EN125-2Aでプチ・ツーリング (21)
週に一度、「スズキ(大長江集団) EN125-2A・鋭爽」で出かけている、プチ・ツーリングの記録の、21回目です。 その月の最終週に、前月に行った所を出しています。 今回は、2021年5月分。
【西沢田・日吉神社①】
2021年5月6日に、バイクで、沼津市・西沢田にある、「日吉神社」に行って来ました。
≪写真1≫
根方街道から、北へ向かい、新幹線を潜ると、すぐ正面にあります。 道は、左へ曲がって、坂を登って行きます。 神社の西側を見てみたのですが、バイクを停める場所がないので、正面に戻って、石段の下に停めました。 三角形の余地があり、通行の邪魔にはなりませんが、こういう所に停めたのでは、長時間、離れているわけには行きませんな。
≪写真2左≫
正面鳥居の近くにあった、石燈籠。 断面六角形タイプ。 まだ新しいです。 台座だけ古いのは、先代のをそのまま使っているからでしょう。
≪写真2右≫
手水舎。 自然石を穿った漱盤。 蛇口あり。 ハンドルも付いています。 右側に、コンクリート・タイル貼りの流しが、別に設けられています。 かなり、損傷していますが。
≪写真3≫
境内に置いてあった、細長い石。 「まちはし橋桁」。 かつて、石橋がどこかにあって、その部品だけ残してあるのでしょう。
≪写真4≫
社殿。 鉄筋コンクリート、瓦葺き。 がっちりした建物です。
【西沢田・日吉神社②】
≪写真1左≫
本殿。 鎮守の森が鬱蒼としていて、側面からは、全体が撮れませんでした。 本殿の方が、拝殿より、かなり高くなっています。
≪写真1右≫
境内別社。 祠本体は木製。 覆いは、コンクリート・ブロックの壁に、コンクリートの屋根が載っています。 これは、「山神社」ですが、他に、「疱瘡神社」と、「高尾神社」がありました。
≪写真2左≫
東側にも参道があり、鳥居が立っていました。 こちらからなら、広い道路があるので、バイクは勿論、車も停められない事はないです。
≪写真2右上≫
境内に隣接している運動場で見つけた、タンポポの穂。 花は、円盤状なのに、穂が球形になるのは、不思議です。
≪写真2右下≫
鎮守の森の中にあった、ローラー。 どう見ても、ローラーをかけるような場所ではなかったので、隣接する運動場で使っていた物かもしれません。
≪写真3≫
隣接する運動場。 おそらく、かつては、ここも、鎮守の森だったのでしょう。
≪写真4≫
手前は、石燈籠の残骸。 丁寧に、並べてあります。 大抵の神社がそうですが、部品を作り直して、修理しようという考えは、ないんですな。
奥にある箱は、トイレです。 大用・小用、並んでいます。 仮設トイレにしては、常設的雰囲気が強い。
この後、急いで、バイクに戻りました。 イタズラされるような事はなかったです。 どうも、バイクの置き場所に不安があると、落ち着いて、見学できませんな。
【根古屋・浅間神社①】
2021年5月12日に、バイクで、沼津市の西の方、根古谷にある、「浅間神社」に行って来ました。 愛鷹山の麓で、興国寺城址の近くです。
≪写真1左≫
茶畑の北側、杉・檜林の中にありました。
≪写真1右≫
鳥居。 注連縄が張ってあります。 こういのも、ある所とない所がありますねえ。
≪写真2左≫
手水舎。 シンプルですが、屋根が付いていれば、手水舎と言えます。 しかし、この神社の、実質的手水場は、別にあります。 この手水舎は、オブジェのようなもの。 漱盤に、蓋がされている点を見ても、ここで、手は洗えません。
≪写真2右≫
推定・拝殿。 なぜ、推定なのかは、次の本殿の写真を見てください。
≪写真3左≫
推定・本殿。 なぜ、推定なのかは、次の写真を見てください。
≪写真3右≫
本殿なのに、鈴が下がっています。 つまり、この場所で拝めという事であって、もし、そうなら、こちらが、拝殿という事になります。 という事は、「推定・拝殿」と書いた、≪写真2右≫の建物は、何なのでしょうか。 神社の建物というと、他に、「舞台」がありますが、建物の構造上、舞台とは思えません。 分からぬ。
