古い車のカタログ蒐集計画 ⑬
古い車のカタログ蒐集に関するシリーズ。 えー加減、続き過ぎだとは思いますが、次回までで終わるので、お付き合いください。 かつて、初代ミラや、初代タクトに乗っていた人は、手元に何の記録も残っていなければ、興味を引くかも知れませんが、該当するのが、ほとんど、女性だった事を考えると、ネットで調べてまで、知りたいとは思わないでしょうなあ。
【初代ミラ・2代目クオーレのアク・カタ / 販促マニュアル】
2018年の11月に、ヤフオクで買った、初代ミラと、2代目クオーレのカタログ、十数冊の内の2冊。
≪写真1左≫
初代ミラ&2代目クオーレのアクセサリー・カタログです。 1983年10月発行。 アク・カタとしては、後期型の物。 前期型と中期型では、縦長三つ折れの小さいリーフレットでしたが、後期型では、全8ページの冊子になりました。 これは、表紙。 ターボや、4駆のカタログに出ていたモデル二人が、こちらにも出ていますが、表紙だけの登場です。
≪写真1右≫
裏表紙。 オーディオは、ラジオだけ、ダッシュ・ボード内で、カセットは、オプションのコンソール・ボックスを付けて、その中に収容するようになっていたようです。 エアコンも、オプションであった様子。 私の車には、ヒーターしかありませんでした。
≪写真2左≫
イメージ写真のページ。 ターボ、4駆、クオーレ、ミラと、代表的なタイプが出ています。
≪写真2右≫
外装アクセサリーのページ。 ページ数は増えたけれど、アクセサリーそのものは、ターボ・4駆用が少し加わっただけで、種類は大差ないです。 外装では、キャリアとか、ドア・バイザー、内装では、シート・カバーとか、基本的なものが多いです。
≪写真3・4≫
初代ミラ・Turboと、4WDの、販促マニュアルです。 一枚紙の二つ折り。 発行年が書いてありません。 ターボと4駆の登場は、1983年10月だから、その前には、ディーラーに配布されていたと思われます。 ターボと4駆は、ミラだけで、クオーレには、ありませんでした。
販売統計や分析、ターボ・4駆の、機構の説明が、びっしり書いてあります。 前にも書きましたが、初代ミラの場合、4駆はともかく、ターボの方は、セールス・ポイントをぎっしり頭に入れていても、なかなか、売り込むのが難しかったと思いますねえ。 ハイ・パワーを感じさせるデザインではなかったからです。
【初代ミラ後期型の最終カタログ / アク・カタ】
2018年の11月に、ヤフオクで買った、初代ミラと、2代目クオーレのカタログ、十数冊の内の2冊。
≪写真1左≫
初代ミラ後期型の最終カタログです。 1985年3月発行。 同年8月には、生産・販売が終了して、2代目に代わるので、発行時期的にも、最終に近いものだと思います。 初代ミラのカタログは、ターボ・4駆を別にしても、前期型(本1・簡易1)、中期型(本1・簡易2)、後期型の他に、この後期型・最終が別にあるせいで、大変、ややこしくなっています。 更に、2代目クオーレのカタログもあるから、とても、記憶しきれません。
≪写真1右≫
グレードのページ。 基本タイプは、「A(2シーター)、A、B、C、S」で、変化なし。 このカタログには、4駆も載っているので、「4駆A、4駆F」が増えています。
≪写真2≫
イメージ写真のページ。 車が写っていません。 さすがに、まずいと思ったのか、続く、見開き2ページでは、車がちょこっと写っています。 恐らく、カタログ・クリエイターというのがいて、好き勝手やりたくて仕方なかったのだと思います。
≪写真3≫
スポーツ・バージョン、Sタイプのイメージ写真のページ。 「走り、かっこいい。」と書いてあります。 しかし、何度も言いますが、初代ミラは、可愛い、もしくは、美しくはありましたが、カッコいいという言葉で言い表すようなデザインではありませんでした。 それは、Sタイプでも、同じ事です。
≪写真4≫
