2018/11/25

セルボ・モード補修 ⑲

  車の修理・整備記録のシリーズ。 毎度の事ですが、日記ブログに掲載した記事を、転載しているので、文章の流れに、ちと、おかしな所があります。 なるべく、直していますが、気づかなかったところは、そのままなので、御容赦あれ。




【コンソール・ボックス清掃】

  8月18日に、「エアコン吹き出し口 中央」を木目調に交換した後、コンソール・ボックスの清掃も行ないました。 ネットで、吹き出し口の外し方を調べていた時に、たまたま、コンソール・ボックスの外し方が載っているブログを見つけ、たまたま、外し方が分かったからです。

  作業中の写真を撮らなかったので、手順だけ書きますと、一番後ろの小さなカバーを上斜め後ろに引っ張って外し、隠れているビス2本を外します。 次に、側面の真ん中辺りにあるビスを、左右2本外します。 もう1本、一番前に、前向きに締め付けてあるビスがあるので、それを外せば、コンソール・ボックスが外れます。 セレクト・レバーをかわす為に、90度横にして持ち上げれば、車外に取り出す事ができます。 その際、当てないように、セレクト・レバーの方にタオルでも掛けて、養生しておけば、安心です。

≪写真上≫
  これは、綺麗にして、取り付け直した後の写真です。 ビフォー写真がないので、比較できませんが、相当には綺麗になりました。 セレクト・レバーとコンソール・ボックスの隙間に入ったゴミは、車を買った時から気にかかっていたので、全て取り除く事ができて、清々しました。

  ネット上でセルボ・モードや、セルボ・クラシックの写真を見ると、みんな、同じ所に小さいゴミや埃が溜まっているのですが、以前の私同様、コンソール・ボックスの外し方が分からなくて、掃除できないのでしょう。

  コンソール・ボックスに隠れていたカーペットの上も、清掃。 車内で、ハンディー掃除機を使うと、排気で、却って、細かい埃を撒き散らしてしまうので、テープを使って、ゴミを貼りつけて、取りました。

  セレクト・レバーのインジケーター、つまり、「P R N D 2 L」と記してある所ですが、そのプラスチック面を、ペイントうすめ液をつけたウエスで拭いたら、汚れの膜が取れて、ピカピカになりました。 とっくにやれば良かった。

≪写真下≫
  これも、アフター写真だけしかないのですが、カップ・ホルダーは、コンソール・ボックスから分離する事ができました。 金属部品があるので、水洗いはしませんでしたが、ペイントうすめ液や、濡れタオルで、極力、汚れを落としました。 うすめ液は、強力ですが、プラスチックの表面を溶かしてしまう恐れがあるので、見える所には、使わない方が無難です。

  私の車、以前の持ち主は、綺麗好きだったようなのですが、助手席に乗った人間は、そうではなかったようで、助手席側の、汚れやキズが多いです。 茶色い物がこびりついている所が、何箇所もあったのですが、恐らく、コーラかコーヒーをこぼしたのでしょう。 つくづく、ズボラな人間を車に乗せるものではないです。



【灰皿前面板、塗り直し ①】

≪写真上≫
  8月18日に、「エアコン吹き出し口 中央」を、木目調に交換したのですが、上が上等になったら、その下の灰皿の前面板が斑なのが、目立つようになってしまいました。 どうにも、目障りなので、塗り直す事を決断しました。

≪写真中左≫
  8月19日に、ホーム・センターの、「カーマ」で見つけて、買ってきた、アサヒペンの「クリエイティブ カラー スプレー 100ml」シリーズ、「チャコールグレー」です。 税込み、461円。 ダーク・グレーのスプレー塗料は、滅多にありません。 特に、500円以下だと。 これを見つけたから、塗り直す気になったとも言えます。

≪写真中右≫
  灰皿を外して、塗ってあったシリコン・オイルを中性洗剤で洗い落としました。 タオルで水気を取っている時に、カチャカチャ音がするので、よくよく見たら、前面板は、本体に嵌め込んであるだけでした。 それならば、分離した方が、塗り易くなります。 力任せに一気に取ろうとすると、爪を折る危険性があり、一ヵ所ずつ、慎重に外しました。

≪写真下≫
  準備が整ったので、8月20日に、塗装しました。

  下に新聞紙を敷き、開いたダンボール箱二つ分を立てて作った、簡易塗装ブースです。 2016年の秋に、ホイール・カバーを塗装した時にも、同じような物を使いました。 ダンボール箱を開く以外、無加工で出来るので、大変、手軽です。 ダンボールを直接汚さないように、壁にも新聞紙を吊ってあります。

  先に、黒い合成皮革に試し塗りをしてみたら、ほぼ、いい色になったので、本番にかかりました。

  灰皿の前面板には、裏側に、厚紙で作った持ち手を貼り付けてあります。 まず、持ち手を手に持った状態で、裏や側面を塗り、その後、持ち手を、大きな洗濯バサミで、壁に吊って、前面を塗りました。 「往復させない」、「一度に、何度も重ねて吹かない」といった、スプレー塗装のコツは、覚えていました。

  前面板を、ペイントうすめ液で脱脂してから、まず、プラサフを吹き、次に、チャコール・グレーで塗りました。 ところが、プラサフが白色タイプだったせいか、その上に重ねたチャコール・グレーが、試し塗りの時より、薄くなってしまいました。 その写真も撮ったのですが、写真では、色の濃淡がよく分からないので、出しません。 とにかく、私の感覚的に、不合格だったわけです。

