セルボ・モード補修 ⑨
今年の、セルボ・モード補修・整備の、四回目にして、ラストです。 「今年の、」と、限定してしまうと、来年は来年で、またやるかのように取れるかも知れませんが、補修に関しては、すでに完了しており、今のところ、これ以上、弄る予定はないです。 整備は、オイル交換は、毎年二回やりますし、来年は、否が応でも、オイル・フィルター交換をせねばならないので、それはやります。 そういや、来年は、車検もあるんだった。 まったく、車は、所有が面倒です。
【キー雨蓋修理 ②】
運転席キー・ホール、雨蓋修理の続き。
≪写真1≫
キー・シリンダーを分解していたら、突如として、ゲリラ豪雨に襲われ、カー・ポートの下まで、雨が吹き込んで来たので、急いで片付けました。 ドア・ノブは、締め直さず、テープを貼って、キー・シリンダーが抜けた穴を塞いでおきました。
≪写真2左≫
自室に入って、作業続行。 これが、スプリングです。 大変、小さなものです。 正常なら、両端にツノが出て、真上から見た時、L字形になっているのですが、一端のツノが折れてしまっています。 雨蓋の裏に当たっている部分です。 何万回と開け閉めしている内に、金属疲労で折れてしまったのでしょう。
≪写真2右≫
修理方法ですが、ラジオ・ペンチなどを使い、スプリングの、ツノが折れた方を、ひと巻き分、真っ直ぐに伸ばして、ツノを再生しました。 スプリングが少し短くなるわけですが、機能上の問題はありません。 新しいのを買って来るという手もありますが、同じサイズを見つけるのは骨ですし、わざわざ、お金をかけなくても、雨蓋が閉まるようになるのなら、この方法で、充分だと思います。
スプリングに通してある黒い物は、糸です。 糸を通して、その両端を、セロテープで留めてあります。 これは、スプリングが小さいので、どこかへ飛んでしまっても、すぐに見つけられるように、用心した次第。 透明なビニールの中に、部品と手を入れて、作業するというやり方もあるらしいです。 とにかく、小さい部品は、なくしたら、大変なのです。
≪写真4≫
直したスプリングと、雨蓋をセットし、組み立て直した、キー・シリンダーです。 雨蓋と、縦長長方形の穴があるカバーの間に、隙間が出来てしまったのですが、キーを斜めに挿し込んで、梃子の原理で、カバーの歪みを直したら、隙間がなくなりました。
≪写真5≫
7月13日は、雨のせいで、それ以上の作業ができず、翌14日になって、ドア・ノブに、キーシリンダーを戻しました。
うーむ! これですよ! これが、当たり前の姿なんですよ! あー、清々した。 よくも、一年近く、雨蓋なしで、乗って来たものだと、自分に呆れてしまいます。 「整備工場に頼めば、直してくれるだろう」とは思っていましたが、まさか、自力で、タダで直せるとは、思っていなかった。 有用なネット情報には、心から感謝しなければなりますまい。
【ペダル塗り替え・洗浄/シリコン・スプレー】
≪写真1≫
ペダルですが、アクセルの方は、色が剥げて、金属色が出ており、ブレーキの方は、格子状の溝に、土が詰まっていました。 買って来た時、すでに、そういう状態だったのを、今まで、そのままにしておいたのですが、いよいよ、重い腰を上げて、綺麗にしました。
アクセルは、濡れ雑巾で拭いてから、ペイントうすめ液で脱脂し、ワイパーにも塗った、艶消し黒の水性ペイントを塗りました。 写真は、光ってしまっていますが、ちゃんと、黒く塗れています。
ブレーキは、洗面器に水を入れて、下に宛がい、束子でこすって、土を落としました。 こちらは、プラスチックが被せてあるから、水洗いするだけで、黒さが甦りました。 うーん、清々した。 もっとも、土足乗りなので、その内、また、汚れるでしょうけど。
≪写真2≫
7月10日に、近所のホーム・センターで買って来た、SKプランニング社の、シリコン・スプレー、420ml。 税込み、178円。 思ったよりも、安いのが気に入りました。 本来の用途は、潤滑剤でして、キーの雨蓋に使う為に買って来たのですが、そちらは、原因が別でした。 内張りトリムを外したついでに、ロッドの結節点の回転軸に吹いておきましたけど。
≪写真3≫
