2020/04/12

新型肺炎あれこれ ④

  新型肺炎について、日記ブログの方からの移植。 リアル・タイムでは、いよいよ、切迫して来ましたが、ここに出すのは、記録用の旧聞です。 最新を読みたい方は、私の日記ブログを探して、読んでもらうしかありませんが、わざわざ、そんな事をする人がいるとは思えんな。




【2020/03/21 土】
  午後、バイクを出し、三島市の谷田という所にある、「八王子神社」に行って来ました。 地図をメモらずに、暗記だけして行ったのですが、幸い、迷わずに、到着しました。 小山の上にある、普通の神社でした。 そういう所でも、先客がいたから、驚きます。 近所の人なんでしょうか。 二人連れで、マスクをしていましたが、こちらが、ヘルメットを脱ぐと、無マスクなので、立ち去るのを待ってから、境内に上がりました。

  滞在時間、5分くらい。 いいところでしたが、これといって、何もないので、長居はできません。 国一や、136号を通って、帰って来ました。 だいぶ、暖かくなり、もう、春装備に換えてもいいくらいですが、メットに関しては、ジェット・ヘルにすると、マスクをしなければならないので、しばらくは、フルフェイスで行こうと思います。



【2020/03/22 日】
  午後、旧母自で、島郷にある、瓦山神社へ。 マスク装着。 近所というほどではないですが、家から、30分くらいの所で、今までにも、何度か来ています。 無人。 清々する。


  新型肺炎騒ぎが始まってから、じわじわと、そんな気分になって来たのですが。 人間て、こんなに汚らしいものだったかなあ・・・。 たとえ、完全に終息しても、マスクを外せなくなるのではないかと・・・。 ウィルスが含まれていなくても、他人の飛沫を口に入れる気にならんと言いましょうか・・・。



【2020/03/23 月】
  午後1時頃、雨の音がしたので、外を見たら、雹が降っていました。 すぐに、雨に変わり始めたので、あちこち、閉めて回りました。

  あとは、眠ったり、本を読んだりしていました。 外出しないと、感染の恐れがないから、気楽と言えば、気楽ですな。 買い出しと、プチ・ツーリング以外、ずっと、家に籠っていてもいいんですが、長引くと、太るでしょうなあ。

  私は、出かけるといっても、人がいない所だけ選んで行くので、感染の危険は、大変、低いのですが、それでも、完全とは思ってません。 無マスクで、人が多い所へ行く人の、気が知れないです。 無知か、愚かか、どちらかなんでしょうな。 特殊詐欺の被害者と同じで、自分や家族、友人・知人には、関係ないと思い込んでいるのでしょう。



【2020/03/24 火】
  午後、覚悟をして、香貫山へ。 やはり、人多し。 桜が、咲き始めていましたが、桜台や新桜台は、人が多そうだと思い、行きませんでした。

  道中、9人とすれ違い、内8人が、無マスク。 唯一、マスクをしていたのは、ジョギングをしている男で、無マスクより、尚悪い。 背中を向けて、やり過ごしました。

  二人から、挨拶されましたが、返しませんでした。 「山の中なら、他人と会話ができる」と思われると良くないと思って。 山の中でも、相手が感染者なら、うつります。

  三人連れあり。 母親、子供二人、犬のグループ。 こういう一団は、必ず、道いっぱいに広がって歩きます。 全員無マスクなので、逃げ場がなく、やむなく、引き返して、別の道で下りて来ました。

  覚悟をして出かけたものの、下りて来ると、いつも、「やっぱり、山は無理だ」と、懲り懲り、思い知らされます。 マスクをしっ放しでは、登りで息が切れてしまいますし、外したり着けたりでは、感染予防の効果が、著しく落ちます。

  「屋外なら、安全」と言われているのを、都合よく解釈して、「屋外でさえあれば、どんな状況になっても、うつらない」と思い込んでいる人がいると思いますが、そんな事は、ないと思いますよ。 屋外でも、無マスクで、対面して会話すれば、飛沫感染します。 ジョギングなど、多くの呼気を出している人の、後ろを歩いたり、風下にいて、その呼気を吸い込めば、エアロゾル感染します。

  エアロゾル感染について、最初、中国から報告が来た時に、日本の医学者や医師達が、何の事を指しているのか分からないという、戸惑いを見せましたが、理屈で考えると、つまり、マスクやゴーグルで、飛沫感染対策を完全にとっているのに、感染したケースが出て来て、「飛沫感染だけではない。 しかし、空気感染ほど、敏感なうつり方ではない。 それならば、エアロゾルでも感染しているとしか考えられない」という意味で、エアロゾル感染という概念が出てきたのだと思います。

  一定湿度で、空気が籠っている屋内に溜まり易いですが、屋外であっても、距離が近ければ、感染すると思います。 冬の寒い朝に、息を吐くと、白い物がほわっと広がるでしょう? あれが、エアロゾルだと思えば宜しい。 気温が高くても、呼気というのは、あれくらい広がっているのであって、ただ、見えないだけ。 あれを吸い込んでいたら、そりゃ、うつりますよ。