4駆のイメージ写真のページ。 このカタログ、ターボは載っていません。 「どうせ、売れないから、これ以上、宣伝費をかける必要なし」と判断されたのかも知れません。
≪写真5≫
これは、初代ミラ&2代目クオーレ後期型・最終のアクセサリー・カタログです。 1984年10月発行。 恐らく、上の最終・本カタログにも、同じ日付で発行されたものがあるはず。 出ているモデルが、同じ人達ですから、同じ時に作られたのでしょう。
アクセサリーの中身は、ほぼ、同じ。 アルミ・ホイールの種類が、増えています。
【2代目ミラ・Turbo TRのカタログ / 5door FBのカタログ】
2018年の11月に、ヤフオクで買った、初代ミラと、2代目クオーレのカタログ、十数冊ですが、その中に、2代目ミラのものが含まれていました。
≪写真1左≫
「ミラ TURBO TR」のカタログ。 1985年8月発行。 2代目ミラのデビューの時のものですな。 ただし、「TR XX」ではないです。
≪写真1右≫
機能説明のページ。 エンジンの最高出力、52馬力。 デカ・・・。 まだ、550㏄の時代です。 軽に、こんなエンジンを積んで、怖さを感じなかったら、その人は、すぐに事故死するでしょう。
≪写真2≫
イメージ写真のページ。 キャッチ・コピーは、「流星ターボ。」 知らんなあ。 テレビCMをやっていたんでしょうか? やっていれば、耳にした記憶があるはずなんですが。
バンパーは、素地。 ミラは、2代目から、ウレタン・バンパーに切り替わるのですが、手本にしていたヨーロッパ車で、「ウレタン・バンパーは、素地が基本」という流れが出来ていたので、ボディーと同色に塗装しなかったのだと思います。
イラストが、ど下手。 下手を通り越して、もはや、汚い。 この絵を見て、車を買いたくなる人がいますかね?
≪写真3≫
内装・その他、オプションのページ。 オプションに、エアロ・パーツがあって、カラード・バンパーにもできたようです。 おそらく、先に、この「TR」を買ってしまった人が、「TR XX」の登場後に、エアロ・パーツだけ後付けして、外見を似せたというケースがあったと思われます。
≪写真4≫
「2代目ミラ・5door FB」のリーフレット。 なぜか、同じ物が、3枚入っていました。 裏表を並べて、撮影しました。 1986年1月発行。
本来、ミラは、ボン・バンなので、3ドアしかないのですが、「5ドアも出しましたよ」という内容。 ボン・バンなので、後席が前に寄っている点は、3ドアと変わりありません。 クオーレの5ドアの車体に、ミラのシート配置を施したわけです。
今でこそ、ボン・バンで、5ドアは普通ですが、この頃から、もう、あったんですね。 後席に人が乗る場合、3ドアより、乗り込み難いと思いますが、後席を荷物専用にするのなら、3ドアよりも、使い勝手が良いと思います。 チャイルド・プルーフも付いているとの事。
セットで買ったから、この2冊のカタログが手に入ったわけですが、2代目ミラは、私が所有していたわけではないので、これといって、思い入れはありません。
デザイン的には、内外装共に、初代より後退していて、特に評価するようなところはなし。 まだ、ウレタン・バンパーのデザインに慣れていなくて、どういう形にしていいか、分かっていなかったような感じも受けます。
2代目で、印象に残っているのは、何と言っても、「TR XX」でして、エアロ・パーツとステッカーを付けて、未来的なデザインとなり、それまであった、ダイハツの野暮ったい企業イメージを一新してしまいました。 ただし、ハイ・パワー過ぎて、車としては、畸形的だったのも否定のできないところです。 どれだけ、血を吸った事か・・・。
【初代タクトのカタログ 1980年10月版】
かつて、うちにあって、兄、母、私と、三人が乗り継いだ、ホンダ・初代タクト。 ピーター・フォンダさんがイメージ・キャラクターを務めた、「1981年4月版」のカタログを先に買って、それがドンピシャ版だと思っていたのですが、その後、うちにあったタクトが、もっと前に買われていた事が分かり、デビュー時のカタログである、「1980年10月版」を買い直しました。
