ソフト・クレーム
内臓DVDドライブを取り付けてから、二週間経ちました。 案の定、ほとんど使っていません。 わはははは! 「こうなる事は分かってたけど、それを承知で買ったのさ」と強がりを言ってもいいんですが、正直に白状すると、こんなに早く飽きるとは予想の範囲を大きく超えていました。 やはり、もはや、電気製品では幸福になれぬか。 因果な境地に至ったものよのう。
再生用のフリーソフトを入れたお蔭で、DVDビデオを見れるようになったんですが、母の所からヨン様出演ドラマのDVDを借りて来て、いざ見てみると、やはり、パソコン画面では画質が宜しくないのです。 DVDドライブの性能そのものには余裕があると思うんですが、ソフトの限界なのか、CPUやメモリーの限界なのか、はたまた、液晶モニターの限界なのか、映像にまったく精気がありません。 何だか、スチール写真の紙芝居でも見ているような感じ。 「こんな環境で見たのでは、ドラマの方が勿体ない」と思い、一話見終わった段階で、プレステ2の方へ移し、テレビ視聴に切り替えました。 「おお、美しい! これこそ、本物の映像だ!」 しかし、これでは、何の為に内臓ドライブを買い替えたのか分かりませんな。 ちなみに、見たドラマは、≪愛の挨拶≫ですが、ま、それは、今回のテーマとは関係ありません。
以降、10日間くらい、内蔵DVDドライブの方には、図書館から借りて来た音楽CDを入れているのですが、そちらも、あまり聴きません。 パソコンでスピーカーを通して聴くと、パソコン本体から出る雑音が大き過ぎて、音量の小さい部分が聴き取りづらくなるのです。 特に、クラシック音楽の場合、パートによっては、音量が極端に下がるので、全く何も聴こえないと来たもんだ。 ヘッドホンで聴けば、雑音問題は無くなりますが、それなら、わざわざパソコンを介する必要は無いのであって、CDプレーヤーで聴いても変わりません。 また、パソコンで音楽を聴きながら、他の作業をしていると、パソコンの動作が鈍くなったり、音楽が停まったりする事があり、そのたびにイライラして、精神衛生に甚だ宜しくありません。 困ったね、こりゃ。
うーむ、せっかく復活させた内蔵光学ドライブですが、このままでは、また使わなくなり、腐って行くのは避けられませんな。 何か、恒常的な使い道は無いものか。 DVDビデオや音楽CDの再生以外に、光学ドライブの用途と言えば、やはり、パソコン用各種ソフトウェアの取り込みでしょうか。 私の場合、光学ドライブを記録用に使う気が無いので、もうそれしか残っていません。 だけど、このソフトがねえ・・・・、ろっくな物が無いんですよねえ。 時々、パソコン・ショップへ行ったついでに、ソフト・コーナーも見てみるんですが、「おっ、こんなのがあるじゃん!」なんて目を輝かせた経験が一度もありません。 興味を引くようなソフトが一つも無いのです。 逆に、「どうして、こんな物が、こんなに高いんだ?」と冷や汗を垂らした事なら、何度と無くあります。
まず、絶対、個人では買わないと思われるのが、ビジネス・ソフトです。 表計算なんて、しますかね? 「数値を入力するだけで、自動的にグラフを作成します」って言うけどねー、個人でグラフ作って、何が楽しいのか、まず、そこを問い質したいです。 こういう物は、事務系の職場で使うものだと思いますが、そういう所では、業者ルートで一括して仕入れるのが普通ですから、パソコン・ショップにソフトを並べておく必要があるのか、首を傾げてしまいます。 いや、しかし、ビジネス・ソフトの数が、ソフト・コーナーの中で4分の1くらいの面積を占めているところを見ると、買う人が多いから置いてあるわけでしょうなあ。
もしかしたら、仕事で、この種のソフトを使わざるを得ない状況に置かれた人達が、自宅での練習用に買っているのかも知れませんな。 「家に仕事を持ち帰るため」という人もいるでしょうが、それはちょっと昔の光景でして、今は機密漏洩対策で、社内のパソコンに入っているデータを、外に持ち出せないように、プロテクト処置をしている会社が増えて来ました。 まあ、実際には、何かしらの手を使って、持ち出している人は多いと思いますがね。
≪Microsoft Office≫なんて、単独で買うと、40000円くらいしますが、思わずゼロの数を数え直したくなる価格ですな。 言うても、ただのプログラムやで。 吝嗇家の私に言わせれば、4000円でも高いような気がします。 パソコンにプレインストールされていれば半額以下になるというのが、また奇怪な話で、どこでどんな手品をかければ、20000円分の価格が消えるのか、考え始めると夜も寝られません。
そういえば、パソコンをワープロとして使用する場合、≪Microsoft Ward≫や、≪ジャストシステム 一太郎≫などの専用ソフトを使うのが当然だと思い込んでいる人が少なからずいるようですが、そんな事は全然ありません。 現に私は、この文章の下書きを、OS付属ソフトの、≪メモ帳≫で書いています。 最もシンプルで、使い易いからです。 特殊な文字を表示させる場合でも、同じOS付属ソフトの、≪ワード・パッド≫の方を使えば充分ですが、そんな機会すらほとんどありません。