  クルーズ船で、甲板をジョギングしている人達がいましたが、あれも、うつしまくったと思うなあ。 当人は、否定するでしょうけど。 全部、乗員の配膳のせいにしたようですが、気の毒に。 日本の厚労省の命令を聞く義務なんてないのに、必死で働いた挙句、犯人扱いだよ。

  先日の3連休、再開された遊園地で、ジェット・コースターに、客を一列置きに乗せている様子が紹介されていましたが、ジェット・コースターは、前進するわけですから、前の人間の呼気は、もろに、後ろに流れてくるわけで、一列開けても、何の意味もないです。 全員、大口開けて、「ワーーーッ!」と叫んでいれば、うつりまくりでしょうに。 乗ってる人達は、そういう事が、全然分かってないんでしょうな。 私だったら、タダでよいと言われても、絶対、乗りません。


  そういえば、五輪が延期になったとの事。 それは良かった。 首の皮一枚で、正気の世界に踏み留まった様子。 だけど、油断しない方がいいと思います。 「延期はする。 秋にやる」とか言い出しかねないですから。 IOCも、日本政府も、東京都も、準備して来た関係者は、本音としては、予定通りやりたくて仕方ないのです。 IOCが、「年内」に固執するようなら、もう、相手にせず、各選手や、各国団体は、ボイコット表明で答えた方がいいでしょう。

  来年以降ならば、ワクチンが出来ている可能性が高く、現実的です。 五輪憲章だの、レジェンドだのと、理念を持ち出して、延期に反対する人もいますが、人の命と、スポーツ大会と、どっちが、大事なんですか? 馬鹿馬鹿しい。 考えなくても、分かりそうなもの。 たとえば、五輪直前に、複数人を対象とした誘拐事件が起こって、「五輪を中止しないと、人質を殺す」と言われたら、当然、中止でしょう。 無視して、開会したとして、実際に、一人目が殺されたら、二日目から、中止でしょう。 人命の価値とは、そういうものではないんですか?



【2020/03/25 水】
  明日から雨だというので、今日、バイクを出しました。 まずは、給油。 一応、除菌ティッシュで、手指やカードを消毒しましたが、出先で、そういう事をやるのは、結構、厳しいですな。 しかし、一回入れれば、2ヵ月はもちます。 ガソリンが安くなっていて、1月には、141円だったのが、127円になっていました。 円高の時に、仕入れたものなんでしょうか。 7.88リットルも入りました。

  その後、三島市・大場(だいば)にある、赤玉神社へ。 地図で見つけた所で、初めて行きましたが、迷わずに着きました。 小高い丘の上にある、小さな神社で、後背の山がいい雰囲気の所でした。 山の中へ道が続いていたので、バイクを神社に置き、竹林へ分け入ってみましたが、簡単には、どこかへ出そうになかったので、途中で引き返してきました。

  無人だった事もありますが、大変、気分が良い場所で、今日は、つくづく、バイクを買って良かったと思いました。 近場でも、まだまだ、知らない場所があるのだなあ。 折自でも、来れない距離ではありませんが、腿が攣るから、来る事はなかったでしょう。


  昨日、五輪延期について書いて、アップした直後に、「一年延期で決定」というニュースがあったのですが、修正する事もあるまいと思って、そのままにしておきました。 ほんの、2・3日前まで、「予定通り、やる」と断言していた人物が、同じ口で、「延期が決まって、ホッとした」と言っているのは、政治家とはそういうものだから、驚きはしないものの、何とも、醜い事ですな。

  ただ、本音と建前を使い分けている人間は、まだいいのであって、厄介なのは、「一度決めたからには、何がどうあろうが、誰がどう言おうが、絶対に完遂する」という武士道型の人間です。 延期が決まって、梯子を外された格好になり、やり場のない怒りで、頭に血が昇りっ放しになっているのではないかと思います。

  「聖火リレーを、車に、ランタンを載せて行なう」などという、正常な精神状態の人間には、到底、理解に苦しむチン策が登場したのには、絶句しましたが、全て、中止になったようで、こちらが、ホッとしました。 関係者が、考え方を切り替えられなかったのでしょうなあ。 車だけで走って、一体、誰が見るのよ?

  こうなって来ると、聖火リレーの練習イベントや、聖火の受け入れ式で、ニッコニコ笑って参加していた芸能人達の映像が、シュールを通り越して、グロテスクに感じられます。 その時点でも、充分、パンデミック状態だったのですが、「何か、おかしな事をやっている」と思わなかったんですかね?

  とりあえず、これで、「東京2020!」と叫ぶ、喧しいテレビCMがなくなってくれれば、ありがたいです。 もう、あれを聞くたび、シュールで、グロテスクで、こちらの頭まで、おかしくなりそうでしたから。 あのCMを流していた人達は、ほんとに、予定通り、やれると思っていたの? 信じられん。 ワイド・ショーも、報道番組も、ニュース番組も、一切、見ていないんでしょうか?


