2020/10/25

バイク生活復活後一年

  そろそろ、「EN125-2Aでプチ・ツーリング」のシリーズを再開しようと思ったのですが、週一のペースで出かけているせいで、少々、行った先が溜まり過ぎまして、一回当たり、組み写真4枚程度出すペースでは、永久に、一段落しないのではないかと思われ、全部出すのは、とりあえず、断念しました。




  中古のEN125-2Aを、ヤフオクで落札し、埼玉県北部のバイク店から購入したのが、去年の、9月の事。 補修と並行して、乗り始め、程なくして、週一回のペースになり、すでに、一年が経過しました。 出かけた先を列挙しますと、


【2019年】

9月 5日 落札 ■
9月17日 届く 手続き ■
9月21日 初乗り ●
9月26日 青山ダイソー ●
9月30日 給油 ワークマン ●

10月 6日 蛭ヶ小島 / 江川邸
10月10日 ステム・ベア交換後の試し乗り ●
10月16日 ダイソー巡り ●
10月20日 日金山 / 十国峠
10月26日 ナガシマ巡り ●

11月 2日 図書館 / マックスバリュ沼津南店 ●
11月 6日 達磨山レストハウス / 達磨山
11月12日 愛鷹山麓 水神さん
11月16日 長泉町森林公園
11月23日 給油 ●
11月29日 図書館 / 銀行 ●

12月 6日 市立病院下見 ●
12月12日 早霧湖(不着)
12月20日 早霧湖
12月27日 休場遺跡


【2020年】

1月 4日 八畳石 / 赤野観音 / ネオパーサ駿河湾沼津下り側
1月 9日 富士竹類植物園(門前)
1月16日 妙法華寺
1月22日 火雷神社 / 不動滝 / メルヘンの里 / 酪農王国オラッチェ
1月30日 かんなみスポーツ公園

2月 7日 元野牧
2月11日 原の史跡
2月19日 馬渡橋 / 山田川自然の里
2月27日 西浦河内・禅長寺の頼政堂 / 菖蒲塚

3月 5日 元野牧再挑戦
3月13日 伊豆長岡・駒形古墳
3月21日 夏梅木・八王子神社
3月25日 大場・赤玉神社

4月 2日 三島・幸原・耳石神社
4月10日 拓南神社
4月16日 弘法大師堂
4月19日 眠らせる ■

5月20日 弁天島
5月27日 大場・神明神社

6月 4日 函南・馬坂神社
6月10日 長泉 三神社
6月16日 愛鷹山・三神社
6月24日 長岡・二溜池

7月 2日 愛鷹広域公園
7月12日 日緬寺 / 長岡
7月16日 図書館 / 本能寺
7月22日 沼津エスポット / 江原公園

8月 2日 浮島ひまわりらんど
8月 7日 三島・加茂川神社 / 清掃センター下
8月13日 長岡・長瀬ダム
8月19日 愛鷹明神中宮
8月29日 洋ランパーク跡 / 白石の石棺

9月 4日 三島・駒形神社 / 龍澤寺
9月11日 門池・天王宮 / 西友 / マックスバリュ沼津南店
9月18日 清水柳北1号墳
9月22日 門池・八幡神社 / 池田明神 / 牧堰
9月30日 西浦木負・鮑玉白珠比咩命神社 / 消波堤


  その後も、出かけていますが、とりあえず、一年分という事で、切りのいいところで、9月末の分までにしておきます。 「■」は、出かけた先ではありません。 「●」は、バイクで出かけはしましたが、プチ・ツーではないです。


  うーむ、よくもまあ、これだけ、あちこち、行ったものです。 バイク生活を復活させる前までは、「もう、近場は行き尽くした」と思っていたのですが、その認識状態から、ここまで、行き先を開拓したのだから、我ながら、大したものです。 偉いなあ。 いや、別に、偉くはないか。 言い直します。 主観的に偉いなあ。

  たった一年間の出来事なのに、行った先が、ことごとく、懐かしく感じられます。 初めて行った所が、大半なのですが、そういう場所は、印象が強く、記憶に染み込みやすいようですな。 同じ所に再訪を繰り返していると、記憶のピントがブレて来て、何回目に行った時の記憶なのか、分からなくなってしまいます。 今後も、極力、初めての所を狙い続ける予定。

  出かけるパターンとしては、ほとんどが、晴れた日の午後で、12時45分頃から、バイクと車を入れ換え、1時頃、家を出発します。 片道、1時間以内。 目的地での滞在時間が、10分から、20分程度。 帰りが、1時間以内。 遅くても、午後3時までには、戻っています。 帰ってから、1時間、バイクを冷やして、その間に風呂に入り、車とバイクを入れ換えて、カバーを掛けています。