ヤフオクに、送料込み500円で出ていたのを、2018年の12月18日に、競らずに落札し、ネコポスで、翌19日には、届けられました。 速い。
≪写真上≫
表紙。 アメフト・チームがイメ・キャラですが、有名人は含まれておらず、面子はみな、日本人のようです。
「VIVA! スクーター・ピープル。」が、キャッチ・コピー。 デビュー時から、「スクーター」という言葉を使ったのが、タクトが、パッソルを圧倒した、大きな理由でした。 「脚を揃えて乗れる」というコンセプトは、パッソルの方が早かったんですが、「スクーター」という古い言葉を嫌ったせいで、一言で言い表せる言葉がなくて、製品イメージを確立できずにいる内に、ホンダにしてやられてしまったのです。
≪写真中左≫
三つ折れの1枚物リーフレットです。 イメージ写真のページ。 上ページの白いタクトは、当時、珍しかったと思います。 街で見かけるのは、ほとんど、赤だったような記憶があります。
下ページ。 ハング・グライダーで遊んでいる一団は、たぶん、表紙のアメフト・チームと同じ面子です。 犬も同じだし。
他の写真2枚は、ヨーロッパ系モデルが起用されています。 車は、2代目シビック(1979-1983年)が写っています。 初代シビック(1972-1979年)に比べると、特徴がなくて、ほとんど、印象に残っていません。
≪写真中右≫
機能説明のページ。 「ピーター・フォンダ 1981年4月版」と、ほとんど同じですが、良く見ると、写真やレイアウトが、微妙に違っています。 80年10月から、81年4月までの間に、小改良があったのかどうかは、不詳。
デビュー版では、無名モデルしか使っていなかったのに、なぜ、次の版で、ピーター・フォンダさんが起用されたのか。 それは、たぶん、タクトが、予想以上に売れて、広告費が潤沢になったからだと思います。
≪写真下≫
裏表紙。 カラー・バリエーションは、「ピーター・フォンダ 1981年4月版」と同じ。 パル・スクールの方も、同じです。
【ゆうパケットで、初代ファミリア800のカタログ】
ヤフオクに、スタート100円で出たのを、2019年7月20日、競った末に、1600円で落札し、送料210円を足して、合計1810円で手に入れた、「初代ファミリア800 4ドア」のカタログ。 24日に届きました。
≪写真上≫
ゆうパケット(おてがる版)。 普通の茶封筒で、ラベルが、ゆうパケットになっています。 この大きさで、210円は、安い方だと思います。 いつもの事ながら、「折り曲げ厳禁」の指示は、大変、ありがたいです。
≪写真下≫
中身。 左の、黄色っぽいクリアファイルに挟んであっただけで、防水処置はなしでした。 何もないよりは、幾分マシですが、郵便受けに入れられる方式なので、雨に降られたら、やばかったですな。
カタログの中身に関しては、また、いずれ、紹介します。
今回は、ここまで。 あと一回で、終わります。 それ以降、カタログを買っていないから、確実。
こういうカタログは、ヤフオクで検索したページを、「お気に入り」に入れておいて、一日一回、新しいのが出ていないか確認していれば、その内、自分が欲しいのが出て来ます。 お金を惜しまないというのなら、即座に手に入る場合もあります。
実際に買った場合、大きな封筒で届けられるので、郵便受けも大きいのを用意しておく必要があります。 用意しておかないと、配達員によって、折られてしまう危険性があります。 手渡しされる事が分かっている配送方法なら、安心ですが、当然の事ながら、送料が高くなります。
家にあった車というのは、自分や家族の歴史を、部分的に受け持っているので、カタログがあれば、過去を思い出すよすがになります。 もっとも、自分の家で撮った写真には、遠く及びませんが。 割と、車の写真を撮っている家族って、少ないんですよね。 フィルム写真の頃は、尚の事。 うちもそうで、人物がメインなので、車は、ごく一部が、端の方に写り込んでいるだけ、というのが多いです。