  そういえば、テレビに出て来る芸能人や著名人で、感染して入院した人や、感染疑いで自主隔離に入ったという人が出て来ましたが、一つのエポックだとは思うものの、別に驚きはしません。 スタジオでは、スタッフはともかく、出演者で、マスクしている者は皆無で、感染の温床たるに相応しい場所だからです。

  以前にも書きましたが、最も新型肺炎の知識が浸透していると思われる、ワイド・ショーの出演者でさえ、司会、コメンテーターのみならず、医学者・医師まで、無マスクで、ベラベラ喋り捲っているのは、異様な光景です。 他の番組に至っては、尚の事で、出演者同士は、何の対策も取らず、ベッラベッラ喋り捲って仕事しているのですから、真っ先に蔓延しても、おかしくない業界です。 その内、番組が中止になってしまうか、出演者全員、マスクをし始めるかの、どちらかになるのでは?


  日本のメディアは、五輪延期のニュースで満杯で、感染拡大については、報道がお留守になっています。 もう、一年延期が決まったのだから、これ以上、五輪をほじくっても、進展はないです。 早く、感染拡大そのものの報道に立ち戻るべきでしょう。

  私は、そもそも、「お・も・て・な・し」や、「アンダー・コントロール」の頃から、東京五輪に対し、鼻を摘まみ、耳を塞ぎ、目を背けていたせいで、気づかなかったのですが、「日本で、ウィルス検査数が増えないのは、五輪開催の為に、感染者数を少なく見せる必要があるからだ」という指摘があるそうで、それを聞いた時、「ああ、なるほど」と、腑に落ちました。

  「集団免疫作戦」は、医療関係者でなければ思いつかない発想ですが、「五輪開催の為の偽装」なら、政治家や役人でも思いつく事でして、普通に、ありうる事です。 もし、その説が正しければ、一年延期が決まって、もはや、隠す必要はなくなったわけですが、さて、検査数は増えるでしょうか。 偽装していた事がバレないように、増やさないかも知れません。 しかし、増やさないと、日本での感染収束は、全く望めず、季節要因、または、集団免疫による自然終息か、ワクチンの登場を待つしかないという事になります。


  日本の報道が、五輪関係ばかりなので、今や、BS1の、「ワールド・ニュース」の方が、遥かに、見応えがあります。

  ロシアは、イタリアへ、医療関係者を送って支援しているようですが、ロシア国内の様子を見ると、爆発的感染拡大の前夜のように見え、よその国に医師を貸している場合ではないのではないかと思います。 アメリカも、イタリアを支援しているようですが、そんな事より、自分の国の対処が優先だと思いますがねえ。

  そもそも、中国以外の国の医療関係者は、新型肺炎の治療経験がなく、医療の基礎知識があるというだけですから、支援に出されても、単なる、「人手」にしかならないのでは? もっと深謀遠慮があり、自国での爆発的感染拡大に備えて、医療関係者に、現場の経験を積ませる為に送り出しているというのなら、まだ分かりますが、むしろ、感染して、人材を失う危険の方が高いような気がします。

  中国から、海外に送られている医療関係者は、おそらく、すでに感染して回復し、免疫がある人達なのでは? そうでなければ、せっかく、地獄の苦しみを脱したのに、また、別の地獄へ行こうとは思わないでしょう。

  インドネシアで、感染者が増えているそうで、オーストラリアのメディアが、憐れむような報道をしていましたが、自分の国では爆発的感染拡大が起こらないと思っているのは明らかで、大変、後生がいい。 インドネシアの医療システムが脆いと言いたいわけですが、爆発的感染が起こってしまえば、すぐに医療崩壊しますから、国の医療システムのレベル差は、ほとんど、関係ないと思います。

  医療崩壊を避けるには、感染者が少ない内に、積極的な検査で見つけ出して、治療してしまう以外ありませんが、今の所、それに成功しているのは、湖北省以外の中国各地域と、韓国、そして、イスラエルだけです。 日本は、先延ばしにしているだけ。

  湖北省以外の中国各地域の場合、感染拡大前に厳しい規制を敷いたのが功を奏したのは明らかです。 韓国は、最初の発生地が、クラスターだったので、追跡が容易だったのと、検査態勢が充実していたのが、良かったのでしょう。 イスラエルは、対策を韓国に倣ったそうですが、大変、効率的な判断ですな。 成功している国を真似ようとしないのは、ただの馬鹿です。

  イタリアやスペインは、まだ、ピークに達していないようです。 棺桶が並ぶ映像は、大変、痛々しい。 一人一人の人格や人生など、全く顧みられる事なく、物のように扱われ、死んで行くわけだ。 あまりにも、感染者が多すぎて、手が回らないのだと思いますが、ルート感染の検査も続けた方が、ピークを越えた後に、収束の光が見えるのが早いと思います。