  新型肺炎の感染防御の為に、極力、人出が少ない平日を選び、平日が雨の場合に限り、土日も出ています。 雨が降っていなくても、ドス曇りで、いつ降るか分からないという天気の場合、出かけません。 基本的に・・・、というより、もう絶対に、バイクを濡らす気がないので、雨の危険が少しでもあれば、出ません。 引退者だからこそ、できる事ですが。

  行き先は、都市地図で近隣市町を調べ、神社、寺、湖沼池、橋、史跡、古墳などを見つけ、道順を暗記して出かけます。 現役時代の長距離ツーリングなら、ルート・メモを書いたものですが、近場だと、一度も見ないで帰って来る事が多いので、いつしか、書かなくなってしまいました。

  行き先の選択は、大体、北、北西、西、南、南東、東、北東と、反時計回りに、選んでいます。 南西が抜けているのは、沼津市の中部から見ると、南西が海に当たるからです。 駿河湾を挟んで向こうにある、大瀬崎(おせざき)は、南西ですが、遠過ぎて、帰りが夕方になってしまうので、行っていません。 うちは、夕飯が早いので、それまでには、帰るようにしています。

  目的地に、他の人がいる事は、滅多にありません。 そもそも、人がいなさそうな所ばかり選んでいるからです。 先客がいた場合、その人達が去るのを待ちます。 大勢いた場合、近寄らずに、遠くから写真だけ撮って、引き揚げます。 人がいない所だから、気楽に出かける気になるのです。

  新型肺炎対策として、春夏秋は、マスクをしてから、シールド付きジェット・ヘルを被ります。 冬場のフル・フェイス・メットでは、マスクは着けませんが、他人がいる場合は、ヘルメットをは脱がず、シールドも開けません。 ちなみに、私は、「屋外だから」、「人が少ないから」という理由で、無マスクで行動する事はないです。

  給油は、セルフのスタンドで、一回に、千円分入れています。 大体、7リットル台。 それで、2ヵ月、もちます。 燃費計算はしていませんが、ガソリン代を負担に感じた事はないです。 むしろ、「もう少し、使ってもいいかな」と思っていますが、週一のペースは崩したくないですし、遠出をするとなると、疲れてしまいますから、たぶん、このままで行くと思います。

  補修は、買った直後に、纏めてやったっきりで、その後は、ほとんど、ノー・メンテで乗っています。 車の車検の時、ついでに、バイクのタイヤも、空気を足しただけ。 オイル交換は、一度もやっていません。 本当はやりたいのですが、前の持ち主が、取扱説明書にある規定通りに交換していたと仮定して計算すると、次の交換は、まだまだ先でして、それまで待っているのです。 中途半端なところでやると、ズレてしまいますから。

  あっ、思い出した! ノー・メンテではありませんでした。 ギア・インジケーター「1」のランプが切れてしまって、アマゾンで、LED球を買って、交換しました。 今までついていたのと、外見が似た品を買ったのですが、隠れている部分が違っていて、「1」だけ、妙に暗くなってしまいました。 まあ、点いているのが分かるから、それで良しとしていますが。 ちなみに、EN125-2Aのギア・インジケーター・ランプは、デフォルトでは、麦球です。 私のバイクは、前の持ち主が、メーター内の電球を、全て、LED球に交換してあったのです。

  もとより、中古車ですし、車よりヤレが早いバイクの事ですから、完璧な動作を期待しているわけではないです。 外観が、綺麗なだけでも、充分に満足しています。 ↓こんな感じですが。



  上には上がいるが、下には下がいるもので、バイク生活をしたいと思っているけれど、諸般の事情で、できずにいるという人は、プチ・ツーリングの話を読んだり、こういう写真を見たりすると、「ちっきしょー。 俺も買おうかな」と、思うでしょうねえ。 いやまあ、止めも勧めもしませんが。

  若い頃、バイクに乗っていたけれど、車に切り替えて、やめてしまったという人は、二輪の免許はあるわけだから、バイクの購入費と諸経費、合計10~15万円くらい用意すれば、すぐにでも、私と同じような事ができるわけですが、どんなもんでしょうねえ。 プチ・ツー趣味を遂行する上で、最も重要なのは、行き先の選定でして、私が行っているような、地味な目的地に、全く興味がないという向きには、勧めようがありません。

  「目的地なしで、ただ、走りに行く」というのは、続かないのでは? 走るだけで満足できるというのは、よほどのバイク好きに限られますが、そういう人は、そもそも、車に切り替えて、バイクをやめたりしないものです。 一生乗り続けているわけですから、再開する必要はないわけだ。 当然、250ccクラス以上に乗っているものと思われ、125ccに憧れたりしますまい。

  ちなみに、一般道では、125ccでも、それ以上の排気量でも、性能に大きな差はないです。 速い遅いは、乗り手の技量や、方針によって変わって来ます。 とはいえ、小排気量車は、長もちさせたいのなら、あまり、高回転まで回さない方がいいと思いますねえ。 とりわけ、逆輸入車は、ディーラーの整備工場を当てにできないから、エンジンやミッションが壊れると、即廃車になる危険性がある事ですし。