ワープロ専用機時代を経験せずに、パソコン時代に入ってから、仕事上の必要に迫られて、やむを得ずキーボードの打ち方を覚えたという人達ほど、この種の、≪専用ソフト信仰≫に囚われている傾向が見られます。 ワープロ・ソフトなんて、使う字が出て来れば、何だって構やしないのにねえ。 そういう、ソフトにうるさい輩に、いざ文章を打たせて見ると、文系ならば小学生でもやらないような珍妙な綴り方を見せてくれるから面白いです。 たとえば、「ある」を、必ず「有る」と書かなければ気が済まない人とか。 「結果は上のグラフに示して有る通り・・・」の類ですな。 アホけ? 却って、意味が通らんではないか。
大方、「駐車場有ります」の看板で字を覚えたんでしょう。 また、こういう奴に向かって、「普通、そういう時に、『ある』は、漢字で書きませんよ」などと指摘すると、「漢字を使える所では、漢字を使うもんだよ。 子供じゃないんだから」などと、稚拙この下無い屁理屈で逆襲してくるから話にならぬ。 こういう馬鹿の蒙を啓くためには、最低でも十冊くらいの本を読ませ、実例を示して納得させる必要がありますが、こういう馬鹿に限って、読書能力がゼロに近く、本を十冊なんて、一生かかっても読めないのであって、実行させるのは不可能です。 まったく、馬鹿につける薬は無い。 専用ソフトについて、ああだこうだ語る前に、まず字を覚えろよ。
脱線甚だしいので、話を元に戻します。 ビジネス・ソフトとして、≪Power Point≫という名前も、よく耳にしますが、あれも、個人には縁の薄い品ですな。 プレゼンテーション用の映像資料を作る為のソフトなんですが、よく分からないまま、≪Excel≫の同類品だと思っている人が多いようです。 個人で、プレゼンしないでしょう? そもそも、個人で作る図画資料というと、学校のクラブやサークルの内報とか、町内会のお知らせくらいしか思いつきませんが、そんな物を作るのに、わざわざ、≪Power Point≫を使うなど、牛刀を以て鶏を割くに等しく、馬鹿げているにも程があります。 その程度の図画資料なら、≪Excel≫すら不要なのであって、少々時間はかかりますが≪HTML≫でも作れます。 また、ビジネス・ソフトにも、フリーソフトは多く存在するので、ン万円も出して買う前に、ネット上で探してみた方が良いと思います。
次、セキュリティー関係。 いわゆる、≪ウイルス対策ソフト≫という奴です。 あれも、売り場での占有面積が多いですねえ。 平積みになっている事も珍しくありません。 「パソコンを使っているなら、絶対必需品だ」と思い込んでいて、新しいバージョンが出るたびに、真っ先に買いに行く人も多いと思います。 でもねえ、別に入れなくても問題無いと思うんですよ。 逆から言うと、入れても、入れなくても、どの道、コンピューター・ウイルスには感染するから、わざわざ入れる必要は無いと思われるんですな。 ちなみに、私は、一回も買った事がありません。 ≪Windows Update≫で、問題点の改善プログラムが来れば、それは入れてますが、市販品には一切手を出していません。 で、ウイルスにやられいるかどうかというと、正直言って、「わかりません」 でも、パソコンがまともに動いているから、それで充分だと思っています。
「市販のウイルス対策ソフトさえ入れておけば、安心だ」というのは、まるっきり根拠の無い思い込みでして、せっせとウイルスを作っている連中にしてみれば、対策ソフトを突破するのが重要な目標になっているのは明らか。 すなわち、新バージョンが発売されれば、すぐにそれを掻い潜るウイルスの開発に着手していると思われます。 たとえば、年に一回、対策ソフトを入れている人がいたとして、入れてから一ヵ月後に、それを突破されるとすると、残りの11ヶ月は無防備で過ごしているわけで、何も入れていないのと、大差ありません。
そもそも、ソフトウェアの専門家でも何でもない一般人が、ウイルスの存在に気付くのは、ウイルス対策ソフトが、「お使いのコンピューターは、ウイルスに冒されています」と教えてくれるからですが、それを証明する方法は無いのであって、対策ソフトの狂言芝居に騙されている可能性も捨て切れません。 表で対策ソフトを作っている会社が、裏でウイルスも作っているという、恐るべき想像も出来ないではないです。 悪質な薬屋と同じですな。 「健康にいいですよ」と言って毒を飲ませておいて、病気になったら今度は解毒剤を与えて、「ほら、良くなったでしょう」 「ありがとうございます! あなたは命の恩人です!」と感謝までされるという、実に良く出来たシステム。
「そんな事は絶対に無い! 私は、お前のような素人よりも、対策ソフトを作っている会社を信じる」という方々には、もはやこの上、何も言いません。 どうぞ、バンバン買って、ドシドシ入れて、ゆったり安心感に浸って下さい。 他方、「もしかしたら、こんなの、入れても入れなくても、同じなんじゃないの?」と半信半疑でいる方々は、試しに打ち切って、様子を見てみる価値はあると思います。 たぶん、入れていた時と何の変わりもないと思いますから。 大体ねえ、もし本当に、市販のウイルス対策ソフトがパソコンの必需品だと言うのなら、あの、利に聡いマイクロソフト社が、自分で販売しないわけが無いですよ。 ≪Windows Update≫で充分だと思っているから、手を出さんのでしょうが。
新聞や雑誌によく載っている、パソコンの使用方法に関するコラムなどでも、ウイルス対策として、「市販の対策ソフトを、こまめに入れる事」と書いてある場合が多いですが、ああいう文章を書いている人達にしてからが得体が知れないのであって、肩書きや名前が記してあったら、何者なのか調べてみた方がいいです。 業界関係者だったら要注意で、ソフト業界の関係者というのは、ソフトが売れなければ飯が食えないので、売る為には嘘でも誇張でも、何でも言います。 また、専門知識が無い文系野郎が、分かったフリして執筆している可能性もあり、疑い出せば、際限がありません。 そんな奴らの与太話に付き合って、毎年何千円も払うのは馬鹿な話だと、私は思うのですよ。
