2020/05/03

新型肺炎あれこれ ⑦

  新型肺炎について、日記ブログの方からの移植。 新型肺炎の事を書かない日もあるので、日付が飛ぶ事があります。

  騒ぎが始まった頃、ワイド・ショーを見ているのは、引退者くらいのものでしたが、緊急事態宣言後、閑人が桁違いに増えたので、ワイド・ショーの視聴者も増え、俄かコメンテーターも増えている事でしょう。 ワイド・ショーを見ていなかった頃、どれだけ、新型肺炎について無知だったか思い知らされて、いかにズボラな生活をしていたか、今更ながらに震え上がっている人も多いのでは? 




【2020/04/21 火】
  いまや、庭掃除が、唯一の運動になっています。


  バイクの冬用ヘルメット、自粛要請が解除される頃には、暑くなって、出番がなくなっていると思われ、しまう事にしました。 内装を外して、漂白剤に浸け、しばらくおいてから、水で流し、脱水して、干しました。 メット本体は、濡れタオルで拭いただけ。 通勤時代のように、毎日被るわけではないから、これで充分でしょう。


  体温。 35.3℃。 低過ぎる。 体温計が、壊れているんだろうか?



【2020/04/22 水】
  昨日に引き続き、冬用ヘルメットの手入れ。 頬当ての中のスポンジが黒ずんでいたので、昨夜一晩、漂白剤溶液に浸けました。 だいぶ、薄くなりましたが、新品同様には程遠いです。 スポンジが乾くまで、今日の昼間中、かかりました。 


  午後、昼寝した後、徒歩で散歩へ。 ポタリングや、プチ・ツーリングは不要不急ですが、散歩は別に禁止されていないようなので。 山は、マスクをしたままでは登れないので、香貫山の麓をぐるっと一周歩いて来ました。 久しぶりに、歩いたせいか、異様に疲れました。

  私は自粛しているのですが、バイクで走っている奴らが、結構いて、見ていて、腹が立ちます。 おまいら、みんな、不要不急じゃない用事で走ってるのか? うそつけー!

  住宅街に入ると、人が多い。 避けられる場合は避けますが、交差点が遠い場合は、道路の反対側を歩きます。 マスクをしていない者もいて、そういう場合は、引き返してでも、避けます。 この避難行動が、馬鹿馬鹿しいから、運動登山をやめたのですが、どうしても、運動したいのなら、そういう行動に慣れるしかないです。


  夜になってから、冬用メットの内装を組み直しました。 明日、明るくなったら、撮影して、しまう予定。


  新型肺炎の話。

  ワールド・ニュースで見たのですが、どうやら、フランスでは、集団免疫を当てにし始めた様子。 「まだ、感染者が少ないから、集団免疫が出来ないのは、問題だ」ですと。 国を代表するメディアが、そんな事を言っているようでは、つまり、押さえ込みの方は、諦めてしまったという事なのでしょう。 やれやれ・・・。

  そりゃ、諦めるのは簡単ですけど、集団免疫を当てにする一方で、休業・外出規制も続けているわけで、それをかけたり、解除したりしなから、1・2年続ける事になりますぜ。 経済がもつわけないと思いますがねえ。 集団免疫を当てにするなら、スウェーデンのように、何の対策もしなければ、阻害なく、集団免疫が形成されますが、それをする気はないわけだ。 なんだか、どっちつかずですな。

  フランスだけでなく、他の欧米諸国や日本も、今の流れで行くなら、なし崩しに、集団免疫しか当てにできない事になりそうですが、つまり、対策に失敗したという事ですな。 追跡システムで収束させた、中国・韓国・イスラエルなどとは、明らかに、別の道を下っているわけだ。 いや、道を下っているのではなく、崖を転げ落ちながら、バラバラになっていると言うべきか。



【2020/04/23 木】
  今日は、外掃除だけ。 散歩は、1日おきにする予定。


  体温計ですが、どうも、35℃台ばかり出るので、壊れているのではないかと思い、もっと古い、私が子供の頃に使っていた、家族用の体温計で測ってみたところ、やはり、35℃台でした。 いくら古いとはいえ、単純な水銀柱が、2本とも壊れているとは考え難い。

  で、自室の体温計の方に、説明書が付いていたので、読んでみたら、「平熱を測る時には、10分」と書いてあるのを見つけました。 で、10分測ってみたら、36.3℃と出ました。 これが、正確な数値なのでしょう。 別に、私の平熱が低いわけではなかったわけだ。