  目的地といっても、観光地、景勝地、レジャー施設などは、プチ・ツーで行く半径内では、すぐに、行き尽くしてしまいます。 それなら、喫茶店巡りや、レストラン巡りでもした方が、まだ、初めての場所を見つけ易い。 しかし、店が目的地だと、そのつど、店で使うお金が必要になるわけで、結構、痛い出費になると思います。 また、新型肺炎の感染防御上も、人が集まる所は、避けたいもの。 遊びに出かけた先で、うつされていたのでは、敵わん。

  地味な目的地で満足できるというのなら、勧めるのに吝かではないです。 とはいえ、現役で働いている人は、趣味だけで、バイクに乗るというのは、厳しいかも知れませんねえ。 逆に、通勤に使っている人は、かつての私がそうだったように、休みの日までバイクに乗ろうとは思わないでしょう。 そうなると、やはり、125のバイクでプチ・ツー趣味を勧められる対象は、引退者に限られてきます。

  大学生などで、とりあえず、中免をとって、入門のつもりで、125から乗り始める人が、結構いるそうですが、それはそれで、何の問題もないと思います。 結局、すぐに、車に切り替えてしまって、バイクは、125だけで終わっても、出費を少なく抑えられたのだから、賢い選択だったと言えるでしょう。

  125では、高速道路はもちろん、無料の自動車専用道にも入れないから、泊まりがけの遠出は、かなり、厳しくなります。 せっかく、バイク乗りになったのに、長距離ツーリングをしないのは、勿体ない気もしますが、だからといって、大排気量車を、若い人達に勧めるのは、気が進みません。 遠出そのものが、事故の危険性を高めてしまうからです。 乗り物に乗る上で、何が馬鹿馬鹿しいと言って、事故や、違反切符を切られる事ほど、馬鹿馬鹿しいものはない。 楽しみに行って、悩みの種を背負い込んでいて、どうする?

  125だと、ピンク・ナンバーで、すぐにそれと知れてしまい、大排気量車に乗っている人から馬鹿にされるという問題点がありますが、引退者であれば、「もう、歳だから、125で充分」という無言の言い訳が利きますから、気にする事はないです。 「歳を取って、良かったなあ」と思うのは、そんな事くらいですかねえ。

  私は、山道や海岸線のワインディング・ロードで、後ろに、他のバイクや車がつくと、路肩に寄って、先に行かせるようにしていますが、こちらは、ピンク・ナンバーだから、速いものを先に行かせても、理に適っているわけで、むしろ、大変、好都合です。 せっかく、ワインディング・ロードを楽しみたいのに、後ろにくっつかれていたのでは、台なしですから。 言うに及ばず、公道で、赤の他人と俄かレースなど、以ての外の言語道断。 排気量に関係なく、そんなのは、キチガイ沙汰です。 誰が、あなたの命を保証してくれるというのだ?

  あと、これは、意外に思われるかも知れませんが、逆輸入の125は、知名度が低い分、注目度が高いです。 それも、ピンク・ナンバーが関係していて、信号待ちなどで、後ろについた、バイクや車の運転手が、「おやっ! このバイクは何だ?」と思うようなのです。 外見的には、トラディショナル・デザインのオン・ロード・バイクと変わらないから、「スズキに、こんな125があるのか?」という感じで、じっと観察される事が良くあります。

  ところで、引退者に勧めるといっても、それは、あくまで、若い頃に、マニュアル・バイクに乗っていた経験がある人です。 「引退してから、小免をとって・・・」、などという人には、金輪際、勧めません。 命の保証ができないです。 「125なんて、原付だから、誰でも乗れる」という事はないのであって、スクーターとは、全然、別物ですから、軽く見ないように。 全く経験なしに、老いらくで始めるような趣味ではないです。

  また、若い頃に乗っていたけれど、ガンガン、峠を攻めていたという人にも、勧めません。 そういう人は、バイクをやめたのが大正解だったのであって、引退後に、また、不正解に戻る必要はありません。 バイク経験が全くない人とは逆に、若い頃のバイク経験が邪魔をして、安全運転ができないのです。 気持ちだけは、若い頃と変わらず、ガンガン行こうとするのに対し、体力や反射神経は、歳相応に衰えていますから、すぐに、大怪我をするか、最悪、死ぬと思います。


  バイク生活を再開してから、つくづく思い知った事ですが、バイクと言うのは、「乗ってナンボ」、「出かけてナンボ」の乗り物なんですなあ。 バイク趣味には、改造やチューンなど、弄ってばかりいる人とか、ガレージが満杯になるまで、気に入ったバイクを買い集める人とか、いろいろといるわけですが、試し乗り程度に、たまにしか乗らないなんて、勿体ない話です。