  アメリカは、今まさに、爆発的感染拡大中。 感染者数が、凄まじい勢いで増えていて、外出禁止など、かなり厳しい対策もやっているのですが、どうも、政府の方は、「しばらく、全員で、家に籠っていれば、その内、収まる」程度の認識でいるような感じもします。 「世界一、優秀で強力な、感染症対策組織」と讃えられた、CDCの指導力は、依然として、感じられません。 面倒なようでも、結局、一人一人、感染者を探していかないと、収束させられないと思いますが。

  そもそもが、新型肺炎がこの世に登場する前から、中国を敵視していた大統領なので、中国方式の対策は、喰い縛った歯が全部折れても取らないと思われ、まだまだ、感染拡大が続く恐れがあります。 どんなにひどい状況になっても、感染収束に成功した中国に、助けを求める事ができないというのは、アメリカ国民にとって、悲劇ですが、自分達が民主的手続きを踏んで選んだ大統領が、そういう人間だったのだから、致し方ない。

  中国に頼めないものだから、韓国に、マスクを送ってくれと頼んだそうですが、人口も、経済規模も、ずっと小さい国にすがらなければならないとは、情けない光景ですなあ。 これが、あの、冷戦時代に、世界の半分を影響下に収めていたアメリカなのか? 核兵器や空母艦隊なんぞ、糞の役にも立ちゃしない。 「アメリカを再び偉大な国に」と言って、大統領になった人ですが、真逆になってしまいましたな。 それでも、日本に頼まないのは、日本は、アメリカより、もっと悪いと、知っているからでしょうか。

  と言っている私に、よその国の事を批判する資格はないのであって、日本が、どーしょもない状態である事に、変わりはありません。 とにかく、検査を増やしてくれよ。 せめて、サンプリング調査だけでもやってくれ。 感染者が、どれだけいるか分からないのでは、手の打ちようがないではないですか。 もう、手遅れ的に、増えてしまっているのは、間違いないと思いますが、目を背けていれば、解決するという事でもなかろうに。



【2020/03/26 木】
  6の付く日で、母と車で、イオン系スーパーに買い出し。 ふだんより、15分早く行ったので、多少は、客が少なかったです。 米10キロと、トレペ2パックを含み、荷室・後席に満載。

  今日も、無マスクの店員に、「いらっしゃいませ」と言われてしまいました。 普通の声量でしたが、それでも、近くで喋って欲しくないです。 いったい、この店は、いーつになったら、店員全員マスク義務化になるのだろう? パンデミックを、ナメてんじゃないの? 伊達に、棺桶の行列が出来ているわけじゃないんだよ。 何が起こっているか分かっていれば、マスク無しで、店に出られるわけがないのですが。

  出がけに、空いていた噴霧器に、水300ccと、塩素系漂白剤6・7㏄くらいを入れ、新型肺炎ウィルス専用の消毒液を作っておきました。 帰ってから、早速、車のシートやズボンを拭き、シャツは、洗濯機へ。 この消毒液は、プールの水のニオイがします。 おそらく、このニオイが続いている間は、塩素の効果が効くのでは?

  ちなみに、出先で建物に入る時には、マスクは、使い捨てのをして行き、帰って来たら、除菌アルコールを表裏に吹いてから、乾かして、再利用しています。 裏にも吹くのは、唾液や汗の中の微生物も殺菌してしまえば、黄ばんで来ないからです。

  私は、着けるのが短時間だから、この方法を使っていますが、仕事で、一日中着けているような人達は、塩素系漂白剤溶液に浸け、水で流して、乾燥という、手順を踏んだ方がいいと思います。 一回使ったら、捨てる? 馬鹿馬鹿しい。 新しく手に入らないのに、マスクを捨てるなどという選択肢は、ありますまいて。

  それにしても、騒ぎが始まって、すぐに、マスクが店頭から消え、かれこれ、2ヵ月ですが、未だに、全く見かけませんな。 行列が出来ているという事は、入荷する店もあるんでしょうが、数分程度で売り切れていると思われ、ほとんどの時間は、空っぽです。 ないと分かっているから、わざわざ、マスクの棚を見に行かなくなってしまいました。 流通が滞っているというより、やはり、中国の工場が完全復旧していないから、物自体が出来て来ないんでしょうねえ。



【2020/03/27 金】
  今日は、雨。 一日、自室に缶詰めだと思っていてたら、10時20分頃、母が、突然、眼科に行くと言い出し、バスで行くなどと、馬鹿な事を言うので、やむなく、車を出しました。 バスなんかに乗られたら、ますます、感染の危険が高まってしまいます。

  「診察室に入っても、マスクを外すな」と言ったら、「眼医者だから、大丈夫」などと答え、案の定、何も分かっていません。 「目からもうつるから、眼医者がバタバタ死んでいるんだ」と言ったら、初耳のようでした。 ほら見た事か。 何の知識もなく、自分だけはうつらないと思ってるんだわ。

  眼科医院の前まで行ってから、予約時間に一時間も早いと分かり、エアロゾルが充満している恐れがある待合室に、一時間も余計にいるなど、キチガイ沙汰なので、一旦家に戻り、30分くらい待ってから、出直しました。

