2022/04/10

新型肺炎あれこれ ⑱

  新型肺炎について、日記ブログに書いた文章を、移植したシリーズの18回目。 記録のつもりなので、現在の感染状況関係なく、前回の続きから、始めます。 「何を頓珍漢な事を言っている?」と思ったら、日付を確認してください。 例によって、日記ブログには、他の事も書いていますが、移植に当って、新型肺炎関係の文章だけを取り出しています。




【2021/11/09 火】
  入国制限を緩和するとの事ですが、せっかく、国内が減ってきたのに、まだ、感染が拡大している海外から、人を入り易くするとは、気が知れません。

  そんな単純な理屈が分からないほど、アホばかりとも思えないので、この発想は、「喉もと過ぎれば、熱さ忘るる」という奴でしょうか。 8月の惨状を、もう忘れるとは、健忘症にも程がある。 自宅療養中に憤死した人達の事を、覚えていないと言うのでしょうか。

  ファクターX説を、未だに信奉していて、日本は大丈夫だと思っている? そりゃ、金輪際、当てにならんと思いますぜ。 デルタ株が自壊したとしても、他の変異株が入ってくれば、理の当然、また、広まるでしょうに。

「いつまでも、入国制限をかけていたのでは、世界のウイズ・コロナの流れに置いて行かれる」

  置いて行かれた方が、いいと思います。 大歓迎だ。 間違った事をやっている愚かな国々の真似をする事はありません。 丼勘定の対策の結果、死んで行く人達に、何て詫びるのよ?

  去年の秋に、Go to推進派の役人が、「感染拡大を恐れていたら、経済が死んでしまう。 こんな事でビビッていて、どうする」と、勇ましい事を言って、Go toを決行したわけですが、結果は、惨憺たるもの。 死んだ人達は、草場の陰で、その役人を呪っている事でしょう。 もっとも、危険性を自力で判断できず、感染防御をせずに、旅行や買い物に繰り出していた人達の場合、役人のせいばかりにもできませんが。

  そういうのは、勇気などでは全くなく、判断力が弱くて、決断力だけ強い、「無理が通れば、道理引っ込む」タイプの発想です。 人間相手ならともかく、ウィルスには、そんなハッタリ、利かないわけですが。


  それにしても、ほとんどの人間が、これだけ、緩みきって、油断しきっている時に、新たな変化株が広まりだしたら、凄い事になるでしょうねえ。 もちろん、そうならなければ、その方が、ずっと良いのですが。 とりあえず、私の運転免許更新が終わるまで、感染拡大のスタートを遅らせてもらえないものか。 警察署内で写真撮影をする時には、マスクを外さざるを得ないので、その時に、感染するのが心配なのです。



【2021/11/15 月】
  自室の布団を干しました。 以前は、2週間に一度、日曜日にやっていたのですが、ここのところ、月曜にやる事が多いです。 日曜は、隣の賃貸マンションの駐車場に出入りする人間が多く、こちらが風下になるので、ウィルスが布団をつく危険性が高まるからです。 実際には、5メートル離れれば、ほとんど、拡散してしまうから、考え過ぎなんですが。


  引退者の生活というのは、平穏且つ安楽に暮らそうと思うと、やる事がない方が、気楽でいいです。 しかし、全くやる事がないと、その日一日生きる為の、張り合いが出ません。 ちょっとだけ、やる事があれば、それが一番なのですが、あまり、簡単な事だと、やはり、張り合いがありません。 難しいところですな。

  何かが壊れて、それを修理しなければならない場合、やる事ができるわけですが、ちっとも、楽しくありません。 壊れなければ、その方がずっといいからです。 家電の買い換えなどもそうで、今までなかった家電を新しく買うのと、壊れたから買い換えるのとでは、気分が正反対です。 やりたくないのに、やらなければならない事があるというのは、精神衛生に宜しくありませんな。

  今、私が、一番やりたくないのは、郵便・宅配物の受け取りでして、もちろん、感染リスクがあるのが理由です。 玄関にマスクを用意し、持ち構えていなければなりません。 自分が通販で買った物なら、追跡できるからいいのですが、母に届く物は、いつ来るが分からないのから、ほんとに困る。 届きそうな日が近づくと、出かける事もできません。

  どうしても出かけなければならない時には、母に、「マスクをして、応対するように」と言い置いて行きますが、何せ、母は、非潔癖でして、危機感がまるで足りませんから、昼寝しているところを、インターホンの呼び鈴で起きて、慌てていれば、マスクなしで出て行くのは、まず、確実なところ。 母が感染すれば、私にもうつるのも、確実なところ。 大変、悩ましい。