つくづく思うのは、写真というのは、人でなくても、何でも撮っておけ、という事ですな。
【初代ミラ・2代目クオーレのアク・カタ / 販促マニュアル】
2018年の11月に、ヤフオクで買った、初代ミラと、2代目クオーレのカタログ、十数冊の内の2冊。
≪写真1左≫
初代ミラ&2代目クオーレのアクセサリー・カタログです。 1983年10月発行。 アク・カタとしては、後期型の物。 前期型と中期型では、縦長三つ折れの小さいリーフレットでしたが、後期型では、全8ページの冊子になりました。 これは、表紙。 ターボや、4駆のカタログに出ていたモデル二人が、こちらにも出ていますが、表紙だけの登場です。
≪写真1右≫
裏表紙。 オーディオは、ラジオだけ、ダッシュ・ボード内で、カセットは、オプションのコンソール・ボックスを付けて、その中に収容するようになっていたようです。 エアコンも、オプションであった様子。 私の車には、ヒーターしかありませんでした。
≪写真2左≫
イメージ写真のページ。 ターボ、4駆、クオーレ、ミラと、代表的なタイプが出ています。
≪写真2右≫
外装アクセサリーのページ。 ページ数は増えたけれど、アクセサリーそのものは、ターボ・4駆用が少し加わっただけで、種類は大差ないです。 外装では、キャリアとか、ドア・バイザー、内装では、シート・カバーとか、基本的なものが多いです。
≪写真3・4≫
初代ミラ・Turboと、4WDの、販促マニュアルです。 一枚紙の二つ折り。 発行年が書いてありません。 ターボと4駆の登場は、1983年10月だから、その前には、ディーラーに配布されていたと思われます。 ターボと4駆は、ミラだけで、クオーレには、ありませんでした。
販売統計や分析、ターボ・4駆の、機構の説明が、びっしり書いてあります。 前にも書きましたが、初代ミラの場合、4駆はともかく、ターボの方は、セールス・ポイントをぎっしり頭に入れていても、なかなか、売り込むのが難しかったと思いますねえ。 ハイ・パワーを感じさせるデザインではなかったからです。
【初代ミラ後期型の最終カタログ / アク・カタ】
2018年の11月に、ヤフオクで買った、初代ミラと、2代目クオーレのカタログ、十数冊の内の2冊。
≪写真1左≫
初代ミラ後期型の最終カタログです。 1985年3月発行。 同年8月には、生産・販売が終了して、2代目に代わるので、発行時期的にも、最終に近いものだと思います。 初代ミラのカタログは、ターボ・4駆を別にしても、前期型(本1・簡易1)、中期型(本1・簡易2)、後期型の他に、この後期型・最終が別にあるせいで、大変、ややこしくなっています。 更に、2代目クオーレのカタログもあるから、とても、記憶しきれません。
≪写真1右≫
グレードのページ。 基本タイプは、「A(2シーター)、A、B、C、S」で、変化なし。 このカタログには、4駆も載っているので、「4駆A、4駆F」が増えています。
≪写真2≫
イメージ写真のページ。 車が写っていません。 さすがに、まずいと思ったのか、続く、見開き2ページでは、車がちょこっと写っています。 恐らく、カタログ・クリエイターというのがいて、好き勝手やりたくて仕方なかったのだと思います。
≪写真3≫
スポーツ・バージョン、Sタイプのイメージ写真のページ。 「走り、かっこいい。」と書いてあります。 しかし、何度も言いますが、初代ミラは、可愛い、もしくは、美しくはありましたが、カッコいいという言葉で言い表すようなデザインではありませんでした。 それは、Sタイプでも、同じ事です。
≪写真4≫
4駆のイメージ写真のページ。 このカタログ、ターボは載っていません。 「どうせ、売れないから、これ以上、宣伝費をかける必要なし」と判断されたのかも知れません。
≪写真5≫