  送って、一度、帰って来て、1時間後に迎えに行きました



【2020/03/29 日】
  局面が変わったようなので、新型肺炎の話を。

  日本全体で、認定感染者が、日当たり、200人を超えたとの事。 テレビの報道関係番組は、東京の事ばかり言っていますが、それは、局が東京にあり、自分達の生活に直結するから、心配で仕方ないのでしょう。 尻に火が点いて、動揺し始めたわけだ。 その割には、報じている面々は、相変わらず、無マスクだけど。 死にてーのか、おまいら。

  東京で、40人台が、三日続いて、次が、60人台? アホ臭い。 そんな数字を、実際の感染者数だと思っているとは、良く言えば、お人好し、悪く言えば、間抜けの度が過ぎる。 市中感染が始まってから、1ヵ月以上経っているのに、そんな少人数であるはずがないでしょう。 鼠算で増えるんですよ。 分かっとんのかいな?

  普通に考えれば、100万人台は超えていると思うのですが、そういう数字を挙げると、まるで信用しない人が多いと思うので、とりあえず、10万人台と言っておきましょうか。 それでも、日当たり、60人とか、200人とかいう数字と比較すると、途方もない数だと思うでしょう?

  五輪延期が決まった後、急に増え始めた様子を見ると、「五輪開催の為の偽装」で、認定感染者数を低く抑える為に、検査許可数を操作してしたのは、間違いないと思います。 大まかに考えて、延期決定前までは、日当たり50人くらいが目安にされていたのが、延期決定後、100人に増やされたというところではないでしょうか。 昨日、200人出てしまったのは、東京と千葉で大きなクラスターが出たのが理由で、検査許可数を、200人に上げたかどうかは疑わしいです。 偽装していた人間が、偽装を解く、もしくは、緩める場合、偽装していた事がバレないように、少しずつ上げると思うからです。

  検査許可数を操作しているけれど、例外があり、クラスターの周辺と、帰国者に関しては、全員調べるというのが、延期決定前からの方針だったのだと思います。 ここ数日、急に増えている、「感染経路不明者」については、延期決定後に、「少しずつ、検査数を増やす」という方針に変わったのでしょう。 「肺炎の症状が出たので、病院に行ったら・・・」というケースは、以前は、門前払いされていたのが、検査するように変わったのが、その証拠。 しかし、やはり、まだ、検査許可数は、操作されていると思います。

  クラスターや帰国者よりも、感染経路不明者の方が、遥かに始末が悪いのであって、一人見つかったら、その周辺に、少なくとも、十数人はいると思った方が良いです。 そして、その十数人、一人一人の周辺にも、それぞれ、十数人がいると・・・。 鼠算式に増えるというのが、感覚的に分からない人は多いと思いますが、こういう事です。 時間が経てば経つほど、倍々で増えて行くわけだ。 マルチ商法なども、鼠算ですが、あれは、勧誘するのに、日数がかかる。 新型肺炎ウィルスは、一日で何人にもうつるので、拡大スピードが、比較になりません。

  たとえばの話ですが、ウィルス検査に当たっている人達に、「感染者を一人見つけたら、一万円の手当てを出す」と言ったら、眼の色を変えて、探し始めると思いますが、東京・大阪などの都市部では、「入れ喰い」状態になると思います。 それも、一本釣りではなく、底引き網的な、入れ喰い。 夜の盛り場を、マスクなしで歩いている酔っ払いどもを捕まえて、片っ端から、検査していけば、半分以上、感染者なのでは?

  大都市部だけではないのであって、地方にも、感染者は、たくさんいると思いますねえ。 感染者ゼロの県というのが、未だにありますが、馬鹿も休み休み言いなさい。 県境を封鎖しているわけでもなく、ドカドカ行き来しているのに、感染が県境で止まってくれるわけがないでしょうが。 検査していないから、引っ掛かって来ないだけです。 感染者が、数人台という県も事情は全く同じで、検査していないから、少ないように見えるだけ。 だから、検査能力にゆとりがある県は、サンプリング調査をしなさいと言うのよ。

  ワイド・ショーに出て来る、タレントのコメンテーターの中には、「日本では、抑えられている」などと、真顔で言っている人もいますが、皮肉ではなく、本心なのだとしたら、気の毒を通り越して、大迷惑です。 そういう人間は、感染を、「どこか、自分とは関係ない所で起こっている、他人事」だと思っており、普段と何の変わりもない生活を続けようとするので、スプレッダーになっている危険性が大変高いです。


     検査許可件数は、段階的に増やされてはいるものの、上限は考えられます。 まず一つが、医療機関が満杯になってしまって、これ以上、収容できないから、認定感染者を増やさないようにするというもの。 これは、今までにも、事前回避目的で、行なわれていた事ですが、これからは、実際に、満杯になってしまうわけですな。 東京では、今現在、すでに、満杯のようですが。

