまった方が早いか。 綿棒は、濡らすと、より洗浄効果が高くなりますが、穂が崩れやすくなるので、痛し痒しです。
小学生も驚く、サイテー・レベルのイラストで恐縮至極ですが、バルブの筒の断面図です。 黄色いのが、固まって、こびりついた、虫ゴムのカス。 虫の形状に合わせて、筒の内壁にも斜めになった部分があり、そこに、虫ゴムを挟む事によって、空気漏れを防ぐ仕組みです。 押し付けられるので、カスが固着し易いと言えば言えます。
改めて見てみると、英式バルブというのは、極めてシンプルで、よく考えられていますなあ。 虫ゴムこそ交換が必要ですが、それ以外の部品は一生ものですから、維持費の安さは、これ以下がないくらいです。 更に、虫ゴムは、ど素人でも、子供でも、病人でも、工具なしで交換できると来たもんだ。 虫がイカれたら、専用工具を使って、虫ごと交換しなければならない米式とは、大違いですな。
買い置きしてある虫ゴムが、劣化したのではないかとも思ったのですが、買った時期が明らかに異なる、どの虫ゴムを入れても、すぐに擦り切れるのは、どう考えても、おかしいです。 ダイソーで買った、切って使う生ゴムのも、父がホーム・センターで買った、黒いのも駄目。 使っていない父自のタイヤから、虫ごとそっくり移しても、やはり、抜けます。
超常現象ですわ。 X-ファイルでんがな。 バルブでなければ、チューブ本体という事になりますが、7月24日に、タイヤ交換した時には、ちゃんと、後輪を外した上で、レバーを使わず、手だけでやったから、穴なんて、開くわけがないのです。 大体、チューブに穴が開いたら、空気を入れるたびに、穴が大きくなるから、いつまでも、「ゆっくり空気抜け」が繰り返される事はなく、すぐに抜けてしまうようになるはず。 旧母自の後輪チューブは、パンク修理をした事が一度もないので、パッチの隙間から抜ける事もありえません。
で、9月13日。 いよいよ、乗る度に虫ゴムを交換して、空気を入れ直すのにもうんざりして、本格的に直そうと決心した次第。 最悪の場合、チューブの交換まで、覚悟していました。 いや、新品のチューブはあるんですよ。 タイヤとセットで買ったのが、2本分も。 だけど、交換となると、後輪を外さなければならず、大仕事になってしまいます。
とりあえず、チューブに穴が開いてないか見てみようと、チューブを引っ張り出しました。 空気を入れ直し、水に浸ける前に、ふと、バルブの筒の中を覗き込んでみたら、あらやだ、虫ゴムが接触する部分に、何か、こびりついているじゃありませんか。 何か、じゃない。 これは、タイヤ交換した時に、一緒に換えた、古い虫ゴムの一部に違いないです。 変質して固着した、カスなのです。
これですよ、これ! 空気が漏れる原因は! このカスがあったせいで、新しい虫ゴムとの間に隙間が出来て、そこから空気が漏れると同時に、新しい虫ゴムに食い込んで、擦り切れさせていたのです。 なぜ、タイヤ交換前に、空気抜けが起こらなかったかというと、それまでは、固着した部分が、虫ゴムの他の部分と一体化していたから、隙間が出来なかったのでしょう。
こびりついた物を、千枚通しで、掻き落としましたが、金属で擦ったら、キズがついてしまいそうだったので、綿棒を持って来て、ゴシゴシ、擦りました。 これで、もう、空気漏れは起こらないでしょう。 いやあ、苦しめられる事、1ヵ月と20日間・・・、長い戦いだった。
その後は、空気は抜けてません。 やはり、あのカスが原因だったんでしょうなあ。 嫌な思いをしましたが、お陰で、一つ、経験値が上がりました。 これからは、ゆっくり空気抜けが起こったら、バルブの筒の内側も調べて見る事にします。 いや、いっその事、虫ゴムを交換する時には、必ず、綿棒で掃除した方が、確実かも知れません。
実は、ゆっくり空気抜けが繰り返されている間、「バルブの筒の中に、何か、あるんじゃないかなあ?」と思わなかったわけではないのです。 だけど、チューブがホイールに付いた状態だと、角度的に、中を清々と覗き込む事ができないと思い、億劫で、確認しなかったのですよ。 9月13日には、チューブを引っ張り出して、真上からバルブの筒の中を見れるようになったから、カスがついているのが分かったのです。
チューブを出さなくても、空気を抜き、根元ナットをいっぱいに緩めて、バルブの筒を斜めにすれば、中が見えるかもしれません。 いやいや、それより、とにかく、綿棒でゴシゴシしてしまった方が早いか。 綿棒は、濡らすと、より洗浄効果が高くなりますが、穂が崩れやすくなるので、痛し痒しです。
小学生も驚く、サイテー・レベルのイラストで恐縮至極ですが、バルブの筒の断面図です。 黄色いのが、固まって、こびりついた、虫ゴムのカス。 虫の形状に合わせて、筒の内壁にも斜めになった部分があり、そこに、虫ゴムを挟む事によって、空気漏れを防ぐ仕組みです。 押し付けられるので、カスが固着し易いと言えば言えます。
改めて見てみると、英式バルブというのは、極めてシンプルで、よく考えられていますなあ。 虫ゴムこそ交換が必要ですが、それ以外の部品は一生ものですから、維持費の安さは、これ以下がないくらいです。 更に、虫ゴムは、ど素人でも、子供でも、病人でも、工具なしで交換できると来たもんだ。 虫がイカれたら、専用工具を使って、虫ごと交換しなければならない米式とは、大違いですな。
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