  下塗りに黒を吹いてから、チャコール・グレーを吹けば、もっと濃い色になるはず。 どうせやるなら、持ち手を外さない内の方がいいと思い、そのままにして置いて、黒のスプレーを買って来ました。


【灰皿前面板、塗り直し ②】

≪写真上左≫
  8月20日に、ダイソーで買ってきた、「補修用 アクリル スプレー」シリーズの、「ブラック ツヤあり」です。 108円。 このシリーズには、「ブラック ツヤ消し」もあるので、どちらにすべきか悩んだのですが、近所のダイソーに行ったら、ツヤありしか置いてなくて、迷うまでもなく、ツヤありを買って来ました。

≪写真上右≫
  塗り直しは、翌21日に行ないました。 これは、黒を吹いたところ。 テカテカになりました。 ダッシュ・ボードの色は、ダーク・グレーよりも、むしろ、黒に近いのですが、さすがに、こんなにテカったのでは、そのまま、付けるというわけには行きません。

  黒が乾いた後、上から、チャコール・グレーを吹いたら、合成皮革に試し塗りした時と同じような濃さになりました。 目を近づけると、下地の黒が、細かい点々で見えるのですが、10センチも離れると、もう見えません。 このくらいが、ちょうど良いと思って、それ以上の重ね塗りはやめました。

≪写真下≫
  乾燥後、持ち手を剥がし、前面板を本体に取りつけて、車に戻しました。 おお、綺麗になった。 ダッシュ・ボードと比べると、まだ色が薄いのですが、まあ、このくらいで良しとします。 灰皿の新品を買っても、色は少し薄いようですから。 斑がなくなっただけでも、大変、気分が宜しい。 私の限界は、ここまでですが、エア・ブラシを持っていて、色を調合できる人なら、ダッシュ・ボードと全く同じ色にできると思います。


  これで、灰皿は、上の木目調パネルに見劣りしなくなりましたが、今度は、左右の吹き出し口が、気になり始めました。 中央が木目調なら、左右も木目調でないと、バランスが悪いのではないかと・・・。 左右吹き出し口の木目調も、ヤフオクに出ているのですが、安いのは、認証制限がかかっていて買えず、認証制限がかかっていないものは、高くて、買う気になれません。


【後席ダンボール・セットの猫柄カバー】

  先に、写真を出した、車の後席のダンボール箱ですが、座面の5箱は、ほぼ原形だから、いいとして、前側の箱は、形を変えてあるので、ダンボール剥き出しだと、ちと、みっともない。 とりわけ、エアコン吹き出し口の木目調と合わないと思い、前側の箱だけ、覆ってしまう事にしました。

≪写真上左≫
  8月28日に、セリアで買って来た、テーブル・クロス、「Cat」。 不織布で出来ています。 108円。 テーブル・クロスに行き着くまで、画用紙とか、包装紙とか、布の端切れとか、キッチン・カーテンとか、いろいろと検討しましたが、最も安く、最も広い面積を覆えるのは、テーブル・クロスだったわけです。 ちなみに、サイズは、1300×1750ミリ。

  ダークグレーの無地があれば、それが良かったんですが、そうそう、こちらに都合のいい色はありません。 無地は、黄色、白といった明るい色を除くと、黒しかなかったです。 他は、赤白・青白のギンガム・チェック。  ギンガム・チェックは、車の内装に合わず、黒は、気が滅入るので、消去法で、灰色猫柄になった次第。

≪写真上右≫
  写真のレイアウトの都合で、先に、前から見た方を出します。 猫だらけ。 しかし、地の色が、シートと同系統なので、違和感は少ないです。

≪写真下≫
  サイズは、充分にゆとりがあり、余った部分はたくし込んでしまったから、問題なし。 ダンボールの色が見えなくなっただけで、だいぶ、雰囲気が良くなりました。 108円で、これだけ改善されたのだから、大変なコスト・パフォーマンスです。

  しかし、この物体・・・、知らない人が覗き込んだら、一体、何の為にあるのか、分からないでしょうね。 サード・シートにしては、隙間が全くないし。 説明されずに、エアコンを利かせる為の仕切りだと見抜ける人は、稀でしょう。


  冬場も、このままで行くか、外してしまうか、現在、考え中。 雨の日に、母が、濡れない所で車に乗り込むには、助手席を使わずに、後席右側に乗ってしまうのが良く、そういう前例もあるので、後席は、使えるようにしておいた方が良いという考え方もあります。 また、冬場は、服を着込んでいるから、ヒーターが温まるのに時間がかかっても、夏ほど、我慢できないわけではないです。




  今回は、ここまで。 以下、補足します。


  コンソール・ボックスですが、写真に写っていない左側側面に、かなり目立つキズがあります。 直す方法を思いつかず、換えようかと思ったのですが、ヤフオクに出てくるのは、もっとひどいキズがついているものばかり。 それも、みんな、助手席側です。 助手席に乗る人間が、いかにも車に傷を付ける事に無頓着かが窺われます。

  実は、まだ、新品が売っているのですが、高過ぎて、問題外。 また、新品に換えたところで、助手席に乗る母が、これまた、キズに無頓着な人なので、靴で蹴られたり、傘で突かれたりして、どうせ、また、キズがついてしまうでしょう。 処置なし。 どうせ、運転席からは見えないから、知らなかった事にしようと思います。


