2017/10/22

母自前輪・旧母自後輪、同時タイヤ交換

  もう、だいぶ前の話で、恐縮ですが、久々に自転車関連の事を。

  7月20に、母が、珍しく、母自で買い物に行き、帰って来るなり、「タイヤの空気が少なくなっているから、入れてくれ」と言われました。 入れている時に、前輪タイヤが擦り切れているのを発見。 いかに、母が自転車に乗る機会が減ったとはいえ、繊維が出ている状態で、放っておくわけには生きません。 交換する以外ありませんな。

  ついでに、私が使っている旧母自を見たら、そちらの後輪タイヤも、繊維が出ているじゃありませんか。 2016年の10月に、保存してあった中古タイヤに交換したのですが、それを、9ヵ月間で、使いきったわけですな。 こちらも、換えざるを得ません。 やれやれ、次から次に、やる事が湧いて出る事よ。


  新しく買うタイヤですが、実店舗より、ネットの方が、確実に安いと思い、アマゾンで調べたら、タイヤ/チューブ/リムテープ2本分セットで、送料を入れても、2000円以下というのがあったので、7月21日の朝一で注文しました。 前回、タイヤを買ったのは、2016年初めのレストアの時で、その時は、一本で千円を切る品があったのですが、それは、値上げされた上に、品切れという、しょーもない状態になっていました。

  アマゾン直売ではなかったにも拘らず、翌22日の午後には、到着。 早いな。 買ったタイヤは、「COMPASS P1013(B003) 24×1 3/8 WO 24インチ 黒」という品。 チューブが、タイヤの中に入り、リム・テープは、折りたたんで、タイヤとチューブの間に入れられていました。


  しかし、天気が悪くて、タイヤ交換などという面倒な作業をする気にならず、丸一日以上、放置し。 24日の午後なって、ようやく、手を着けました。 今までにも、タイヤ交換に関しては、何度も記事を書いているので、細かい手順は書きません。 例によって、脚立を立て、紐で車体を吊ってから、車輪を外します。


  母自は、前輪です。 「前輪なんか、簡単だろう」と思うでしょうが、母自は電動アシスト車でして、前輪の車軸部分に、大きな、ハブ・ダイナモがついており、普通の自転車とは、まるで、印象が違います。 左側に、プラスチック・カバーがついているのですが、2016年3月に、前籠ステーを塗り替える為に、カバーを外そうとしたら、ボルトが回らなくて、諦めたという苦い経験あり。

  その時は、ドライバーでしたが、今回は、ラチェット・レンチに、+ビットをつけて、ボルトを回してみました。 ところが、やはり、駄目でした。 二ヵ所ある内、下側が、どうしても、回りません。 カバーを取らなければ、車軸が出せず、タイヤ交換ができません。 是非もないので、カバーの下側を、カッターで切り、ボルトをかわして、取り外しました。 てこずらせてくれよるのう。

  ボルトが回らなかった原因は、ナットの前にプラスチックの筒を通るようになっていて、それに締め付けられているからでした。 ロック・ボルトみたいな作用をしていたわけです。 なんで、こんなものを? カバーなんて、そんなに用心して、固定しなければならないほど、大事な部品でもありますまいに。

  とりあえず、カバーが外れたので、作業を進めます。 コネクターが2ヵ所あったのて、それらを抜き、車軸のナットを外したら、前輪が抜けました。 ハウツー・サイトによっては、前輪を外す時に、前ブレーキを開くように注意喚起している人がいますが、少なくとも、軽快車やシティー・サイクルでは、そんな心配をしなくても、スポッと抜けます。 戻す時も、同様。

  前輪を外してしまえば、あとは簡単です。 古いタイヤを外して、新しいのに付け替えるだけ。 私の場合、もう、だいぶ前から、タイヤ・レバーを使わずに、手だけで、交換しています。 レバーを使うと、噛み込んで、チューブに穴が開く恐れがあり、また外して、穴を塞いで、やり直すのが面倒臭いからです。 手だけでやれば、チューブを傷つける事は、まず、ありません。 絶対にない、とまでは言いませんが。