次、画像加工ソフト。 これは、一つあれば充分ですな。 大抵は、プレインストールで、何かしらのソフトがくっついて来るでしょう。 ただ、その最初の一つがあまり性能のいいソフトで無かった場合、後々ずっと祟る事になります。 別のソフトを買えば、それなりのお金がかかるのであって、「一応、今のでも使えるし、無駄遣いする事になるかなあ」と思うと、なかなか踏ん切りがつかない。 大体、ほとんどの人は、画像加工といっても、写真の縮小・切り取りや、色調・明暗の補正しか、やってないでしょう。 そんなもんなんですよ。
「写真を、油絵風に変換できます」なんて機能があると、使ってみたい衝動に駆られますが、容易に想像できるように、そういう遊びは一回か二回やれば飽きます。 ネットに公開しても、「へえ、加工ソフトで作ったんですか」で終わりですから、面白くもなんともないのです。 そう考えると、わざわざ買い直すようなもんじゃないと思うわけですよ。 今使っているソフトに不満を抱いている方は、次にパソコンを買い換える時に、付属ソフトに気をつけて吟味する事にすれば、それでいいんじゃないでしょうか。
素材集なんかも、昔からありますが、どういう人が、どういう用途で使うのか、今ひとつイメージが湧きません。 ブログじゃ出る幕ありませんから、個人サイトに使うんでしょうか。 でも、写真にせよ、イラストにせよ、素材集の物を使ったのでは、個性の表出にならないのであって、個人サイトの存在意義を損なってしまうよう気がしないでもなし。 絵心は勿論、写真のセンスもゼロで、自分では画像表現が全く出来ないという人達が買うんでしょうかねえ? プロが撮った、目が覚めるほど綺麗な写真をサイトに出してしまって、掲示板で、「どこで撮ったんですか?」とか訊ねられたら、顔から火が出そうですが、やはり、正直に、「実は、素材集の写真です」とゲロするんでしょうか。
あ、そうそう、ソフトではありませんが、≪タブレット≫という、絵を描く為の周辺機器がありますよね。 あれねえ、割と手頃な値段なので、買っている人も多いと思いますが、これから買おうと思っている人達は、大事な事を忘れてはいけませんぜ。 それは、「紙に絵が描けない人は、タブレットを使っても、やはり描けない」という、冷酷無慈悲な事実です。 ええ、駄目なんですよ。 結局は自分の手を使わなければならないのであって、機械が描いてくれるわけじゃないのです。 手伝ってもくれません。 単に、電子データ化するだけの機械ですから。
「なーに、機械さえ買ってしまえば、ごちゃごちゃ描いている内に、うまくなるだろう」なんて軽く考えて、見切り発車で買ってしまう人が多そうですが、そんなのは、みんな押入れ行きのパターンです。 元来、絵心がある人の為に作られた機械なのであって、門外漢の練習用にはなりません。 というか、絵の練習をするのなら、紙を相手に、鉛筆と消しゴムで格闘した方が、早くうまくなると思いますぜ。 タブレットは、うまくなってから買っても遅くないので、何卒、御再考の程を。 まあ、大人になってから始めるのでは、血の滲むような努力をしようが、夢枕に田能村竹田が立とうが、金輪際、人様に見せられるレベルには至らないと思いますがね。 ひひひ。
動画加工ソフトの類は、そちら方面の趣味がないと、買っても無意味。 昨今、動画をネット上に公開する人が大変増えているようですが、よく作りますねえ。 時間も手間も、静止画の比ではありますまいに。 その情熱に感服します。 もっとも、私はネット上で動画を見る事は全くありません。 面白かった例がないからです。 思い出しても身の毛がよだつのは、小さい子供が飯を食っている様子を写したもので、口の周りがソースでぐじゃぐじゃ・・・。 そういう物は、親と祖父さん祖母さんだけで見なさいって。 ネットに出すんじゃないの。 ありゃ、汚物陳列罪だね。
家計簿ソフト。 これも、プレインストールや、フリーソフトに、いくらもありそうですな。 家計簿ソフトの機能なんて、みんな似たり寄ったりだと思いますが、わざわざ買い換える人とかいるんでしょうか? 家計簿ソフトを換えたって、生活パターンを変えなければ、金はたまらんと思いますぜ。 家計簿を細々とつけている人というのは、恐らく、毎月毎月、ギリギリの生活費で暮らしているのだと思われますが、そりゃ、亭主を替えるか、女房を替えるか、子供を張り倒すか、別の解決策を練った方が、容易に暮らし向きがよくなるんじゃないでしょうかねえ。 家計にゆとりが無いという事は、入って来る分が少な過ぎるか、出て行く分が多過ぎるかのどちらかであって、家計簿のつけ方で改善するというものではありますまい。
語学ソフト。 これも、ネット時代になる以前から存在しますが、話題になるほど、世間に受け入れられたものは聞いた事がありません。 また、語学ソフトのお蔭で、外国語が出来るようになったという話も聞きませんな。 言っちゃあ何ですが、パソコンというのは、基本的に遊ぶ為にあるのであって、勉強する為の物ではないと思うんですよ。 誰も、苦しい思いをする為に、パソコンの前に座って時間を消費しようなどと思いはしないわけです。 語学ソフトが、思うように効果を上げられない理由は、使用者をパソコンの前に繋ぎ止めておく事に失敗しているからだと思います。