  灰皿ですが、色を塗り直すのなら、ヤフオクに出ている、どれを買っても良かったわけですな。 幸い、私が買ったのは、送料込みで一番安い物だったので、別に、損をしたわけではありません。 もし、これから、探すという方がいたら、前面板の表面が焼けて溶けているような事がなければ、安いに越した事はないと思います。


  後席ダンボール・セットと、猫柄カバーですが、この後、10月の初め頃に、全て下ろしてしまいました。 エアコン必須という季節が過ぎてしまえば、何も載っていない方が、車内がスッキリしますわなあ。 また、来年の初夏になったら、載せます。

2018/11/18

セルボ・モード補修 ⑱

  車の修理・整備記録のシリーズ。 現在、数回分の記事ストックがあるのですが、やった作業の順番が秩序立っていないので、カテゴリー毎に、うまく纏められません。 面倒なので、やった順に出して行く事にします。




【後席ダンボール・セット】

  車のエアコンですが、効きを少しでも良くしようと、冷やす空間を小さくする事にしました。

  7月30日から、8月1日にかけて、スーパーに日参して貰って来たダンボール箱で、車の後席を埋めました。 いずれも、ペット・ボトルが入っていた箱です。

  最初に積んだのは、後席座面上の5箱で、蓋を接着し直したのと、持ち手の穴を片方塞いだ以外は、原形のままです。 それだけでも、結構、冷えるようになりましたが、買い出しに行く時には、後席座面にも荷物を載せるので、ダンボール箱は積んで行けないのが、難点。

  で、買い出しの時にも、対応できるように、後席の足下と、その上にも、ダンボールを入れました。 原形のままでは入らなくて、カッターとクラフト・テープで、切り貼りして、サイズを合わせました。 冷気は下に溜まりますから、空気のダムが出来て、前席は良く冷えるようになりました。

  病院の送迎のように、後席座面を使わない時には、後ろの5箱も積んで行きます。 全て積んでも、重さは知れていますから、走行に支障が出る事はないです。 他人が覗き込むような事はありませんが、たとえ、見られたとしても、単に、ダンボール箱を積んでいるとしか思われないでしょう。



【後席ドア当たり止めゴム周辺錆取り】

  車の後席ドアの、当たり止めゴムの周辺が錆びていたのを、8月13日に、直しました。 お盆に、叔父さん夫婦が来るので、帰りに送って行く時に、後席を使う事になり、錆びたままでは、みっともないからです。

  ゴムは、ねじ込んであるだけで、反時計回りに回したら、外れました。 浮き上がった錆を、マイナス・ドライバーで掻き落とし、コンパウンドをかけ、カラー錆グレーを、筆で下塗り。 マスキングして、ボデー色の1VNマーキュリー・シルバーを、スプレーしました。

  写真上が、右ドア。 下が、左ドア。 左の方が、錆の範囲が広かったです。 鑢の類いを一切かけていませんし、下塗りが手塗りなので、ボコボコですが、ドアの内側ですから、細かく見られる事はないでしょう。 一応、錆どめを塗ってあるから、再び錆びて来るまでには、かなり、時間がかかるはず。

  ゴムを付け直す時には、シリコン・スプレーをたっぷり吹いてから、入れました。 滑りを良くしておかないと、塗ったばかりの塗料が、剥がれてしまうからです。


  ついでなので、触れておきますと、セルボ・モードの5ドア車には、後席ドアに、チャイルド・ロック(チャイルド・プルーフ)が装備されています。 レバーを下げておけば、内側からは開けられなくなるという機構。 詳しくありませんが、軽自動車でも、後席ドアがあれば、みんな、付いているものなんでしょうか。 私は、てっきり、高級車の装備だと思っていました。

  安全装備として付けられているわけですが、略取・誘拐といった、悪事にも使えるわけで、そう考えると、良し悪しですな。 この機構が付いているような車は、運転席からの操作で、全席のドア・ロックと、ウインドウ・ロックもかかるので、締められてしまえば、逃げようがないです。 危険だなあ。

  後席に、自分一人しかいないのなら、仰向けに横になって、足でガラスを蹴破るという手があります。 しかし、子供では、無理かなあ。 たとえ、ガラスを割る事ができたとしても、走っている車から飛び下りるのは、痛そうですなあ。 痛いでは済まず、死んでしまう恐れもあります。

  自分も怪我をするのを覚悟の上なら、他に車や歩行者がいないのを確認した上で、後ろから手を回し、運転者の目を塞いでしまうという手もあります。 よっぽど、肝の据わった犯人でも、突然、目を塞がれたら、パニックに陥ること、請け合い。 きっと、面白いぞ。 その後が痛いですけど。



【「木目調エアコン吹き出し口 中央」を購入】

  車の、「エアコン吹き出し口 中央」という部品に、私が車を買う前から、キズがついていて、ずっと気になっていたのですが、車検も通った事だし、何とかする事にしました。 表面がシボ加工である上に、硬い物で引っ掻いたような深いキズなので、直しようがないです。

  実は、付いているのと同じ黒の部品が、まだ、新品で手に入るのですが、送料抜きでも、6372円もして、とても買えません。 他方、セルボ・クラシックで標準装備されていた木目調の部品なら、ヤフオクに、綺麗な中古品がリーズナブルな価格で出ているので、いっそ、そちらにしてしおまうと考えました。

≪写真上≫
  セルボ・モード後期型の、アクセサリー表に載っている写真。 木目調部品がオプションで選べます。 「エアコン吹き出し口 中央」と、この写真では分かり難いですが、「メーター枠」が、セットで、20000円。 標準取付費が、1800円と書いてあります。

