三島スカイウォーク ①
三島市の箱根山麓に出来た新名所、「三島スカイウォーク」へ、2016年10月4日に、母と車で行って来ました。 「全長400メートルで、日本最長の大吊り橋」というのが、売り文句。 どこからどこまでを結んでいるというわけではなく、富士山が見える所に、最長の吊り橋を架けて、観光地にしようという発想で作られた歩行者専用の橋です。 去年、2015年の12月14日にオープンして、一年を経ずして、入場者100万人を突破したそうで、まんまと企画が図に当たったわけですな。 ちなみに、民間企業が作ったもので、三島市営ではありません。
そもそもは、母が、「あの車で、登れるか?」と訊いて来たので、「そんなに高い所ではないから、何とかなるだろう」と答えたら、早速行く事になったという次第。 三島市から、国道1号線を箱根へ登って行くと、左側にあります。 19歳のセルボ・モードですから、もちろん、アクセルはベタ踏み。 車全体が悲鳴を上げている感じ。 それでも、登坂車線をうまく使って、割とストレスなく、到着しました。
≪写真1≫
駐車場。 広大というほどではありませんが、かなりの収容台数があります。 一般車は、400台分。 私らが着いたのは10時頃で、まだ、すいていましたが、約1時間いて、帰る頃には、満杯に近くなっていました。 駐車場は、無料。 という事は、箱根越えの途中で、トイレ休憩だけに、ここを使う事もできるわけですが、あくまで、満車でなければの話。
≪写真2≫
駐車場側から、建物群を見た様子。 これらは、ほとんど、飲食店です。 食事をさせるのが、最も金が落ちると考えているように見受けられます。 右の方へ行くと、トイレがあります。 母が、着くなり、利用しましたが、驚くくらい綺麗に作られたトイレだったそうです。
≪写真3≫
トイレの横にある、駐輪場。 箱根の中腹なので、自転車よりも、専ら、バイク客への便宜として、作られたのではないかと思われます。 ピクトグラムも、バイクの絵でしたし。 観光地で、バイク用の駐輪場を設けているのは、珍しいです。 残念ながら、この時点で、私はすでに、バイク乗りではなくなっていましたが。
≪写真4≫
駐車場からだと、お目当てのスカイウォークは、これだけしか見えません。 もうちょっと、無料エリアで近づけますが、眺めは、大差なし。
≪写真1≫
トイレのある建物の、エントランス部分に、模型がありました。 これを見ると、無料エリアでも、高い所に登れば、スカイウォークが見えそうです。 トイレから出て来た母に、そう説明し、高い所へ行ってみる事にしました。 この時点では、まだ、お金を払う気はなかったわけです。
≪写真2≫
飲食店の間から、奥の高台へ向かう道が延びています。 カラフルなのは、バナーの列で、その下が階段になっています。 階段の右側の白い屋根がかかっている所には、上りと下りのエスカレーターがあります。 心臓が悪い母は、長い階段など、とても無理なので、エスカレーターには助かりました。
≪写真3≫
左側は、エスカレーターの手すり。 まだ、新しくて、ピカピカしていました。 このエスカレーターは、人感センサー式で、普段は停まっており、人が近づくと、動き始めます。
右側の写真は、高台の上にあった、土産物店の入口です。 そして、この高台は、土産物店に案内する為だけのものでした。 店内には、天井一杯に、花が吊られていました。 土産物は、スカイウォーク用に開発されたものが多かったです。 母が、お菓子を、2種類、買って来ましたが、個人の感想としては、名物になるようなものではなかったです。
≪写真4≫
これが、高台からの眺め。 駐車場からと、大差ありません。 有料エリアに入らないと、せいせと見えないように、巧く作ってあるんですなあ。 私は別に、見たくはなかったんですが、母が、「ここまで来て、見ずに帰れない」というので、一人千円払って、見に行く事にしました。
≪写真1≫
左は、橋の現物の一部分を切り取った物。 これは、無料エリアに置いてあります。 上に上がれますが、別に、橋を渡っている気分にはなりません。
右上は、説明看板の一部。 全長400メートルで、2100人というと、二列に並んだとして、一人当たり、40センチくらいの間隔になります。 つまり、ほぼ、びっしり載っても、落ちないわけですな。 安心する? 逆に不安になる? 微妙ですなあ。 実際には、みんな歩いているわけで、間隔はもっと広くなり、いちどきに橋の上にいる人数は、500人もいかないでしょう。 ところで、人間が橋の上にのる場合、「乗る」なのか、「載る」なのか、どっちなんでしょうね?
