北海道へ行く男
北海道応援への出発が来週末に迫る中、金曜が、たまたま、強制有休になり、三連休で、準備の時間をたっぷり取れるかと思いきや、その金曜に、応援の説明会があったため、私だけ、欠席という事になり、まだ、詳細な情報を得られていないが故に、準備を進められません。 どーしたもんかね、これは。
しかし、無為に過ごすわけには行かないので、できる事から手を着けねばなりません。 で、とりあえず、金曜は、銀行へ行って、向こうで入用なお金を下ろしたり、留守中に引き落とされるお金を口座に振り込んだりしました。 土曜は、軒下にあった折自をプレハブの離屋にしまい、旅行鞄を出し、IHクッキング・ヒーターの実験をしました。
IHクッキング・ヒーターは、9月に、積立貯金のポイントで貰った物。 応援が近付いていたので、持って行けるように、用意しておいたわけです。 3年前の岩手応援の時には、寮がワンルーム・マンション型で、ミニ・キッチンが付いていたので、自炊していたんですが、普通の寮には、そんなものはありません。 で、ヒーターさえあれば、何とか、自炊の真似事ができるのではと考えたんですな。
現物が届いてから分かったのですが、このIHクッキング・ヒーターは、鉄とステンレスにしか反応しないようで、アルミ鍋や土鍋は、加熱できないとの事。 それは困った。 岩手で買って持ち帰って来た、手持ちの鍋が、全滅です。 北海道で買うにしても、鉄鍋は、百円ショップにはありません。
で、実験なんですが、鉄製の皿の上に、アルミの鍋を載せて、IHクッキング・ヒーターで加熱が可能かどうかを調べたもの。 しかし、結果は×でした。 熱伝導が悪くて、水を沸騰させるだけで、20分くらいかかる始末。 これでは、イライラして、ラーメンが煮える前に、はらわたが煮えてしまいます。 やはり、そんな単純な方法で解決できるような問題ではなかったか・・・。
これは一つ、思い切って、自炊するのを諦めた方がいいかもしれませんな。 台所が無い寮だと、水回りは全て共同なので、部屋で煮炊きできたとしても、鍋や食器を洗う時には、洗面所まで行かざるをえず、非常に面倒になるからです。 洗面所とトイレが、同じ場所にある寮もあり、他人が排泄している同じ部屋で、米を研いだり、食器を洗ったりするのは、衛生的に、どうもねえ・・・。
自炊をしない場合、2ヵ月半で、食費が、15000円くらい、余分にかかりますが、北海道だと、遠い分、出張費も多く出るので、そのくらいは、相殺できるでしょう。 食堂の定食と、スーパーの弁当と、カップラーメンで、とことん自堕落に暮らしますか・・・。 ご飯だけは、腹いっぱい食べたくなるものですけど・・・。
とりあえず、IHクッキング・ヒーターは、別個に荷造りしておき、向こうで様子を見て、どうしても自炊したくなったら、送ってもらうという手もあるか。 とにかく、最初から持って行くのは、見送る事にします。 結構、重いので。
服や靴ですが、これが、さっぱり分かりません。 周囲に北海道出身者がいないので、どんな服装で暮らしているのが、情報が得られないのです。 青森県出身の新入社員がいたので、冬場、どんな格好で暮らしているか訊いてみたところ、「普通の格好ですよ」との返事。 それが分からんのだ! 雪国の普通って、どんなのよ? 「雪が積ったら、靴は、長靴なの?」と訊くと、「普通の靴です」との返事。 そーんなこたーねーだろ! ぐじゃぐじゃになってまうやないか!
というわけで、こちらで想像していても埒が明かないので、とりあえず、こちらの普通の格好で、向こうへ赴き、向こうの人の標準的服装を見てから、向こうで、服なり靴なりを、買い揃える事にしました。 心情的には、出かける前に準備したくなるものですが、現場を見ないと分からない事というのも、たくさんあるのです。
向こうでの暮らし方ですが、冬本番になると、氷点下10度以下になるらしく、下手に外出すると、凍傷になりかねません。 岩手も寒かったですが、凍傷になるほどではなかったので、これまた、未体験ゾーン。 北海道と言っても、広うござんして、本州で言えば、関東地方全域や中部地方全域と同じくらいの広さがあるのですから、各地で、気候に差があるのは当然。 私が行くのは、太平洋岸なので、北の方よりは、暖かいのかも知れませんが、そんな事は全然ないかも知れず、油断なりません。
屋外が寒い反面、屋内は暖かくなっているという噂もあり、五体満足で帰って来るためには、極力、屋内に籠って暮らすのが、ベストかもしれませんな。 テレビのチャンネル数は、ケーブル・テレビのセット・トップ・ボックスが設置してない場合、せいぜい、10チャンネルくらいでしょう。 また、BS1とBSプレミアムだけ見る生活になるのか・・・。 と言って、自前でレコーダーを持って行くほど、テレビが好きなわけでもなし・・・。
図書館があるようなので、そこで本を借りて来て、読もうかと思っているのですが、住民ではなく、勤め先が市内にあるといっても、長期出張の立場に過ぎないので、もしかすると、図書カードを作ってもらえない可能性もあります。 そういう場合は、古本屋へ行って、なるべく読みにくそうな、難しい本を買い、ちびちび読んで、無聊を紛らわすしかありませんな。
観光は、一切、するつもりがありません。 あーた、北海道の冬ですぜ。 冗談じゃないですよ。 日常生活も侭ならないというのに、物見遊山など、以ての外! 死にてーのか、てめー! おとつい来やがれ! 海が近いので、アザラシがいたら、見たいと思うのですが、そうそう、ちょこちょこ、いるものでもないか・・・。
期間が、10月28日から、来年1月の半ばまでなので、暮れ・正月の連休が挟まるわけですが、今のところ、帰って来るつもりはありません。 だって、帰って来たとして、年明けに向こうに戻って、たった二週間しか働かないんじゃ、馬鹿馬鹿しいではありませんか。 それに、旅費もかかるし。 往復の運賃は、飛行機と電車だと、66000円くらい。 そんなに出せるか、たわけものめ! 余を吝嗇家を知っての雑言か! たかが、暮れ・正月を家で過ごすためだけに、そんな大金を費やせるものか! そんな価値なし!
