新型肺炎あれこれ ⑥
新型肺炎について、日記ブログの方からの移植。 前回、今回で、リアル・タイムに追いつくと書きましたが、計算違いでした。 まだ、追いつきません。 ここの記事は、公開の一週間前に用意しているから、その一週間の間に、また、開いてしまうんですな。 まあ、そんな事は、どうでもいいですが。
【2020/04/11 土】
母に頼まれて、母の頭を、私の電気バリカンで、散髪。 私は、自分の頭を坊主にした事はあるものの、他者の髪を切った事がなく、大変、てこずりました。 てこずっただけでなく、結果も惨憺たるもの。 前と横はともかく、後ろと襟足が、見るに耐えません。 幸い、母は、ほとんど、外出しない人で、食料品の買い出しに行っても、マスクで誰だか分からないので、さしたる不都合はない模様。 半年ぶりに、短くなって、清々したと言っていました。 下手でも、今後何回か、私が切るしかありませんな。
午後、母自で出かけ、シュンの供養塔があるお寺へ。 シュンの月命日なので。 私と母が、感染しないように、頼んで来ました。
帰りに、近所のスーパーで、昨日、買い忘れた物を買おうとしたのですが、妙に混んでいて、どのレジも、行列状態。 マスクをしていない客もおり、長時間いては危険と判断して、商品を棚に戻し、店を出ました。
イオン系スーパーへ。 こちらは、すいていました。 社会的距離が導入されていて、テープで、床をバミってありました。 それでいて、マスクなしの店員が、まだいるのは、アンバランス。 レジ袋1つ分、買って帰りました。
新型肺炎の話。
中国で、なぜ、無症状感染者が、別カウントになっていたかという疑問があったのですが、何となく、理由が推測できて来ました。 つまり、無症状感染者を、全員、特定する事は、現実的に不可能なのでしょう。 人口全員に、PCR検査をしなければ、分からないわけですが、全人口が、100万人以下くらいの国でないと、無理なのでは?
もし、日本でやるとしたら、一日2万件、検査しても、6千日以上かかる計算になります。 16年と5ヵ月くらい。 しかも、ウィルス検査は、PCRだろうが、他の方法だろうが、一回、陰性が出れば、不感染が証明されるわけではないので、何度かやらなければなりません。 一人二回としても、33年くらい、かかる。 話にならんな。 一日10万人調べれば、6年半くらいで終わりますが、それでも、ワクチンが出来る方が早い。 また、ワクチンが出来る前に、無症状感染者のほとんどは、自力で免疫を獲得するでしょう。
中国の無症状感染者は、香港の大学の学者が推測した値で、「中国全土で、43000人」というのがありましたが、これは、実際に調査したわけではなく、「大体、有症状感染者の半分くらいだろう」程度の推測なのでは? 同様に、武漢の封鎖解除の時に、武漢の大学の学者が、「武漢内に、無症状感染者が、1万人から、2万人いる」と言ったのは、つい数日前。 しかし、これも、推測値で、武漢内で、有症状感染者が、5万人ですから、無症状は、その程度かもしれないし、もっといるかも知れません。 分からないのです。
なにせ、無症状感染者は、無症状だけに、自分では、感染していると思っておらず、検査してくれとは言ってこない。 有症状感染者や、帰国者・入国者の、濃厚接触者として検査を受けた時に、ついでに見つかるだけなのです。 当局が実数を把握できない点は、中国も、欧米も、日本も同じで、見つかっていない数は、その何倍もいると思います。 全員検査が無理な人口であれば、永久に、実際の無症状感染者の数は、分かりません。
いずれ、抗体検査で、「過去に感染していた人」の数が分かって来ると思いますが、抗体検査も、全員に施すのは、無理だと思います。 更に言えば、一年後くらいに出て来ると思われるワクチンも、全員接種は、無理ではないかと・・・。 70億人に? どうやって? そうなると、集団免疫が出来る方が、早いです。
ただ、結果的に、そうなってしまうというだけの話で、最初から、集団免疫の形成を期待して、「何もしない」という政策は、問題外です。 救える命を救わないという選択肢は、医療の世界に於いては、あってはならない事です。 そんな事が罷り通るのであれば、全ての病気を、自然治癒するまで放っておくのも、アリになってしまいます。 医者は要りませんな。
話を戻しますが、そもそも、「無症状感染者でも、他者に感染させる力がある」という事を、最初に報告をしたのは、中国でして、当然、衛生当局内部で、無症状感染者をどうするか、議論があったと思います。 おそらく、「無症状感染者を特定する為に、人口全員に、検査を施すのは、不可能」と判断し、「無症状感染者が、他者に感染させて、有症状感染者が出た時点で、その接触者を調査する」という方針に決まったのではと思うのです。
ぐるっと回って、周回遅れの日本と、やっている事は大差ないように見えますが、そうではなく、日本は、世界が驚嘆する程の検査数の少なさで、有症状感染者すら、全員把握していないのだから、中国より、何周も遅れているわけです。
また、中国には、個人行動履歴追跡システムがあり、有症状感染者が出た時に、その接触者を調べるのは、容易です。 感染者が、記憶違いをしていたり、嘘をついたりしても、履歴が残っているので、隠しようがありません。 日本で、盛り場に勤める人達が、客について、口をつぐみ、正直に証言しないという例が、たくさんあったようですが、こういう調査は、性善説など、全く通用しないわけですな。
そういえば、アップルとグーグルが、感染者との接触を通知するアプリを共同開発したとの事。 ようやく、そちらの方向に、動き始めたか。 本人の同意が必要で、中国の個人行動履歴追跡システムはもちろん、韓国で使われているアプリよりも、更に、レベルが低いですが、方向性的には、間違っていません。 しかし、対象は、アメリカ国民だけでしょうねえ。
【2020/04/12 日】
自主的な外出自粛で、外掃除以外は、外に出ませんでした。 パソコン作業と、昼寝。 こんなものか。
新型肺炎の話ですが、とりあえず、これまでで、言いたい事は、全部書いたので、また、何か局面が変わるまで、書かない事にします。 私が書かなくても、タレントなど、有名人の面々が、似たような事を言い始めたので、もう、良かろうと。
百家争鳴状態になると、どさくさ紛れに、変な事を言う奴も出てくるわけで、特に、「集団免疫作戦」を、一度でも口にした人物は、信用しない方がいいです。 主流と逆行している事に気づいて、一旦、引っ込めても、隙あらば、また言おうと狙っていますから。
「集団免疫作戦」というのは、自分や、自分が必要としてる人間は感染せず、「死ぬのは、全員、他人だ」と思っているからこそ出て来る発想でして、何が問題になっているのか全く分かっていないという点で、文字通り、お話にならない、たわごと理論です。
政治家や役人が無能であっても、無能を責めるのは、無意味です。 その仕事をする能力がない人間に、その能力を求めたって、何も出て来はしません。 今後、政治家や役人達が、間違っていた事に気づいたとしても、突如として、有能になる事はないです。
むしろ、何か深謀遠慮があって、検査件数を抑えていた黒幕的人物でもいれば、その人物を排除すれば良いのですから、話は簡単。 しかし、実際には、そんな人物はおらず、「オリンピックの為」とか、「医療崩壊すると面倒な事になる」など、背筋が凍るほど、低次元な理由で、末端レベルで行なわれていた可能性の方が、ずっと高いです。
自分に能力がない場合、能力がある人間に任せるのは、一つの方法ですが、日本では、専門家を名乗る面々が、この種の感染症について、知見も知能も、根本的に足りないようなので、小指の爪の先ほども、期待しない方がいいです。 「クラスター発見作戦」で、押さえ込めると思う、そのスカな考え方が、信じられない。 記者会見で、鼻出しマスクをしているような人達ですから、その意識程度が分ろうというもの。
「他者との接触を、8割減で、感染を押さえ込める」というのも、私の目には、非常に限定された条件での、机上の空論にしか見えないのですが、そんなものを真に受けて、政策にせざるを得ない政治家も憐れだ。 「8割減」だけ取り上げて見ても、一体、何を基準に測るのか、当の言いだしっぺですら、説明できますまい。
10人に会っていたのを、2人にする? 私は、一週間に、話をするのは、スーパーのレジ係と、最低限必要な事を、一言二言喋るだけで、3人もいませんが、どう減らすんですかね? これ以上、減らしようがないですよ。
随分、前にも書きましたが、「日本では、○○だから、大丈夫」、「日本人は、○○だから、うまく行く」といった事を口にしている連中も信用しない方がいいです。 自分の国や民族に、優れたイメージを幻想的に抱いている、ただの国粋主義者や民族主義者でして、口にしている事は、予測や推測を装っているものの、その実、単なる期待に過ぎず、何の根拠もありませんから、ほとんどが、外れるでしょう。