考えられるのは、拝殿、本殿の区別について、よく知らない人が、建物を造ったというケースですが、この規模の神社で、それはないでしょう。 必ず、神官や、宮大工など、詳しい人間に相談していると思うからです。
ちなみに、本殿と拝殿が、一つの建物の中にある形式や、山や岩などが御神体で、本殿がない形式もあるので、建物の形状や、並びだけで、本殿と拝殿を区別するのには、無理があります。
≪写真4左≫
獅子型狛犬。 平成7年(1995年)の奉納。 「ファニー」が入っていますな。 昭和の獅子型狛犬は、もっとも怖い顔をしています。
≪写真4右≫
断面四角型の石燈籠。 笠の正面が、唐破風形になっています。 他にも、装飾多し。 これは、高かったでしょう。
≪写真5≫
鳥居の横、茶畑の隅に停めた、EN125-2A・鋭爽。 出先では、サイド・スタンドで停めています。 短時間だから、問題なし。 タンクや、リヤ・フェンダーが白くなっているのは、光の反射です。 左の斜面にあるのは、蘇鉄。 半分、土に埋もれていました。
【根古屋・浅間神社②】
≪写真1≫
境内別社。 三社同居で、左から、「稲荷神社」、「神明宮」、「山神社」。 他に、単独の別社があり、「秋葉山」が祀られていました。
≪写真2左≫
これが、この神社の実質的、手水場です。 タイル張りの流しに、ポリ・タンクで水を供給するという、大変、大変、珍しい形式。 初めて見ました。 水を引いていない、形ばかりの手水場が多い中で、できる限りの実用性を追求しているのは、見事です。 これを見れただけでも、ここまで来た甲斐がありました。
≪写真2右≫
周囲は、杉・檜林です。 出来たのは、林が先か、神社が先か、気になるところですな。 浅間(あさま)というのは、火山の事ですが、愛鷹山が噴火していたのは、有史以前どころの話ではなく、神話時代よりも遥かな太古でして、愛鷹山を祀ったわけではなく、浅間(せんげん)神社の末社として造られたのではないでしょうか。
≪写真3≫
参道から、南を見た景色。 手前は、茶畑。 霜除けの扇風機が立っています。 家並みは、原の街。 黒っぽい線は、千本松原。 その向こうは、駿河湾です。
≪写真4左≫
帰りに、興国寺城址の前に、バイクを停めました。 城址に寄ったのではなく・・・。
≪写真4右上≫
城址の、道路を挟んだ向かい側に、黄花コスモスが咲いていたので、撮影する為に、停まった次第。
≪写真4右下≫
花のアップ。 黄花コスモスは、近くで見ると、形が独特で、コスモスらしくありませんな。 小さな虫がとまって、蜜を吸っています。
【平沼・山之神】
5月18日に、バイクで、沼津市の西の方、もう、富士市に程近い、平沼地区へ行って来ました。 地図に載っていた公園が目的地だったのですが、一応着いたものの、見るほどの所ではなく、停まりませんでした。 西の方に、神社が見えたので、そちらへ行ってみました。
≪写真1≫
鳥居の名額には、「山之神」とあります。
≪写真2左≫
上の写真の、バイクの右側の叢に咲いていた花。 名前は分かりません。
≪写真2右≫
よく、川の土手に生えている、縦に長い、ふさふさした穂がつく草です。 名前は分かりません。 植えたとは思えませんが、自然に生えて来て、これだけの群落になるには、何年もかかるでしょうねえ。
≪写真3≫
社殿と石燈籠。 どちらも、新しいです。 石の社殿は、人間は入れないサイズ。 大変、珍しい。 よく見る、石の祠とは、全く違います。 屋根が寄棟になっていて、正面に破風まで付いています。 何となく、沖縄っぽい。
≪写真4≫
南を見下ろしました。 晴れていれば、気持ちがいい所だと思います。 畑に何か植えてありますが、野菜ではなく、木のように見えます。 野菜だったら、こんなに雑草だらけで放っておかないでしょうな。
【西浦平沢・八幡宮①】
2021年5月28日に、バイクで、西浦平沢の八幡宮に行って来ました。