前々から、プラスチックや、ゴムの艶出しにも、効果があると聞いていたので、フロント・グリルに塗ってみる事にしました。 この写真が、ビフォー。 すっかり、白っぽくなってしまっています。 これでも、車を買って来た時には、苔が付いていたのを、割り箸にウエスを巻いて、こすり取ったのです。
≪写真4≫
で、シリコン・スプレーを吹き付けたら、こんな感じになりました。 ウエスに着けて塗るというのは、やってみたけど、すぐに揮発してしまって、無理だと分かり、裏側に新聞紙を入れて、スプレーで吹き付けました。 元の黒さに戻ったというより、黒くなり過ぎてしまった観あり。
≪写真5≫
バンパーのベース部分も、白っぽくなっていたので、スプレーしてみました。 ビフォー写真を撮り忘れてしまい、比較ができませんが、ここも、真っ黒になりました。 ただ、油なので、ルーバーのような狭い所に吹いてしまうと、後々、埃が着いて、取りにくくなります。
≪写真6≫
他に、シリコン・スプレーを吹いた所というと・・・、
左の写真は、ドア・サイド・プロテクター。 元々の色は、灰色で、まずまずのレベルに復元しました。 マスキングはせず、下にウエスを宛がっただけで、吹き付けましたが、シリコン・スプレーは、塗装面に着いても、塗面を侵す事はないようです。
右の写真は、マット・ガード。 ここが一番、効果がはっきり出た所かも知れません。 車は、後ろから見られる事が最も多いので、後姿を綺麗にしておく事は大切です。
4月から始めた、車の整備・修理は、これ以外に、車全体に、ワックスをかけ、ヘッド・ライトに、コンパウンドをかけて、7月末までには、終了しました。
【オイル・フィルター/同キャップ型レンチ】
≪写真1≫
アルプス工業の、「オイルフィルター AO-801」、513円。 エア・フィルターを買った時に、640円かかる送料の負担を減らす為に、オイル・フィルターも一緒に買った次第。 適合確認のやりとりや、問屋から入荷する時間などがかかり、6月中旬に注文したのが、7月になって、ようやく届きました。 エア・フィルターは、すぐに交換しましたが、オイル・フィルターの方は、まだ、押入れにしまってあります。 来年の春に換える予定。
≪写真2左≫
オイル・フィルターの適合品番が、自動車メーカーごとに記してあります。 軽自動車メーカーの、ダイハツとスズキで、互換性があるのは、ありがたいですな。 マツダ、日産に関しては、スズキから、OEM供給された車だと思います。 私のセルボ・モードの場合、「F6A」というエンジンなのですが、同じ形式のエンジンなら、大概、同じフィルターがつけられると思います。 ネット通販の出品ページに、「アルト用」や、「ワゴンR用」と書いてあっても、フィルターのサイズは同じなはずですから。
≪写真2右≫
こちらは、アマゾンで買った、SODIALの、「65ミリ 14フルート オイルフィルター・キャップ レンチ」。 送料無料で、259円。 この安さを見てもわかるように、中国から直送された品で、注文から、届けられるまでに、12日間かかりました。 でも、急がなかったから、別に問題なし。
荷物追跡で見ていたら、6日間、中国にあり、航空便で、日本に着いて、それから、5日間かかって、届いたという経過でした。 なんで、日本に来てから、そんなに日数がかかるのか、首を傾げてしまいますな。 ちなみに、日本国内の店で、普通に買うと、800円くらいの品です。
「65ミリ」は、フィルター頭部の直径。 「14フルート」というのは、このレンチを引っ掛ける、フィルターの頭の部分が、14角形に整形してあるという意味です。 14角形の一つの角から、反対側の角までの長さが、「65ミリ」なわけです。 二面幅で計ると、当然の事ながら、もっと小さい数値になります。
ちなみに、「フルート」の綴りは、「flute」で、楽器のフルートと同じですが、「溝」とか、「襞(ひだ)」という意味もあるらしく、この場合のフルートはそちらの意味です。 ギリシャ建築の柱につけられている襞模様がありますが、あれが、フルート。 そう言われてみれば、そっくりだ。
≪写真3≫