ちなみに、アメリカのトランプ大統領は、正に、そういう人物なわけですが、彼が言っている事が、はったりばかりで、滅茶苦茶なのを見れば、こういう事態に、国粋主義者や民族主義者が、何の役にも立たないばかりか、邪魔をするだけで、百害あって一利なしである事が分かります。
トランプ大統領、戦争が嫌いという以外、いいところが、全くないな。 あの人が、一言、楽観的見通しを口にするたびに、千人死ぬという感じ。 黙って、ファウチ氏に任せておけば、信用を損なわなくて済むのに。 もっとも、そのファウチ氏も、旧時代の学者である事は、否めませんな。 アメリカは、人材的にも、衰えたのだなあ。 第二次世界大戦の頃の人材がいれば、ブルドーザーで整地するが如く、ざーっと、解決してしまったろうに。
今後、アメリカでは、パニック系の映画は作られなくなるでしょう。 本物のパニック、本物の地獄を経験した人達は、「主人公が活躍して、問題を解決しさえすれば、日常が回復し、消防車の後ろに座って、コーヒーを飲んで、終わり」なんてパターンの映画は、馬鹿馬鹿しくて、見てられないでしょう。
【2020/04/13 月】
沼津の図書館ですが、新型肺炎の関係で、5月6日まで、休館になってしまいました。 今現在、借りている本は、ブック・ポストに返せとの事。 いよいよ、そうなったか。
どうも、この危機に生き残れるような気がしない。 自分一人なら、食料品の買出しを、早朝にしてでも、徹底した対策を取りますが、高齢、持病持ち、通院中の母と一緒だと、なかなか、完全な対策は取り難く、どちらが先に感染するか分かりませんが、いずれにせよ、乗り越えられないような気がするのです。 いっそ、自分自身が、ズボラな性格なら、最初から、気にもしないから、気楽に死んでいけたかもしれません。
振り返ってみると、「つまらん人生だったなあ」と思います。 やはり、結婚できなかったのが大きいです。 結婚しても、うまく行かず、地獄を見て、離婚した人や、離婚したいけれど、諸般の事情で離婚できず、日々、地獄に生き続けている人と比べれば、生涯独身は、むしろ、幸福なのですが、下を見ればキリがないのであって、自分より不幸な人間がいると分かっていても、別に、慰めにはなりません。
それとは別に、私は、21歳の時に、胆石を患って、開腹手術で、胆嚢を摘出していまして、もし、医学や医療がなかったら、その年齢で死んでいた事になります。 という事は、その後の35年くらいの人生は、本来なら、生きられなかったものを、オマケ的に、享受して来たのだとも考えられます。
さて、これは、得だったのか、損だったのか。 私は、成績が悪かったせいで、学生時代は、いい事がなく、社会人になってから、生き易くなったタイプなのですが、きつい仕事もしなければならなかったわけで、素晴らしい社会人生活だったなどとは、到底、言えません。 倹約していたお陰で、普通の人より、10年早く、引退できましたが、何だか、10年早く、老け込んでいるだけのような気もしますねえ。
趣味は、結構、やりました。 しかし、自分の限界が、すぐに見えてしまうせいで、どれも、長続きしませんでした。 一番、深く嵌まったのは、言語学でしたが、これは、今では、何の価値もなかったと思っています。 バイクは、20年近く、通勤に使っていたのを、引退後、一度手放し、去年、また始めて、一応、続いている趣味といえますが、乗り始めたのが遅くて、20代後半からだったので、根っから好きというわけではないです。 読書は、学生の頃から、ずっと続けていますが、読書は、別に、趣味ではないです。 読書を趣味と言う人は、似非読書人ですな。
いやあ、やはり、つまらない人生だったなあ。
【2020/04/15 水】
≪日本縦断 こころ旅≫
今週から、放送は、静岡県に入り、見ているだけで、ヒヤヒヤですが、今日は、旧引佐町で、なんと、地元の高齢者の軽トラに同乗していました。 濃厚接触そのものです。 感染対策上、やってはいけない事を、やりまくっており、背筋が凍らずには、見ていられません。
この番組のプロデューサーやディレクターは、新型肺炎について、全く、無知なのでは? 世の中で、いや、世界で、何が起こっているのか、全く分かっていないのでは? 全く・・・。 旅ばかりしているので、ニュースも見ていないのでは?
主な視聴者層が高齢者なので、苦情を言ってくる人間が少ないのかも知れませんが、番組関係者が、自分で分からないのなら、NHKの、もっと上の人間が命令して、やめさせるべきでしょう。 これでは、「ウィルス部隊」だわ。
【2020/04/16 木】
6の付く高齢者特売日なので、いつもより、15分早く、母と車で、イオン系スーパーへ。 ようやく、店員が全員マスクになっていました。
レジは、床に、間隔空けのテープ。 しかし、棚の方まで並んでしまうので、並んでいるのが分からず、割り込んでくる人が多い。 私の前にも、二人割り込んできて、注意しなければなりませんでした。 床なんて、見ちゃいないんですわ、みんな、年寄りで、注意力が散漫だから。
レジの上の方は、ビニールを吊るして、籠だけ通るようにしてありました。 やり難いですが、感染しない方が大事なので、致し方ないです。
ようやく、対策らしい対策が施されたわけですが、2ヵ月、遅かったです。 特に、マスクは、結局、上から命令されなければ、やらない奴はやらなかったわけだ。
午後、バイクを出し、図書館へ。 新型肺炎対策で、閉館中。 ≪松本清張全集3≫を、ブック・ポストへ返しました。
その足で、愛鷹山麓へ。 八畳石と、赤野観音の中ほどにある、「弘法大師堂」へ行って来ました。 迷わず、到着。 祠規模のお堂と、祠そのものの神社が並んでいました。 杉・檜林の中で、もちろん、無人。 しかし、長居するような所ではなかったので、すぐに、引き揚げました。 赤野観音の北側で、名もない神社を見つけ、そこにも寄りました。
その後、少し西の方に神社があるのを、地図で見つけていたので、そこを目指したんですが、辿り着きませんでした。 諦めて、帰還。
夜になって、緊急事態宣言が、全国に拡大されるとの速報が、テレビに出ました。 今の所、静岡県も沼津市も、ホーム・ページに言及はなく、自粛要請の詳しい内容は分かりません。 対策の方向性的には、歓迎すべきですが、折自でのポタリングや、バイクでの、プチ・ツーリングは、中止するしかありませんな。 続けたら、必ず、何かしら、悶着が起こるでしょう。 折自はともかく、バイクは、眠らさなければならんなあ。
【2020/04/17 金】
緊急事態宣言の全国拡大で、静岡県知事から、「不要不急の外出を控えるように」という要請が出ました。 とうとう、言われてしまったか。 私にとっては、結構な大問題。 車での食料品の買い出しは、必要だから、今まで通りで良いとして、折自のポタリングや、バイクでのプチ・ツーリングは、不要不急である事を否めません。
自転車は半年くらい乗らなくても、壊れませんが、バイクは、まずいなあ。 「買い物に行く」という名目で出かける事もできないではないですが、実際には、買い物はしないわけだから、嘘なのであって、要請に背く事になります。 「安い物を買えばいいではないか」というのは、ズルして、うまい汁を吸いたがる人の考え方で、私も、そういう発想がないではないですが、そんな事の為に、店に入るのは、感染の危険を高めるだけなので、やりません。
そもそも、私は、プチ・ツーリングに出かけても、人のいない場所にしか行かないから、買い物に行くよりも、感染に対して、ずっと安全なのですが、今後、ますます、人々の他人を見る目は厳しくなると思われますから、批難を受けてから、そういう理屈を言っても、通りますまい。 実際に、リンチを加える、自警団の類いも出て来ると思います。
そんな嫌な思いをするくらいなら、バイクのキャブレーターを空にし、バッテリーを外して、眠らせてしまった方が、気楽です。 幸い、私は、根幹部分が文系なので、自室で過ごす事に、苦痛を感じません。 「どうしても、外出したい」とは思わないタイプなのです。 図書館には行けなくなりましたが、幸い、1・2年は退屈しない程度の蔵書はあります。
だけど、バイクを眠らせると言っても、せいぜい、3ヵ月がいいところで、それ以上になると、経験がありません。 ガソリンが変質してしまう恐れもあり、大変、面倒な事になりそうです。 やれやれ。 それでも、やるしかないか。
とりあえず、緊急事態宣言の期限は、5月6日という事になっていますが、まず間違いなく、延長されるでしょう。 感染拡大が収まるどころか、その頃には、ウィルス検査の量的能力が、今より高くなっていると思われ、認定感染者数が、毎日、新記録を更新しているのではないかと思うからです。 解除なんかできるとは、とても思えません。