  チューブと・リム・テープは、今まで付いていたのを、そのまま使いました。 新しいチューブは、空気を抜いて、折り畳み、リム・テープとともに、プレハブ離屋の天袋にしまいました。 保存する場所が思いつかなくて、そこに入れたんですが、その内、存在を忘れてしまうかも知れませんな。 オマケに付いて来たものというのは、特に、忘れ易いような気がします。

  前輪を、フォークに戻し、車軸のナットを締め、コネクターを繋ぎ、カバーを取りつけました。 カッターで切った下側は、接着せずに、そのまま締めてしまいました。 ボルトは、十字部分をナメてしまっていたので、物置にあった、同じ径の、別のボルトで代用しました。

  母に、試し乗りしてもらって、電動アシストが作動する事を確認し、母自の方は、作業完了。


  続いて、旧母自の後輪です。 前回は、車輪を外さずに、車軸とフレーム端の隙間から、無理やり出し入れするという荒技を使いましたが、今回は、新品のタイヤを着ける事になるので、そういう雑な事はせず、チェーンをギアから外し ブレーキ・ワイヤーも外して、車輪を分離しました。

  タイヤを交換して、車輪を車体に戻します。 ところが、車軸ナットを締め付けた後になって、チェーン引きを調整していなかった事に気づき、思わず舌打ち。 しかし、車輪の向きは、もう真っ直ぐにしてあったので、今更、やり直すのが面倒臭い。 チェーン引き自体は、フレーム端にピッタリ挟み込まれていて、ナットが回って落ちる事もなさそうだし、まあ、良かろうという事で、そのまま、OKにしてしまいました。 どうも、この種の作業に慣れ過ぎて、やっつけ仕事になっている感じですな。



≪写真上≫
  ビフォー写真です。 左が、母自の前輪。 右が、旧母自の後輪。 普通、タイヤというのは、溝がなくなったら、交換するものですが、私の場合、繊維が出てからでないと、換える気になりません。 繊維が出たまま乗り続けると、完全に穴が開いてしまい、チューブにまで穴が開いて、パンクしてから気づきます。 恥ずかしながら、経験済み。

≪写真下≫
  アマゾンで買った、新品のタイヤ。 「COMPASS P1013(B003) 24×1 3/8 WO 24インチ 黒」。 チューブ、リム・テープ付き、2本分セットで、1330円。 送料が、648円。 計、1978円。

  左の写真は荷姿。 ラップで、ぐるぐる巻きにされています。 佐川急便で届きました。

  右上は、ラベル。 「コンパス」というのは、社名なのか、ブランド名なのか、分かりません。 「カスタムジャパン」という会社が扱っているようです。

  右下は、タイヤの中に、少し空気が入ったチューブと、畳んだリム・テープが収められている様子。



≪写真1≫
  左の写真は、母自前輪の左側車軸部分。 このカバーが、なかなか、取れなかったんだわ。 特に、下側のボルトが、手強くて、まるで回りません。 やむなく、カバーの底面をカッターで切って外しました。 その上で、プライヤーで、ボルトを挟んで回し、取り除きました。

  右の写真は、カバーを外した様子。 コネクターが二つあります。 一つは、ライトへ。 もう一つは、バッテリーに繋がっている線でしょう。 抜く前に、写真を撮っておくと、元に戻す時に、見本になります。

≪写真2≫
  いつもの事ですが、車輪を外す時には、脚立を使って、紐で吊り下げています。 前輪を外す時には、後輪側のスタンドが生きているので、安定しているんですが、後輪を外す時には、接地部分が前輪だけになって、よろけてしまうので、紐で吊るすより、タオルを巻いた棒をシート・ステーの下に通した方が、無難です。

≪写真3≫
  アフター写真。 左が、母自の前輪。 右が、旧母自の後輪。 どのくらい、もつかは、使ってみないと分かりませんが、外観は、綺麗なパターンのタイヤですな。