考え方を改めて、完全に、ゲーム・スタイルにしてしまった方が、いいかも知れませんな。 ゲームを進めて行く内に、新しい単語を覚えて、クリアした時には、千個くらいの単語が頭に入っている、そんな方式にすれば、そこそこの成果が上がると思います。 ただ、学習意欲を維持する為には、ゲーム自体が面白くなければいけないわけで、作るのにえらい手間がかかる事が予想されますから、実際に登場するかどうかは疑問なところ。
語学ソフトの弱味は、時事情報を扱えない点です。 ネットで外国の新聞サイトへ繋げば、その日起こり立てホヤホヤのニュースを読む事が出来るのに比べ、語学ソフトの架空設定のスキットでは、興味の対象として見劣りするのは致し方ないところ。 外国語で外国の情報を知りたい人はいても、架空の人物の旅行先での会話なんて知ったってしょうがないものねえ。 やはり、突破口は、ゲーム化しかないか。
というわけで、最後に、ゲーム・ソフトですが、パソコン用のゲーム・ソフトといったら、ほとんどが、Hゲームなので、お話になりません。 昨今は、≪エロゲー≫などとも言うようですが、いやらしい上に汚らしい語感で、下劣この下無し。 また、そんな物を、せっせせっせと、何十本、何百本と買い続けている、馬鹿な男がうじゃうじゃいるのですから、正に世も末です。 先日、イギリスで、日本製Hゲームの性暴力シーンが批判された事がニュースになり、国内でも販売中止になったりしましたが、それ一作だけが取り上げられるのは奇妙な話です。 Hゲームなんて、どれもこれも、性暴力シーンだらけではありませんか。 それが証拠に、男しか興味を示しません。
言うまでもなく、女性とて、性交渉はするのであって、ひと昔前、世を騒がせた、≪レディース・コミック・ブーム≫を思い出せば、性を題材にした作品に興味を示す事は分かると思います。 だけどねえ、強姦だの、輪姦だの、痴漢だの、そんな犯罪丸出しのネタばかり並べたら、そりゃ、眉も顰めますよ。 というか、逃げるでしょう。 性交渉の前に、彼女にAVを見せたら、軽蔑されて、逢って貰えなくなってしまったという例もあるようですが、馬っ鹿な男だねー。 題材が悪いっつーのよ。 女性というのは、≪愛情≫が土台に無いと性衝動が湧かないのであって、性交渉だけ切り離して受け入れる事が出来ない傾向が強いんですが、その辺の機微が全く分かっていないんですな。
それにしても、AVも、Hゲームも、よくぞそこまで、≪愛情≫から乖離したものだと、ある意味、感服つかまつります。 男しか買わないものだから、男の欲望の消化専門に特化してしまって、女の登場人物なんぞ、物体以下の扱いになってしまったんですな。 だけどねえ、そんなゲームばっかやってたら、現実の女性との距離は開く一方だぜ。 どこの女が、Hゲームが趣味の変態男と、交際なんかしたがるんだよ。 常識的に判断して、ありえねーだろ。 「男だから、しょうがないじゃないか!」なんて開き直りが通用するかどうか、合コン行って、その話題出して、実際に試してみろや。
ああ、そうそう、Hゲーム関連の話題ですが、男性以外の閲覧者を想定していないサイトやブログならいざ知らず、普通に運営している所では、極力取り上げない方がよいと思います。 最悪なのは、≪ゲーム体験記≫でして、やってる当人は、後ろ指を指されるような事をしているとは全く思っておらず、「合法的に買ったものを、合法的に利用して、合法的に感想を書いているだけ」のつもりなんでしょうが、それを読まされた女性閲覧者の方は、そうは取りません。 そんな記事を目にした途端、蜘蛛の子散らすように逃げ去って、二度と戻って来ません。
女性から見ると、AVやHゲームに興じる男は、それだけで危険印なのであって、たとえ、ネット上であろうが、交友など以ての外なのです。 彼女らが一番嫌うのは、「その話題に応じてしまう事で、自分もその種の性交渉を求めていると誤解される」事でして、「ゲームの話だから・・・」などという言い訳には、全く耳を貸しません。 おぞましさに身震いして、一目散に逃げるだけ。 だからねー、たとえ、Hゲームをやっていても、ネット上では言うなっつーのよ。 そんな話題、男の閲覧者でも、喜びゃしません。 内容が、強姦・輪姦・痴漢じゃ、洒落にならないのであって、何をどう話していいか分からないではありませんか。
またよー、そういう所で、「僕もやりました。 あのゲームはうんたらかんたら・・・」と意気投合している奴が救いようがない。 仲間を見つけたような気分で、小躍りして喜んでやがんの。 馬・鹿・だ・ねー! あのなあ、強姦・輪姦・痴漢で、意気投合してたら、そりゃもう、犯罪者の巣窟と変わらんぜ。 分かってるんだろうな、自分達が、どれほど危険な話題について語り合っているか? 現実に存在する、≪盗撮グループ≫のような集団は、こういう所から生まれて来るのではありますまいか。
何だか、またまた、とんでもない方向へ脱線してしまいましたが、つまり、パソコン用のソフトには、私が買いたい物が無いという事を言いたかったわけです。 ちなみに、過去に私が買ったソフトというと、≪エンカルタ百科事典 2001≫と、≪驚速ADSL≫の二つだけです。 ≪エンカルタ≫は、日常的に使っています。 ネット情報よりも遥かに信用度が高いので、ほぼ必需品となっています。 ≪驚速≫の方は、かなり以前に暇潰しに買って来たんですが、私のXPパソコンには全く効果が無かったものの、父のMeパソコンと、母の98SEパソコンでは、通信速度が倍くらいに上がったので、無駄な出費にはなりませんでした。 次に何か買うとしても、やはり、≪エンカルタ≫の新バージョンという事になりますかねえ。 使えるソフトというと、他に思いつかないのですよ。