「5月6日までの辛抱だ」と期待している人がいたら、すぐに、諦めた方がいいです。 あと、たった、3週間で終わるなんて、諸外国の例を見ても分かるように、ありえません。 それでなくても、日本の規制は、ユルユルなのに。 例の、「8割減」を口にした学者は、延長になれば、「8割減を守らなかったからだ」と言うだけでしょう。
どうも、日本の専門家は、「しばらく、規制をかければ、自然に減って行く」と思っているようですが、中国でも韓国でも、押さえ込みに成功した国は、有症状感染者を一人一人見つけ出して、治療して行ったのであって、大体の方向性で、収束させたわけではないです。
アメリカで、「新規感染者が減ってきたから、ピークを過ぎた」というのも、途轍もない思い違いでして、規制をかけているから、減って来たのであって、そんなのは、ピークを過ぎたとは言えません。 規制を解除すれば、残っていた感染者から、また感染拡大して、一からやり直しです。
「武漢では、2ヵ月半で終わったから、他の国・地域でも、2ヵ月半経てば、収まるだろう」というのも、誤解極まりない。 武漢では、2ヵ月半かけて、膨大な量の対策を取ったから、収まったのであって、ただ、2ヵ月半、待っていたわけではありません。 この種の能天気な勘違いをする人間がいるのには、大変、驚かされる。 ただ、待っていればいいのなら、どの国も、こんなに苦労しないわ。
【2020/04/18 土】
朝から、土砂降り。 長靴に傘、マスクをして、燃やすゴミを捨てに行きました。 昼頃から、風が強まり、嵐になりました。 午後3時過ぎに、雨戸を開けたら、晴れていました。 いっとき、風が収まっていたのが、夜になってから、また、激しくなりました。
≪日本縦断 こころ旅≫
ようやく、「緊急事態宣言により、来週から、しばらく、休みます」になりました。 とりあえず、ホッとしましたが、明らかに遅過ぎです。 今年の春の旅は、収録が始まる前から、すでに、新型肺炎が騒がれていたのですから、最初から、見送るべきだったと思います。 なぜ、強行したのか、気が知れません。
毎回、始まる時に、「3月××日に収録したものです」というテロップが出ていましたが、つまり、危険だという事は、分かっていたわけだ。 分かっていながら、なぜ、始めたのか、そちらが不思議。 感染拡大の速度を甘く見ていたのか、「どうせ、ほとんど、屋外だし、田舎ばかり行くから、大丈夫だ」と高を括っていたのか。
地方を巡る旅が、感染を広めて回る旅になってしまう事は、容易に想像できる事です。 正平さんが、土地の人に近づいて、双方、無マスクで話をする様子を見るたびに、総毛立つ思いをさせられましたが、どちらも、「自分は感染していない」と、根拠のない自信を持っていたんでしょうなあ。 このウィルスは、誰が感染しているのか分からないのが特徴だと、繰り返し繰り返し言われているにも拘らず。
以前書いた事の繰り返しになりますが、「自分は感染していない」なんて、誰にも言えないのですよ。 感染している証明なら、ウィルス検査で陽性が出れば可能ですが、感染していない証明は、どんな手を使ってもできません。 ウィルス検査で陰性が何度出ても、単に検出されないだけで、感染している可能性がありますから。 「かつて、感染していたが、すでに抗体が出来て、一応、治っている」という証明なら、抗体検査で可能ですが、日本では、今のところ、受けられません。
≪こころ旅≫だけではなく、もう、旅番組の新規収録は、全部、中止にしていただきたい。 地方局の、お店紹介・観光地紹介コーナーも、全て、中止にしていただきたい。 撮影隊が、「ウィルス部隊」になってしまう点も然る事ながら、全国で、外出自粛要請が出ているのに、視聴者に出かける事を勧める番組を作るのは、矛盾しているではありませんか。
【2020/04/19 日】
外掃除の後、バイクを眠らせました。 燃料コックを閉めて、エンジンをかけ、2分くらいアイドリングしたら、止まりました。 家で2分間、エンジンをかけているのは、長く感じられますな。 これで、キャブレーターが空になりました。
次に、シートを外し、右側のサイド・カバーを外し、バッテリーを-端子→+端子の順で外してから、取り出しました。 埃を濡れ雑巾で拭き取り、ビニール袋に入れて、玄関の靴箱にしまいました。 岩手・北海道応援で眠らせた時も、この靴箱にしまいました。 屋内の冷暗所で、かつ、取り出し易い場所。
これで、3ヵ月は、眠らせておけます。 しかし、その間も、手入れはするつもり。 運よく、静岡県の緊急事態宣言が解除され、外出自粛が不要になれば、すぐに元に戻すのですが、見通しは暗いですな。
正午から、資源ゴミを出しに行きました。 もちろん、マスク着用。 ところが、集積所のすぐ近くのマンションから出てきた人が、無マスク。 しょーがないなー。 風上に避けながら、出して来ました。
今日は、これで、おしまい。 午後は、眠っていました。
新型肺炎の話。
都市部では、早くも、医療崩壊しているそうで、それは避けられない事だと思ってはいたものの、あまりにも脆かったので、些か、驚いている、というか、呆れている話。 これが、感染者が、何万人も出たからというなら、まだ分かるのですが、都市部だけだと、まだ、数千人程度でして、たったそれだけで、崩壊してしまうとは・・・。
つまり、日本の医療制度というのは、新規の感染症に対処する受け入れ能力が、ほとんど、ゼロに近かったという事なのでしょう。 ゆとりなんて、全くなかったんだわ。 感染症指定病院のベッドが埋まったら、そこで打ち止めだったんだわ。 だから、医療関係者が、保健所に圧力をかけて、「新型肺炎の感染者を送って来るなよ。 送られても、受け入れできないぞ。 検査を門前払いして、認定感染者を増やすな」という方針を貫かせて来たのではないでしょうか。
考えてみれば、厚労省も、保健所も、自分達が治療するわけではないから、別に、医療崩壊したって、痛くも痒くもないのであって、保健所なんか、むしろ、希望者全員に検査を受けさせてしまった方が、相談電話で断り続ける手間がなくなるから、好都合ではありませんか。 誰が、検査数増加を阻んでいたか? 誰が、それを望んでいたか? と考えると、医療関係者以外考えられません。
しかし、検査数の増加を阻む事で、医療関係者が、得をしたかというと、結果は、全く逆です。 実際の感染者が少ない内に、検査をドカッとやって、囲い込んでしまえば、少ない患者数で済んだのに、見て見ぬふりをして来たものだから、蔓延してしまい、もはや、検査をすれば、5人に1人が感染者という、それでなくても、ゆとりがほとんどなかった医療態勢では、全く対処できない数に増やしてしまいました。 姑息な根性で、僅かな労を惜しみ、小さな芽を摘まなかったせいで、切り倒す術がないような大木にしてしまったのです。
これも、比較対象がなければ、「どの国も同じ」で、ごまかせたでしょうが、すぐ隣の韓国が、小さい内に芽を摘んで、感染拡大を鮮やかに押さえ込んだので、日本は、無能ぶりを曝け出してしまいました。 欧米を平均値として、日韓両国の対応を比較すれば、韓国は、図抜けて優れており、日本は、図抜けて劣っています。 比較上、せめてもの救いは、欧米諸国の対応も、及第点には程遠いレベルで、結局、収束させられない点では同じなので、日本の成績が極悪でも、あまり、目立たないという事でしょうか。
本来、外出・休業規制などの対策は、一時的に感染拡大スピードを抑え、その間に、他の対策を取る、時間稼ぎなのですが、「外出規制だけやっていれば、収束する」と思っているのが、日本や欧米の、考えが足りないところです。 せいぜい、2・3ヵ月という短期間で収束させたいのなら、プライバシーを制限してでも、中国・韓国がやっているような、感染者追跡システムを取り入れるしかないのです。
事ここに至れば、もはや、どちらかを選ぶしかない、と言ってもいい。 追跡システムを取り入れて、2・3ヵ月で終わらせるか、入れずに、1・2年、外出・休業規制を続けるか。 さあ、どっちにする? 1・2年、外出・休業規制を続けた場合、経済は、ズタズタになります。 観光業者は、全滅。 飲食業や、服飾業も、半分以上、倒産するでしょう。
日本の専門家会議が、全く当てにならないというのは、彼らが提言する対策に、「追跡システムが必要」という、最も重要な項目が欠けている点でも、決定的に明白です。 メンバーの年齢を見ても分かるように、前時代の人達でして、IT利用なんぞ、思いつきもしないのです。 あの高齢者集団の顔を見ていると、発熱して来る。 どうして、こんな年齢帯の人達しかいないんだ?