左の写真は、6月に買った、変換アダプターと並べた様子。 このアダプターは、12.7mmを、9.5mmに変換する為のものです。 フィルター・レンチの中心の穴が、12.7mmで、手持ちの、9.5mmラチェット・レンチでは、使えないので、アダプターが必要になるというわけ。 諸般の事情で、アダプター・セットの方を先に買いましたけど。
右の写真は、セットした様子。 きっちり、入ります。 キャップ型レンチは、オイル・フィルターの上に被せて回す方式の工具なので、車によっては、フィルターの上側に空間が少なくて、使えない場合もあるようです。
【ダイソー ソケットアダプター&中継ジョイント】
≪写真左≫
7月21日に、ダイソーで買って来た、9.5mmラチェット用の、「ソケットアダプター&中継ジョイント」という品。 欲しかったのは、中継ジョイントの方で、変換アダプター(9.5mm→6.5mm)は、すでに、同じ物を持っていました。 まあ、108円だから、ダブっても、どうという事はありません。
中継ジョイントは、75ミリの長さがあります。 ちなみに、6.5mmラチェット用なら、100mmの長さのものが、ダイソーで売っていて、それは、もう持っています。
出費を抑える為に、ダイソーの中継ジョイントを買ったのですが、お金に余裕があるのなら、「エクステンション・バー」という名前で探せば、250ミリとか、300ミリといった長さの品が売っています。
≪写真右≫
9.5mmラチェットに、変換アダプター3個と、中継ジョイント2本を繋いで、21.5センチの長さを確保しました。 これだけあれば、前バンパー後ろの穴から、オイル・フィルターに被せたキャップ型レンチに届くのです。 ただし、まだ、試していないので、届くには届いても、本当に回ってくれるのかどうかは、分かりません。
もし、回らなかったら、長いエクステンション・バーを買うか、バンパーを外すしかないです。 しかし、何度も書いているように、オイル・フィルターの交換は、まだ先の話です。
【セルボ・モード 後期型カタログ(5型) 1995年10月版】
去年の内から、欲しいと思っていた、カタログですが、とうとう、買いました。 ややこしい事情があって、他の車のカタログ、8冊と合わせて、車のカタログ専門サイトで購入。 セルボ・モードのカタログだけだと、税込み、432円ですが、9冊纏めた分の宅配便送料が、別にかかりました。
で、この、「セルボ・モード 後期型カタログ(5型) 1995年10月版」なんですが、私の車のドンピシャ版です。 自分が持っている車の情報が欲しいので、カタログを買うなら、ドンピシャ版でないと、意味がないと思っていました。
セルボ・モードは、1990年から、1998年まで、足掛け、9年間も売られていて、1回のマイナー・チェンジと、数回の小改良を受けており、カタログも、そのつど、新たな版が作られています。 ヤフオクで、他の版なら、出ていたのですが、この版だけは、なかなか出て来なくて、捜し始めてから、10ヵ月くらい、気長に待ちました。
1995年10月に、「5型」と呼ばれる後期型になり、フロント・グリルや、リヤ・コンビネーション・ランプといった外装だけでなく、内装にも、大幅なデザインの変更が施されました。 私の車は、初回登録が、1997年の7月になっていて、車を買って来て間もない頃は、最終の6型ではないかと思っていたのですが、ヤフオクに出ている6型カタログのサンプル写真と見比べると、あちこち違っていて、どうやら、5型のようでした。 で、5型のカタログを手に入れて、見てみたら、確かに、私の車と同じだったというわけ。
≪写真上≫
表紙と裏表紙を合わせて、全36ページあります。 車のカタログは、フル・モデル・チェンジと、マイナー・チェンジの時に、「本カタログ」と呼ばれる、20~30ページある厚手の物が作られ、その間を埋める格好で、ページ数が本カタログの半分とか、一枚紙の、二つ折り4ページとか、三つ折り6ページといった、簡略版が作られます。 これは、本カタログです。
織田裕二さんは、前期型の頃から、イメージ・キャラを務めていて、他にも、織田さんが写っている版は、多いです。 もう、23年も前の写真ですが、どこで撮影したんですかねえ。 中のページにも、5・6枚、織田さんが入った写真があります。 それにしても、織田さん、本当に、セルボ・モードに乗っていたのだろうか?