  ちなみに、セルボ・クラシックでは、標準装備の木目調部品は、「エアコン吹き出し口」の中央と左右、 それから、「ホーン・パッド」の4点です。 「メーター枠」は、どちらにせよ、オプション。 クラシックのオプション木目調部品は、他にも、いろいろとありますが、ヤフオクには、滅多に出て来ません。

≪写真下左≫
  京都府亀岡の人から出品されていたものを落札し、本体400円、送料510円の、計910円で買いました。 出品されていたのは、ホーン・パッドとセットだったのですが、「本体代金は全額払いますが、ホーン・パッドの方は要らないから、吹き出し口だけ送ってください」と言ったら、レター・パック・プラスに収まり、送料が安くなった次第。 話の分かる人で、助かりました。 8月15日に届きました。

≪写真下右≫
  厳重な梱包を解くと、木目調パネルが出て来ました。 写真が少し歪んでしまいましたが、非常に状態が良いものでした。 キズ、汚れ、爪折れ、いずれもなし。 ちなみに、この部品も、新品が売っているのですが、送料抜きでも、16416円もします。 新品同様のものが、送料込み、910円で手に入ったのは、大変な幸運と言えます。



【「木目調エアコン吹き出し口 中央」に交換】

  木目調パネルが届いたものの、交換の仕方が分からず、調べている内に、数日が過ぎ去りました。 結局、分からずじまい。

  8月18日に、とりあえず、外せるところまで外してみようと思い、灰皿と灰皿ステーを外してから、手だけで、黒パネルを揺さぶっていたら、割と簡単に、左右の爪が外れました。 引き起こしてから、上の爪を外して、取り外す事ができました。

≪写真上≫
  エアコン吹き出し口のパネルを外すと、こんな感じになります。 エアコン操作スイッチは、外さなくても、作業できます。 ただ、下の方のツマミに、少し当たるので、マスキング・テープで養生しておいてもいいかもしれません。

  パネルの下のベロに開いている穴は、灰皿ステーの手前側ビスと共締めなので、灰皿ステーを外せば、他に、ネジで留まっている所はなくなります。

≪写真中≫
  左は、外した、黒。 右は、木目調。 黒のキズは、この写真では、分かりません。 逆に考えると、ヤフオクに出ている品も、写真だけでは分からないキズがあり得るという事になります。 黒も、ヤフオクに出ていますが、木目調より数が少なく、みな、キズが付いています。

≪写真下≫
  木目調パネルを取り付けました。 外すより、付ける方が簡単ですが、上の爪3ヵ所が入り難くて、何度かやり直しました。

  高級感は、大した事はないものの、セルボ・モードのダッシュ・ボードは、黒づくめで、圧迫感が強いので、一部、木目調になるだけで、随分と雰囲気が柔らかくなります。 換えて、良かったです。

  パネルのキズがなくなると、灰皿前面の斑模様が気になって来ます。 で、この後、塗り直す事になるのですが、その写真は、また、いずれ。




  今回は、ここまで。 いよいよ、木目病が発症し始めるところまで来ました。 軽で、木目部品と言ったら、レトロ・タイプに付けられるのが普通ですが、ベースになった普通のタイプがある場合、そちらにも、木目部品が流用可能というのが、この病気に罹る原因の最たるものですな。 恐らく、アルトだったら、こんな病気には縁がなかったでしょう。

  セルボ・モードの場合、後期型をベースにして、セルボ・クラシックが作られるわけですが、普通のタイプしかなかった前期型でも、オプションに木目部品があったようです。 前期型のアクセサリー・カタログを持っていないので、詳しい事は知りませんが、セルボ・モードは、アルトより上級の車という設定だったから、木目部品を用意したんでしょうな、たぶん。


  まず、いないと思いますが、これを読んでいる人の中で、セルボ・モードを所有していて、これから、ヤフオクで、「木目調エアコン吹き出し口 中央」を手に入れようと思っている方がいたら、老婆心ながら、アドバイスを。

  見える所にキズがついていないのが最低条件で、爪折れは、あまり、大きな問題にはなりません。 そんなに大きな力がかかる爪ではありませんから、ブリキ板、プラスチック板、パテなどで、再生が可能だと思います。 今付いている、黒のパネルを外して、爪の大きさを測り、同じ物を作って、くっつければいいだけの事ですから。

  どうせ、ヤフオクに出てくるのは、全て、中古品ですから、「値段が高い方が、物が良い」という考え方は、通用しません。 値段のつけ方なんて、出品者それぞれでして、基準なんてありゃしないんですな。 写真で見て、状態に大差がなければ、安い方を選ぶに越した事はないです。

  「木目調エアコン吹き出し口 左右」とセットで出ていて、3点とも状態が良い場合、そこそこ値が張っても、それは、「買い」です。 中央を換えれば、必ず、左右も換えたくなるので、一緒に買ってしまった方が、送料のダブりを減らせる分、お得という理屈です。

  「ホーン・パッド」までセットになっている出品も多いです。 4点で、セルボ・クラシックの標準装備なので、解体車から外した部品が、セットで出てくるというわけ。 しかし、木目調ホーン・パッドには、「C」マークが入っていて、そのCは、明らかに、クラシックのCですから、セルボ・モードに付けると、ちょっと、おかしくなります。 気にしないのなら、問題ありませんけど。  