これは、初代ミラ&2代目クオーレ後期型・最終のアクセサリー・カタログです。 1984年10月発行。 恐らく、上の最終・本カタログにも、同じ日付で発行されたものがあるはず。 出ているモデルが、同じ人達ですから、同じ時に作られたのでしょう。
アクセサリーの中身は、ほぼ、同じ。 アルミ・ホイールの種類が、増えています。
【2代目ミラ・Turbo TRのカタログ / 5door FBのカタログ】
2018年の11月に、ヤフオクで買った、初代ミラと、2代目クオーレのカタログ、十数冊ですが、その中に、2代目ミラのものが含まれていました。
≪写真1左≫
「ミラ TURBO TR」のカタログ。 1985年8月発行。 2代目ミラのデビューの時のものですな。 ただし、「TR XX」ではないです。
≪写真1右≫
機能説明のページ。 エンジンの最高出力、52馬力。 デカ・・・。 まだ、550㏄の時代です。 軽に、こんなエンジンを積んで、怖さを感じなかったら、その人は、すぐに事故死するでしょう。
≪写真2≫
イメージ写真のページ。 キャッチ・コピーは、「流星ターボ。」 知らんなあ。 テレビCMをやっていたんでしょうか? やっていれば、耳にした記憶があるはずなんですが。
バンパーは、素地。 ミラは、2代目から、ウレタン・バンパーに切り替わるのですが、手本にしていたヨーロッパ車で、「ウレタン・バンパーは、素地が基本」という流れが出来ていたので、ボディーと同色に塗装しなかったのだと思います。
イラストが、ど下手。 下手を通り越して、もはや、汚い。 この絵を見て、車を買いたくなる人がいますかね?
≪写真3≫
内装・その他、オプションのページ。 オプションに、エアロ・パーツがあって、カラード・バンパーにもできたようです。 おそらく、先に、この「TR」を買ってしまった人が、「TR XX」の登場後に、エアロ・パーツだけ後付けして、外見を似せたというケースがあったと思われます。
≪写真4≫
「2代目ミラ・5door FB」のリーフレット。 なぜか、同じ物が、3枚入っていました。 裏表を並べて、撮影しました。 1986年1月発行。
本来、ミラは、ボン・バンなので、3ドアしかないのですが、「5ドアも出しましたよ」という内容。 ボン・バンなので、後席が前に寄っている点は、3ドアと変わりありません。 クオーレの5ドアの車体に、ミラのシート配置を施したわけです。
今でこそ、ボン・バンで、5ドアは普通ですが、この頃から、もう、あったんですね。 後席に人が乗る場合、3ドアより、乗り込み難いと思いますが、後席を荷物専用にするのなら、3ドアよりも、使い勝手が良いと思います。 チャイルド・プルーフも付いているとの事。
セットで買ったから、この2冊のカタログが手に入ったわけですが、2代目ミラは、私が所有していたわけではないので、これといって、思い入れはありません。
デザイン的には、内外装共に、初代より後退していて、特に評価するようなところはなし。 まだ、ウレタン・バンパーのデザインに慣れていなくて、どういう形にしていいか、分かっていなかったような感じも受けます。
2代目で、印象に残っているのは、何と言っても、「TR XX」でして、エアロ・パーツとステッカーを付けて、未来的なデザインとなり、それまであった、ダイハツの野暮ったい企業イメージを一新してしまいました。 ただし、ハイ・パワー過ぎて、車としては、畸形的だったのも否定のできないところです。 どれだけ、血を吸った事か・・・。
【初代タクトのカタログ 1980年10月版】
かつて、うちにあって、兄、母、私と、三人が乗り継いだ、ホンダ・初代タクト。 ピーター・フォンダさんがイメージ・キャラクターを務めた、「1981年4月版」のカタログを先に買って、それがドンピシャ版だと思っていたのですが、その後、うちにあったタクトが、もっと前に買われていた事が分かり、デビュー時のカタログである、「1980年10月版」を買い直しました。
ヤフオクに、送料込み500円で出ていたのを、2018年の12月18日に、競らずに落札し、ネコポスで、翌19日には、届けられました。 速い。