  もう一つは、検査能力の上限に達してしまうというもの。 何せ、五輪延期決定前までは、検査数を増やす必要がなかったので、検査能力を上げる必要性もなく、実際には、何の努力もして来なかったんじゃないでしょうか。 新型肺炎騒ぎが始まってから、すでに、2ヵ月ですが、その間、何もして来なかったのだとしたら、驚くべき怠慢。

  しかし、「五輪開催の為の偽装」や、「集団免疫作戦」などという信じられないほど愚かな方針が罷り通っていたのであれば、役所仕事としては、そんなもんでしょう。 役所というのは、一般の会社以上に、ルーティーンな仕事をしている組織でして、それ以外の仕事に、能力の発揮を期待するのは、無理な相談です。

  クルーズ船が、いい例ですが、そんな役所の中でも、窓際族で、仕事がない人達が狩り出され、寄せ集めの俄かチームを作って、事に当たったのだと思います。 そういう寄せ集めチームができると、まず、何が始まるかというと、マウンティングでして、「俺の方が偉い」、「私の方が、入省が早い」、「自分の方が、年長」などと、チーム内の上下関係を決めるのに、何週間もかけます。 そんな状態で、未経験の仕事に当たって、万全の処置などできるわけがない。

  今、感染ルートの調査をしている人達も、同様でしょう。 「調査は、専門チームがやっているのでは?」ですって? そんなチームなんか、あるもんですか。 役人か、非正規雇用者か、バイトか、医師免許も看護師免許もない、普通の人がやってるんですよ。 その調査員達も、一日一回くらい、検査した方がいいと思うなあ。 感染者を追っているんだから、うつらないと思う方が変です。 調査員が感染させて回っているというのも、充分、考えられる。


  集団免疫作戦に関しては、未だに、口にする人がいます。 直接、言わなくても、「ウィルスとは、共存すべきだ」というような事を言っているのは、その一派です。 トランプ大統領や、イギリスの首相は、以前は、その一派でしたが、今は、転向しています。 「過ちを改むるに憚る事なかれ」とは言いますが、できれば、最初から、過たないでくれた方が、良かったなあ。 ちょっと考えれば、誰でも、分かる事なんだから。

  イギリスの首相は、自身も感染してしまいましたが、「犠牲が出るのも、やむを得ない」と言っていた人だから、自業自得ですな。 未だに、遠隔で政務を摂っているそうですが、周囲も周囲だ。 短期間で、考えを、180度変えた人を、よく信用できますね。 国民に呼びかける放送で、「外出するな」などと、偉そうに命令していましたが、それが、つい数日前まで、「犠牲もやむなし」と言っていたのと、同じ人間の同じ口なのだから、呆れます。

  日本では、そんな人物を、「要請・丸投げ」ばかりの日本の政治家と比較して、「イギリスの首相は、はっきり、指示を出している」などと、賞賛している人もいるのですが、いやあ、そんな、誉めるような人物ではないと思いますよ。 なにせ、ついこないだまで、「犠牲もやむなし」と言っていた人なわけですから。 綸言汗の如し。 一度言ってしまった事は、消えません。

  ブラジル大統領は、未だに、その一派ですが、考え方を変えないようなら、早く、他の人間に代わらせた方がいいと思います。 選挙をしなくても、弾劾で罷免し、誰でもいいから、まともな対策を取ってくれる人に、代行をしてもらえばいいです。 常識的に、衛生当局の進言を聞いてくれる人なら、とりあえず、充分。

  集団免疫作戦は、想定される犠牲者数が、あまりにも多いので、もはや、「たわごと」レベルの扱いになっています。 インフルエンザと同じくらいの死者数なら、日本で、1万人くらいで、それでも、大変な数だと思いますが、イギリスの研究機関の試算では、イギリスだけで、40万人やら、50万人といった数字が出て来て、恐らく、イギリス首相が、考えを変えたのは、想像していたのと、桁が違う数字を聞かされたからでしょう。 人口比から見て、日本では、100万人以上という事になりますが、いくら、「年寄りが死ぬ分には、年金財政的に都合がいい」と思っている不逞の輩でも、100万人以上死ぬ事を想像したら、ビビるでしょう。


     外国の事に眉を顰めてはいられないのであって、情報が入って来る範囲内では、日本が、一番、まずいです。 「五輪開催の為の偽装」は、人命とスポーツ大会のどちらが重要か、そんな簡単な事に判断がつかなかったという点で、あまりにも、愚かしい。 1月末から、すでに、新型肺炎騒ぎが始まっていたのに、2ヵ月近く、感染拡大に、知らぬフリをして来たわけで、時間のロスは致命的です。

  はっきり言って、手遅れで、すでに、蔓延と言っていい状態になっていると思われ、感染者を早期に発見して押さえ込む、韓国方式の対策は、とれなくなっています。 となると、徹底管理の中国方式しか、収束させる方法はないですが、それも、無理だと思います。 日本で、個人の行動管理ができるとは、とても思えない。