【2020/04/24 金】
  午後、マスクを着けて、散歩へ。 横山峠を越え、清水町・徳倉の横山の麓を歩き、八重坂峠を越えて、帰りました。

  南中時で、人が少ない時間帯ですが、それでも、すれ違う人はいて、汚染は避けられぬ様子。 家に帰って来たら、帽子とマスクは、除菌アルコールで浄化。 服は洗濯機に入れ、風呂に入るという処置が欠かせません。 腐海から戻ったナウシカの方が、まだ楽だ。 


  新型肺炎の話。

  あくまで、東京の要請ですが、「スーパーへ行くのを、三日に一度に」との事。 「不要の買い溜めをしない」とも言っていますが、三日に一度になったら、不要でなくても、買い溜め並みに、たくさん買う事になるではありませんか。 単純に考えて、毎日行っていた人が、三日に一度になったら、三倍買う事になるのでは? それだけ、滞在時間が長くなるから、逆に危険です。

  「籠の数を減らす」というのは、ますます、分からない。 店になければ、自分の籠を持って行くだけなんじゃないの? そんな事をするくらいなら、入口前に店員を立たせて、入店人数を限った方が、いいです。 立つ店員は、防護服並みの装備が必要ですけど。

  東京都の担当の方々、ほんとに、ちゃんと考えてから、要請内容を決めてますか? 傍から聞いても、かなり、変ですよ。

  それにしても、テレビに映る、東京のスーパーの小さい事よ。 商店街の中に入っている個人商店なんですな。 地方では、80年代には姿を消したタイプです。 東京には、イオン系のような、郊外型大型店がないんですな。 たまげた。 あれじゃあ、うつるわ。 ウィルスの坩堝だわ。 駐車場もないから、露天販売もできやしない。


  世界のあちこちで、抗体検査が行われているとの事。 過去にかかっていたかどうかを調べる検査で、今現在かかっているかどうかは分からないから、陽性が出ても、患者として扱う必要がなく、医療崩壊している所でも、調べ易いのでしょう。

  ドイツやニューヨークでは、14パーセントくらいだそうで、日本も同程度だとしたら、1680万人が、すでにかかっているという事になります。 凄い数だな。 日本の認定感染者数は、現在、1万2千人に過ぎませんから、お話にならないくらい、僅かな数しか検知できていない事が分かります。

  ところが、集団免疫が形成されるには、70パーセントが、抗体を持つ事が必要で、遥かに遠い。 譬えて言うなら、

「700メートル沖に島がある海水浴場で、波にさらわれた人が、浜から、140メートルも離れてしまった。 引き波が強くて浜には戻れない。 では、島へ渡ってしまおうかと思ったが、島までは、あと、560メートルもある。 さあ、どうしましょ?」といったところ。

  つまり、70パーセントに到達するまでに、まだまだ、死人が出るという事です。 最初から、集団免疫を目指すなら、何の対策もしないのが、一番早道ですが、急激に感染者が増え、大々的に医療崩壊するので、死者数は、一桁多くなります。 ただし、速く終息する分、経済の打撃は少なくなります。

  知らぬ間に抗体を持ってしまった人達というのは、つまり、感染したけれど、無症状か、超軽症だったわけですが、当然の事ながら、それらの人達にも、濃厚接触者はいたはず。 それを全部辿るのは、保健所の人数的能力では、全く無理です。 辿れないほど、数が増えてしまうと、中韓イスラエル式の追跡システムを入れても、濃厚接触の対象者が多くなり過ぎて、調査や処理ができなくなるのは、避けられません。

  欧米や日本では、すでに、そういう状態になっていると思います。 先の譬えを、もう一度、引っ張り出すと、浜にも戻れず、島にも渡れない状態になっているわけだ。 いずれ、潮流に乗って、島に流れ着きますが、その頃にはもう、死んでいるのではないかと・・・。 経済が。

  今、注目しているのは、ロシアでして、まさに、感染爆発中なのですが、その一方で、追跡システムを導入しており、検査もザクザクやっている模様。 感染爆発して、その後、押さえ込んだと言うと、中国の武漢・湖北省の例がありますが、ロシアでも可能かどうか、興味深いところです。