右は、価格表。 二つ折りで、中のページには、アクセサリー類が掲載されています。 価格表は、生産・販売が終わってから、20年も経過している今となっては、あまり、意味がないですが、世相変遷の参考にはなります。
私の車は、「Mセレクション、5ドア、2WD、3AT」で、96万2700円だったようです。 それに、諸経費を足して、100万ちょい、というところでしょうか。 今の軽自動車は、押し並べて高いので、それと比べると、低価格ですが、セルボ・モード自体が、アルトの上級車種という位置づけでしたし、Mセレクションは、中間グレードなので、決して、安物だったわけではありません。
最も安いグレードは、「Bタイプ、3ドア、2WD、5MT」で、72万6600円です。 最も高いのは、「SR FOUR、3ドア、4WD、5MT」で、130万6300円ですが、それは、4駆だから特別で、普通のSRシリーズは、110万円台だったようです。 性能を考えると、割安ですな。 軽の場合、グレードによる価格差の幅は、そんなに大きくありません。 ちなみに、セルボ・モードは、乗用のみで、ボン・バンはないです。
≪写真中≫
3ドアのグレード・ページ。 左上の「Loft」というのは、特別仕様車です。 3ドアでは、Mセレクションが、最上グレードだったんですな。 この頃、すでに、最低グレードでも、エアコンは標準装備になっていました。 Bタイプは、たぶん、「ベース・タイプ」の事で、ホイール・カバーがない、シルバー塗装の鉄ホイールを履いています。
イメージ・キャラに、織田裕二さんを起用していた事からも分かるように、若い男性向けに売ろうとしていたので、3ドアのグレードが多く設定されていたのでしょう。 だけど、たとえ、前席にしか人が乗らないとしても、使い勝手は、5ドアに、遠く及びません。 また、同じメーカーに、もっと低い価格帯のアルトが存在していた事を考えると、多少、安いから、3ドアを選ぶというのも、奇妙な感じがします。
≪写真下≫
5ドアと、SRシリーズのグレード・ページ。 5ドアの場合、Xタイプが、最上グレード。 Mセレクションが真ん中で、下が、Eタイプです。 Eタイプは、ホイールが、12インチになり、ホイール・カバーのデザインも違います。 ホイール・カバーから推測するなら、3ドアの、Cタイプに相当すると思われます。
私の車が、確実に、Mセレクションだと断定できたのは、Xタイプほど、装備が良くなく、Eタイプには、外板色に、シルバーの設定がないからでした。 また、Eタイプは、後席ドアにパワー・ウインドウがついていません。 私のにはあります。
SRシリーズには、「SR FOUR」と、「SR TURBO」の2種があり、どちらも、ターボ車なのですが、「SR FOUR」は、ツインカムの4気筒、「SR TURBO」は、3気筒という違いがあります。 もちろん、4気筒の方が高いのですが、価格差は、5MT車で、5万円程度だったようです。 「SR FOUR」は、5MTのみなので、SRシリーズで、ATが欲しかったら、「SR TURBO」を買うしかなかったわけだ。 ちなみに、SRシリーズではない、普通のタイプは、3気筒エンジンです。
全般的に、外板色の種類が少ないのは、意外でした。 高いグレードでも、4色。 低いと、2色。 「SR FOUR」に至っては、黒1色しかありません。 色なんて、グレードに関係なく、選べると思っていたんですが、そうでもないんですな。 新車を買った事が一度もないから、知りませんでした。
時代を感じさせる点というと、キーレス・エントリーが、上級グレード以外、オプションになっています。 それに、エア・バッグが、上級グレードですら、オプションになっています。 私の車には、確実に付いていません。 という事は、エア・バッグの破片で死ぬ事はないわけで、逆に安心しました。 カーナビは、まだ、設定がなくて、なぜか、液晶テレビが、オプションになっています。
今年の、セルボ・モード補修・整備記事は、以上です。 前回の前文で書いたように、11月に、オイル交換を予定しているのですが、ただのオイル交換なので、それだけで、記事にする事はないと思います。
