激怒誘発店員
元々の性格のせいか、歳を取ったせいか、その両方が相俟ったせいか分かりませんが、ここのところ、日常的且つささやかな事で、頭に来たり、胸糞悪かったり、腹が立ったり、地団駄踏んだりするようになりました。
夏休み前にバイクのエンジンが掛からなくなり、ずっと、バイク屋に預けてあったのですが、それが、数日前に、「修理が終わった」という電話が来ました。 ガソリンだの、プラグだの、コイルだの、エア・クリーナーだの、エンジン・オイルだの、あちこち交換しまくって、42500円も掛かってしまった事にも釈然としないものがありますが、まあ、古いバイクの事だから、それは堪忍するとして、ドタマに来たのは、引き取りに行った時の、受付店員の態度です。
30代半ばくらいの女の店員で、初めて顔を見たのは、バイクを預ける一週間くらい前の事。 フロントのブレーキ・パットを買いに行ったら、店長は接客中で、私の相手をしたのが、その女店員でした。 この店の特徴で、必ず、女性店員が一人いるものの、しょっちゅう入れ替わっています。 そして、彼女らに共通するのが、仕事が大雑把だという事。
ブレーキ・パッドの現物を持って行ったのに、「品番が分からないと、在庫が調べられない」と言われました。 メーカーの専門店ですから、そんなにパッドの種類があるわけではないんですが、外観を見ただけでは、分からないらしいのです。 もう、この時点で、嫌な予感がしていたのですが、見事に的中しました。
バイクの車種と年式を伝えましたが、パソコンであれこれ調べても、つきとめられない様子。 痺れを切らした私が、「顧客名簿に、名前がありませんか」と言うと、こちらを見もせずに、「ああ・・・」と頷き、ようやく、データが見つかったようなのですが、分かった品番で、在庫確認したら、無かったそうで、「取り寄せになります」ですと。 この間、10分くらい。
普通、ブレーキ・パッドの在庫など、店には置いてないものなので、取り寄せになります。 この店に、パッドを買いに来たのは、10回を軽く超えますが、在庫があったのは、ただの一回きりなので、こちらには、それが分かっているのです。 それ故、どうせ無いに決まっているのに、在庫確認のやり取りをするのが、非常に煩わしい。
よしんば、在庫があったとしても、店長が探せば出て来たと思いますが、この新人女店員には見つけられないと思うのです。 小さな店ですから、店長や古株の整備士しか知らない事がいっぱいあるのであって、新人なんかに、部品倉庫の全レイアウトが把握できるとは、とても思えません。
また、新しく入った店員というのは、必ず、前払いを要求します。 バイク屋で部品を注文する時には、前払いが多いのですが、それは、不良少年や暴走族が、注文だけして取りに来ないケースがあるからで、普通、大人で何度も来ている客は、除外されます。 その辺の見分けが、新しい店員にはつかないらしく、当然のような態度で、前払いさせるのです。 「お前は、信用できない」と言われているようなもので、何度やられても、気分が悪いです。 顧客リストに名前があった時点で、その判断がつきそうなものですが、そこまで頭が回らないのか、元から性格が悪いのか・・・。
具体的なやり取りもさる事ながら、この店員、バイク屋の仕事が分からないくせに、「自分は何もかも分かっている」と思い込んでいるような態度が見られ、それが、客を苛立たせます。 「少なくとも、客よりは、店員である自分の方が、店の事に詳しいはずだ」と思っているようなのですが、それが大きな思い違いなのです。 バイクの車種ごとの部品があるか無いかなどは、客の方が良く知っているのです。 この新人が勤め始める15年も前から、この店に来ているのですから。
で、そういう、嫌な店員なのですが、バイクを引き取りに行った時にも、店長が不在で、その女が受付をしていました。 私が先に店に入り、その後ろから、スクーターを取りに来た老人がやって来たのですが、この女店員、私を無視して、老人の方に駆け寄って行きました。 その老人、釜を掘られて転倒し、足を悪くしたらしいのですが、駐車場や電車の席ならいざしらず、店の順番で、怪我人優先など聞いた事がありません。