2018/11/11

セルボ・モード補修 ⑰

  車の修理・整備記録のシリーズ。 前回は、車検を終えたところまで行きましたが、その後も、ちょこまかと、弄り続けました。 猛暑の夏真っ盛りだから、エアコンの効きを良くするという名目もあったのですが、それより何より、他にやる事がなかったという、否定できない事情もあります。 引退生活はつらい。 もっとも、「もう一度、働きたい」なんて、天地が引っ繰り返っても、思いませんけど。




【車のエアコン・ガス&オイル追加充填 ①】

  セルボ・モードが、車検から帰って来た後、すぐにやったのが、エアコンの、ガスとオイルの追加充填です。 エアコン・ガスの交換や抜き取りは、有資格者でないとできないのですが、自然に抜けてしまった分を追加するだけなら、無資格者でもできるのだそうです。

  7月13日に、アマゾンで、「ガス」、「オイル」、「ゲージ付きホース」の三点を注文。 15日に届きました。

≪写真上≫
  ガス200g、2本と、オイル30ml、1本。

  ガスは、「HFC-134a」というタイプで、2本セットで、1350円。 今売られている車では、使われていないそうです。 今の車のガスは、追加充填ですら、無資格者ではできないのだとか。 古い車で良かった。 いや、古い車だから、ガスが減ったわけで、因果関係が逆ですが・・・。

  オイルの方は、PiKAL(日本磨料工業)という会社の、「エアコンプロテクターEX」という製品。 量は少ないのに、1301円もします。

≪写真下≫
  ゲージ付きホースは、1790円。 これより、安い品もあったのですが、レビューを参考にし、マイナス評価が一切なかった、これにしました。 高いといっても、差額は、100円程度でしたし。

  こちらは、工具なので、一回買えば、何度でも使えるわけですが、恐らく、私は、今回も含めて、2回しか使わないと思います。 ちなみに、10年以下の間隔で、新車に乗り換えている方々には、全く縁がない工具です。 エアコン・ガスは、10年くらいでは、冷えなくなるほど抜けないらしいので。



【車のエアコン・ガス&オイル追加充填 ②】

  7月17日に、エアコン・ガス&オイルの追加充填作業をしました。

≪写真上≫
  まず、エンジン・フードを開け、エアコン配管のポートを探します。 「H」と「L」の2箇所があるはず。 車によって、場所が異なります。 私の車の場合、「H」は、バッテリーの前にあり、すぐに分かりましたが、「L」がなかなか、見つかりません。 バッテリーの下かと思って、外していたら、ラジエーターの隣、下の方にあるのが見えました。

  右の写真の中央付近にある、灰色のキャップが、それです。 車種によっては、「H」と「L」が、すぐ近くにある場合もあるらしいですが、この車では、離れていました。

≪写真中≫
  「L」ポートに、ゲージ付きホースを繋いだところ。 ホースの片側に付いている金具の環を引き上げながら、ポートに押し込むと、カチッと嵌まります。 ホースによっては、押さえてないと、ガスが漏れてしまうものもあるようですが、私が買ったホースは、そういう事はありませんでした。

≪写真下≫
  写真左側は、ガス、右側は、オイルの追加充填風景ですが、やる作業は、同じです。 ガスの方ですが、買ったのは2本セットでしたが、1本で充分なようだったので、もう1本は使いませんでした。 また、効きが悪くなってきたら、その時に使う予定。

  ハウツー・サイトの受け売りになってしまうので、やり方についての、細かい説明は省きます。 ハウツー・サイトに書いてあった通り、素人でもできますが、それは、細かい事を考えなければの話で、簡単ではあるけれど、単純ではないです。

  写真では、ゲージの針が、「注意ゾーン」に入っていますが、これは、エンジンを切った後に撮影したから、こうなっているのであって、かけている時には、水色の「適正ゾーン」の上の方に入っていました。

  車の整備では、液物が難敵なんですが、ガスは、その一段上を行く、よく分からない構成物ですな。 一応、やったけれど、原理的な事は、ほとんど分かっていません。


  で、追加充填した効果ですが、そんなに劇的に変わったわけではないです。 ハウツー・サイトには、「キンキンに冷えるようになった」と書いてありましたが、私の場合、「キンキンなんて、とんでもない」という感じ。 車によっても違うんでしょう。 ただ、夏の南中近い時間帯に乗っても、暑いとは感じなくなりました。 つまり、以前よりは、冷えるようになったという事だと思います。 



【ミニ扇風機】

  8月1日に、アマゾンのマーケットプレイスで注文し、3日に届いた、ミニ扇風機。 「(suzusii)USB扇風機 小型携帯クリップ式」。 1190円のところ、ポイントが、18pあったので、それを使って、1172円。 送料無料。

  USB電源ですが、分離可能なリチウムイオン充電池が付いていて、充電すれば、風力最強で、50分くらい、もちます。 電池を外した状態でも、USBケーブルを繋げば、作動します。

  クリップ式を選んだのは、車の後席グリップに取り付ける為です。 そもそも、これを買ったのは、年に一度、お盆にやって来る叔父さん夫婦を、帰りに、私の車で送って行く時に、後席に座る人が、少しでも涼しくなるようにと、それが目的だったからです。

  で、今年は、15日に、叔父さん夫婦が来まして、帰りに、送って行きました。 後ろに座ったのは叔父さんで、「涼しい」と言っていたので、買った甲斐があったというもの。

  しかし・・・。 この種のミニ扇風機すべてに言える事ですが、車内のように狭い空間なら、ピン・ポイントで、そこそこ涼しくなるものの、家の部屋の中だと、よほど、近い所に置かないと、風力最強にしても、涼しさを感じる事ができません。 そもそもが、エアコンがかかっている環境での、補助用なんでしょう。 個人席用のサーキュレーターと思うべきなのかも。