右下は、料金表。 向こう側に着いたら、帰って来るしかありませんから、往復料金です。 私だけかもしれませんが、橋を渡って返って来るだけで、千円は高いと感じますなあ。 大人を基準にして考えると、ほとんど、体重が変らない中高生が半額なのは、安過ぎ。 小学生200円は、まあ、リーズナブルですか。 二分して、小・中学生200円、高校生以上500円くらいが、妥当なんじゃないでしょうか。
≪写真2≫
左側は、チケット売り場。 母が、私に買わせようとしたので、「自分でやんな」と、お金をつき返しました。 もちろん、私は、チケットくらい買えますが、そんな問題ではありません。 何でも、子に頼っていると、どんどん衰えてしまうのを、父で経験済みだからです。 そもそも、私は、千円も払って、橋を渡りたいとは思っておらず、積極的に関与する理由がないです。
右側は、入場券と、オマケに付いて来たソフトクリームの値引券。 入場券は、ゲートを入る時に、青いスタンプを押され、橋の向こうに渡ってから、帰って来る時に、赤いスタンプを押されます。 ソフトクリームの値引券は、「牧場の濃厚な牛乳のソフトクリーム」とあります。 50円も安ければ、お買い得と思うのが普通ですが、後で、母が行ってみたところ、元の値段が高かったそうです。 それでも、行列していたとの事。
≪写真3≫
橋の入り口側の広場。 「MISHIMA 400m SKYWALK」という立体文字と、立ち段があり、記念写真を撮る場所になっています。 中央の奥に、富士山。 まだ、雪が積もっていないので、真っ黒です。 もしかしたら、富士山だと気づかない人もいるかもしれません。
≪写真4≫
左側は、吊り橋の片方の柱。 さすがに、高いです。 しかし、歩行者専用で、橋自体の幅は狭いですから、柱の幅も狭くて、形もシンプルです。
右側は、橋の入口。 幅の狭さがよく分かります。 係員がいますが、この人は別に、決まった仕事はない模様。 もし、渡っている途中で、歩けなくなってしまうようなお客がいたら、救援を呼ぶのが仕事なのかもしれません。
≪写真1≫
行きは、南から北へ向かいます。 これはまだ、渡り始めて、間もない辺り。 ところが、まだ、100円分も渡っていないというのに、母がビビリまくって、「引き返す」などと言い出しました。 私が渡りたいと言ったんじゃない、母が渡りたいと言うから、2千円も払って、渡り始めたというのにです。 そんなに吊り橋が怖いなら、そもそも、渡りたがらなければいいではありませんか。
あまりにも、馬鹿げているので、そんな泣き言は一蹴し、叱咤して、先に進ませました。 「母が出したお金だから、母がどうしようが勝手」という理屈は却下します。 お金の大切さを分かっていないにも程がある。 2千円あれば、どれだけうまいものが食えたか分からんではないですか。
≪写真2≫
ここら辺が、ほぼ、真ん中です。 横に張られているワイヤーが低くなっている事で、それが分かります。 その時間帯、橋の上にいた人数が多かったようで、かなりの揺れがありました。 だけど、ビビって歩けなくなるほど、怖くはありませんでした。 吊り橋は、揺れるから怖いのではなく、落ちそうだから怖いのであって、これだけ頑丈に作ってあって、落ちないと分かっていれば、いくら揺れても、何ともありません。
手すりがあって、いざとなれば、それに掴れるのに、何を怖がっているのか分からない。 他の人達も、みんな、普通に歩いていましたよ。 ヨッタヨッタ、ガニ股で一歩一歩進んでいたのは、私の母だけです。 この人ねえ。 私が小学生の時、家族でドライブに行った先で、小さな吊り橋がありまして、私が、へっぴり腰で渡っている写真を撮って、後で、さんざん、笑い者にした前科があるのですよ。 40年後に、仇をとってやりました。
今の母は、歳が歳ですから、子供の頃の私と、直接比較できませんが、それ以前の問題として、吊り橋を渡れるかどうかくらい、自分で分かりそうなもんじゃありませんか。 自信がなかったら、最初から、有料エリアになんかに入らなきゃ良かったのです。 馬鹿じゃなかろうか。
≪写真3≫
ここが、中央。 横の留め具が、他よりも、大きな物になっています。 まだ新しいから、つい撮影してしまいました。 ちなみに、この灰色は、錆どめの色です。
≪写真4≫