それも、先に一言、私に向かって、「少々、お待ち下さい」とでも言っていれば、堪忍のしようもありますが、全くの無視です。 接客の基本も分かっていない。 自分が同じ目に遭わされたら、どう感じるか、考えた事も無いのか? たぶん、この女、ブレーキ・パッドの一件で、在庫確認に手間取って、私を苛立たせたのを逆恨みし、嫌がらせを込めて、無視したのでしょう。 もし、私が、「こっちが先だろう」と怒り出しても、「怪我をしている人が先です」と応じれば、言い訳が利くとでも思って。 いかにも、馬鹿の図りそうな事だて。
で、そういう情況になった時、若い頃ならば、「世の中、こういうものだろう」と思い、じっと堪忍して、平静を装っていたのですが、最近は、堪え性がなくなり、不快な思いをすると、その感情が、もろに態度に出てしまうようになりました。
老人がスクーターを受け取って帰り、女店員が、否が応でも、私の相手をしなければならなくなると、思いっきり、つっけんどんに、言ってやりました。
「バイクを取りに来ました!」
「お名前は」
馬鹿が、もう忘れたのか。
「○○です!」
「車種は?」
どこまで馬鹿だ。 客の名前を覚えられなくても、バイクと客の組み合わせくらい、イメージで分かるだろうが。 大体、修理が終わったバイクの数など、一日に何台も無いのだし、修理明細や領収書も用意してあるのだから、名前だけでも分かりそうなものだ。
「○○○です!」
「42500円です」
で、金を払ったものの、それでおしまい。 バイクの所まで案内するわけでもなく、私が乗って来た代車を片付けるでもない。 どこまで、無能だ? こんな馬鹿店員を雇っている店長の気が知れません。 そういえば、足を悪くした老人も、「店長はいる?」と聞いていましたが、おそらく、ほとんどの客が、そのセリフを口にしているのではないかと思います。 別に、店長と話をしたいからではなく、この馬鹿女が相手では、心許ないからです。
まだ、勤め始めで、仕事内容が分かっておらず、オロオロしている店員も困りますが、分かっていないのに、その自覚が無く、もう、30年も勤めているような顔をして、態度ばかり一人前という奴は、とことんむ骨の髄まで、救いようがありません。 こういう人間、店だけでなく、いろんな職場で見られますな。
こういう事を書いていると、若い男性などは、「女に向かって、そんなに怒ってどうすんの? 心が狭いんじゃない?」と、思うと思います。 私も、若い頃なら、そう感じたと思います。 確かに、心が狭い。 しかし、それが分かっていても、こういうタイプの店員が、許せなくなって来たのです。
やはり、結婚を諦めた辺りが、ターニング・ポイントだと思いますが、女性に特別に優しくする理由が無くなってしまったんですな。 私も若い頃には人並みに、周囲から、特に女性から、「いい人」と思われたいと思っていました。 また、フェミニズムに共感するところもあったので、性差別の類は今でも、嫌いです。 しかし、性差別をしないという事は、女性だからといって、特別扱いしないという事でもあります。 そういう基礎があった所へ、「ええカッコしい」の動機が失われてしまったので、他人を全て、能力のみで判定するようになり、この種の、「無能なくせに、性格が悪い女」が許せなくなったのです。
そういえば、昔、フィルム式の一眼レフで写真を撮っていた頃の事ですが、近所のカメラ屋に、しょーもない女店員がいました。 その店員は、私より年上で、つまり、オバサンだったわけですが、カメラ屋に常勤で勤めているくせに、写真機器の知識が足りず、頓珍漢な応対ばかりしていました。
ポジ・フィルムを見る時に、下から光を当てる、≪ライト・ビュアー≫という機械があるのですが、それを買いに行った時、私が、「フジ・フィルム社製の、薄型のライト・ビュアーがあるばずなんですが」と、指で厚みを示しながら訊くと、「そんなに薄いのは無いですねえ。 みんな、こういうタイプですよ」と、ショー・ケースで売れ残っている、倍以上分厚い、旧式の機械を売りつけようとしたのです。
「無い」と断言するところが凄い。 こちらは、本屋でカタログを調べてから来ているので、無いわけが無いのです。 で、しつこく粘って、店用のカタログで調べてもらうと、ちゃんと載っているのです。 品目もメーカー名も分かっているのですから、調べるのに掛かった時間は、正味30秒くらいです。 なぜ、「無い」と言い切る前に、調べないのか? あまりにもいい加減な態度に、呆れて物も言えません。 仕事を何だと思っているんでしょう?