比較的若い人もいますが、その人は、その人で、問題。 「接触8割減で、1ヵ月で収束」なんて、完全に机上の空論でして、世界中どこを見ても、そんな前例がありません。 一体、何を根拠に、そんな数字遊びをしている人間の言葉を信じるのか? それで、1ヵ月で終わらなかったら、「8割減させなかったからだ」と、いくらでも、言い訳ができるではありませんか。 ただ、数学を弄んでいるだけだと言うのよ。 世間知らずで、実際の社会が分かっていないとしか思えない。
追跡システムを、技術的・能力的に、取り入れられるというなら、すぐにでも始めるべきです。 中国モデルが厳しくて嫌だと言うなら、若干緩いものの、韓国モデルでも、充分です。 だって、収束に成功しているのですから。 その際、グーグル・アップル式に、「感染者本人の同意」を条件にしてはいけません。 その一点だけで、システムが骨抜きになってしまうからです。 非情だろうが、非民主的だろうが、感染者全員を登録する必要があります。 性善説では、ウィルスを押さえ込む事はできません。
とにかく、「厳しい規制をかけずに、スマートな方法で対処する」なんて、甘い発想は、捨てていただきたい。 それが念頭にある限り、実効的な対策が何も進みません。 スマートな方法の先に待っているのは、どろどろ泥沼の、医療崩壊、経済崩壊、社会崩壊だけです。 何が、スマートなものか。 本来、「スマート」とは、「賢い」という意味ですが、真逆の結果になってしまいます。
日本では、医療崩壊が、院内感染から始まっているようですが、医療の拠点である、病院内で感染が広まっているのでは、お話になりませんな。 笑い事ではないのであって、対策を取らなければなりませんが、そもそも、対策が取れるような人達なら、院内感染など起こさなかったという分析もできます。 つまりその、日本の医療関係者が、「呼吸器系感染症対策は、これでいい」と思って来た、その常識を超えるほど、新型肺炎ウィルスが、感染し易いという事なのでしょう。
マスク、ゴーグル、防護服も、首や顔の一部が露出しているタイプでは、エアロゾル感染を止められないわけだ。 病院内は、エアロゾルが充満していると思われるので、当然の事。 中国では、エアコンも塞いで停めていましたが、エアロゾルを介して他の部屋までウィルスが流れて行くのを防ぐ為でしょう。
クルーズ船や、空母など、船の中で感染が急拡大したのは、換気ダクトを通して、同じ空気が各部屋に流れているからだと思います。 病院船なんか、最悪だ。 一部屋ごとに、エアコンを付けられるのなら別ですが。 ちなみに、普通は、船の窓は開きません。 クルーズ船が話題になっていた頃、日本の専門家が、「船は、陸上から離れているから、隔離には、持って来いだ」などと、いい加減な事を言っていましたが、ガキの浅知恵としか言えませんな。 何が、持って来いだ。 ろくでもない。 却って、うつり易いではないか。
マスクやゴーグルを別々に着けるより、頭をすっぽり覆う、透明なヘルメットを被ってしまった方が、安全なのではないでしょうか。 できれば、防護服と密封して、フィルターを介し、ポンプで空気を補給するタイプが望ましいですが、そこまではできないでしょうから、透明ヘルメットを首で留めるようにして、そこから上だけでも、密封に近い状態にし、フィルターを介して、空気を取り入れるようにすれば、たいぶ、違うはず。 ヘルメットなら、洗えますから、使い捨てにする必要はないです。
防護具は、使い捨てにするから、すぐに、なくなってしまうのであって、ゴーグルやフェイス・シールドはもちろん、マスクであっても、塩素溶液消毒して、何度も使った方がいいです。 雨合羽を代用品にするのはいいですが、一回使ったら、捨てるなんて、馬鹿な事はしないように。 まず、病院ごとに、大きな水槽を買えというのよ。 そこに塩素溶液を貯めておいて、使った物をドブ浸けし、干しておけば、また使えます。 防護具が足りないと嘆くより、塩素の殺ウィルス能力を信じる方が、遥かに、前向きです。
そもそも、防護服自体が、よくないという見方もできます。 治療中だけ防護服を着て、それを脱げば、下の服は清浄だと思っているのでしょうが、もし、服にウィルスが付いていたら、手で触れてしまって、その手で口・鼻・目を触ったら、感染してしまいます。 首から下は普通の白衣でもいいから、服も不浄化していると考えて、確実に洗うという方式に換えた方がいいかもしれません。
ゴミ袋を着たり、不織布のエプロンだけしても、露出部分や隙間だらけでは、あまり、意味がない。 目・鼻・口を通らなければ感染しようがないのですから、そこだけ、集中的に防御し、他は洗う、という方式でいいと思います。 対応する患者ごとに、防護具を換えるというのは、感染者だけの病棟の場合、全く意味がありません。 非感染者がいる病棟と行き来する人の場合だけ、意味があります。 もちろん、行き来しないで済むのなら、その方がいいですけど。
こんな事は、釈迦に説法のような気もしますが、律儀に、ルール通り、患者ごとに着替えている人がいるかも知れないので、念の為に書いておきます。 そりゃ、たちまち、備蓄が底をつくわ。 当然だわ。 アメリカのある病院では、マスクも消毒して、再利用しているそうですが、賢明な策だと思います。
釈迦に説法云々という話になると、そもそも、医療関係者が、何もかも分かっている人ばかりなら、院内感染は、起こりません。 それが、現実に、うじゃうじゃ起こっているという事は、すなわち、分かっていない人が多いという証拠でしょう。 医療関係者だからといって、みんな潔癖ではないのであって、非潔癖や、ズボラもいます。 病人に触る仕事ですから、ある程度、ズボラでないと、勤まらないという見方もあります。 そういう人達に、清浄・不浄の区別を分からせるのは、不可能に近いくらい、困難です。
【2020/04/20 月】
イオン系スーパーが、5パーセント引きの日なので、本降りの雨の中、一人で車で、食料品の買い出し。 午前8時に行ったので、ガラガラ。 客より、店員の方が多い。 今は、買い物は、この時間帯に限るな。
帰ってから、車の水滴を、全部拭き取りました。 運動不足だから、ちょうど良い。
あとは、パソコン作業と、昼寝で過ごしました。 雨が上がったのは、午後3時頃。
検温が大切なようなので、遅れ馳せながら、押入れに突っ込んであった救急箱から、体温計を取り出しました。 昔ながらの、水銀柱のタイプです。 測ってみたら、最初は、36.1℃。 2時間くらいおいた二回目は、36.0℃でした。 低すぎるわ。 まあ、高いよりはいいか。
今後、一日に、何回か、測ってみる所存。 どうせ、出かけられずに、閑ですし。
今回は、ここまでにします。 日記に書き尽くしているので、後文で書く事がありませんな。
【2020/04/11 土】
母に頼まれて、母の頭を、私の電気バリカンで、散髪。 私は、自分の頭を坊主にした事はあるものの、他者の髪を切った事がなく、大変、てこずりました。 てこずっただけでなく、結果も惨憺たるもの。 前と横はともかく、後ろと襟足が、見るに耐えません。 幸い、母は、ほとんど、外出しない人で、食料品の買い出しに行っても、マスクで誰だか分からないので、さしたる不都合はない模様。 半年ぶりに、短くなって、清々したと言っていました。 下手でも、今後何回か、私が切るしかありませんな。
午後、母自で出かけ、シュンの供養塔があるお寺へ。 シュンの月命日なので。 私と母が、感染しないように、頼んで来ました。
帰りに、近所のスーパーで、昨日、買い忘れた物を買おうとしたのですが、妙に混んでいて、どのレジも、行列状態。 マスクをしていない客もおり、長時間いては危険と判断して、商品を棚に戻し、店を出ました。
イオン系スーパーへ。 こちらは、すいていました。 社会的距離が導入されていて、テープで、床をバミってありました。 それでいて、マスクなしの店員が、まだいるのは、アンバランス。 レジ袋1つ分、買って帰りました。
新型肺炎の話。
中国で、なぜ、無症状感染者が、別カウントになっていたかという疑問があったのですが、何となく、理由が推測できて来ました。 つまり、無症状感染者を、全員、特定する事は、現実的に不可能なのでしょう。 人口全員に、PCR検査をしなければ、分からないわけですが、全人口が、100万人以下くらいの国でないと、無理なのでは?