カタログですが、他の車の8冊分というのは、かつて、我が家にあった、父・母・私の車のものです。 そのカタログに関しては、また、いずれ、紹介します。 送料を安く上げる為に、一遍に買ったけれど、ゆっくり楽しもうと思って、一ヵ月に一冊しか見ておらず、全て見終わるのは、遥か先になる予定。
【キー雨蓋修理 ②】
運転席キー・ホール、雨蓋修理の続き。
≪写真1≫
キー・シリンダーを分解していたら、突如として、ゲリラ豪雨に襲われ、カー・ポートの下まで、雨が吹き込んで来たので、急いで片付けました。 ドア・ノブは、締め直さず、テープを貼って、キー・シリンダーが抜けた穴を塞いでおきました。
≪写真2左≫
自室に入って、作業続行。 これが、スプリングです。 大変、小さなものです。 正常なら、両端にツノが出て、真上から見た時、L字形になっているのですが、一端のツノが折れてしまっています。 雨蓋の裏に当たっている部分です。 何万回と開け閉めしている内に、金属疲労で折れてしまったのでしょう。
≪写真2右≫
修理方法ですが、ラジオ・ペンチなどを使い、スプリングの、ツノが折れた方を、ひと巻き分、真っ直ぐに伸ばして、ツノを再生しました。 スプリングが少し短くなるわけですが、機能上の問題はありません。 新しいのを買って来るという手もありますが、同じサイズを見つけるのは骨ですし、わざわざ、お金をかけなくても、雨蓋が閉まるようになるのなら、この方法で、充分だと思います。
スプリングに通してある黒い物は、糸です。 糸を通して、その両端を、セロテープで留めてあります。 これは、スプリングが小さいので、どこかへ飛んでしまっても、すぐに見つけられるように、用心した次第。 透明なビニールの中に、部品と手を入れて、作業するというやり方もあるらしいです。 とにかく、小さい部品は、なくしたら、大変なのです。
≪写真4≫
直したスプリングと、雨蓋をセットし、組み立て直した、キー・シリンダーです。 雨蓋と、縦長長方形の穴があるカバーの間に、隙間が出来てしまったのですが、キーを斜めに挿し込んで、梃子の原理で、カバーの歪みを直したら、隙間がなくなりました。
≪写真5≫
7月13日は、雨のせいで、それ以上の作業ができず、翌14日になって、ドア・ノブに、キーシリンダーを戻しました。
うーむ! これですよ! これが、当たり前の姿なんですよ! あー、清々した。 よくも、一年近く、雨蓋なしで、乗って来たものだと、自分に呆れてしまいます。 「整備工場に頼めば、直してくれるだろう」とは思っていましたが、まさか、自力で、タダで直せるとは、思っていなかった。 有用なネット情報には、心から感謝しなければなりますまい。
【ペダル塗り替え・洗浄/シリコン・スプレー】
≪写真1≫
ペダルですが、アクセルの方は、色が剥げて、金属色が出ており、ブレーキの方は、格子状の溝に、土が詰まっていました。 買って来た時、すでに、そういう状態だったのを、今まで、そのままにしておいたのですが、いよいよ、重い腰を上げて、綺麗にしました。
アクセルは、濡れ雑巾で拭いてから、ペイントうすめ液で脱脂し、ワイパーにも塗った、艶消し黒の水性ペイントを塗りました。 写真は、光ってしまっていますが、ちゃんと、黒く塗れています。
ブレーキは、洗面器に水を入れて、下に宛がい、束子でこすって、土を落としました。 こちらは、プラスチックが被せてあるから、水洗いするだけで、黒さが甦りました。 うーん、清々した。 もっとも、土足乗りなので、その内、また、汚れるでしょうけど。
≪写真2≫
7月10日に、近所のホーム・センターで買って来た、SKプランニング社の、シリコン・スプレー、420ml。 税込み、178円。 思ったよりも、安いのが気に入りました。 本来の用途は、潤滑剤でして、キーの雨蓋に使う為に買って来たのですが、そちらは、原因が別でした。 内張りトリムを外したついでに、ロッドの結節点の回転軸に吹いておきましたけど。
≪写真3≫
前々から、プラスチックや、ゴムの艶出しにも、効果があると聞いていたので、フロント・グリルに塗ってみる事にしました。 この写真が、ビフォー。 すっかり、白っぽくなってしまっています。 これでも、車を買って来た時には、苔が付いていたのを、割り箸にウエスを巻いて、こすり取ったのです。