再生用のフリーソフトを入れたお蔭で、DVDビデオを見れるようになったんですが、母の所からヨン様出演ドラマのDVDを借りて来て、いざ見てみると、やはり、パソコン画面では画質が宜しくないのです。 DVDドライブの性能そのものには余裕があると思うんですが、ソフトの限界なのか、CPUやメモリーの限界なのか、はたまた、液晶モニターの限界なのか、映像にまったく精気がありません。 何だか、スチール写真の紙芝居でも見ているような感じ。 「こんな環境で見たのでは、ドラマの方が勿体ない」と思い、一話見終わった段階で、プレステ2の方へ移し、テレビ視聴に切り替えました。 「おお、美しい! これこそ、本物の映像だ!」 しかし、これでは、何の為に内臓ドライブを買い替えたのか分かりませんな。 ちなみに、見たドラマは、≪愛の挨拶≫ですが、ま、それは、今回のテーマとは関係ありません。
以降、10日間くらい、内蔵DVDドライブの方には、図書館から借りて来た音楽CDを入れているのですが、そちらも、あまり聴きません。 パソコンでスピーカーを通して聴くと、パソコン本体から出る雑音が大き過ぎて、音量の小さい部分が聴き取りづらくなるのです。 特に、クラシック音楽の場合、パートによっては、音量が極端に下がるので、全く何も聴こえないと来たもんだ。 ヘッドホンで聴けば、雑音問題は無くなりますが、それなら、わざわざパソコンを介する必要は無いのであって、CDプレーヤーで聴いても変わりません。 また、パソコンで音楽を聴きながら、他の作業をしていると、パソコンの動作が鈍くなったり、音楽が停まったりする事があり、そのたびにイライラして、精神衛生に甚だ宜しくありません。 困ったね、こりゃ。
うーむ、せっかく復活させた内蔵光学ドライブですが、このままでは、また使わなくなり、腐って行くのは避けられませんな。 何か、恒常的な使い道は無いものか。 DVDビデオや音楽CDの再生以外に、光学ドライブの用途と言えば、やはり、パソコン用各種ソフトウェアの取り込みでしょうか。 私の場合、光学ドライブを記録用に使う気が無いので、もうそれしか残っていません。 だけど、このソフトがねえ・・・・、ろっくな物が無いんですよねえ。 時々、パソコン・ショップへ行ったついでに、ソフト・コーナーも見てみるんですが、「おっ、こんなのがあるじゃん!」なんて目を輝かせた経験が一度もありません。 興味を引くようなソフトが一つも無いのです。 逆に、「どうして、こんな物が、こんなに高いんだ?」と冷や汗を垂らした事なら、何度と無くあります。
まず、絶対、個人では買わないと思われるのが、ビジネス・ソフトです。 表計算なんて、しますかね? 「数値を入力するだけで、自動的にグラフを作成します」って言うけどねー、個人でグラフ作って、何が楽しいのか、まず、そこを問い質したいです。 こういう物は、事務系の職場で使うものだと思いますが、そういう所では、業者ルートで一括して仕入れるのが普通ですから、パソコン・ショップにソフトを並べておく必要があるのか、首を傾げてしまいます。 いや、しかし、ビジネス・ソフトの数が、ソフト・コーナーの中で4分の1くらいの面積を占めているところを見ると、買う人が多いから置いてあるわけでしょうなあ。
もしかしたら、仕事で、この種のソフトを使わざるを得ない状況に置かれた人達が、自宅での練習用に買っているのかも知れませんな。 「家に仕事を持ち帰るため」という人もいるでしょうが、それはちょっと昔の光景でして、今は機密漏洩対策で、社内のパソコンに入っているデータを、外に持ち出せないように、プロテクト処置をしている会社が増えて来ました。 まあ、実際には、何かしらの手を使って、持ち出している人は多いと思いますがね。
≪Microsoft Office≫なんて、単独で買うと、40000円くらいしますが、思わずゼロの数を数え直したくなる価格ですな。 言うても、ただのプログラムやで。 吝嗇家の私に言わせれば、4000円でも高いような気がします。 パソコンにプレインストールされていれば半額以下になるというのが、また奇怪な話で、どこでどんな手品をかければ、20000円分の価格が消えるのか、考え始めると夜も寝られません。
そういえば、パソコンをワープロとして使用する場合、≪Microsoft Ward≫や、≪ジャストシステム 一太郎≫などの専用ソフトを使うのが当然だと思い込んでいる人が少なからずいるようですが、そんな事は全然ありません。 現に私は、この文章の下書きを、OS付属ソフトの、≪メモ帳≫で書いています。 最もシンプルで、使い易いからです。 特殊な文字を表示させる場合でも、同じOS付属ソフトの、≪ワード・パッド≫の方を使えば充分ですが、そんな機会すらほとんどありません。
ワープロ専用機時代を経験せずに、パソコン時代に入ってから、仕事上の必要に迫られて、やむを得ずキーボードの打ち方を覚えたという人達ほど、この種の、≪専用ソフト信仰≫に囚われている傾向が見られます。 ワープロ・ソフトなんて、使う字が出て来れば、何だって構やしないのにねえ。 そういう、ソフトにうるさい輩に、いざ文章を打たせて見ると、文系ならば小学生でもやらないような珍妙な綴り方を見せてくれるから面白いです。 たとえば、「ある」を、必ず「有る」と書かなければ気が済まない人とか。 「結果は上のグラフに示して有る通り・・・」の類ですな。 アホけ? 却って、意味が通らんではないか。
