2019/07/07

セルボ・モード補修 (24)

  車の修理・整備記録のシリーズ。 この前の冬から春にかけてやった事の後半です。 それ以降、また何もやっていないので、今回で、とりあえず、おしまい。




【後席シート・ベルト汚れ落とし】

  車ですが、2016年に、中古車店から買って来た時から、後席シート・ベルトに、汚れがついていました。 もしや、天井と同じように、コーラ・ジミなのかと思い、天井を綺麗にした時に、こちらにも、漂白剤溶液を塗ってみましたが、効果なしでした。

≪写真上≫
  で、2月24日に、右ベルトに、中性洗剤の水溶液を塗り、2時間くらいおいてから、濡れタオルで拭き取ったら、ほぼ、見えなくなりました。

  右が、アフター写真。 左は、ビフォー写真と言いたいところですが、実は、ビフォー写真を撮り忘れまして、これは、アフター写真を画像加工した、ビフォー・イメージです。 実際の汚れは、もう少し濃くて、繊維の中まで浸透しているような感じでした。

≪写真中≫
  右ベルトが綺麗になった事に味を占め、左ベルトにも中性洗剤水溶液を塗り、一晩置いて、25日に濡れタオルで拭いたのですが、あまり、変化がありませんでした。 左ベルトの方が汚れの面積が大きく、しかも、二ヵ所ありました。

  で、洗面器に、中性洗剤水溶液を作り、ベルトを浸けて、一昼夜置きました。 時々、汚れをブラシでこすって。 26日に、タオルで拭いたら、綺麗になっていました。 やはり、浸け置き洗いは、効果がある。

  右ベルト同様、ビフォー写真を撮り忘れたので、汚れは、画像加工してつけた、ビフォー・イメージです。 

  左ベルトは、汚れだけでなく、繊維が毛羽立った部分がありますが、それは、どうにもしようがありません。 なんで、こんな所に、汚れや毛羽立ちがあるのかというと、たぶん、以前の持ち主が、後席シート・ベルトを不要と見做し、背凭れの後ろに、押し込んでいたからだと思います。 ちょうど、汚れと毛羽立ちのある辺りに、背凭れの受け金具があるのです。 乱暴な事をしてくれる。

≪写真下≫
  汚れが落ちた後、ベルトが乾くまでの間、二日間ほど、こんな感じになっていました。 ベルトが巻き込んでしまわないように、洗濯挟みで留めてあります。 この状態で、一度、食料品の買い出しに行ったのですが、走行中の振動で、洗濯挟みと、ベルト・ガイドがこすれないように、洗濯挟の方に、マスキング・テープまで貼りました。 完全に水分が抜けてから巻き込まないと、中で黴が湧くかも知れないと恐れたのです。



【ゆうメールでドレン・パッキン30個入り】

  車のオイル交換に備えて、5月10日に、アマゾンで注文し、13日に届いた、ドレン・パッキン。

≪写真左≫
  ゆうメールの封筒で、郵便受けに投函されました。 送料は無料。 アマゾン・マーケットプレイスの、「onion」というショップで買いました。

≪写真右≫
  STRAIGHT社製の、「アルミワッシャー 30ピース M14 19-91714 [M14×外径20mm×厚さ1.5mm]」という品。 30個入りで、600円。 1個当たり、20円。 安いに越した事はないですが、年に2回、オイル交換するとして、15年分にもなり、私の年齢では、使い切れそうにありません。 10個入りくらいで、割安なのが、見つからなかったのです。



【右前輪タイヤを洗う】

  5月15日に、車の右前輪タイヤを洗いました。 一本だけ、違うタイヤが付いているのですが、それだけ、側面が赤っぽくなってしまい、目立つので、少しでも黒に戻そうという努力です。 ネットで調べたら、赤っぽくなるのは、表面的な汚れだから、洗うだけでも、綺麗になるとの事。

  で、まず、束子で水洗いしてみましたが、乾いてから見てみたら、少しは綺麗になったものの、明るい所へ出してみると、まだ、赤い。 で、今度は、中性洗剤の溶液をつけて、束子でこすってみたところ、真っ黒には程遠いですが、まあまあ、赤くは見えない程度になりました。

  タイヤ用の洗剤とか、ワックスとか、いろいろと存在するらしいですが、そういうものを使っていると、却って、タイヤを傷めてしまうという話が多く、一番いい方法は、何もしない事なのだとか。 色即是空ですな。

≪写真上≫
  ビフォー写真。 赤っぽいです。 なぜか、右上に、汚れていない所があります。 汚れていないのではなく、「黒く汚れている」という可能性もあります。 ちなみに、普段は、ホイール・カバーを着けています。

≪写真中≫
  アフター写真。 多少、マシになりました。 いずれも、スタッドレスのせいか、タイヤの形には、それほどの違いがなく、色さえ黒に見えれば、一本だけ違う種類である事に気づく人は、まず、いないでしょう。

≪写真下≫
  タイヤを洗う前に、ボディーに、水や洗剤がつかないように、新聞紙で覆いました。 タイヤの後ろにたくしこんでから、外に出た分を、マスキング・テープで、数箇所、ボディーに貼っただけです。 こんな簡単なものでも、紙が水を留めてくれるので、ボディーが濡れる事はありません。