≪写真4≫
で、シリコン・スプレーを吹き付けたら、こんな感じになりました。 ウエスに着けて塗るというのは、やってみたけど、すぐに揮発してしまって、無理だと分かり、裏側に新聞紙を入れて、スプレーで吹き付けました。 元の黒さに戻ったというより、黒くなり過ぎてしまった観あり。
≪写真5≫
バンパーのベース部分も、白っぽくなっていたので、スプレーしてみました。 ビフォー写真を撮り忘れてしまい、比較ができませんが、ここも、真っ黒になりました。 ただ、油なので、ルーバーのような狭い所に吹いてしまうと、後々、埃が着いて、取りにくくなります。
≪写真6≫
他に、シリコン・スプレーを吹いた所というと・・・、
左の写真は、ドア・サイド・プロテクター。 元々の色は、灰色で、まずまずのレベルに復元しました。 マスキングはせず、下にウエスを宛がっただけで、吹き付けましたが、シリコン・スプレーは、塗装面に着いても、塗面を侵す事はないようです。
右の写真は、マット・ガード。 ここが一番、効果がはっきり出た所かも知れません。 車は、後ろから見られる事が最も多いので、後姿を綺麗にしておく事は大切です。
4月から始めた、車の整備・修理は、これ以外に、車全体に、ワックスをかけ、ヘッド・ライトに、コンパウンドをかけて、7月末までには、終了しました。
【オイル・フィルター/同キャップ型レンチ】
≪写真1≫
アルプス工業の、「オイルフィルター AO-801」、513円。 エア・フィルターを買った時に、640円かかる送料の負担を減らす為に、オイル・フィルターも一緒に買った次第。 適合確認のやりとりや、問屋から入荷する時間などがかかり、6月中旬に注文したのが、7月になって、ようやく届きました。 エア・フィルターは、すぐに交換しましたが、オイル・フィルターの方は、まだ、押入れにしまってあります。 来年の春に換える予定。
≪写真2左≫
オイル・フィルターの適合品番が、自動車メーカーごとに記してあります。 軽自動車メーカーの、ダイハツとスズキで、互換性があるのは、ありがたいですな。 マツダ、日産に関しては、スズキから、OEM供給された車だと思います。 私のセルボ・モードの場合、「F6A」というエンジンなのですが、同じ形式のエンジンなら、大概、同じフィルターがつけられると思います。 ネット通販の出品ページに、「アルト用」や、「ワゴンR用」と書いてあっても、フィルターのサイズは同じなはずですから。
≪写真2右≫
こちらは、アマゾンで買った、SODIALの、「65ミリ 14フルート オイルフィルター・キャップ レンチ」。 送料無料で、259円。 この安さを見てもわかるように、中国から直送された品で、注文から、届けられるまでに、12日間かかりました。 でも、急がなかったから、別に問題なし。
荷物追跡で見ていたら、6日間、中国にあり、航空便で、日本に着いて、それから、5日間かかって、届いたという経過でした。 なんで、日本に来てから、そんなに日数がかかるのか、首を傾げてしまいますな。 ちなみに、日本国内の店で、普通に買うと、800円くらいの品です。
「65ミリ」は、フィルター頭部の直径。 「14フルート」というのは、このレンチを引っ掛ける、フィルターの頭の部分が、14角形に整形してあるという意味です。 14角形の一つの角から、反対側の角までの長さが、「65ミリ」なわけです。 二面幅で計ると、当然の事ながら、もっと小さい数値になります。
ちなみに、「フルート」の綴りは、「flute」で、楽器のフルートと同じですが、「溝」とか、「襞(ひだ)」という意味もあるらしく、この場合のフルートはそちらの意味です。 ギリシャ建築の柱につけられている襞模様がありますが、あれが、フルート。 そう言われてみれば、そっくりだ。
≪写真3≫
左の写真は、6月に買った、変換アダプターと並べた様子。 このアダプターは、12.7mmを、9.5mmに変換する為のものです。 フィルター・レンチの中心の穴が、12.7mmで、手持ちの、9.5mmラチェット・レンチでは、使えないので、アダプターが必要になるというわけ。 諸般の事情で、アダプター・セットの方を先に買いましたけど。