【2020/04/25 土】
  ハンカチで作った、手作りマスク。 少し、黄ばみが出て来たので、漂白剤溶液に浸けました。 綺麗になりました。 白くなっただけでなく、消毒もできるので、一石二鳥です。


  あとは、昼寝で過ごしました。 だけど、まあ、私は引退者ですから、新型肺炎がなくても、こんなもんです。


  新型肺炎の話。

  未だに、分かっていない人がいるようなので、繰り返しますが、毎日、発表されている、新規感染者の数は、実際の感染者数とは、全く関係ありません。 あのグラフを見て、「抑えられている」とか、「鈍化している」などと評価するのは、馬鹿馬鹿しいほどに、無意味です。

  あの人数は、調査・検査をして、陽性になった数でして、すなわち、あのグラフは、調査・検査能力の相似形を表しているに過ぎません。 調査・検査が及ばない感染者は、いくらでもいるのです。 前にも書きましたが、もし、調査・検査能力が無限に上がれば、入れ食い的に見つかるほど、大量にいると考えた方が宜しい。 蔓延しているのだわ。


  トランプ大統領が、「消毒液を注射してはどうか」と口にしたとの事。 とうとう、狂ったか。 いや、もとから、正気だったとは思えないから、想定内の発言か。 いくら何でも、消毒液を注射したら、どうなるかくらいは分かっているでしょうから、ヤケクソで、軽口を叩いたと見るのが、妥当なところ。 あらゆる点で世界一だと思っていた自分の国が、死者数でも断トツ世界一となってしまい、何が起こっているのか信じられない心理状態なのでしょう。

  アメリカが不運だったのは、こういう事態が起こった時に、ああいう人物が大統領だった事ですな。 しかし、トランプ氏だけがおかしいのではないのであって、アメリカ人の多数派が、トランプ氏と同じような人間になったから、トランプ氏が大統領になれたわけだ。 避けられぬ悲劇だったのか。

  それにしても、アメリカCDC(疾病対策センター)は、とんだ、張り子の虎でしたな。 未だに、何やってんだか、全然、存在感がありません。 初っ端、独自の検査キットが不良で、よーく信用を失ってしまい、それっきり、回復していない観あり。 CDCを絶賛していた、アメリカ通の日本の識者も、憮然としているでしょうな。



【2020/04/26 日】
  6の付く高齢者特売日なので、母と車で、イオン系スーパーへ。 スーパーの特売日は、東京では禁止になったらしいですが、静岡県では、そうではないようです。 いつもより、1時間早く行きましたが、考える事は、みな同じのようで、いつもの半分程度には、客がいました。

  店員は全員マスクになりましたが、客には、まだ、無マスクがいます。 ほとんど、高齢男性。 もう、感染して、死んでもらうしかありませんな。 その内、無マスクの人間を吊るし上げる光景が、あちこちで見られるようになると思いますが、そういう現場に居合わせても、一切、関わらない方がいいです。 その争いで、うつりますから。


  午後、紺色のハンカチを使って、手作りマスクを、もう一つ作りました。 これは、バイク用です。 緊急事態宣言が解除されたら、プチ・ツーリングを再開するつもりなので、その準備として、作っておきました。 全国的に蔓延していると思っているのに、緊急事態宣言が解除されるのを期待しているのは、矛盾ですが、私は、金輪際、人のいる所へは行かないので、私が感染拡大させる事はないです。


     ところで。 熱や咳、頭痛などが、単独、もしくは、同時に、しばらく、出たり、治ったりを繰り返して、明らかに、風邪やインフルエンザとは違う感じの症状が出た人はいないでしょうか。 そして、そのまま、一ヵ月くらい過ぎて、何の症状も出なくなったという人・・・。 そりゃ、たぶん、新型肺炎だったんですぜ。 コロナだったんですぜ。 あなた、感染していたんですよ。 そして、抗体が出来て、治ってしまったのですよ。

「よし! 抗体が出来たから、これでもう、かかる事はないぞ! やったね! ラッキー!!」

  ラッキーじゃねーよ。 何が、ラッキーだよ。 発症期間中に、他人にうつしただろう? おのれがうつした相手が、重症化して死んでるかも知れんのだぞ。 分かっとんのかい、雄鶏ゃ!