  例の、スマホに、緑・黄・赤のQRコードが示され、その人物の感染危険度が分かるという、あのシステムですが、高齢化社会で、そもそも、スマホを持っていない人間が、何割といる日本では、とてもとても・・・。 せめて、活動が激しい、若い世代だけでも、やった方がいいと思いますが、スマホがありさえすれば、できるというわけでもありません。

  あのシステムの中枢は、AIやスーパー・コンピューターでして、日本では、とてもとても・・・。 そもそも、ソフトがない。 中国では、SARS以降、こういう事態もあろうと、予め準備していたから、すぐに導入できたのだと思いますが、日本で、今から、AIやスパコンを用意し、ソフトを開発していたら、実用化は、何年後になるか分かりません。 社会のIT能力が低過ぎて、そもそも、お話になりませんが、意識の問題も、また、大きいです。

  あのシステムが紹介された時、日本での反応は、「こんなに、個人の管理が厳しい」、「極端過ぎて、呆れた」という批判オンリーで、「日本でも、導入した方がいいのでは」という意見は皆無、絶無でした。 その見方は、今でも変わっていないと思いますが、感染を人為的に収束させたいのなら、あそこまでやらなければ、対策が足りないと考えた方がいいです。 あのシステムは、感染者を極力早く見つける為には、どうしても、必要なのであって、おそらく、政治家や役人にも適用されていると思われます。 人間なら、全員に。

  それを、「行き過ぎた管理社会の証明」としか見れなかったのが、熱が出るような大間違い。 また、そういう下司な見方しかできない人に、考え方を変えさせるのは、不可能に近いです。 断言してもいいですが、日本では、絶対に、導入されません。 よしんば、政府が導入したいと思っても、能力的にできません。 つまり、人為的収束は、不可能と決まったようなものです。


  中国では、2月の初め頃に、鐘南山という医学者が出て来て、AIに計算させた、「2月後半にピークが来て、3月末までには、収束する」という予測を発表し、その後、ほぼ、的中しました。 なぜ、「ほぼ」かというと、実際には、3月半ばには、収束してしまったからです。 おそらく、鐘氏が計算のベースにしたのとは、別の対策が重ねられたから、早く収まったのでしょう。

  中国は、天才が、ごろごろ出て来る社会でして、鐘氏も、その一人だと思われます。 一方、日本は、秀才はいるが、天才は出ない社会で、ああいうタイプの医学者が、一人も見当たらない。 ビッグ・データや、AIを使いこなせる医学者は、いるんでしょうか? たぶん、いないと思います。 専門家はいますが、彼らが、感染症学の、ごくごく基礎的な知識と、「大体、こうなるんじゃないか」程度の想像で、ものを言っているのは、明らかです。

  素人が見ても、操作されていると分かる数字を、よりにもよって、学者が、現状分析の根拠にして、よくも、「もちこたえている」なんて、いい加減な事が言えたものだ。 流行語大賞を授けて、末永く後世に遺すべきでしょう。

  「集団免疫作戦」を政治家に吹き込んだ医学者がいたとしたら、国賊もの。 人の命を何だと思っているんだ? 死者を織り込み済みなど、言語同断。 割合で、生死を決められて、たまるか。 大方、「自分や家族には、うつらない。 死ぬのは、他人だけだ」と思っているのでしょう。 何を根拠に、そんな事を信じているんだ? うつるよ、誰にでも。 実際、そうなっているだろうに。



【2020/03/31 火】
  新型肺炎の話。

  報道関係の番組、本当に、東京の事しか伝えなくなってしまいました。 そういえば、二日くらい前から、スタジオのコメンテーターの配置が変わり、距離を開くようになりましたが、まだまだ、甘いと思うなあ。 マスクしなければ、やっぱり、駄目でしょう。 特に、興奮して、語気を荒らげるタイプの人は。 うつるうつる、どうして、うつらないものかね。

  東京の認定感染者数、昨日は、検査結果が民間の分しか出なかったせいで、13人。 その分、今日は増えて、78人になったとの事。 何度も言っているように、この数字は、検査を受けて陽性が出た人の数であって、実際の感染者数とは、桁が違うと思います。 ただ、この、チョーいい加減な数字からも、分かる事はあります。

  それは、東京都の一日の検査能力が、陽性者数にして、100人分にも満たないという事です。 調査と検査、どちらか、もしくは、どちらもが、アップアップになってしまったから、月曜日の数字が出せなかったのでしょう。 その程度の能力なんだわ。 この能力レベルは、検査装置の数だけでなく、調査員や検査員の人数が関係しているので、おいそれと、増えはしますまい。 たとえ、厚労省の方針が変わって、「疑わしい例は、どしどし検査しろ」という命令が出たとしても、東京では、陽性者100人分以下の調査・検査しかできないというわけだ。

  1000万人都市で、たった、それだけ・・・。 目眩がして来ますな。 外国を見ると、一日、1万人分くらい検査して、千人くらいの陽性者を見つけているようですが、それらと比較すると、冗談としか思えない。 この差を、おかしいと思わない方が、どうかしている。