もし、日本でやるとしたら、一日2万件、検査しても、6千日以上かかる計算になります。 16年と5ヵ月くらい。 しかも、ウィルス検査は、PCRだろうが、他の方法だろうが、一回、陰性が出れば、不感染が証明されるわけではないので、何度かやらなければなりません。 一人二回としても、33年くらい、かかる。 話にならんな。 一日10万人調べれば、6年半くらいで終わりますが、それでも、ワクチンが出来る方が早い。 また、ワクチンが出来る前に、無症状感染者のほとんどは、自力で免疫を獲得するでしょう。
中国の無症状感染者は、香港の大学の学者が推測した値で、「中国全土で、43000人」というのがありましたが、これは、実際に調査したわけではなく、「大体、有症状感染者の半分くらいだろう」程度の推測なのでは? 同様に、武漢の封鎖解除の時に、武漢の大学の学者が、「武漢内に、無症状感染者が、1万人から、2万人いる」と言ったのは、つい数日前。 しかし、これも、推測値で、武漢内で、有症状感染者が、5万人ですから、無症状は、その程度かもしれないし、もっといるかも知れません。 分からないのです。
なにせ、無症状感染者は、無症状だけに、自分では、感染していると思っておらず、検査してくれとは言ってこない。 有症状感染者や、帰国者・入国者の、濃厚接触者として検査を受けた時に、ついでに見つかるだけなのです。 当局が実数を把握できない点は、中国も、欧米も、日本も同じで、見つかっていない数は、その何倍もいると思います。 全員検査が無理な人口であれば、永久に、実際の無症状感染者の数は、分かりません。
いずれ、抗体検査で、「過去に感染していた人」の数が分かって来ると思いますが、抗体検査も、全員に施すのは、無理だと思います。 更に言えば、一年後くらいに出て来ると思われるワクチンも、全員接種は、無理ではないかと・・・。 70億人に? どうやって? そうなると、集団免疫が出来る方が、早いです。
ただ、結果的に、そうなってしまうというだけの話で、最初から、集団免疫の形成を期待して、「何もしない」という政策は、問題外です。 救える命を救わないという選択肢は、医療の世界に於いては、あってはならない事です。 そんな事が罷り通るのであれば、全ての病気を、自然治癒するまで放っておくのも、アリになってしまいます。 医者は要りませんな。
話を戻しますが、そもそも、「無症状感染者でも、他者に感染させる力がある」という事を、最初に報告をしたのは、中国でして、当然、衛生当局内部で、無症状感染者をどうするか、議論があったと思います。 おそらく、「無症状感染者を特定する為に、人口全員に、検査を施すのは、不可能」と判断し、「無症状感染者が、他者に感染させて、有症状感染者が出た時点で、その接触者を調査する」という方針に決まったのではと思うのです。
ぐるっと回って、周回遅れの日本と、やっている事は大差ないように見えますが、そうではなく、日本は、世界が驚嘆する程の検査数の少なさで、有症状感染者すら、全員把握していないのだから、中国より、何周も遅れているわけです。
また、中国には、個人行動履歴追跡システムがあり、有症状感染者が出た時に、その接触者を調べるのは、容易です。 感染者が、記憶違いをしていたり、嘘をついたりしても、履歴が残っているので、隠しようがありません。 日本で、盛り場に勤める人達が、客について、口をつぐみ、正直に証言しないという例が、たくさんあったようですが、こういう調査は、性善説など、全く通用しないわけですな。
そういえば、アップルとグーグルが、感染者との接触を通知するアプリを共同開発したとの事。 ようやく、そちらの方向に、動き始めたか。 本人の同意が必要で、中国の個人行動履歴追跡システムはもちろん、韓国で使われているアプリよりも、更に、レベルが低いですが、方向性的には、間違っていません。 しかし、対象は、アメリカ国民だけでしょうねえ。
【2020/04/12 日】
自主的な外出自粛で、外掃除以外は、外に出ませんでした。 パソコン作業と、昼寝。 こんなものか。
新型肺炎の話ですが、とりあえず、これまでで、言いたい事は、全部書いたので、また、何か局面が変わるまで、書かない事にします。 私が書かなくても、タレントなど、有名人の面々が、似たような事を言い始めたので、もう、良かろうと。
百家争鳴状態になると、どさくさ紛れに、変な事を言う奴も出てくるわけで、特に、「集団免疫作戦」を、一度でも口にした人物は、信用しない方がいいです。 主流と逆行している事に気づいて、一旦、引っ込めても、隙あらば、また言おうと狙っていますから。
「集団免疫作戦」というのは、自分や、自分が必要としてる人間は感染せず、「死ぬのは、全員、他人だ」と思っているからこそ出て来る発想でして、何が問題になっているのか全く分かっていないという点で、文字通り、お話にならない、たわごと理論です。
政治家や役人が無能であっても、無能を責めるのは、無意味です。 その仕事をする能力がない人間に、その能力を求めたって、何も出て来はしません。 今後、政治家や役人達が、間違っていた事に気づいたとしても、突如として、有能になる事はないです。
むしろ、何か深謀遠慮があって、検査件数を抑えていた黒幕的人物でもいれば、その人物を排除すれば良いのですから、話は簡単。 しかし、実際には、そんな人物はおらず、「オリンピックの為」とか、「医療崩壊すると面倒な事になる」など、背筋が凍るほど、低次元な理由で、末端レベルで行なわれていた可能性の方が、ずっと高いです。
自分に能力がない場合、能力がある人間に任せるのは、一つの方法ですが、日本では、専門家を名乗る面々が、この種の感染症について、知見も知能も、根本的に足りないようなので、小指の爪の先ほども、期待しない方がいいです。 「クラスター発見作戦」で、押さえ込めると思う、そのスカな考え方が、信じられない。 記者会見で、鼻出しマスクをしているような人達ですから、その意識程度が分ろうというもの。
「他者との接触を、8割減で、感染を押さえ込める」というのも、私の目には、非常に限定された条件での、机上の空論にしか見えないのですが、そんなものを真に受けて、政策にせざるを得ない政治家も憐れだ。 「8割減」だけ取り上げて見ても、一体、何を基準に測るのか、当の言いだしっぺですら、説明できますまい。
10人に会っていたのを、2人にする? 私は、一週間に、話をするのは、スーパーのレジ係と、最低限必要な事を、一言二言喋るだけで、3人もいませんが、どう減らすんですかね? これ以上、減らしようがないですよ。
随分、前にも書きましたが、「日本では、○○だから、大丈夫」、「日本人は、○○だから、うまく行く」といった事を口にしている連中も信用しない方がいいです。 自分の国や民族に、優れたイメージを幻想的に抱いている、ただの国粋主義者や民族主義者でして、口にしている事は、予測や推測を装っているものの、その実、単なる期待に過ぎず、何の根拠もありませんから、ほとんどが、外れるでしょう。
ちなみに、アメリカのトランプ大統領は、正に、そういう人物なわけですが、彼が言っている事が、はったりばかりで、滅茶苦茶なのを見れば、こういう事態に、国粋主義者や民族主義者が、何の役にも立たないばかりか、邪魔をするだけで、百害あって一利なしである事が分かります。
トランプ大統領、戦争が嫌いという以外、いいところが、全くないな。 あの人が、一言、楽観的見通しを口にするたびに、千人死ぬという感じ。 黙って、ファウチ氏に任せておけば、信用を損なわなくて済むのに。 もっとも、そのファウチ氏も、旧時代の学者である事は、否めませんな。 アメリカは、人材的にも、衰えたのだなあ。 第二次世界大戦の頃の人材がいれば、ブルドーザーで整地するが如く、ざーっと、解決してしまったろうに。
今後、アメリカでは、パニック系の映画は作られなくなるでしょう。 本物のパニック、本物の地獄を経験した人達は、「主人公が活躍して、問題を解決しさえすれば、日常が回復し、消防車の後ろに座って、コーヒーを飲んで、終わり」なんてパターンの映画は、馬鹿馬鹿しくて、見てられないでしょう。