このカメラ屋の店員と、バイク屋の店員に共通しているのは、「自分は、客よりも、扱っている商品に対して、詳しい知識を持っている」という、思い込みです。 そして、その思い込みを元に、「客は、専門知識を持っている自分の言う事に従うべきである」という、論外極まりない増上慢に陥っているのです。 自惚れも、ここまで来ると、有害の一語に尽きます。
こういう人間を雇う方にも問題があると思います。 「受付店員など、誰にでもできる」と考えている点が、そもそもの間違いです。 なるほど、コンビニの店員は、高校生バイトでもやっていますが、専門店では、取り寄せや、修理以来など、込み入った仕事が多くなるので、その店の商品に興味が無いとか、あったとしても、素人レベルに留まっているという人では、務まらないのです。
ちなみに、素人レベルというのは、自分が持っている製品や、欲しいと思っている製品には詳しいが、それ以外の物には興味が無いという人の事で、専門店に入り浸って、常連面で、べらくちゃと話をしこましている連中などが、軒並み、その口です。 時折、こういう馬鹿な奴が、準店員気取りで、しゃしゃり出て来て、他の客の持ち物だというのに、「こんなバイクなら、もっと安い部品で充分じゃないの? えへらえへら・・・」などと、軽口を叩いき、赤の他人を怒らせて、顔面蒼白、そそくさと逃げ出したりします。
話を戻しますが、「客のほとんどが男」みたいな業種では、店員に女性を雇わない方がいいと思います。 中には、スケベー根性で、「女の店員の方が、当たりが柔らかくていい」みたいな事を言う人もいますが、肝腎の商品について、話が通じないのでは、言葉通り、話になりません。 まして、詳しくない奴が、一番詳しいような顔をしていると、腹が立って腹が立って、健康に悪いったらありゃしない。
実は私のバイク、タイヤが前後ともに、もう山が減り切っていまして、まずくすると、今年の冬には、交換しに行かなければなりません。 その時までに、あの女店員がいなくなっていればいいんですがねえ。 その店、結構、従業員の入れ替わりが激しく、3年くらい経つと、店長以外のメンバーが、総入れ替えになってしまうのですが、それでも、半年くらいでは、まだ残っている可能性大。 嫌だなあ、また、馬鹿に煩わされるのは。
ちなみに、カメラ屋の方は、もう昔の話なので、すでにその店は無くなっています。 「そんな物は無い」と言い切った馬鹿女は、たぶん、最後までいたんじゃないでしょうか。 客から見ると、無能以外の何者でもない店員でも、店長は気付かないというケースが、非常に多くあるようですな。 客を不愉快な気分にさせるような店員がいたのでは、他の面でどんなに経営努力をしたとしても、営業を続けるのは難しいでしょう。
夏休み前にバイクのエンジンが掛からなくなり、ずっと、バイク屋に預けてあったのですが、それが、数日前に、「修理が終わった」という電話が来ました。 ガソリンだの、プラグだの、コイルだの、エア・クリーナーだの、エンジン・オイルだの、あちこち交換しまくって、42500円も掛かってしまった事にも釈然としないものがありますが、まあ、古いバイクの事だから、それは堪忍するとして、ドタマに来たのは、引き取りに行った時の、受付店員の態度です。
30代半ばくらいの女の店員で、初めて顔を見たのは、バイクを預ける一週間くらい前の事。 フロントのブレーキ・パットを買いに行ったら、店長は接客中で、私の相手をしたのが、その女店員でした。 この店の特徴で、必ず、女性店員が一人いるものの、しょっちゅう入れ替わっています。 そして、彼女らに共通するのが、仕事が大雑把だという事。
ブレーキ・パッドの現物を持って行ったのに、「品番が分からないと、在庫が調べられない」と言われました。 メーカーの専門店ですから、そんなにパッドの種類があるわけではないんですが、外観を見ただけでは、分からないらしいのです。 もう、この時点で、嫌な予感がしていたのですが、見事に的中しました。
バイクの車種と年式を伝えましたが、パソコンであれこれ調べても、つきとめられない様子。 痺れを切らした私が、「顧客名簿に、名前がありませんか」と言うと、こちらを見もせずに、「ああ・・・」と頷き、ようやく、データが見つかったようなのですが、分かった品番で、在庫確認したら、無かったそうで、「取り寄せになります」ですと。 この間、10分くらい。
普通、ブレーキ・パッドの在庫など、店には置いてないものなので、取り寄せになります。 この店に、パッドを買いに来たのは、10回を軽く超えますが、在庫があったのは、ただの一回きりなので、こちらには、それが分かっているのです。 それ故、どうせ無いに決まっているのに、在庫確認のやり取りをするのが、非常に煩わしい。