  面白いといったら不謹慎なので、興味深いと言い換えますが、フランスのテレビ局、「フランス2(ドゥー)」が、武漢の火葬場の稼働状況から計算して、中国の死者数3000人台というのが、嘘だと言っているとの事。 実際に、数字がどうかは別として、何だってまた、自分の国が、爆発的感染拡大中で、医療崩壊中で、非常事態中だという、今この時に、外国の死者数を批判するのか、よく分からぬ。 それどころではあるまいに。

  おそらく、フランス人としては、自分の国を、技術的、文化的、生活水準的に、世界でも、トップ・クラス、たぶん、アメリカ、イギリスと並んで、トップ3には入ると思っているんでしょう。 そんな自国で、医療システムが崩壊して、死者がどんどん積み上がっていくのが、信じられない。 で、中国の公称死者数にケチをつける事で、相対的に自国を持ち上げ、プライドを保とうとしたのではないかと思うのです。

  中国だけで感染拡大していた頃、たぶん、フランス2は、他の国の報道機関と同様、「中国政府の初動対応が悪かったせいで、3000人もの死者が出ている」と伝えていたと思うのですよ。 それを、自分の国が、同じ有様になったからといって、「たった、3000人なんて信じられない」と言い出すのは、報道機関に求められる客観性として、どんなもんなんですかねえ。 数字は、同じ、3000人ですぜ。

  ちなみに、フランスの死者は、今現在、2600人だそうですが、人口は、6500万人で、中国の14億人と比べると、21分の1くらい。 つまり、中国で、フランスと同じ比率の死者が出るとすれば、5万5千人くらい死んでいてくれないと、都合が悪いわけですな。 アホ臭。 そんなリクエストに応えられるか。

  何が問題と言って、そんな野次馬興味的言いがかりで、中国を敵に回してしまう、その方が、大問題。 今や、マスクや防護服、人工呼吸器といった医療器具を、大量に生産し、世界中に供給できるのは、経済が立ち直りつつある中国だけです。 フランスも、中国から、ごっそり買い入れているようですが、中国政府が、死者数批判に、カチンと来て、売り渋ったら、どうするのよ?

  まさか、この批判が、中国政府の耳に入らぬと思っているわけでもありますまい。 もし、逆の立場で、中国の報道機関が、「フランスは、死者数を隠蔽している」と言ったら、フランス政府は、中国に医療器具を売る気になりますかね? くだらん! たかが、プライドの為に、死者を更に増やす危険を冒すなど、愚かしいにも程がある。


  もう一つ、面白いと言ったら不謹慎なので、興味深いと言い換えたい事があります。 トランプ大統領が、自動車メーカーに、人工呼吸器の生産を命じたとの事。 いやあ、家電メーカーなら、まだ分かりますが、自動車工場で、人工呼吸器は作れないでしょう。 工場の種類が違い過ぎます。 自動車用のラインなんて、床のコンベアが動くだけですから、場違いもいいところで、一度、見に行けば、そんな事、思いつきもしないはず。

  人工呼吸器というのは、生産ラインではなく、手作りで組んでいるようですが、自動車工場の工員は、そんな繊細な作業は、全くできませんぜ。 私は、自動車工場と、コピー機工場で働いた経験がありますが、自動車とコピー機でも、大違いです。 まして、人工呼吸器なんて、精密機械では、とてもとても・・・。

  細かく分業して、作業を単純化し、ゆっくりでいいというのなら、やれない事はないかもしれませんが、それでは、大量生産なんて、金輪際、望めません。 時間的に言っても、生産システムを組み上げるだけで、1ヵ月くらいかるのでは? 熟練するのは、更に、1ヵ月後といったところ。 トランプ大統領は、製造業の出じゃないから、分からないんでしょう、その辺の事情が。

  更に、トランプ大統領は、アメリカで作った医療器具を、ヨーロッパにも供給すると言っていますが、自国の医療機関が、物が足りなくて、悲鳴を上げている真っ最中だというのに、どこから、そんな余剰が出てくるというのよ? 一体、どういうつもりで言っているのか、さっぱり分かりません。 やはり、この人の言う事は、真面目に聞かない方が、精神衛生に良いかも。

  まさか、中国に対抗して、「中国に頼る必要はない。 アメリカが供給する!」と、虚勢を張っているだけではあるまいね? 馬鹿馬鹿しい。 そんな事より、自国の患者を一人でも多く助ける事を考えなさいよ。 フランスもアメリカも、中国を批判するより、協力を求めて、援助を引き出した方が、遥かに有意義です。 プライドや虚勢で、人の命は救えません。




  今回は、ここまでにします。 読み返すと、3月下旬が始まった頃には、まだ、五輪延期が決定しておらず、「予定通り、やる」と、政治家が断言していた頃だったんですな。 何だか、もう、大昔という感じがします。 その同じ人達が、延期決定以降、豹変したわけですが、当座は呆れたものの、今になってみると、そういう人達は、豹変しただけ、まだ、マシという気もします。