右の写真は、セットした様子。 きっちり、入ります。 キャップ型レンチは、オイル・フィルターの上に被せて回す方式の工具なので、車によっては、フィルターの上側に空間が少なくて、使えない場合もあるようです。
【ダイソー ソケットアダプター&中継ジョイント】
≪写真左≫
7月21日に、ダイソーで買って来た、9.5mmラチェット用の、「ソケットアダプター&中継ジョイント」という品。 欲しかったのは、中継ジョイントの方で、変換アダプター(9.5mm→6.5mm)は、すでに、同じ物を持っていました。 まあ、108円だから、ダブっても、どうという事はありません。
中継ジョイントは、75ミリの長さがあります。 ちなみに、6.5mmラチェット用なら、100mmの長さのものが、ダイソーで売っていて、それは、もう持っています。
出費を抑える為に、ダイソーの中継ジョイントを買ったのですが、お金に余裕があるのなら、「エクステンション・バー」という名前で探せば、250ミリとか、300ミリといった長さの品が売っています。
≪写真右≫
9.5mmラチェットに、変換アダプター3個と、中継ジョイント2本を繋いで、21.5センチの長さを確保しました。 これだけあれば、前バンパー後ろの穴から、オイル・フィルターに被せたキャップ型レンチに届くのです。 ただし、まだ、試していないので、届くには届いても、本当に回ってくれるのかどうかは、分かりません。
もし、回らなかったら、長いエクステンション・バーを買うか、バンパーを外すしかないです。 しかし、何度も書いているように、オイル・フィルターの交換は、まだ先の話です。
【セルボ・モード 後期型カタログ(5型) 1995年10月版】
去年の内から、欲しいと思っていた、カタログですが、とうとう、買いました。 ややこしい事情があって、他の車のカタログ、8冊と合わせて、車のカタログ専門サイトで購入。 セルボ・モードのカタログだけだと、税込み、432円ですが、9冊纏めた分の宅配便送料が、別にかかりました。
で、この、「セルボ・モード 後期型カタログ(5型) 1995年10月版」なんですが、私の車のドンピシャ版です。 自分が持っている車の情報が欲しいので、カタログを買うなら、ドンピシャ版でないと、意味がないと思っていました。
セルボ・モードは、1990年から、1998年まで、足掛け、9年間も売られていて、1回のマイナー・チェンジと、数回の小改良を受けており、カタログも、そのつど、新たな版が作られています。 ヤフオクで、他の版なら、出ていたのですが、この版だけは、なかなか出て来なくて、捜し始めてから、10ヵ月くらい、気長に待ちました。
1995年10月に、「5型」と呼ばれる後期型になり、フロント・グリルや、リヤ・コンビネーション・ランプといった外装だけでなく、内装にも、大幅なデザインの変更が施されました。 私の車は、初回登録が、1997年の7月になっていて、車を買って来て間もない頃は、最終の6型ではないかと思っていたのですが、ヤフオクに出ている6型カタログのサンプル写真と見比べると、あちこち違っていて、どうやら、5型のようでした。 で、5型のカタログを手に入れて、見てみたら、確かに、私の車と同じだったというわけ。
≪写真上≫
表紙と裏表紙を合わせて、全36ページあります。 車のカタログは、フル・モデル・チェンジと、マイナー・チェンジの時に、「本カタログ」と呼ばれる、20~30ページある厚手の物が作られ、その間を埋める格好で、ページ数が本カタログの半分とか、一枚紙の、二つ折り4ページとか、三つ折り6ページといった、簡略版が作られます。 これは、本カタログです。
織田裕二さんは、前期型の頃から、イメージ・キャラを務めていて、他にも、織田さんが写っている版は、多いです。 もう、23年も前の写真ですが、どこで撮影したんですかねえ。 中のページにも、5・6枚、織田さんが入った写真があります。 それにしても、織田さん、本当に、セルボ・モードに乗っていたのだろうか?