  年に一度しか出番がないのでは、勿体ないと思い、トイレで使えないか検討したのですが、家庭用コンセントと、USB端子を繋ぐアダプターに、いろいろと種類があるようで、どれを買っていいか分かりません。 間違ったものを買って、火でも出たら大変なので、諦めました。

  来年までしまっておくと、バッテリーが死んでしまうかもしれませんが、その場合は、車内電源からケーブルを引いて、使うつもりでいます。 車内コンセントと、USB端子を繋ぐアダプターなら、100円ショップで売っているのです。




  今回は、ここまで。 少ないですが、他の記事と、組み合わせる都合がありまして・・・。

  「エアコン・ガスの追加充填」は、素人でもやる人は多いようで、ネット上に記事が、たくさん、出ています。 原理は良く分からないけれど、作業自体は簡単だから、ハードルが低いというわけなんでしょう。 難易度的には、「エアコン・ベルトの交換・調整」よりも、ずっと、容易でした。

  もう一つ、エアコンの効き具合に関係して来る事で、「エバポレーターの清掃・洗浄」というのがあるのですが、あちこちのブログで、それ関係の記事を読んだ感想として、「やらない方がいい」という結論になりました。 エバポレーターには、小さなラジエーター・フィンのようなものが付いているのですが、古い車になると、その表面に埃がこびりついて、空気を吸い難くなり、エアコン吹き出し口から出てくる冷風の勢いが弱くなるらしいのです。

  その埃を取り除き、家屋用エアコンのスプレー式洗浄剤で洗うという作業なのですが、これが、落とし穴でして、良くなるどころか、悪くしてしまうケースの方が多いようなのです。 埃と言っても、拭き取れるようなものではなく、こびりついているので、つい、エアコン用の洗浄剤を使うわけですが、洗浄剤は液体なので、それが機械の中に吸い込まれると、蒸発しきれずに、黴が湧き、黴臭い冷風が出てくるようになるのだとか。

  ちなみに、洗浄剤を使えば、埃が溶けると思っているのは、全くの思い違いで、そんな事はないそうです。 一番確実に埃を取るのは、ピンセットで、少しずつ、摘み取る事なのだとか。 それも、フィンが見えるように出来ていればの話で、セルボ・モードの場合、助手席側ダッシュ・ボードの奥に、横向きに入っていて、全く見えないそうです。 手探りで作業するらしいのですが、冗談じゃないよ、そんな不確実なやり方。

  そもそも、エアコン冷風の勢いが弱くなった時にだけ、必要な整備なのに、「ネットで、○○さんがやっていたので、私もやってみました」という程度の動機で、冷風が充分に出ているのに、清掃・洗浄をやってしまい、わざわざ自分で黴臭くしてしまったという、笑えない体験談もあります。

  そういう人は、その後、車を手放してしまう傾向が強いです。 夏場、エアコンは必需品なのに、それが黴臭いのでは、我慢できないものねえ。 整備工場に持って行けば、エバポレーターの交換で、直してくれると思いますが、部品だけでも、5万、10万、工賃を入れれば、その2倍くらいはかかると思うので、自分で整備したがる人は、「そんなに払うくらいなら、別の中古車に買い換えた方が良い」と考えるのでしょう。

  エアコンだけでなく、自力整備で弄った結果、使用に耐えない、ひどい状態になってしまって、車を手放したという事例は、大変、多く見られます。 自滅したのが恥ずかしいのか、手放した理由を書かない人も、大変、多いです。

2018/11/04

古い車のカタログ蒐集計画 ⑦

  古い車のカタログ蒐集に関するシリーズ。 在庫記事がなくなったので、今回で、一旦、終わります。 今回の分は、全て、カタログの内容紹介になります。 買ってないから、購入経緯の紹介記事がないというわけ。




【トヨタ・5代目カリーナの本カタログ 1989年1月版】

  去年(2017年)の8月末に、纏めて買ったカタログの内の一冊。 5代目カリーナ前期型の本カタログです。 これは、1989年1月版ですが、簡易カタログを紹介した時に書いたように、車がデビューした、1988年5月に発行された版と、中身は同じだと思います。 値段は、前期型の簡易カタログとセットで、432円でした。

  簡易カタログの時に、詳しく書いたので、繰り返しませんが、5代目カリーナは、1988年から、1992年まで、生産販売されていた車です。 本カタログなので、表紙・裏表紙を含めて、堂々38ページもあります。

≪写真1左≫
  表紙。 つまらん。 名前の下に、英文らしき物が書いてありますが、実は文ではなく、エンジンのデータを並べてあるだけです。

≪写真1右≫
  レイアウトの都合で、内装の写真を、先に出します。 外観に比べて、内装デザインは、オーソドックスです。 このクラスの車としては、高級感がある方ですが、木目調部品はなかったようです。 他のページで、アジャスターがたくさんついた、あちこち調整できる運転席シートが紹介されていますが、あまり、意味なし。 シートの可動部分なんて、前後スライドと、リクライニングだけで、充分でしょう。

≪写真2≫
  表紙を開いた、最初のページ。 イメージ・キャラクターは、松本孝美さんと、瀬川博さん。 この写真は、簡易カタログの方で、表紙に使われていました。 いい写真ですなあ。 「生きる歓び カリーナ。」というコピーを、ぎんがり、覚えています。 この車のテレビCMは、私にとって、車のCMとして、最高のものだったので、一生、忘れないと思います。