  こういう事は、やる事ではあっても、ただ、嫌なだけで、生きる張り合いになんかなりません。



【2021/11/26 金】
  午後1時から、旧母自で、警察署へ。 運転免許の更新をして来ました。 5年前に作った眼鏡と、よく晴れた明るい日を選んだおかげで、視力検査は、楽勝で合格しました。 写真撮影は、ごく短時間で終了。 その後、30分のビデオ講習。 エンドレスで流れていて、自分で、見始めた所まで見て、おしまい。 無事、ゴールド免許を更新できました。

  いや、無事だったかどうかは、まだ、分かりませんな。 署内にいる間に、新型肺炎に感染したかどうかが分かるのは、数日後です。 しかし、県内の認定感染者数が、0近くまで減っている時期ですから、感染する可能性は、限りなく低いです。 もし、感染して、「免許更新の時にうつされた」と主張しても、相手にしてもらえないでしょう。

  次は、5年後なので、さすがに、新型肺炎も収まっているのでは? そうならなかった場合、5年後まで、私が生きているような気がしないので、結局、今回が最後になるかも知れません。



【2021/12/19 日】
  午後2時頃から、資源ゴミを出しに、紙類を、屋根のある集積所まで、母自で、2往復。 ビン・缶・ペットボトルを、露天だけど、近い集積所へ、徒歩で、1往復。 2ヵ月分なので、紙類の方は、新聞4束の運搬に、どうしても、2回かかるのです。 それでも、以前は、全て徒歩だったから、自転車を使うようになっただけでも、楽になっているわけですが。

  人多し。 その半分は、無マスク。 マスクをしている者も、無マスクの者と平気で会話をしており、見るからに、ゾーッとする。 何にも分かっちゃいないのさ。 マスクをしている者に当て付けているのか、わざと咳をする馬鹿もいる始末。 話にならぬ。 こんな連中に感染防御なんて、できるわけがないです。

  ワイド・ショーや報道番組のコメンテーターに言わせると、「日本では、みんな、マスクをしている」との事ですが、一体、日本のどこの話なのか? 東京だけなのではないか?

  無マスクで出かけてくる連中は、認定感染者数が、ゼロに近いので、感染の危険性も、ゼロに近いと思っているのかも知れませんが、感染の再拡大が始まってから、認定感染者数が増え始めるまで、2週間のズレがある事を考えると、感染防御を怠っていい期間を、自分で勝手に決めるのは、あまりにも、無謀です。



【2021/12/28 火】
  お寺へ、付け届けを置きに行きました。 電動アシスト車でも、長距離は、きつい。 腿が痛くなってしまいました。 出て来た住職は、相変わらず、無マスク。 困った人だ。 もっとも、向こうは自宅だから、訪問側の分際で、強いて、マスクをしろとも言えませんが。




  今回は、ここまで。

  去年の11月・12月の二ヵ月間で、たった、これだけ。 流行が収まっていた頃だから、書きたい事が少なかったんですな。

  この期間で、新型肺炎関連の一番大きな出来事というと、何と言っても、運転免許の更新でした。 不特定多数が出入りする、感染の危険が極めて高い場所に、1時間近くいなければならないわけで、一年以上前から、戦々兢々としていましたが、幸運としか言いようがない事に、流行開始以後、最も、感染が下火になっていた時期にあたり、割と気楽に、警察署へ出向く事ができました。

  視力検査が、あっさり通ったのも、嬉しかったです。 前回は、早く済ませてしまおうと、曇りの日の午前中に出かけて行って、全然、見えず、その日の内に、眼鏡を作り直す羽目になりましたが、今回は、晴天の日の昼過ぎを選んだのが、大正解でした。 検査をするのは屋内ですが、自宅から警察署まで行く道中で、どれだけ、太陽光が目に入ったかで、視力が大きく変わってくるんですな。

  前回の失敗に懲りて、この5年間、毎日、目の体操をしていたのも、視力の低下を防ぐのに役だったのかも。 地道な苦労が報われて、大変、気分が良かったです。 未だに、思い出すと、気分が良くなるから、よっぽど、嬉しかったのでしょう。

  写真撮影の時に、マスクを外す必要があるのは覚悟していましたが、視力検査の時にも、外すように言われて、虚を突かれました。 全員ではなく、眼鏡を掛けている者だけ。 理由は、マスクで眼鏡が曇るからだそうです。 前の人がやってから、間がないので、少し怖かったですが、幸い、うつされるような事はありませんでした。 感染者、ほぼ、ゼロの頃だったから、うつりようがなかったわけですな。