下を覗き込むと、こんな感じ。 小川が流れていました。 落ちたら、もちろん、死にますが、そんなに高いというわけではないです。 三島スカイウォークの売りは、あくまで、「最長」の、歩行者用吊り橋でして、「最高」ではないからです。 「最高」の歩行者用吊り橋は、確か、大分か熊本の方にあって、とっくの昔から、観光名所になっているはず。
今回は、ここまで。 正味の滞在時間は、1時間くらいだったのですが、写真ばかり、たくさん撮ってしまったので、二回に分けます。
そもそもは、母が、「あの車で、登れるか?」と訊いて来たので、「そんなに高い所ではないから、何とかなるだろう」と答えたら、早速行く事になったという次第。 三島市から、国道1号線を箱根へ登って行くと、左側にあります。 19歳のセルボ・モードですから、もちろん、アクセルはベタ踏み。 車全体が悲鳴を上げている感じ。 それでも、登坂車線をうまく使って、割とストレスなく、到着しました。
≪写真1≫
駐車場。 広大というほどではありませんが、かなりの収容台数があります。 一般車は、400台分。 私らが着いたのは10時頃で、まだ、すいていましたが、約1時間いて、帰る頃には、満杯に近くなっていました。 駐車場は、無料。 という事は、箱根越えの途中で、トイレ休憩だけに、ここを使う事もできるわけですが、あくまで、満車でなければの話。
≪写真2≫
駐車場側から、建物群を見た様子。 これらは、ほとんど、飲食店です。 食事をさせるのが、最も金が落ちると考えているように見受けられます。 右の方へ行くと、トイレがあります。 母が、着くなり、利用しましたが、驚くくらい綺麗に作られたトイレだったそうです。
≪写真3≫
トイレの横にある、駐輪場。 箱根の中腹なので、自転車よりも、専ら、バイク客への便宜として、作られたのではないかと思われます。 ピクトグラムも、バイクの絵でしたし。 観光地で、バイク用の駐輪場を設けているのは、珍しいです。 残念ながら、この時点で、私はすでに、バイク乗りではなくなっていましたが。
≪写真4≫
駐車場からだと、お目当てのスカイウォークは、これだけしか見えません。 もうちょっと、無料エリアで近づけますが、眺めは、大差なし。
≪写真1≫
トイレのある建物の、エントランス部分に、模型がありました。 これを見ると、無料エリアでも、高い所に登れば、スカイウォークが見えそうです。 トイレから出て来た母に、そう説明し、高い所へ行ってみる事にしました。 この時点では、まだ、お金を払う気はなかったわけです。
≪写真2≫
飲食店の間から、奥の高台へ向かう道が延びています。 カラフルなのは、バナーの列で、その下が階段になっています。 階段の右側の白い屋根がかかっている所には、上りと下りのエスカレーターがあります。 心臓が悪い母は、長い階段など、とても無理なので、エスカレーターには助かりました。
≪写真3≫
左側は、エスカレーターの手すり。 まだ、新しくて、ピカピカしていました。 このエスカレーターは、人感センサー式で、普段は停まっており、人が近づくと、動き始めます。
右側の写真は、高台の上にあった、土産物店の入口です。 そして、この高台は、土産物店に案内する為だけのものでした。 店内には、天井一杯に、花が吊られていました。 土産物は、スカイウォーク用に開発されたものが多かったです。 母が、お菓子を、2種類、買って来ましたが、個人の感想としては、名物になるようなものではなかったです。
≪写真4≫
これが、高台からの眺め。 駐車場からと、大差ありません。 有料エリアに入らないと、せいせと見えないように、巧く作ってあるんですなあ。 私は別に、見たくはなかったんですが、母が、「ここまで来て、見ずに帰れない」というので、一人千円払って、見に行く事にしました。
≪写真1≫
左は、橋の現物の一部分を切り取った物。 これは、無料エリアに置いてあります。 上に上がれますが、別に、橋を渡っている気分にはなりません。
右上は、説明看板の一部。 全長400メートルで、2100人というと、二列に並んだとして、一人当たり、40センチくらいの間隔になります。 つまり、ほぼ、びっしり載っても、落ちないわけですな。 安心する? 逆に不安になる? 微妙ですなあ。 実際には、みんな歩いているわけで、間隔はもっと広くなり、いちどきに橋の上にいる人数は、500人もいかないでしょう。 ところで、人間が橋の上にのる場合、「乗る」なのか、「載る」なのか、どっちなんでしょうね?
