2022/11/27

EN125-2Aでプチ・ツーリング (38)

  週に一度、「スズキ(大長江集団) EN125-2A・鋭爽」で出かけている、プチ・ツーリングの記録の、38回目です。 その月の最終週に、前月に行った分を出しています。 今回は、2022年10月分。





【内浦三津・三津坂隧道 / 旧三津坂隧道】

  2022年10月4日に、バイクで、沼津市・内浦三津と、伊豆の国市・伊豆長岡の間にある、「三津坂隧道」と、「旧三津坂隧道」へ行って来ました。

≪写真1≫
  三津坂隧道の、伊豆長岡側。 割と普通のトンネルです。 昭和36年、1961年に竣工。 ちなみに、「隧道(ずいどう)」と「トンネル」は、入れ換えが利く言葉です。 正式名称が、「○○隧道」でも、「○○トンネル」と呼ばれている所は、普通にあります。

≪写真2≫
  三津側。 向こうの光が見えていますが、そのくらいの長さのトンネルです。

  注意看板の位置まで、反対側と、そっくりですな。 上の大きな看板には、「トンネル内 自転車あり トンネル内 走行注意」。 下の縦長の看板には、「自転車に注意」とあります。 どちらも、新しい物。 このくどさは、最近、自転車の事故でもあったんですかね?

≪写真3≫
  三津側を出て、ちょっと行った所に、説明板が立っていました。 明治29年に竣工した、「旧三津坂隧道」が、近くにあるとの事。 これは、行かずばなりますまい。 左の道から、入って行くようです。

≪写真4左≫
  しばらく登って行くと、ありました。 このトンネル、有名な、「旧天城トンネル」よりも、8年も早く、造られたのだとか。 それは、凄い。 トンネル自体の保存状態は良いようでしたが、道がぐちゃぐちゃで、これ以上、近寄れませんでした。

≪写真4右≫
  旧トンネル入口の向かい側に停めた、EN125-2A・鋭爽。 コケた後、補修して、初めて、出かけましたが、バイクの方は、機能上、問題なし。 走りゴケだったら、そうは行かなかったでしょう。 私の腰の方が、ダメージが大きく、この時にも、まだ、ギクシャクしていました。





【伊豆の国市長瀬・溜池】

  2022年10月11日に、伊豆の国市長瀬・溜池に行って来ました。 住宅地図に載っていたところ。

≪写真1≫
  伊豆長岡の、市役所がある交差点から、三津坂峠に登り、三津坂トンネルのちょっと手前を右に下りると、あります。 幹線道路から見える、すぐそこ。

  溜池としては、普通の大きさ。 擬木の柵あり。 注意看板の内容は、

長岡南小PTA危険箇所
キケン、あぶない!
あそぶな、釣るな
ちかよるな!
市立長岡南小学校PTA郊外指導部

  SNSで吊るし上げられないか、心配になる力強さですな。 子供に言う事を聞かせたい場合、こういう言葉を並べるより、

水の事故が起こると、救助や捜索に
大勢の人出と、莫大なお金がかかり
地域社会に大きな迷惑をかけます
水が溜まっている場所には
近寄らないようにしましょう

  とでも書いた方が、効くと思います。 救助費用が、自分の親にかかって来るかも知れない、と匂わせるのが、味噌。

≪写真2≫
  西の方、長辺方向を見た様子。 水草が浮いています。 あまり、綺麗な感じはしません。 溜池だから、仕方ないか。

≪写真3≫
  北の方、短辺方向を見た様子。 周囲の岸は、コンクリート・ブロック垣で固められています。 水門のバルブがあります。 溜池だから、当然ですが。

≪写真4左≫
  池の畔と言うか、道路と言うか、中途半端な所に停めた、EN125-2A・鋭爽。 コケた後、バイクは直して、ほぼ元の状態に戻っていますが、私の腰が治らず、この日も、ギクシャクしたまま、行って帰って来ました。

  この溜池、個人の住宅の裏手にあり、何となく、雰囲気が良いです。 水がもっと綺麗で、周囲に、花など咲かせ、洒落たベンチでも置けば、名所になりそうな雰囲気。

≪写真4右≫
  レイアウトの関係上、ここに持って来たのですが、この日、最初に行ったのは、旧三津坂隧道の東側出入口でした。 前回、西側しか見なかったので、その補足。

  写真には写っていませんが、手前に仕切りがあり、ここまでしか近づけません。 トンネル内も、通行不可。 しかし、安全を確認した上で、産業遺産公園として整備すれば、客が来そうな気もしますねえ。





【伊豆の国市長岡・皆沢大黒天①】

  2022年10月20日、バイクで、伊豆長岡の、皆沢という所にある、「大黒天」へ行って来ました。 実は、古い地図で、市役所の近くに出ている、「丸山古墳」を目指したんですが、見つけられず、代わりに、大黒天に寄ったのです。 主祭神が、大黒様というのは、珍しい。

≪写真1≫
  伊豆の国市役所の少し北。 住宅街の中にあります。 道の曲がり方が、いかにも、昔ながらの街並みという感じ。

≪写真2≫
  社殿。 トタン寄棟で、お寺の本堂のような形をした屋根。 拝殿の名額には、「大黒天」とありました。 大黒天は、神様ですから、神社なんですが、ネット地図には、「大黒堂」と出ており、 普通、「○○堂」とあったら、仏教系ですから、普通の神社とは、少し違うのかも知れません。 鳥居は、なかったです。