船と電車だと、24000円と安いですが、その代わり、片道で、25時間かかります。 連休は、11日間ありますが、その内、4日間を移動に取られる事になってしまい、大変、忙しない。 一方、飛行機・電車だと、片道で、5時間です。 速い事は速いですが、上述した通り、金額が問題外。
船便は、仙台に着く航路と、大洗に着く航路があり、大洗の方が、時間はかかるけれど、電車で移動する距離が短くなる分、安くなります。 でねえ、全くの偶然なんですが、私は、去年の夏に、野宿ツーリングで、大洗まで行っているんですよ。 これも何かの因縁ですかね? いや、街の中で、ロストして、彷徨したんですがね。
厄介なのが、行く時でして、北海道応援に行く人数が、5人しかいないので、引率は付かず、各自に航空券が渡され、自力で行って、現地集合になる公算が高いとの事。 いやあ、困ったな! 飛行機なんて、乗った事無いですよ! 電車や船なら、どうにでもなるけれど、飛行機は、まるっきり、システムが違いますからねえ。 航空券を払い戻して、私だけ、船で行くっつーわけには行きませんかね? 時間がかかるから、駄目?
というわけで、私としては、まだまだ、解決しなければならない難問が山積しているのですが、このブログの更新は、今回までとなり、来年の1月半ばまで、休止させていただきます。 来週末は、もう出発なので、とても、更新しているゆとりはありません。 では、さようなら。 私が生きて帰って来れたら、また会いましょう。
しかし、無為に過ごすわけには行かないので、できる事から手を着けねばなりません。 で、とりあえず、金曜は、銀行へ行って、向こうで入用なお金を下ろしたり、留守中に引き落とされるお金を口座に振り込んだりしました。 土曜は、軒下にあった折自をプレハブの離屋にしまい、旅行鞄を出し、IHクッキング・ヒーターの実験をしました。
IHクッキング・ヒーターは、9月に、積立貯金のポイントで貰った物。 応援が近付いていたので、持って行けるように、用意しておいたわけです。 3年前の岩手応援の時には、寮がワンルーム・マンション型で、ミニ・キッチンが付いていたので、自炊していたんですが、普通の寮には、そんなものはありません。 で、ヒーターさえあれば、何とか、自炊の真似事ができるのではと考えたんですな。
現物が届いてから分かったのですが、このIHクッキング・ヒーターは、鉄とステンレスにしか反応しないようで、アルミ鍋や土鍋は、加熱できないとの事。 それは困った。 岩手で買って持ち帰って来た、手持ちの鍋が、全滅です。 北海道で買うにしても、鉄鍋は、百円ショップにはありません。
で、実験なんですが、鉄製の皿の上に、アルミの鍋を載せて、IHクッキング・ヒーターで加熱が可能かどうかを調べたもの。 しかし、結果は×でした。 熱伝導が悪くて、水を沸騰させるだけで、20分くらいかかる始末。 これでは、イライラして、ラーメンが煮える前に、はらわたが煮えてしまいます。 やはり、そんな単純な方法で解決できるような問題ではなかったか・・・。
これは一つ、思い切って、自炊するのを諦めた方がいいかもしれませんな。 台所が無い寮だと、水回りは全て共同なので、部屋で煮炊きできたとしても、鍋や食器を洗う時には、洗面所まで行かざるをえず、非常に面倒になるからです。 洗面所とトイレが、同じ場所にある寮もあり、他人が排泄している同じ部屋で、米を研いだり、食器を洗ったりするのは、衛生的に、どうもねえ・・・。
自炊をしない場合、2ヵ月半で、食費が、15000円くらい、余分にかかりますが、北海道だと、遠い分、出張費も多く出るので、そのくらいは、相殺できるでしょう。 食堂の定食と、スーパーの弁当と、カップラーメンで、とことん自堕落に暮らしますか・・・。 ご飯だけは、腹いっぱい食べたくなるものですけど・・・。
とりあえず、IHクッキング・ヒーターは、別個に荷造りしておき、向こうで様子を見て、どうしても自炊したくなったら、送ってもらうという手もあるか。 とにかく、最初から持って行くのは、見送る事にします。 結構、重いので。
服や靴ですが、これが、さっぱり分かりません。 周囲に北海道出身者がいないので、どんな服装で暮らしているのが、情報が得られないのです。 青森県出身の新入社員がいたので、冬場、どんな格好で暮らしているか訊いてみたところ、「普通の格好ですよ」との返事。 それが分からんのだ! 雪国の普通って、どんなのよ? 「雪が積ったら、靴は、長靴なの?」と訊くと、「普通の靴です」との返事。 そーんなこたーねーだろ! ぐじゃぐじゃになってまうやないか!