≪写真上≫
表紙。 アメフト・チームがイメ・キャラですが、有名人は含まれておらず、面子はみな、日本人のようです。
「VIVA! スクーター・ピープル。」が、キャッチ・コピー。 デビュー時から、「スクーター」という言葉を使ったのが、タクトが、パッソルを圧倒した、大きな理由でした。 「脚を揃えて乗れる」というコンセプトは、パッソルの方が早かったんですが、「スクーター」という古い言葉を嫌ったせいで、一言で言い表せる言葉がなくて、製品イメージを確立できずにいる内に、ホンダにしてやられてしまったのです。
≪写真中左≫
三つ折れの1枚物リーフレットです。 イメージ写真のページ。 上ページの白いタクトは、当時、珍しかったと思います。 街で見かけるのは、ほとんど、赤だったような記憶があります。
下ページ。 ハング・グライダーで遊んでいる一団は、たぶん、表紙のアメフト・チームと同じ面子です。 犬も同じだし。
他の写真2枚は、ヨーロッパ系モデルが起用されています。 車は、2代目シビック(1979-1983年)が写っています。 初代シビック(1972-1979年)に比べると、特徴がなくて、ほとんど、印象に残っていません。
≪写真中右≫
機能説明のページ。 「ピーター・フォンダ 1981年4月版」と、ほとんど同じですが、良く見ると、写真やレイアウトが、微妙に違っています。 80年10月から、81年4月までの間に、小改良があったのかどうかは、不詳。
デビュー版では、無名モデルしか使っていなかったのに、なぜ、次の版で、ピーター・フォンダさんが起用されたのか。 それは、たぶん、タクトが、予想以上に売れて、広告費が潤沢になったからだと思います。
≪写真下≫
裏表紙。 カラー・バリエーションは、「ピーター・フォンダ 1981年4月版」と同じ。 パル・スクールの方も、同じです。
【ゆうパケットで、初代ファミリア800のカタログ】
ヤフオクに、スタート100円で出たのを、2019年7月20日、競った末に、1600円で落札し、送料210円を足して、合計1810円で手に入れた、「初代ファミリア800 4ドア」のカタログ。 24日に届きました。
≪写真上≫
ゆうパケット(おてがる版)。 普通の茶封筒で、ラベルが、ゆうパケットになっています。 この大きさで、210円は、安い方だと思います。 いつもの事ながら、「折り曲げ厳禁」の指示は、大変、ありがたいです。
≪写真下≫
中身。 左の、黄色っぽいクリアファイルに挟んであっただけで、防水処置はなしでした。 何もないよりは、幾分マシですが、郵便受けに入れられる方式なので、雨に降られたら、やばかったですな。
カタログの中身に関しては、また、いずれ、紹介します。
今回は、ここまで。 あと一回で、終わります。 それ以降、カタログを買っていないから、確実。
こういうカタログは、ヤフオクで検索したページを、「お気に入り」に入れておいて、一日一回、新しいのが出ていないか確認していれば、その内、自分が欲しいのが出て来ます。 お金を惜しまないというのなら、即座に手に入る場合もあります。
実際に買った場合、大きな封筒で届けられるので、郵便受けも大きいのを用意しておく必要があります。 用意しておかないと、配達員によって、折られてしまう危険性があります。 手渡しされる事が分かっている配送方法なら、安心ですが、当然の事ながら、送料が高くなります。
家にあった車というのは、自分や家族の歴史を、部分的に受け持っているので、カタログがあれば、過去を思い出すよすがになります。 もっとも、自分の家で撮った写真には、遠く及びませんが。 割と、車の写真を撮っている家族って、少ないんですよね。 フィルム写真の頃は、尚の事。 うちもそうで、人物がメインなので、車は、ごく一部が、端の方に写り込んでいるだけ、というのが多いです。
つくづく思うのは、写真というのは、人でなくても、何でも撮っておけ、という事ですな。