≪写真3左≫
  社殿を側面から。 拝殿と本殿が、廊下で繋がっている型式ですが、本殿が、拝殿にめり込んでいるような感じです。 本殿の屋根も、寄棟方形で、「お堂」っぽいです。

≪写真3右≫
  拝殿前に置かれた、賽銭箱。 右から、「奉納」とあります。 打ち出の小槌が描かれているのは、大黒天らしい。 防犯に、大きな南京錠がかけてありました。

≪写真4左≫
  石燈籠。 これは、一基だけ。 「文化十年」。 1813年。 江戸後期、徳川家斉の治世。 よくもっています。 形に無理がないから、壊れにくいんでしょうか。 火袋は、作り直しているのかも知れません。

≪写真4右≫
  石燈籠。 こちらは、一対。 柱が円柱、火袋が六角柱です。 仏教っぽいですが、神社でも、こういうタイプは、見られないではないです。





【伊豆の国市長岡・皆沢大黒天②】

≪写真1左≫
  境内にあった、忠魂碑、その他の石碑。

  忠魂碑と、大黒様は、似合いませんが、他に建てる所がなかったんでしょうな。 ブロック塀で囲んであるのは、異質感を減じるのが目的かも知れません。

  その他の石碑は、別の場所から、移されてきたのでは?

≪写真1右≫
  漱盤。 欠けてしまって、もはや、用を為しません。

≪写真2左≫
  もう一つ、漱盤。 こちらも、同じような欠け方をしています。 まさか、同一人が壊したわけではあるまいね?

≪写真2右≫
  土俵。 たぶん、子供相撲用。

≪写真3≫
  路肩に停めた、EN125-2A・鋭爽。 坂コケ後の補修の後、バイクの調子はいいです。 問題は、私の腰でして、どうも、一生残るのではないかと思うような痛み方。 この時も、ギクシャクしながら、行って帰って来ました。

≪写真4左≫
  以下は、行き帰りに、沼津市・大平で撮った写真。

  遠くに、オレンジ色が見えたので、花が咲いているのかと思ったら、柿の実でした。 そういう季節になったんですな。

≪写真4右≫
  セイタカアワダチソウ。 この花、一本ずつ見ても、堂々としているし、群生していても、美しいです。 雑草にしておくのは惜しい。

≪写真5≫
  パンパスグラス。 これは、お見事! 本来、こういう、ちょっと広い所に、独立して生える植物なんでしょう。 一つの世界を形成している観あり。





【伊豆の国市南條・伊豆箱根鉄道・伊豆長岡駅】

  2022年10月24日、バイクで、伊豆長岡・南條にある、「伊豆箱根鉄道 伊豆長岡駅」へ行って来ました。 正確に言うと、中には入ら なかったから、駅前です。 鉄道駅は、目的地としては、些か安直ですが、私は、伊豆箱根鉄道に乗った事が一度もないので、駅も乗り下 りした事がなく、新鮮と言えば新鮮でした。

≪写真1≫
  駅舎の、ほぼ全景。 このくらいが、ちょうど良いと感じさせる大きさです。 ローカル鉄道とはいえ、温泉地の駅なので、乗降客は 、多いと思います。 私が行った時には、ほとんど、人がいませんでしたが、たまたま、列車が着かない時刻だったのでしょう。

  駅前は、そこそこ広くて、バス・ターミナルもあります。 しかし、脚に自信がある人なら、温泉街まで、歩けない距離ではありませ ん。 荷物が重い場合は、バスか、タクシーの方が、お勧め。

≪写真2左≫
  駐車場。 有料。 駅に人を送って来た程度なら、ここを使わなくても、停める場所はあります。 ホームで見送るとなると、話は違 って来ますけど。

≪写真2右≫
  奥に、駐輪場があります。 遠いので、見に行きませんでした。 有料か無料かは、不詳。

≪写真3≫
  駐車場の前に停めた、EN125-2A・鋭爽。 スポーツ・バイクは、田舎の方が似合いますが、こういう、ちょっと都会っぽい背景に置い ても、そこそこ、絵になりますな。

≪写真4≫
  帰りに、狩野川の土手道を通ったんですが、河川敷に、ススキ、もしくは、荻(オギ)と、セイタカアワダチソウが、群生していまし た。 秋ですなあ。

  ちなみに、ススキと荻の見分けですが、山の中にあれば、間違いなく、ススキ。 水に近い所にある場合、ススキか荻か分かりません 。 荻は、根から放射状に茎が出ますが、群生していると、それも、見分けられません。




  今回は、ここまで。

  坂コケした後なので、腰がきつい状態で出かけた月でした。 週を重ねるごとに、ギクシャク感は、少なくなって行きました。 一時は、死ぬまで治らないかと恐れていたのですが、少しずつでも、回復してくれて、助かりました。 中には、限界を超えて、腰を痛めてしまい、結局、治らずに、寝た切りになったり、車椅子生活になったりする人もいる事でしょう。 幸運だったと、感謝するしかありません。

  バイクの方の補修記事を、先に出してありますが、バイクのダメージは、簡単に直せる程度というか、そもそも、あまり、気にならない程度でした。 車と違って、複雑な形状をしているので、多少、外観に難が出ても、目につかないんですな。 バイクは、車以上に、「走って、ナンボ」の乗り物なのでしょう。