大方、「駐車場有ります」の看板で字を覚えたんでしょう。 また、こういう奴に向かって、「普通、そういう時に、『ある』は、漢字で書きませんよ」などと指摘すると、「漢字を使える所では、漢字を使うもんだよ。 子供じゃないんだから」などと、稚拙この下無い屁理屈で逆襲してくるから話にならぬ。 こういう馬鹿の蒙を啓くためには、最低でも十冊くらいの本を読ませ、実例を示して納得させる必要がありますが、こういう馬鹿に限って、読書能力がゼロに近く、本を十冊なんて、一生かかっても読めないのであって、実行させるのは不可能です。 まったく、馬鹿につける薬は無い。 専用ソフトについて、ああだこうだ語る前に、まず字を覚えろよ。
脱線甚だしいので、話を元に戻します。 ビジネス・ソフトとして、≪Power Point≫という名前も、よく耳にしますが、あれも、個人には縁の薄い品ですな。 プレゼンテーション用の映像資料を作る為のソフトなんですが、よく分からないまま、≪Excel≫の同類品だと思っている人が多いようです。 個人で、プレゼンしないでしょう? そもそも、個人で作る図画資料というと、学校のクラブやサークルの内報とか、町内会のお知らせくらいしか思いつきませんが、そんな物を作るのに、わざわざ、≪Power Point≫を使うなど、牛刀を以て鶏を割くに等しく、馬鹿げているにも程があります。 その程度の図画資料なら、≪Excel≫すら不要なのであって、少々時間はかかりますが≪HTML≫でも作れます。 また、ビジネス・ソフトにも、フリーソフトは多く存在するので、ン万円も出して買う前に、ネット上で探してみた方が良いと思います。
次、セキュリティー関係。 いわゆる、≪ウイルス対策ソフト≫という奴です。 あれも、売り場での占有面積が多いですねえ。 平積みになっている事も珍しくありません。 「パソコンを使っているなら、絶対必需品だ」と思い込んでいて、新しいバージョンが出るたびに、真っ先に買いに行く人も多いと思います。 でもねえ、別に入れなくても問題無いと思うんですよ。 逆から言うと、入れても、入れなくても、どの道、コンピューター・ウイルスには感染するから、わざわざ入れる必要は無いと思われるんですな。 ちなみに、私は、一回も買った事がありません。 ≪Windows Update≫で、問題点の改善プログラムが来れば、それは入れてますが、市販品には一切手を出していません。 で、ウイルスにやられいるかどうかというと、正直言って、「わかりません」 でも、パソコンがまともに動いているから、それで充分だと思っています。
「市販のウイルス対策ソフトさえ入れておけば、安心だ」というのは、まるっきり根拠の無い思い込みでして、せっせとウイルスを作っている連中にしてみれば、対策ソフトを突破するのが重要な目標になっているのは明らか。 すなわち、新バージョンが発売されれば、すぐにそれを掻い潜るウイルスの開発に着手していると思われます。 たとえば、年に一回、対策ソフトを入れている人がいたとして、入れてから一ヵ月後に、それを突破されるとすると、残りの11ヶ月は無防備で過ごしているわけで、何も入れていないのと、大差ありません。
そもそも、ソフトウェアの専門家でも何でもない一般人が、ウイルスの存在に気付くのは、ウイルス対策ソフトが、「お使いのコンピューターは、ウイルスに冒されています」と教えてくれるからですが、それを証明する方法は無いのであって、対策ソフトの狂言芝居に騙されている可能性も捨て切れません。 表で対策ソフトを作っている会社が、裏でウイルスも作っているという、恐るべき想像も出来ないではないです。 悪質な薬屋と同じですな。 「健康にいいですよ」と言って毒を飲ませておいて、病気になったら今度は解毒剤を与えて、「ほら、良くなったでしょう」 「ありがとうございます! あなたは命の恩人です!」と感謝までされるという、実に良く出来たシステム。
「そんな事は絶対に無い! 私は、お前のような素人よりも、対策ソフトを作っている会社を信じる」という方々には、もはやこの上、何も言いません。 どうぞ、バンバン買って、ドシドシ入れて、ゆったり安心感に浸って下さい。 他方、「もしかしたら、こんなの、入れても入れなくても、同じなんじゃないの?」と半信半疑でいる方々は、試しに打ち切って、様子を見てみる価値はあると思います。 たぶん、入れていた時と何の変わりもないと思いますから。 大体ねえ、もし本当に、市販のウイルス対策ソフトがパソコンの必需品だと言うのなら、あの、利に聡いマイクロソフト社が、自分で販売しないわけが無いですよ。 ≪Windows Update≫で充分だと思っているから、手を出さんのでしょうが。
新聞や雑誌によく載っている、パソコンの使用方法に関するコラムなどでも、ウイルス対策として、「市販の対策ソフトを、こまめに入れる事」と書いてある場合が多いですが、ああいう文章を書いている人達にしてからが得体が知れないのであって、肩書きや名前が記してあったら、何者なのか調べてみた方がいいです。 業界関係者だったら要注意で、ソフト業界の関係者というのは、ソフトが売れなければ飯が食えないので、売る為には嘘でも誇張でも、何でも言います。 また、専門知識が無い文系野郎が、分かったフリして執筆している可能性もあり、疑い出せば、際限がありません。 そんな奴らの与太話に付き合って、毎年何千円も払うのは馬鹿な話だと、私は思うのですよ。