右は、価格表。 二つ折りで、中のページには、アクセサリー類が掲載されています。 価格表は、生産・販売が終わってから、20年も経過している今となっては、あまり、意味がないですが、世相変遷の参考にはなります。
私の車は、「Mセレクション、5ドア、2WD、3AT」で、96万2700円だったようです。 それに、諸経費を足して、100万ちょい、というところでしょうか。 今の軽自動車は、押し並べて高いので、それと比べると、低価格ですが、セルボ・モード自体が、アルトの上級車種という位置づけでしたし、Mセレクションは、中間グレードなので、決して、安物だったわけではありません。
最も安いグレードは、「Bタイプ、3ドア、2WD、5MT」で、72万6600円です。 最も高いのは、「SR FOUR、3ドア、4WD、5MT」で、130万6300円ですが、それは、4駆だから特別で、普通のSRシリーズは、110万円台だったようです。 性能を考えると、割安ですな。 軽の場合、グレードによる価格差の幅は、そんなに大きくありません。 ちなみに、セルボ・モードは、乗用のみで、ボン・バンはないです。
≪写真中≫
3ドアのグレード・ページ。 左上の「Loft」というのは、特別仕様車です。 3ドアでは、Mセレクションが、最上グレードだったんですな。 この頃、すでに、最低グレードでも、エアコンは標準装備になっていました。 Bタイプは、たぶん、「ベース・タイプ」の事で、ホイール・カバーがない、シルバー塗装の鉄ホイールを履いています。
イメージ・キャラに、織田裕二さんを起用していた事からも分かるように、若い男性向けに売ろうとしていたので、3ドアのグレードが多く設定されていたのでしょう。 だけど、たとえ、前席にしか人が乗らないとしても、使い勝手は、5ドアに、遠く及びません。 また、同じメーカーに、もっと低い価格帯のアルトが存在していた事を考えると、多少、安いから、3ドアを選ぶというのも、奇妙な感じがします。
≪写真下≫
5ドアと、SRシリーズのグレード・ページ。 5ドアの場合、Xタイプが、最上グレード。 Mセレクションが真ん中で、下が、Eタイプです。 Eタイプは、ホイールが、12インチになり、ホイール・カバーのデザインも違います。 ホイール・カバーから推測するなら、3ドアの、Cタイプに相当すると思われます。
私の車が、確実に、Mセレクションだと断定できたのは、Xタイプほど、装備が良くなく、Eタイプには、外板色に、シルバーの設定がないからでした。 また、Eタイプは、後席ドアにパワー・ウインドウがついていません。 私のにはあります。
SRシリーズには、「SR FOUR」と、「SR TURBO」の2種があり、どちらも、ターボ車なのですが、「SR FOUR」は、ツインカムの4気筒、「SR TURBO」は、3気筒という違いがあります。 もちろん、4気筒の方が高いのですが、価格差は、5MT車で、5万円程度だったようです。 「SR FOUR」は、5MTのみなので、SRシリーズで、ATが欲しかったら、「SR TURBO」を買うしかなかったわけだ。 ちなみに、SRシリーズではない、普通のタイプは、3気筒エンジンです。
全般的に、外板色の種類が少ないのは、意外でした。 高いグレードでも、4色。 低いと、2色。 「SR FOUR」に至っては、黒1色しかありません。 色なんて、グレードに関係なく、選べると思っていたんですが、そうでもないんですな。 新車を買った事が一度もないから、知りませんでした。
時代を感じさせる点というと、キーレス・エントリーが、上級グレード以外、オプションになっています。 それに、エア・バッグが、上級グレードですら、オプションになっています。 私の車には、確実に付いていません。 という事は、エア・バッグの破片で死ぬ事はないわけで、逆に安心しました。 カーナビは、まだ、設定がなくて、なぜか、液晶テレビが、オプションになっています。
今年の、セルボ・モード補修・整備記事は、以上です。 前回の前文で書いたように、11月に、オイル交換を予定しているのですが、ただのオイル交換なので、それだけで、記事にする事はないと思います。
カタログですが、他の車の8冊分というのは、かつて、我が家にあった、父・母・私の車のものです。 そのカタログに関しては、また、いずれ、紹介します。 送料を安く上げる為に、一遍に買ったけれど、ゆっくり楽しもうと思って、一ヵ月に一冊しか見ておらず、全て見終わるのは、遥か先になる予定。
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