  雄鶏はさておき、もし、そういう人がいたら、その事を、家族も含めて、他者には、言わない方がいいです。 家族にも言うなというのは、家族に、うつさないで済んだ場合ですけど。 自分がうつして、死人が出てしまった場合、責任の取りようがないので、知らぬ存ぜぬで通すしかないです。 正直に言っても、遺族が激怒するだけで、絶対、赦してくれません。 赦すわけがない。 自分一人の秘密にして、墓場まで持って行くしかありません。

  もう一つ。 たとえ、もう感染しないと思っていても、「マスク、手洗い、他者との接触を避ける」は、続けるベきです。 無マスクで他者に話しかけて、注意されても、「大丈夫、大丈夫。 俺、抗体あるから」などと、口が裂けても言ってはいけません。 「なに? どういう事? おまえ、いつ、かかってたの?」という話になって、大揉めになるのは、必定。 「じゃあ、○○さんにうつしたのは、お前か!」なんて言われたら、どう答えるのよ?

  誰にも言わないだけでなく、未感染の時と同じように、警戒して暮らした方が良いです。 再感染も、ないわけではないらしいですから。 「もう治ってるのに、マスクなんて、面倒臭い」と思う気持ちは分かりますが、周囲が戦々兢々として暮らしているのに、あなただけ、お気楽な態度もできないでしょう。 面倒でも、マスクは続けた方がいいです。 手洗いも。



【2020/04/29 水】
  外掃除をしただけで、あとは、ほとんど、寝ていました。 月水金を散歩の日にしようかと思っていたのですが、どうも、世の中が、そんな雰囲気ではないようなので、散歩程度の目的で出かけるのは、やめました。


  岡江久美子さんの追悼番組を見ています。 ≪終着駅≫は、一番、よく見ていますが、岡江さんの出番は、そんなに多くありません。 ≪密会の宿≫では、女将役で、主演。 10作くらいあるようですが、今までに私が見たのは、2作だけです。 もっと、放送してくれんかのう。



【2020/04/30 木】
  午前8時から、一人で車で、食料品の買い出し。 店にいる間に、じわじわと、客が増える感じ。 この時間帯に来る客は、割合的に、無マスクが多いです。 マスクをしたくないから、早く来ているのかも知れません。 ほとんど、高齢男性。

  マスクをしているものの、レジで、くしゃみをした高齢女性あり。 店員は、背筋を寒くした事でしょう。 花粉症かもしれませんが、花粉症と新型肺炎を両方患っている事も考えられます。 「花粉症ですバッジ」というのがありますが、花粉症なら、新型肺炎に罹らないわけではないので、あまり、説得力がありませんな。


  新型肺炎の話。

  緊急事態宣言の延長が決まりそうで、ワイド・ショーに出て来る面々が、司会もコメンテーターも、激怒モードに入った観あり。 彼らは、別に仕事がなくなったわけではないから、休業を余儀なくされている中小事業者などに比べると、追い詰められているわけではありませんが、それでも、遠隔出演などで不便を被っているわけで、あと一ヵ月も延長と言われると、怒りを抑えられないのでしょう。

  なぜ、腹が立つかと言うと、「頑張って、接触8割減すれば、一ヵ月で終わらせられる」と言われて、不便を我慢しているのに、「終わりそうにないから、延長する」と、いとも軽々と、ゴールを延ばされてしまったので、専門家や政府を信用できなくなったからだと思います。 「感染拡大が収まるまで、規制も終わらない」というのなら、そんなのは、素人でも分かる事で、専門家の指導など必要ないです。

  日本の専門家の質が問題。 本当に、彼らの指示を聞いていて、感染を終わらせられるのか、信じている人間が、急激に減っているのではないでしょうか。 もし、日本の専門家に、韓国の専門家ほどの能力があれば、こんな事にはならなかった。 具体的に言うと、志村さんも岡江さんも、死なずに済んだろうと思うと、ますます、信用できぬ。

  その能力がないのに、対策を指導しようとしているのなら、辞任した方がいいです。 日本に住む全員の命がかかっているので、言い訳して済む事ではないです。 辞めるのが、最も責任ある態度という事になります。 正直、どうしたらいいか、分からないんでしょう? 辞めるしかないじゃありませんか。 おそらく、彼らが辞めれば、もう少し、能力がある人間が出て来ると思います。




  今回は、ここまでにします。 いよいよ、次回で、リアル・タイムに追いついてしまうので、次回は、他の記事にしようと思っています。