【2020/04/13 月】
沼津の図書館ですが、新型肺炎の関係で、5月6日まで、休館になってしまいました。 今現在、借りている本は、ブック・ポストに返せとの事。 いよいよ、そうなったか。
どうも、この危機に生き残れるような気がしない。 自分一人なら、食料品の買出しを、早朝にしてでも、徹底した対策を取りますが、高齢、持病持ち、通院中の母と一緒だと、なかなか、完全な対策は取り難く、どちらが先に感染するか分かりませんが、いずれにせよ、乗り越えられないような気がするのです。 いっそ、自分自身が、ズボラな性格なら、最初から、気にもしないから、気楽に死んでいけたかもしれません。
振り返ってみると、「つまらん人生だったなあ」と思います。 やはり、結婚できなかったのが大きいです。 結婚しても、うまく行かず、地獄を見て、離婚した人や、離婚したいけれど、諸般の事情で離婚できず、日々、地獄に生き続けている人と比べれば、生涯独身は、むしろ、幸福なのですが、下を見ればキリがないのであって、自分より不幸な人間がいると分かっていても、別に、慰めにはなりません。
それとは別に、私は、21歳の時に、胆石を患って、開腹手術で、胆嚢を摘出していまして、もし、医学や医療がなかったら、その年齢で死んでいた事になります。 という事は、その後の35年くらいの人生は、本来なら、生きられなかったものを、オマケ的に、享受して来たのだとも考えられます。
さて、これは、得だったのか、損だったのか。 私は、成績が悪かったせいで、学生時代は、いい事がなく、社会人になってから、生き易くなったタイプなのですが、きつい仕事もしなければならなかったわけで、素晴らしい社会人生活だったなどとは、到底、言えません。 倹約していたお陰で、普通の人より、10年早く、引退できましたが、何だか、10年早く、老け込んでいるだけのような気もしますねえ。
趣味は、結構、やりました。 しかし、自分の限界が、すぐに見えてしまうせいで、どれも、長続きしませんでした。 一番、深く嵌まったのは、言語学でしたが、これは、今では、何の価値もなかったと思っています。 バイクは、20年近く、通勤に使っていたのを、引退後、一度手放し、去年、また始めて、一応、続いている趣味といえますが、乗り始めたのが遅くて、20代後半からだったので、根っから好きというわけではないです。 読書は、学生の頃から、ずっと続けていますが、読書は、別に、趣味ではないです。 読書を趣味と言う人は、似非読書人ですな。
いやあ、やはり、つまらない人生だったなあ。
【2020/04/15 水】
≪日本縦断 こころ旅≫
今週から、放送は、静岡県に入り、見ているだけで、ヒヤヒヤですが、今日は、旧引佐町で、なんと、地元の高齢者の軽トラに同乗していました。 濃厚接触そのものです。 感染対策上、やってはいけない事を、やりまくっており、背筋が凍らずには、見ていられません。
この番組のプロデューサーやディレクターは、新型肺炎について、全く、無知なのでは? 世の中で、いや、世界で、何が起こっているのか、全く分かっていないのでは? 全く・・・。 旅ばかりしているので、ニュースも見ていないのでは?
主な視聴者層が高齢者なので、苦情を言ってくる人間が少ないのかも知れませんが、番組関係者が、自分で分からないのなら、NHKの、もっと上の人間が命令して、やめさせるべきでしょう。 これでは、「ウィルス部隊」だわ。
【2020/04/16 木】
6の付く高齢者特売日なので、いつもより、15分早く、母と車で、イオン系スーパーへ。 ようやく、店員が全員マスクになっていました。
レジは、床に、間隔空けのテープ。 しかし、棚の方まで並んでしまうので、並んでいるのが分からず、割り込んでくる人が多い。 私の前にも、二人割り込んできて、注意しなければなりませんでした。 床なんて、見ちゃいないんですわ、みんな、年寄りで、注意力が散漫だから。
レジの上の方は、ビニールを吊るして、籠だけ通るようにしてありました。 やり難いですが、感染しない方が大事なので、致し方ないです。
ようやく、対策らしい対策が施されたわけですが、2ヵ月、遅かったです。 特に、マスクは、結局、上から命令されなければ、やらない奴はやらなかったわけだ。
午後、バイクを出し、図書館へ。 新型肺炎対策で、閉館中。 ≪松本清張全集3≫を、ブック・ポストへ返しました。
その足で、愛鷹山麓へ。 八畳石と、赤野観音の中ほどにある、「弘法大師堂」へ行って来ました。 迷わず、到着。 祠規模のお堂と、祠そのものの神社が並んでいました。 杉・檜林の中で、もちろん、無人。 しかし、長居するような所ではなかったので、すぐに、引き揚げました。 赤野観音の北側で、名もない神社を見つけ、そこにも寄りました。
その後、少し西の方に神社があるのを、地図で見つけていたので、そこを目指したんですが、辿り着きませんでした。 諦めて、帰還。
夜になって、緊急事態宣言が、全国に拡大されるとの速報が、テレビに出ました。 今の所、静岡県も沼津市も、ホーム・ページに言及はなく、自粛要請の詳しい内容は分かりません。 対策の方向性的には、歓迎すべきですが、折自でのポタリングや、バイクでの、プチ・ツーリングは、中止するしかありませんな。 続けたら、必ず、何かしら、悶着が起こるでしょう。 折自はともかく、バイクは、眠らさなければならんなあ。
【2020/04/17 金】
緊急事態宣言の全国拡大で、静岡県知事から、「不要不急の外出を控えるように」という要請が出ました。 とうとう、言われてしまったか。 私にとっては、結構な大問題。 車での食料品の買い出しは、必要だから、今まで通りで良いとして、折自のポタリングや、バイクでのプチ・ツーリングは、不要不急である事を否めません。
自転車は半年くらい乗らなくても、壊れませんが、バイクは、まずいなあ。 「買い物に行く」という名目で出かける事もできないではないですが、実際には、買い物はしないわけだから、嘘なのであって、要請に背く事になります。 「安い物を買えばいいではないか」というのは、ズルして、うまい汁を吸いたがる人の考え方で、私も、そういう発想がないではないですが、そんな事の為に、店に入るのは、感染の危険を高めるだけなので、やりません。
そもそも、私は、プチ・ツーリングに出かけても、人のいない場所にしか行かないから、買い物に行くよりも、感染に対して、ずっと安全なのですが、今後、ますます、人々の他人を見る目は厳しくなると思われますから、批難を受けてから、そういう理屈を言っても、通りますまい。 実際に、リンチを加える、自警団の類いも出て来ると思います。
そんな嫌な思いをするくらいなら、バイクのキャブレーターを空にし、バッテリーを外して、眠らせてしまった方が、気楽です。 幸い、私は、根幹部分が文系なので、自室で過ごす事に、苦痛を感じません。 「どうしても、外出したい」とは思わないタイプなのです。 図書館には行けなくなりましたが、幸い、1・2年は退屈しない程度の蔵書はあります。
だけど、バイクを眠らせると言っても、せいぜい、3ヵ月がいいところで、それ以上になると、経験がありません。 ガソリンが変質してしまう恐れもあり、大変、面倒な事になりそうです。 やれやれ。 それでも、やるしかないか。
とりあえず、緊急事態宣言の期限は、5月6日という事になっていますが、まず間違いなく、延長されるでしょう。 感染拡大が収まるどころか、その頃には、ウィルス検査の量的能力が、今より高くなっていると思われ、認定感染者数が、毎日、新記録を更新しているのではないかと思うからです。 解除なんかできるとは、とても思えません。
「5月6日までの辛抱だ」と期待している人がいたら、すぐに、諦めた方がいいです。 あと、たった、3週間で終わるなんて、諸外国の例を見ても分かるように、ありえません。 それでなくても、日本の規制は、ユルユルなのに。 例の、「8割減」を口にした学者は、延長になれば、「8割減を守らなかったからだ」と言うだけでしょう。