次、画像加工ソフト。 これは、一つあれば充分ですな。 大抵は、プレインストールで、何かしらのソフトがくっついて来るでしょう。 ただ、その最初の一つがあまり性能のいいソフトで無かった場合、後々ずっと祟る事になります。 別のソフトを買えば、それなりのお金がかかるのであって、「一応、今のでも使えるし、無駄遣いする事になるかなあ」と思うと、なかなか踏ん切りがつかない。 大体、ほとんどの人は、画像加工といっても、写真の縮小・切り取りや、色調・明暗の補正しか、やってないでしょう。 そんなもんなんですよ。
「写真を、油絵風に変換できます」なんて機能があると、使ってみたい衝動に駆られますが、容易に想像できるように、そういう遊びは一回か二回やれば飽きます。 ネットに公開しても、「へえ、加工ソフトで作ったんですか」で終わりですから、面白くもなんともないのです。 そう考えると、わざわざ買い直すようなもんじゃないと思うわけですよ。 今使っているソフトに不満を抱いている方は、次にパソコンを買い換える時に、付属ソフトに気をつけて吟味する事にすれば、それでいいんじゃないでしょうか。
素材集なんかも、昔からありますが、どういう人が、どういう用途で使うのか、今ひとつイメージが湧きません。 ブログじゃ出る幕ありませんから、個人サイトに使うんでしょうか。 でも、写真にせよ、イラストにせよ、素材集の物を使ったのでは、個性の表出にならないのであって、個人サイトの存在意義を損なってしまうよう気がしないでもなし。 絵心は勿論、写真のセンスもゼロで、自分では画像表現が全く出来ないという人達が買うんでしょうかねえ? プロが撮った、目が覚めるほど綺麗な写真をサイトに出してしまって、掲示板で、「どこで撮ったんですか?」とか訊ねられたら、顔から火が出そうですが、やはり、正直に、「実は、素材集の写真です」とゲロするんでしょうか。
あ、そうそう、ソフトではありませんが、≪タブレット≫という、絵を描く為の周辺機器がありますよね。 あれねえ、割と手頃な値段なので、買っている人も多いと思いますが、これから買おうと思っている人達は、大事な事を忘れてはいけませんぜ。 それは、「紙に絵が描けない人は、タブレットを使っても、やはり描けない」という、冷酷無慈悲な事実です。 ええ、駄目なんですよ。 結局は自分の手を使わなければならないのであって、機械が描いてくれるわけじゃないのです。 手伝ってもくれません。 単に、電子データ化するだけの機械ですから。
「なーに、機械さえ買ってしまえば、ごちゃごちゃ描いている内に、うまくなるだろう」なんて軽く考えて、見切り発車で買ってしまう人が多そうですが、そんなのは、みんな押入れ行きのパターンです。 元来、絵心がある人の為に作られた機械なのであって、門外漢の練習用にはなりません。 というか、絵の練習をするのなら、紙を相手に、鉛筆と消しゴムで格闘した方が、早くうまくなると思いますぜ。 タブレットは、うまくなってから買っても遅くないので、何卒、御再考の程を。 まあ、大人になってから始めるのでは、血の滲むような努力をしようが、夢枕に田能村竹田が立とうが、金輪際、人様に見せられるレベルには至らないと思いますがね。 ひひひ。
動画加工ソフトの類は、そちら方面の趣味がないと、買っても無意味。 昨今、動画をネット上に公開する人が大変増えているようですが、よく作りますねえ。 時間も手間も、静止画の比ではありますまいに。 その情熱に感服します。 もっとも、私はネット上で動画を見る事は全くありません。 面白かった例がないからです。 思い出しても身の毛がよだつのは、小さい子供が飯を食っている様子を写したもので、口の周りがソースでぐじゃぐじゃ・・・。 そういう物は、親と祖父さん祖母さんだけで見なさいって。 ネットに出すんじゃないの。 ありゃ、汚物陳列罪だね。
家計簿ソフト。 これも、プレインストールや、フリーソフトに、いくらもありそうですな。 家計簿ソフトの機能なんて、みんな似たり寄ったりだと思いますが、わざわざ買い換える人とかいるんでしょうか? 家計簿ソフトを換えたって、生活パターンを変えなければ、金はたまらんと思いますぜ。 家計簿を細々とつけている人というのは、恐らく、毎月毎月、ギリギリの生活費で暮らしているのだと思われますが、そりゃ、亭主を替えるか、女房を替えるか、子供を張り倒すか、別の解決策を練った方が、容易に暮らし向きがよくなるんじゃないでしょうかねえ。 家計にゆとりが無いという事は、入って来る分が少な過ぎるか、出て行く分が多過ぎるかのどちらかであって、家計簿のつけ方で改善するというものではありますまい。
語学ソフト。 これも、ネット時代になる以前から存在しますが、話題になるほど、世間に受け入れられたものは聞いた事がありません。 また、語学ソフトのお蔭で、外国語が出来るようになったという話も聞きませんな。 言っちゃあ何ですが、パソコンというのは、基本的に遊ぶ為にあるのであって、勉強する為の物ではないと思うんですよ。 誰も、苦しい思いをする為に、パソコンの前に座って時間を消費しようなどと思いはしないわけです。 語学ソフトが、思うように効果を上げられない理由は、使用者をパソコンの前に繋ぎ止めておく事に失敗しているからだと思います。