よしんば、在庫があったとしても、店長が探せば出て来たと思いますが、この新人女店員には見つけられないと思うのです。 小さな店ですから、店長や古株の整備士しか知らない事がいっぱいあるのであって、新人なんかに、部品倉庫の全レイアウトが把握できるとは、とても思えません。
また、新しく入った店員というのは、必ず、前払いを要求します。 バイク屋で部品を注文する時には、前払いが多いのですが、それは、不良少年や暴走族が、注文だけして取りに来ないケースがあるからで、普通、大人で何度も来ている客は、除外されます。 その辺の見分けが、新しい店員にはつかないらしく、当然のような態度で、前払いさせるのです。 「お前は、信用できない」と言われているようなもので、何度やられても、気分が悪いです。 顧客リストに名前があった時点で、その判断がつきそうなものですが、そこまで頭が回らないのか、元から性格が悪いのか・・・。
具体的なやり取りもさる事ながら、この店員、バイク屋の仕事が分からないくせに、「自分は何もかも分かっている」と思い込んでいるような態度が見られ、それが、客を苛立たせます。 「少なくとも、客よりは、店員である自分の方が、店の事に詳しいはずだ」と思っているようなのですが、それが大きな思い違いなのです。 バイクの車種ごとの部品があるか無いかなどは、客の方が良く知っているのです。 この新人が勤め始める15年も前から、この店に来ているのですから。
で、そういう、嫌な店員なのですが、バイクを引き取りに行った時にも、店長が不在で、その女が受付をしていました。 私が先に店に入り、その後ろから、スクーターを取りに来た老人がやって来たのですが、この女店員、私を無視して、老人の方に駆け寄って行きました。 その老人、釜を掘られて転倒し、足を悪くしたらしいのですが、駐車場や電車の席ならいざしらず、店の順番で、怪我人優先など聞いた事がありません。
それも、先に一言、私に向かって、「少々、お待ち下さい」とでも言っていれば、堪忍のしようもありますが、全くの無視です。 接客の基本も分かっていない。 自分が同じ目に遭わされたら、どう感じるか、考えた事も無いのか? たぶん、この女、ブレーキ・パッドの一件で、在庫確認に手間取って、私を苛立たせたのを逆恨みし、嫌がらせを込めて、無視したのでしょう。 もし、私が、「こっちが先だろう」と怒り出しても、「怪我をしている人が先です」と応じれば、言い訳が利くとでも思って。 いかにも、馬鹿の図りそうな事だて。
で、そういう情況になった時、若い頃ならば、「世の中、こういうものだろう」と思い、じっと堪忍して、平静を装っていたのですが、最近は、堪え性がなくなり、不快な思いをすると、その感情が、もろに態度に出てしまうようになりました。
老人がスクーターを受け取って帰り、女店員が、否が応でも、私の相手をしなければならなくなると、思いっきり、つっけんどんに、言ってやりました。
「バイクを取りに来ました!」
「お名前は」
馬鹿が、もう忘れたのか。
「○○です!」
「車種は?」
どこまで馬鹿だ。 客の名前を覚えられなくても、バイクと客の組み合わせくらい、イメージで分かるだろうが。 大体、修理が終わったバイクの数など、一日に何台も無いのだし、修理明細や領収書も用意してあるのだから、名前だけでも分かりそうなものだ。
「○○○です!」
「42500円です」
で、金を払ったものの、それでおしまい。 バイクの所まで案内するわけでもなく、私が乗って来た代車を片付けるでもない。 どこまで、無能だ? こんな馬鹿店員を雇っている店長の気が知れません。 そういえば、足を悪くした老人も、「店長はいる?」と聞いていましたが、おそらく、ほとんどの客が、そのセリフを口にしているのではないかと思います。 別に、店長と話をしたいからではなく、この馬鹿女が相手では、心許ないからです。
まだ、勤め始めで、仕事内容が分かっておらず、オロオロしている店員も困りますが、分かっていないのに、その自覚が無く、もう、30年も勤めているような顔をして、態度ばかり一人前という奴は、とことんむ骨の髄まで、救いようがありません。 こういう人間、店だけでなく、いろんな職場で見られますな。
こういう事を書いていると、若い男性などは、「女に向かって、そんなに怒ってどうすんの? 心が狭いんじゃない?」と、思うと思います。 私も、若い頃なら、そう感じたと思います。 確かに、心が狭い。 しかし、それが分かっていても、こういうタイプの店員が、許せなくなって来たのです。