というわけで、こちらで想像していても埒が明かないので、とりあえず、こちらの普通の格好で、向こうへ赴き、向こうの人の標準的服装を見てから、向こうで、服なり靴なりを、買い揃える事にしました。 心情的には、出かける前に準備したくなるものですが、現場を見ないと分からない事というのも、たくさんあるのです。
向こうでの暮らし方ですが、冬本番になると、氷点下10度以下になるらしく、下手に外出すると、凍傷になりかねません。 岩手も寒かったですが、凍傷になるほどではなかったので、これまた、未体験ゾーン。 北海道と言っても、広うござんして、本州で言えば、関東地方全域や中部地方全域と同じくらいの広さがあるのですから、各地で、気候に差があるのは当然。 私が行くのは、太平洋岸なので、北の方よりは、暖かいのかも知れませんが、そんな事は全然ないかも知れず、油断なりません。
屋外が寒い反面、屋内は暖かくなっているという噂もあり、五体満足で帰って来るためには、極力、屋内に籠って暮らすのが、ベストかもしれませんな。 テレビのチャンネル数は、ケーブル・テレビのセット・トップ・ボックスが設置してない場合、せいぜい、10チャンネルくらいでしょう。 また、BS1とBSプレミアムだけ見る生活になるのか・・・。 と言って、自前でレコーダーを持って行くほど、テレビが好きなわけでもなし・・・。
図書館があるようなので、そこで本を借りて来て、読もうかと思っているのですが、住民ではなく、勤め先が市内にあるといっても、長期出張の立場に過ぎないので、もしかすると、図書カードを作ってもらえない可能性もあります。 そういう場合は、古本屋へ行って、なるべく読みにくそうな、難しい本を買い、ちびちび読んで、無聊を紛らわすしかありませんな。
観光は、一切、するつもりがありません。 あーた、北海道の冬ですぜ。 冗談じゃないですよ。 日常生活も侭ならないというのに、物見遊山など、以ての外! 死にてーのか、てめー! おとつい来やがれ! 海が近いので、アザラシがいたら、見たいと思うのですが、そうそう、ちょこちょこ、いるものでもないか・・・。
期間が、10月28日から、来年1月の半ばまでなので、暮れ・正月の連休が挟まるわけですが、今のところ、帰って来るつもりはありません。 だって、帰って来たとして、年明けに向こうに戻って、たった二週間しか働かないんじゃ、馬鹿馬鹿しいではありませんか。 それに、旅費もかかるし。 往復の運賃は、飛行機と電車だと、66000円くらい。 そんなに出せるか、たわけものめ! 余を吝嗇家を知っての雑言か! たかが、暮れ・正月を家で過ごすためだけに、そんな大金を費やせるものか! そんな価値なし!
船と電車だと、24000円と安いですが、その代わり、片道で、25時間かかります。 連休は、11日間ありますが、その内、4日間を移動に取られる事になってしまい、大変、忙しない。 一方、飛行機・電車だと、片道で、5時間です。 速い事は速いですが、上述した通り、金額が問題外。
船便は、仙台に着く航路と、大洗に着く航路があり、大洗の方が、時間はかかるけれど、電車で移動する距離が短くなる分、安くなります。 でねえ、全くの偶然なんですが、私は、去年の夏に、野宿ツーリングで、大洗まで行っているんですよ。 これも何かの因縁ですかね? いや、街の中で、ロストして、彷徨したんですがね。
厄介なのが、行く時でして、北海道応援に行く人数が、5人しかいないので、引率は付かず、各自に航空券が渡され、自力で行って、現地集合になる公算が高いとの事。 いやあ、困ったな! 飛行機なんて、乗った事無いですよ! 電車や船なら、どうにでもなるけれど、飛行機は、まるっきり、システムが違いますからねえ。 航空券を払い戻して、私だけ、船で行くっつーわけには行きませんかね? 時間がかかるから、駄目?
というわけで、私としては、まだまだ、解決しなければならない難問が山積しているのですが、このブログの更新は、今回までとなり、来年の1月半ばまで、休止させていただきます。 来週末は、もう出発なので、とても、更新しているゆとりはありません。 では、さようなら。 私が生きて帰って来れたら、また会いましょう。