考え方を改めて、完全に、ゲーム・スタイルにしてしまった方が、いいかも知れませんな。 ゲームを進めて行く内に、新しい単語を覚えて、クリアした時には、千個くらいの単語が頭に入っている、そんな方式にすれば、そこそこの成果が上がると思います。 ただ、学習意欲を維持する為には、ゲーム自体が面白くなければいけないわけで、作るのにえらい手間がかかる事が予想されますから、実際に登場するかどうかは疑問なところ。
語学ソフトの弱味は、時事情報を扱えない点です。 ネットで外国の新聞サイトへ繋げば、その日起こり立てホヤホヤのニュースを読む事が出来るのに比べ、語学ソフトの架空設定のスキットでは、興味の対象として見劣りするのは致し方ないところ。 外国語で外国の情報を知りたい人はいても、架空の人物の旅行先での会話なんて知ったってしょうがないものねえ。 やはり、突破口は、ゲーム化しかないか。
というわけで、最後に、ゲーム・ソフトですが、パソコン用のゲーム・ソフトといったら、ほとんどが、Hゲームなので、お話になりません。 昨今は、≪エロゲー≫などとも言うようですが、いやらしい上に汚らしい語感で、下劣この下無し。 また、そんな物を、せっせせっせと、何十本、何百本と買い続けている、馬鹿な男がうじゃうじゃいるのですから、正に世も末です。 先日、イギリスで、日本製Hゲームの性暴力シーンが批判された事がニュースになり、国内でも販売中止になったりしましたが、それ一作だけが取り上げられるのは奇妙な話です。 Hゲームなんて、どれもこれも、性暴力シーンだらけではありませんか。 それが証拠に、男しか興味を示しません。
言うまでもなく、女性とて、性交渉はするのであって、ひと昔前、世を騒がせた、≪レディース・コミック・ブーム≫を思い出せば、性を題材にした作品に興味を示す事は分かると思います。 だけどねえ、強姦だの、輪姦だの、痴漢だの、そんな犯罪丸出しのネタばかり並べたら、そりゃ、眉も顰めますよ。 というか、逃げるでしょう。 性交渉の前に、彼女にAVを見せたら、軽蔑されて、逢って貰えなくなってしまったという例もあるようですが、馬っ鹿な男だねー。 題材が悪いっつーのよ。 女性というのは、≪愛情≫が土台に無いと性衝動が湧かないのであって、性交渉だけ切り離して受け入れる事が出来ない傾向が強いんですが、その辺の機微が全く分かっていないんですな。
それにしても、AVも、Hゲームも、よくぞそこまで、≪愛情≫から乖離したものだと、ある意味、感服つかまつります。 男しか買わないものだから、男の欲望の消化専門に特化してしまって、女の登場人物なんぞ、物体以下の扱いになってしまったんですな。 だけどねえ、そんなゲームばっかやってたら、現実の女性との距離は開く一方だぜ。 どこの女が、Hゲームが趣味の変態男と、交際なんかしたがるんだよ。 常識的に判断して、ありえねーだろ。 「男だから、しょうがないじゃないか!」なんて開き直りが通用するかどうか、合コン行って、その話題出して、実際に試してみろや。
ああ、そうそう、Hゲーム関連の話題ですが、男性以外の閲覧者を想定していないサイトやブログならいざ知らず、普通に運営している所では、極力取り上げない方がよいと思います。 最悪なのは、≪ゲーム体験記≫でして、やってる当人は、後ろ指を指されるような事をしているとは全く思っておらず、「合法的に買ったものを、合法的に利用して、合法的に感想を書いているだけ」のつもりなんでしょうが、それを読まされた女性閲覧者の方は、そうは取りません。 そんな記事を目にした途端、蜘蛛の子散らすように逃げ去って、二度と戻って来ません。
女性から見ると、AVやHゲームに興じる男は、それだけで危険印なのであって、たとえ、ネット上であろうが、交友など以ての外なのです。 彼女らが一番嫌うのは、「その話題に応じてしまう事で、自分もその種の性交渉を求めていると誤解される」事でして、「ゲームの話だから・・・」などという言い訳には、全く耳を貸しません。 おぞましさに身震いして、一目散に逃げるだけ。 だからねー、たとえ、Hゲームをやっていても、ネット上では言うなっつーのよ。 そんな話題、男の閲覧者でも、喜びゃしません。 内容が、強姦・輪姦・痴漢じゃ、洒落にならないのであって、何をどう話していいか分からないではありませんか。
またよー、そういう所で、「僕もやりました。 あのゲームはうんたらかんたら・・・」と意気投合している奴が救いようがない。 仲間を見つけたような気分で、小躍りして喜んでやがんの。 馬・鹿・だ・ねー! あのなあ、強姦・輪姦・痴漢で、意気投合してたら、そりゃもう、犯罪者の巣窟と変わらんぜ。 分かってるんだろうな、自分達が、どれほど危険な話題について語り合っているか? 現実に存在する、≪盗撮グループ≫のような集団は、こういう所から生まれて来るのではありますまいか。
何だか、またまた、とんでもない方向へ脱線してしまいましたが、つまり、パソコン用のソフトには、私が買いたい物が無いという事を言いたかったわけです。 ちなみに、過去に私が買ったソフトというと、≪エンカルタ百科事典 2001≫と、≪驚速ADSL≫の二つだけです。 ≪エンカルタ≫は、日常的に使っています。 ネット情報よりも遥かに信用度が高いので、ほぼ必需品となっています。 ≪驚速≫の方は、かなり以前に暇潰しに買って来たんですが、私のXPパソコンには全く効果が無かったものの、父のMeパソコンと、母の98SEパソコンでは、通信速度が倍くらいに上がったので、無駄な出費にはなりませんでした。 次に何か買うとしても、やはり、≪エンカルタ≫の新バージョンという事になりますかねえ。 使えるソフトというと、他に思いつかないのですよ。