≪写真3≫
  説明文が、くどくどしいのは、簡易カタログの方と同じ。 全て読むのは、かなり、辛いです。 写真は、素晴らしいんですがねえ。 二人が打っているのは、ノート・パソコンではなく、ワープロです。 1988年だから、当然、ワープロ。 私も、据え置き型のワープロを買って、せっせと、文章を書いていました。 ああ、あれから、もう、30年も経ってしまったか・・・。

≪写真4≫
  ワゴン・タイプである、カリーナ・サーフも、載っています。 カリーナには、バンもありますが、バンは、別のカタログになっていて、確認はしていませんが、たぶん、松本さんと瀬川さんは出ていないと思います。


  松本さんと瀬川さんの写真は、全部で、11枚使われています。 いずれも、幸せ一杯なカップルの光景として、出色の出来。 これ以上、幸せそうな写真を、後にも先にも今後とも、目にするような気がしません。

  ただ、理屈で考えると、ちょっと、時代がズレていまして、80年代初頭から、女性の普通免許保持者が急激に増え、80年代半ば頃には、車は、大人一人一台という状況になりつつありました。 恋人同士や、夫婦で一台というのは、もう、時代を映していなかったんですな。 そのせいか、車に乗っている場面というのは、2枚しかなくて、運転席に座っているのが、松本さんが1枚、瀬川さんが1枚と、両性均等になっています。



【トヨタ・5代目カリーナ後期型の本カタログ 1991年1月版】

  去年(2017年)の、11月20日に、ヤフオクで落札し、23日に届いた、「5代目カリーナ後期型の本カタログ 1991年1月版」。 本体453+送料164円で、計617円でした。

  5代目カリーナがマイナー・チェンジして、後期型が出たのは、1990年5月なので、8ヵ月経ってから出た版という事になりますが、中身は、変わっていないと思います。 表紙・裏表紙合わせて、44ページもある、堂々たる作り。 これをタダで配っていたわけで、いかにも、バブル最高潮期のカタログという感じがします。

≪写真1≫
  イメージ写真のページ。 イメージ・キャラクターは、山口智子さんと、冨家規政さん。 サンフランシスコで撮影したテレビCMの方は、ネットでも見られますが、カタログの写真は、また、別に撮ったように思われます。 考えてみれば、テレビCМの撮影陣と、カタログ写真の撮影陣が、同じとは思えないし。 山口智子さんは、この頃も今も、外見的には、違いが分かりません。 28年も経っているのに。

≪写真2左≫
  レイアウトの都合で、ここに持って来ましたが、表紙です。 シルエットだけで、人物が誰か分かるのは、面白いですな。 英文らしきものが書いてありますが、例によって、エンジンのタイプを羅列してあるだけで、英文ではないです。

≪写真2右≫
  これも、レイアウトの都合で、ここに持って来ました。 裏表紙を除き、最後のページ。 山口智子さんと、冨家規政さんの写真としては、この一枚が、最も自然体です。 サンフランシスコに持って行った車は、深緑色(ダーク・ターコイズ・マイカ)の一台だけで、右ハンドル車です。 テレビCMの車も、これと同じでした。

≪写真3≫
  このカタログ、手に入れた直後には、見逃していたのですが、この8月に、一ページずつ、じっくり見ていたら、大変な事に気づきました。 全てのイメージ写真の人物が、山口智子さんと、冨家規政さんのペアではないのです。 冨家さんは、全てに出ていますが、山口さんではない女性とペアになっている写真が2枚あるのです。 いずれも、日本国内で撮影されたと思われるもの。

  恐らく、「同じ色の車ばかりでは、まずい」という事になり、別の車で追加撮影しようとしたものの、山口さんのスケジュールが合わず、やむなく、別の女性モデルを使ったんじゃないでしょうか。 顔をボカしてありますが、山口さんでない事だけは、はっきり分かります。

  やむを得ない事情があったとしても、イメージ写真で、こういうのは、かなり、まずいんじゃないですかね? 夫婦、もしくは、恋人同士という設定なわけですが、これでは、男性が、不倫、もしくは、二股がけをしている事になってしまいます。 まずいわ、それは。

≪写真4≫
  機能・性能説明がくどいのは、前期型のカタログと同じ。 もう、読む気にもなりません。 右の方に、アルミ・ホイールと、ホイール・カバーの種類が並んでいますが、こんなに用意されているのは、いかにも、バブル時代的です。 他の車種と共通というのもあったと思いますが。


  私がもっている、5代目カリーナのカタログは、これを含めて、3種類。 他に、存在が分かっているものだけで、5種類はあるようですが、もう、これ以上買わなくてもいいかなと思っています。 車自体を、もっていたわけでも、乗っていたわけでもないですし。 まあ、値段次第ですな。



【ダイハツ・3代目ミラturbo XXのカタログ 1990年3月版】

  「ダイハツ・3代目ミラturbo XXのカタログ 1990年3月版」。 一枚紙の三つ折れで、たぶん、簡易カタログだと思います。 本カタログがあるのかどうか、調べるほど、興味がありません。

  このカタログは、買った物ではなく、私の部屋にあったもの。 勤めていた会社の近くにあった、整備工場のスタンプが押してありますが、1990年に、そこへ、カタログを貰いに行った記憶がありません。 もしかしたら、会社の食堂に置いてあったのを、持って来たのかも。 他に、可能性が考えられないので。