やはり、結婚を諦めた辺りが、ターニング・ポイントだと思いますが、女性に特別に優しくする理由が無くなってしまったんですな。 私も若い頃には人並みに、周囲から、特に女性から、「いい人」と思われたいと思っていました。 また、フェミニズムに共感するところもあったので、性差別の類は今でも、嫌いです。 しかし、性差別をしないという事は、女性だからといって、特別扱いしないという事でもあります。 そういう基礎があった所へ、「ええカッコしい」の動機が失われてしまったので、他人を全て、能力のみで判定するようになり、この種の、「無能なくせに、性格が悪い女」が許せなくなったのです。
そういえば、昔、フィルム式の一眼レフで写真を撮っていた頃の事ですが、近所のカメラ屋に、しょーもない女店員がいました。 その店員は、私より年上で、つまり、オバサンだったわけですが、カメラ屋に常勤で勤めているくせに、写真機器の知識が足りず、頓珍漢な応対ばかりしていました。
ポジ・フィルムを見る時に、下から光を当てる、≪ライト・ビュアー≫という機械があるのですが、それを買いに行った時、私が、「フジ・フィルム社製の、薄型のライト・ビュアーがあるばずなんですが」と、指で厚みを示しながら訊くと、「そんなに薄いのは無いですねえ。 みんな、こういうタイプですよ」と、ショー・ケースで売れ残っている、倍以上分厚い、旧式の機械を売りつけようとしたのです。
「無い」と断言するところが凄い。 こちらは、本屋でカタログを調べてから来ているので、無いわけが無いのです。 で、しつこく粘って、店用のカタログで調べてもらうと、ちゃんと載っているのです。 品目もメーカー名も分かっているのですから、調べるのに掛かった時間は、正味30秒くらいです。 なぜ、「無い」と言い切る前に、調べないのか? あまりにもいい加減な態度に、呆れて物も言えません。 仕事を何だと思っているんでしょう?
このカメラ屋の店員と、バイク屋の店員に共通しているのは、「自分は、客よりも、扱っている商品に対して、詳しい知識を持っている」という、思い込みです。 そして、その思い込みを元に、「客は、専門知識を持っている自分の言う事に従うべきである」という、論外極まりない増上慢に陥っているのです。 自惚れも、ここまで来ると、有害の一語に尽きます。
こういう人間を雇う方にも問題があると思います。 「受付店員など、誰にでもできる」と考えている点が、そもそもの間違いです。 なるほど、コンビニの店員は、高校生バイトでもやっていますが、専門店では、取り寄せや、修理以来など、込み入った仕事が多くなるので、その店の商品に興味が無いとか、あったとしても、素人レベルに留まっているという人では、務まらないのです。
ちなみに、素人レベルというのは、自分が持っている製品や、欲しいと思っている製品には詳しいが、それ以外の物には興味が無いという人の事で、専門店に入り浸って、常連面で、べらくちゃと話をしこましている連中などが、軒並み、その口です。 時折、こういう馬鹿な奴が、準店員気取りで、しゃしゃり出て来て、他の客の持ち物だというのに、「こんなバイクなら、もっと安い部品で充分じゃないの? えへらえへら・・・」などと、軽口を叩いき、赤の他人を怒らせて、顔面蒼白、そそくさと逃げ出したりします。
話を戻しますが、「客のほとんどが男」みたいな業種では、店員に女性を雇わない方がいいと思います。 中には、スケベー根性で、「女の店員の方が、当たりが柔らかくていい」みたいな事を言う人もいますが、肝腎の商品について、話が通じないのでは、言葉通り、話になりません。 まして、詳しくない奴が、一番詳しいような顔をしていると、腹が立って腹が立って、健康に悪いったらありゃしない。
実は私のバイク、タイヤが前後ともに、もう山が減り切っていまして、まずくすると、今年の冬には、交換しに行かなければなりません。 その時までに、あの女店員がいなくなっていればいいんですがねえ。 その店、結構、従業員の入れ替わりが激しく、3年くらい経つと、店長以外のメンバーが、総入れ替えになってしまうのですが、それでも、半年くらいでは、まだ残っている可能性大。 嫌だなあ、また、馬鹿に煩わされるのは。
ちなみに、カメラ屋の方は、もう昔の話なので、すでにその店は無くなっています。 「そんな物は無い」と言い切った馬鹿女は、たぶん、最後までいたんじゃないでしょうか。 客から見ると、無能以外の何者でもない店員でも、店長は気付かないというケースが、非常に多くあるようですな。 客を不愉快な気分にさせるような店員がいたのでは、他の面でどんなに経営努力をしたとしても、営業を続けるのは難しいでしょう。
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