どうも、日本の専門家は、「しばらく、規制をかければ、自然に減って行く」と思っているようですが、中国でも韓国でも、押さえ込みに成功した国は、有症状感染者を一人一人見つけ出して、治療して行ったのであって、大体の方向性で、収束させたわけではないです。
アメリカで、「新規感染者が減ってきたから、ピークを過ぎた」というのも、途轍もない思い違いでして、規制をかけているから、減って来たのであって、そんなのは、ピークを過ぎたとは言えません。 規制を解除すれば、残っていた感染者から、また感染拡大して、一からやり直しです。
「武漢では、2ヵ月半で終わったから、他の国・地域でも、2ヵ月半経てば、収まるだろう」というのも、誤解極まりない。 武漢では、2ヵ月半かけて、膨大な量の対策を取ったから、収まったのであって、ただ、2ヵ月半、待っていたわけではありません。 この種の能天気な勘違いをする人間がいるのには、大変、驚かされる。 ただ、待っていればいいのなら、どの国も、こんなに苦労しないわ。
【2020/04/18 土】
朝から、土砂降り。 長靴に傘、マスクをして、燃やすゴミを捨てに行きました。 昼頃から、風が強まり、嵐になりました。 午後3時過ぎに、雨戸を開けたら、晴れていました。 いっとき、風が収まっていたのが、夜になってから、また、激しくなりました。
≪日本縦断 こころ旅≫
ようやく、「緊急事態宣言により、来週から、しばらく、休みます」になりました。 とりあえず、ホッとしましたが、明らかに遅過ぎです。 今年の春の旅は、収録が始まる前から、すでに、新型肺炎が騒がれていたのですから、最初から、見送るべきだったと思います。 なぜ、強行したのか、気が知れません。
毎回、始まる時に、「3月××日に収録したものです」というテロップが出ていましたが、つまり、危険だという事は、分かっていたわけだ。 分かっていながら、なぜ、始めたのか、そちらが不思議。 感染拡大の速度を甘く見ていたのか、「どうせ、ほとんど、屋外だし、田舎ばかり行くから、大丈夫だ」と高を括っていたのか。
地方を巡る旅が、感染を広めて回る旅になってしまう事は、容易に想像できる事です。 正平さんが、土地の人に近づいて、双方、無マスクで話をする様子を見るたびに、総毛立つ思いをさせられましたが、どちらも、「自分は感染していない」と、根拠のない自信を持っていたんでしょうなあ。 このウィルスは、誰が感染しているのか分からないのが特徴だと、繰り返し繰り返し言われているにも拘らず。
以前書いた事の繰り返しになりますが、「自分は感染していない」なんて、誰にも言えないのですよ。 感染している証明なら、ウィルス検査で陽性が出れば可能ですが、感染していない証明は、どんな手を使ってもできません。 ウィルス検査で陰性が何度出ても、単に検出されないだけで、感染している可能性がありますから。 「かつて、感染していたが、すでに抗体が出来て、一応、治っている」という証明なら、抗体検査で可能ですが、日本では、今のところ、受けられません。
≪こころ旅≫だけではなく、もう、旅番組の新規収録は、全部、中止にしていただきたい。 地方局の、お店紹介・観光地紹介コーナーも、全て、中止にしていただきたい。 撮影隊が、「ウィルス部隊」になってしまう点も然る事ながら、全国で、外出自粛要請が出ているのに、視聴者に出かける事を勧める番組を作るのは、矛盾しているではありませんか。
【2020/04/19 日】
外掃除の後、バイクを眠らせました。 燃料コックを閉めて、エンジンをかけ、2分くらいアイドリングしたら、止まりました。 家で2分間、エンジンをかけているのは、長く感じられますな。 これで、キャブレーターが空になりました。
次に、シートを外し、右側のサイド・カバーを外し、バッテリーを-端子→+端子の順で外してから、取り出しました。 埃を濡れ雑巾で拭き取り、ビニール袋に入れて、玄関の靴箱にしまいました。 岩手・北海道応援で眠らせた時も、この靴箱にしまいました。 屋内の冷暗所で、かつ、取り出し易い場所。
これで、3ヵ月は、眠らせておけます。 しかし、その間も、手入れはするつもり。 運よく、静岡県の緊急事態宣言が解除され、外出自粛が不要になれば、すぐに元に戻すのですが、見通しは暗いですな。
正午から、資源ゴミを出しに行きました。 もちろん、マスク着用。 ところが、集積所のすぐ近くのマンションから出てきた人が、無マスク。 しょーがないなー。 風上に避けながら、出して来ました。
今日は、これで、おしまい。 午後は、眠っていました。
新型肺炎の話。
都市部では、早くも、医療崩壊しているそうで、それは避けられない事だと思ってはいたものの、あまりにも脆かったので、些か、驚いている、というか、呆れている話。 これが、感染者が、何万人も出たからというなら、まだ分かるのですが、都市部だけだと、まだ、数千人程度でして、たったそれだけで、崩壊してしまうとは・・・。
つまり、日本の医療制度というのは、新規の感染症に対処する受け入れ能力が、ほとんど、ゼロに近かったという事なのでしょう。 ゆとりなんて、全くなかったんだわ。 感染症指定病院のベッドが埋まったら、そこで打ち止めだったんだわ。 だから、医療関係者が、保健所に圧力をかけて、「新型肺炎の感染者を送って来るなよ。 送られても、受け入れできないぞ。 検査を門前払いして、認定感染者を増やすな」という方針を貫かせて来たのではないでしょうか。
考えてみれば、厚労省も、保健所も、自分達が治療するわけではないから、別に、医療崩壊したって、痛くも痒くもないのであって、保健所なんか、むしろ、希望者全員に検査を受けさせてしまった方が、相談電話で断り続ける手間がなくなるから、好都合ではありませんか。 誰が、検査数増加を阻んでいたか? 誰が、それを望んでいたか? と考えると、医療関係者以外考えられません。
しかし、検査数の増加を阻む事で、医療関係者が、得をしたかというと、結果は、全く逆です。 実際の感染者が少ない内に、検査をドカッとやって、囲い込んでしまえば、少ない患者数で済んだのに、見て見ぬふりをして来たものだから、蔓延してしまい、もはや、検査をすれば、5人に1人が感染者という、それでなくても、ゆとりがほとんどなかった医療態勢では、全く対処できない数に増やしてしまいました。 姑息な根性で、僅かな労を惜しみ、小さな芽を摘まなかったせいで、切り倒す術がないような大木にしてしまったのです。
これも、比較対象がなければ、「どの国も同じ」で、ごまかせたでしょうが、すぐ隣の韓国が、小さい内に芽を摘んで、感染拡大を鮮やかに押さえ込んだので、日本は、無能ぶりを曝け出してしまいました。 欧米を平均値として、日韓両国の対応を比較すれば、韓国は、図抜けて優れており、日本は、図抜けて劣っています。 比較上、せめてもの救いは、欧米諸国の対応も、及第点には程遠いレベルで、結局、収束させられない点では同じなので、日本の成績が極悪でも、あまり、目立たないという事でしょうか。
本来、外出・休業規制などの対策は、一時的に感染拡大スピードを抑え、その間に、他の対策を取る、時間稼ぎなのですが、「外出規制だけやっていれば、収束する」と思っているのが、日本や欧米の、考えが足りないところです。 せいぜい、2・3ヵ月という短期間で収束させたいのなら、プライバシーを制限してでも、中国・韓国がやっているような、感染者追跡システムを取り入れるしかないのです。
事ここに至れば、もはや、どちらかを選ぶしかない、と言ってもいい。 追跡システムを取り入れて、2・3ヵ月で終わらせるか、入れずに、1・2年、外出・休業規制を続けるか。 さあ、どっちにする? 1・2年、外出・休業規制を続けた場合、経済は、ズタズタになります。 観光業者は、全滅。 飲食業や、服飾業も、半分以上、倒産するでしょう。
日本の専門家会議が、全く当てにならないというのは、彼らが提言する対策に、「追跡システムが必要」という、最も重要な項目が欠けている点でも、決定的に明白です。 メンバーの年齢を見ても分かるように、前時代の人達でして、IT利用なんぞ、思いつきもしないのです。 あの高齢者集団の顔を見ていると、発熱して来る。 どうして、こんな年齢帯の人達しかいないんだ?