  私は、今はもちろん、この当時も、軽のハイ・パワー・バージョンには、ほとんど、興味がなくて、なぜ、このカタログを貰って来たのか、理由が思い当たりません。

  よほど、腕に覚えがある人なら別ですが、普通の人が乗ると、こういう、ホイール・ベースが短く、パワーばかり大きい車というのは、はっきり言って、「危険」です。 また、性能を抑えて乗るのなら、高性能に払ったお金が、無駄になります。 3ドア・オンリーだから、使い勝手が悪いし。

  「TR-4」というタイプは、四輪操舵だったようです。 ミラにも、というか、軽にも、そういうのがあったんですねえ。 すっかり、忘れていました。 というか、当時も知らなかったのかも知れませんが。



【ダイハツ・3代目ミラのカタログ 1992年8月版】

  「ダイハツ・3代目ミラのカタログ 1992年8月版」。 私は、初代ミラを、1986年10月から、1992年10月まで所有していたのですが、その車を廃車にした時に、ディーラーの人間が置いて行ったのが、このカタログ。 ページの間に、担当者の名刺が挟まっていたから、間違いないです。

  私が、「車をやめる」と言っているのに、なぜ、また、カタログを置いて行くのか、気が知れませんでした。 そのディーラーの連中、毎年、点検・車検のたびに、「もっと新しい中古車に買い換えろ」と繰り返していましたが、新車のカタログを持って来たのは、最後の時だけでした。 それまでは、「新車を買う金なんか、ないだろう」と、ナメきっていたんでしょうな。

  そのディーラーについては、他にも、呆れる返るような記憶しかないのですが、細かく書くと、醜い愚痴になるので、やめておきます。

≪写真上≫
  表紙・裏表紙含めて、12ページ。 微妙なページ数ですが、たぶん、簡易カタログでしょうな。 本カタログは、別に存在すると思います。 確認するほど、興味が湧きませんが。

≪写真中≫
  イメージ写真は、ほとんど、なくて、すぐに、グレード・ページになります。

「J TYPE Q」
「J TYPE S」
「J TYPE P」
「J 4WD」
「J TURBO」
「GRAN」
「Si」
「Pit」
「VAN」
「VAN Pit」

  グレードが、多いです。 こんなに細かく設定しても、お客の方が、選ぶのに困るのでは? もっとも、バブル時代ですから、他の車も、みな、そうでしたけど。

  3代目ミラは、ミラ・デザインの最終型で、丸め方の質感など、極めて完成度が高いデザインでした。 3ドアと5ドアの写真を見比べると、5ドアの方が、カッコ良く見えるのは、私が、実用重視の人間だからでしょうか。 排気量やサイズは、すでに、セルボ・モードと同じですから、5ドアなら、ファミリー・カーとして、充分に使えたと思います。

≪写真下左≫
  「ミラturbo XX」のページもあります。 ハイ・パワー・バージョンは、値段が高いから、利幅が大きく、ディーラーとしては、推して売りたいタイプだったんでしょうな。

≪写真下右≫
  「RV-4」という、RV風タイプ。 元のデザインが優れているので、RV風装備を付けても、良く似合います。 そういや、この頃は、カンガルー・バーなんて、流行ってましたねえ。 「人をはねた時に、ダメージが大きくなる」と批判されて、見なくなりましたが。


  ミラは、軽のビッグ・ネームでしたから、たくさんの人達が買って、無数のカー・ライフ・シーンを作った事でしょう。 しかし、それも、今は昔。 もはや、この3代目が走っている姿を見る事は、全くなくなりました。 みーんな、スクラップになっちゃったんだわ。




  今回は、ここまで。

  車のカタログというのは、何年も過ぎてからだと、お金を出して買うしかありませんが、その車が現行で売っている時なら、タダで貰えるわけで、「気に入った車があったら、現行の内に、貰っておけばいいではないか」と思うでしょうが、なかなか、そういう気になりません。 メーカー系ディーラーに、いい印象がないので、近づく気にならないのです。

  ネットで請求して、送ってもらう事もできるらしいですが、個人情報を書き込まなければならないようで、「たかが、カタログの為に、そんな事までするかね?」と、尻込みしてしまいますなあ。 「カタログを送ったんだから、もちろん、車を買う気なんだろうな」という、無言の強迫が嫌なのですよ。 無言どころか、最寄のディーラーに個人情報が伝えられて、セールスの電話がかかってくるという話もあります。

  タダで送ってくれとは言わないから、本体100円くらいで、プラス送料取って、売ったら、どうですかね? それならば、請求する方も遠慮なく、申し込めるではないですか。 個人情報の書き込みが、住所・氏名だけになれば、相当には、抵抗感が減ります。

  もしかして、メーカーは、無条件で送るとなると、カタログを売って儲ける為に請求する者が出てくるから、それを警戒しているのかも知れませんな。 そういや、ヤフオクに、現行車のカタログを、何十と出している人がいますが、どうやって、手に入れているんでしょう?

  ディーラーで貰って来るにせよ、送って貰っているにせよ、面倒そうな小遣い稼ぎですなあ。 利益も少ないから、手間賃の方が上回って、逆に損になっている恐れがあります。 そもそも、現行車のカタログに、そんなにお客がいるとも思えません。 本当に、その車を買うか検討している人なら、何も、ヤフオクで買わなくても、貰ってくれば、タダですから、そちらを選ぶでしょう。