【オイル交換 / ヘッド・ライト磨き】

  5月22日に、車のオイル交換をしました。 メーカーの規定通り、半年に一度のペースでやっています。

≪写真1≫
  ジャッキ・アップでは、怖いので、カー・ステップを使っています。 庭にある、緑色のプラスチック・パネルと、コンクリート・ブロックを並べ、ダンボールで作った枠で、一体化したもの。

  怖いのは脱輪ですが、右側は、車輪を目で見ながら載せるので、右に落ちる事はありません。 左側だけ、脱輪避けのハーフ大のブロックを置いてあります。 車が載ったら、内側にある、ハーフ大ブロックは取り出して、後輪の後ろに置き、輪止めにします。

  市販の、プラスチック製カー・スロープよりは、遥かに丈夫ですが、これを組むのには、結構、手間がかかり、お手軽とは言い難いです。 年に二回だから、我慢している次第。 ちなみに、タイヤ交換の場合、カー・スロープや、カー・ステップは、使えません。

≪写真2≫
  オイル・パンの下に、大きなビニールを敷き、新聞紙を敷き、その上に、オイル・バットを置いています。 ドレン口が後ろを向いているので、廃油が後ろに噴出しないように、新聞を壁に使って、勢いを止めます。 その時に、ハネが飛び易いです。 ダンボールは、体を入れる為の物。 どうしても汚れるので、一回使ったら、換えています。

≪写真3≫
  右端は、先日30個入りを買った、新しいドレン・パッキン。

  中央は、外したドレン・パッキン。 ボルト・フランジの筋が付いています。 基本的に、一度使ったら、交換した方がいいです。 ドレン・パッキンは、柔らかい金属の、アルミ製か銅製で、押し潰される事によって、隙間がなくなる仕組みだからです。

  ドレン・ボルトは、セルボ・モードの場合、というか、スズキの軽自動車の場合、17ミリのスパナで回せます。 スパナは、長さ20センチくらいのを使います。 特に、締め付ける時には、長過ぎるスパナを使うと、トルクが出過ぎて、オイル・パンを変形させてしまう恐れがあります。

  短いスパナを普通に握って、「グッ」と力を入れるだけで、充分。 それで、漏れて来るようなら、増し締めすればいいのです。 締め過ぎは、厳禁。

  ボルトの斜め入りは、もっと厳禁で、手で締めている段階で、回りが悪いようなら、すぐに戻して、ネジ山に、ゴミが付いていないかを確認し、やり直す必要があります。

  ボルトのネジ山は、廃油がついていても、ウエスで拭いてはいけません。 ゴミが付くからです。 外したら、廃油は自然に垂らす程度にし、何もしないで、そのまま、付け直すのが、無難です。

  過去の記事を調べたら、こういう事は、毎回、書いていますな。 オイル交換の作業難易度は、かなり低くて、手順さえ分かれば、機械音痴レベルの人でも、簡単にできると思います。 高い工賃を払って、整備工場に頼むような事ではないです。

≪写真4≫
  エンジン・フード(ボンネット)を開けたついでに、ヘッド・ライトのレンズを、コンパウンドで磨きました。 プラスチック・レンズは、表面のクリヤ・コートが剥がれると、黄ばんで来るのですが、半年に一回くらい、コンパウンドをかけてやれば、目立たない程度に、黄ばみを取り除けます。




  今回は、ここまで。 これ以降にやった事というと、暑くなり始めてから、去年作った、ダンボール箱の仕切りを後席足元に入れて、エアコンの効きを良くしましたが、ただ、設置しただけですから、そんなのは、補修の内に入りません。

  私のセルボ・モード、もはや、直すところがないというのが、実情。 それで、正常なのであって、無理に弄る必要はないんですが、なんとなく、寂しい感じもしますねえ。 重大な問題を抱えている時には、一刻も早く、解決してしまいたいと思うのに、問題がなくなると、やる事がなくて、物足りない気分になるのだから、人の心とは、いい加減なものです。

  人様のブログなどで、車の補修記事を読んでいると、何万、何十万とお金をかけて、さんざん弄り倒していた人が、完成した途端に、車を売ってしまう事が、よくあります。 「せっかく、完成させたのに、なぜ?」と、首を傾げるところですが、別段、不思議な事ではなく、その人、弄るのが目的なので、完成した車には、用がなくなってしまうんですな。

  ただ、本人が、その事に気づいていないとか、気づいていても、衝動を止められないとかで、次から次に車を買っては、弄って、完成させて、また買い換えるというパターンから、逃れられなくなっているケースが多いようです。 病名をつけるなら、「修理・改造依存症」とでも申しましょうか。 心の病なので、破産するほど重篤ならば、精神科医に罹るのがいいと思います。

  また、こういう人達が、その人達のセンスで、「完成させた」車ですが、中古市場に出ると、その個性が強いほど、次の買い手がつきにくいです。 当然の事ながら、人によって、理想の形は異なるわけだ。 弄るのは所有者の勝手ですが、売る時には、買った時の状態に戻して欲しいものですな。 取り外したオプション部品などは、オマケに付けてやれば、喜ばれると思います。