右下は、料金表。 向こう側に着いたら、帰って来るしかありませんから、往復料金です。 私だけかもしれませんが、橋を渡って返って来るだけで、千円は高いと感じますなあ。 大人を基準にして考えると、ほとんど、体重が変らない中高生が半額なのは、安過ぎ。 小学生200円は、まあ、リーズナブルですか。 二分して、小・中学生200円、高校生以上500円くらいが、妥当なんじゃないでしょうか。
≪写真2≫
左側は、チケット売り場。 母が、私に買わせようとしたので、「自分でやんな」と、お金をつき返しました。 もちろん、私は、チケットくらい買えますが、そんな問題ではありません。 何でも、子に頼っていると、どんどん衰えてしまうのを、父で経験済みだからです。 そもそも、私は、千円も払って、橋を渡りたいとは思っておらず、積極的に関与する理由がないです。
右側は、入場券と、オマケに付いて来たソフトクリームの値引券。 入場券は、ゲートを入る時に、青いスタンプを押され、橋の向こうに渡ってから、帰って来る時に、赤いスタンプを押されます。 ソフトクリームの値引券は、「牧場の濃厚な牛乳のソフトクリーム」とあります。 50円も安ければ、お買い得と思うのが普通ですが、後で、母が行ってみたところ、元の値段が高かったそうです。 それでも、行列していたとの事。
≪写真3≫
橋の入り口側の広場。 「MISHIMA 400m SKYWALK」という立体文字と、立ち段があり、記念写真を撮る場所になっています。 中央の奥に、富士山。 まだ、雪が積もっていないので、真っ黒です。 もしかしたら、富士山だと気づかない人もいるかもしれません。
≪写真4≫
左側は、吊り橋の片方の柱。 さすがに、高いです。 しかし、歩行者専用で、橋自体の幅は狭いですから、柱の幅も狭くて、形もシンプルです。
右側は、橋の入口。 幅の狭さがよく分かります。 係員がいますが、この人は別に、決まった仕事はない模様。 もし、渡っている途中で、歩けなくなってしまうようなお客がいたら、救援を呼ぶのが仕事なのかもしれません。
≪写真1≫
行きは、南から北へ向かいます。 これはまだ、渡り始めて、間もない辺り。 ところが、まだ、100円分も渡っていないというのに、母がビビリまくって、「引き返す」などと言い出しました。 私が渡りたいと言ったんじゃない、母が渡りたいと言うから、2千円も払って、渡り始めたというのにです。 そんなに吊り橋が怖いなら、そもそも、渡りたがらなければいいではありませんか。
あまりにも、馬鹿げているので、そんな泣き言は一蹴し、叱咤して、先に進ませました。 「母が出したお金だから、母がどうしようが勝手」という理屈は却下します。 お金の大切さを分かっていないにも程がある。 2千円あれば、どれだけうまいものが食えたか分からんではないですか。
≪写真2≫
ここら辺が、ほぼ、真ん中です。 横に張られているワイヤーが低くなっている事で、それが分かります。 その時間帯、橋の上にいた人数が多かったようで、かなりの揺れがありました。 だけど、ビビって歩けなくなるほど、怖くはありませんでした。 吊り橋は、揺れるから怖いのではなく、落ちそうだから怖いのであって、これだけ頑丈に作ってあって、落ちないと分かっていれば、いくら揺れても、何ともありません。
手すりがあって、いざとなれば、それに掴れるのに、何を怖がっているのか分からない。 他の人達も、みんな、普通に歩いていましたよ。 ヨッタヨッタ、ガニ股で一歩一歩進んでいたのは、私の母だけです。 この人ねえ。 私が小学生の時、家族でドライブに行った先で、小さな吊り橋がありまして、私が、へっぴり腰で渡っている写真を撮って、後で、さんざん、笑い者にした前科があるのですよ。 40年後に、仇をとってやりました。
今の母は、歳が歳ですから、子供の頃の私と、直接比較できませんが、それ以前の問題として、吊り橋を渡れるかどうかくらい、自分で分かりそうなもんじゃありませんか。 自信がなかったら、最初から、有料エリアになんかに入らなきゃ良かったのです。 馬鹿じゃなかろうか。
≪写真3≫
ここが、中央。 横の留め具が、他よりも、大きな物になっています。 まだ新しいから、つい撮影してしまいました。 ちなみに、この灰色は、錆どめの色です。
≪写真4≫
下を覗き込むと、こんな感じ。 小川が流れていました。 落ちたら、もちろん、死にますが、そんなに高いというわけではないです。 三島スカイウォークの売りは、あくまで、「最長」の、歩行者用吊り橋でして、「最高」ではないからです。 「最高」の歩行者用吊り橋は、確か、大分か熊本の方にあって、とっくの昔から、観光名所になっているはず。
今回は、ここまで。 正味の滞在時間は、1時間くらいだったのですが、写真ばかり、たくさん撮ってしまったので、二回に分けます。