比較的若い人もいますが、その人は、その人で、問題。 「接触8割減で、1ヵ月で収束」なんて、完全に机上の空論でして、世界中どこを見ても、そんな前例がありません。 一体、何を根拠に、そんな数字遊びをしている人間の言葉を信じるのか? それで、1ヵ月で終わらなかったら、「8割減させなかったからだ」と、いくらでも、言い訳ができるではありませんか。 ただ、数学を弄んでいるだけだと言うのよ。 世間知らずで、実際の社会が分かっていないとしか思えない。
追跡システムを、技術的・能力的に、取り入れられるというなら、すぐにでも始めるべきです。 中国モデルが厳しくて嫌だと言うなら、若干緩いものの、韓国モデルでも、充分です。 だって、収束に成功しているのですから。 その際、グーグル・アップル式に、「感染者本人の同意」を条件にしてはいけません。 その一点だけで、システムが骨抜きになってしまうからです。 非情だろうが、非民主的だろうが、感染者全員を登録する必要があります。 性善説では、ウィルスを押さえ込む事はできません。
とにかく、「厳しい規制をかけずに、スマートな方法で対処する」なんて、甘い発想は、捨てていただきたい。 それが念頭にある限り、実効的な対策が何も進みません。 スマートな方法の先に待っているのは、どろどろ泥沼の、医療崩壊、経済崩壊、社会崩壊だけです。 何が、スマートなものか。 本来、「スマート」とは、「賢い」という意味ですが、真逆の結果になってしまいます。
日本では、医療崩壊が、院内感染から始まっているようですが、医療の拠点である、病院内で感染が広まっているのでは、お話になりませんな。 笑い事ではないのであって、対策を取らなければなりませんが、そもそも、対策が取れるような人達なら、院内感染など起こさなかったという分析もできます。 つまりその、日本の医療関係者が、「呼吸器系感染症対策は、これでいい」と思って来た、その常識を超えるほど、新型肺炎ウィルスが、感染し易いという事なのでしょう。
マスク、ゴーグル、防護服も、首や顔の一部が露出しているタイプでは、エアロゾル感染を止められないわけだ。 病院内は、エアロゾルが充満していると思われるので、当然の事。 中国では、エアコンも塞いで停めていましたが、エアロゾルを介して他の部屋までウィルスが流れて行くのを防ぐ為でしょう。
クルーズ船や、空母など、船の中で感染が急拡大したのは、換気ダクトを通して、同じ空気が各部屋に流れているからだと思います。 病院船なんか、最悪だ。 一部屋ごとに、エアコンを付けられるのなら別ですが。 ちなみに、普通は、船の窓は開きません。 クルーズ船が話題になっていた頃、日本の専門家が、「船は、陸上から離れているから、隔離には、持って来いだ」などと、いい加減な事を言っていましたが、ガキの浅知恵としか言えませんな。 何が、持って来いだ。 ろくでもない。 却って、うつり易いではないか。
マスクやゴーグルを別々に着けるより、頭をすっぽり覆う、透明なヘルメットを被ってしまった方が、安全なのではないでしょうか。 できれば、防護服と密封して、フィルターを介し、ポンプで空気を補給するタイプが望ましいですが、そこまではできないでしょうから、透明ヘルメットを首で留めるようにして、そこから上だけでも、密封に近い状態にし、フィルターを介して、空気を取り入れるようにすれば、たいぶ、違うはず。 ヘルメットなら、洗えますから、使い捨てにする必要はないです。
防護具は、使い捨てにするから、すぐに、なくなってしまうのであって、ゴーグルやフェイス・シールドはもちろん、マスクであっても、塩素溶液消毒して、何度も使った方がいいです。 雨合羽を代用品にするのはいいですが、一回使ったら、捨てるなんて、馬鹿な事はしないように。 まず、病院ごとに、大きな水槽を買えというのよ。 そこに塩素溶液を貯めておいて、使った物をドブ浸けし、干しておけば、また使えます。 防護具が足りないと嘆くより、塩素の殺ウィルス能力を信じる方が、遥かに、前向きです。
そもそも、防護服自体が、よくないという見方もできます。 治療中だけ防護服を着て、それを脱げば、下の服は清浄だと思っているのでしょうが、もし、服にウィルスが付いていたら、手で触れてしまって、その手で口・鼻・目を触ったら、感染してしまいます。 首から下は普通の白衣でもいいから、服も不浄化していると考えて、確実に洗うという方式に換えた方がいいかもしれません。
ゴミ袋を着たり、不織布のエプロンだけしても、露出部分や隙間だらけでは、あまり、意味がない。 目・鼻・口を通らなければ感染しようがないのですから、そこだけ、集中的に防御し、他は洗う、という方式でいいと思います。 対応する患者ごとに、防護具を換えるというのは、感染者だけの病棟の場合、全く意味がありません。 非感染者がいる病棟と行き来する人の場合だけ、意味があります。 もちろん、行き来しないで済むのなら、その方がいいですけど。
こんな事は、釈迦に説法のような気もしますが、律儀に、ルール通り、患者ごとに着替えている人がいるかも知れないので、念の為に書いておきます。 そりゃ、たちまち、備蓄が底をつくわ。 当然だわ。 アメリカのある病院では、マスクも消毒して、再利用しているそうですが、賢明な策だと思います。
釈迦に説法云々という話になると、そもそも、医療関係者が、何もかも分かっている人ばかりなら、院内感染は、起こりません。 それが、現実に、うじゃうじゃ起こっているという事は、すなわち、分かっていない人が多いという証拠でしょう。 医療関係者だからといって、みんな潔癖ではないのであって、非潔癖や、ズボラもいます。 病人に触る仕事ですから、ある程度、ズボラでないと、勤まらないという見方もあります。 そういう人達に、清浄・不浄の区別を分からせるのは、不可能に近いくらい、困難です。
【2020/04/20 月】
イオン系スーパーが、5パーセント引きの日なので、本降りの雨の中、一人で車で、食料品の買い出し。 午前8時に行ったので、ガラガラ。 客より、店員の方が多い。 今は、買い物は、この時間帯に限るな。
帰ってから、車の水滴を、全部拭き取りました。 運動不足だから、ちょうど良い。
あとは、パソコン作業と、昼寝で過ごしました。 雨が上がったのは、午後3時頃。
検温が大切なようなので、遅れ馳せながら、押入れに突っ込んであった救急箱から、体温計を取り出しました。 昔ながらの、水銀柱のタイプです。 測ってみたら、最初は、36.1℃。 2時間くらいおいた二回目は、36.0℃でした。 低すぎるわ。 まあ、高いよりはいいか。
今後、一日に、何回か、測ってみる所存。 どうせ、出かけられずに、閑ですし。
今回は、ここまでにします。 日記に書き尽くしているので、後文で書く事がありませんな。