≪写真1左≫
県道17号線を、西に向かい、平沢の集落に入ったら、左折して、とにかく、東側の山裾の道を登って行けば、着きます。 バイクを停める場所はありましたが、車ではどうですかねえ。 前の道路に停めておいても、ほとんど、車の通りがないから、短時間なら大丈夫だと思いますが。
≪写真1右≫
道路沿いは、岩の崖になっているのですが、この部分だけ、石垣になっていて、膨らんでいました。 かつては、この上に、何か施設があったんでしょうか。 古そうな積み方ですが、大きな写真で見ると、塩ビ・パイプが埋め込まれていて、築造年代が、よく分かりません。
≪写真2左≫
境内の下の段。 お祭りなど、行事をするには、都合が良い広さです。 しかし、全体に苔むしていて、そういう事は、あまり行われていないようにも思えます。
≪写真2右≫
下の段の崖に、横穴がありました。 古代の墓でしょうか。
≪写真3左≫
下の段の隅に、建物がありました。 人寄せをするには、窓が少ないので、神輿などを入れる倉庫なのかもしれません。
≪写真3右≫
手水舎。 木造銅板葺き。 蛇口あり、柄杓あり。 教科書的に、揃えてあります
≪写真4左≫
境内、上の段にある、石燈籠。 笠が、少し、ズレていますな。 「御寶前」と彫ってあります。 そういう言葉もあるわけだ。
≪写真4右≫
唐獅子タイプの狛犬。 明らかに、「ファニー」が入っていて、昭和後期から、平成にかけて彫られたものと思います。 台座には、「昭和拾一年」とあるのですが、そんな事は、ありえません。 台座が作られたのが、昭和11年で、狛犬は、作り直したのでしょう。
≪写真5≫
社殿。 拝殿と本殿が、短い廊下で繋がっている形式です。 木造、瓦葺き。 側面の外壁は、モルタル塗りです。 屋根の傾斜が直線的なので、昭和の中期以降の建物ではないかと思います。
【西浦平沢・八幡宮②】
≪写真1左≫
拝殿と本殿を繋いでいる廊下。 ここの屋根にも、瓦が葺かれています。 細かい仕事ですな。
≪写真1右≫
拝殿の軒下に、別社が三つ置いてありました。 瓦が奉納されているところを見ると、この社殿の造営に、瓦屋さんが、深く関わっていたのではないかと思います。
≪写真2左≫
社殿の横に、ドクダミの群落がありました。 日陰を好むので、山陰にあって、昼尚暗いこの神社の境内は、もってこいの場所でしょう。
≪写真2右≫
花は、可愛らしいです。 葉の形を見ると、アオイ科かと思ってしまいますが、ドクタミ科だそうです。
≪写真3左≫
境内、下の段の入り口近くに、コンクリートの階段がありました。 土の傾斜の上に、ぼてっと流して、階段状に成形した物。 よく、ズレ落ちてきませんねえ。 こういうのは、衝撃を与えないように、そろそろと登ります。
≪写真3右≫
登って行ったら、小さな祠と、浮き彫りの石像がありました。 たぶん、道祖神でしょう。
≪写真4≫
南側は、山です。 段々畑になっていますが、何を植えてあるのかは、不明。 蜜柑ですかね? 西浦は、蜜柑で有名ではありますが。
倉庫の近くに停めた、EN125-2A・鋭爽ですが、ハンドルの不安定が直ってからこっち、調子良く走っています。
≪写真5≫
少し、集落側に出て来ると、北側に、駿河湾を挟んで、富士山が見えました。 右手前に、愛鷹山も見えます。 これだけ、良く見えるのだから、この辺に住んでいる人達は、富士山愛が強いかも知れませんな。 逆に、見慣れてしまって、無関心という事も考えられます。
今回は、ここまで。
それにしても、神社というのは、たくさん、あるものですねえ。 プチ・ツーを始めてから、一年半以上になりますが、半径20キロ以内だけでも、まだまだ、行っていない所が、うじゃうじゃ、あります。 「神社なんて、どこも似たようなもの」と思っている方々が多いと思いますが、規模の違いの外に、微妙な違いや、微妙とは言えない違いもあって、目が肥えて来ると、どこかしら、何かしら、興味を引く部分を見つけられます。
【西沢田・日吉神社①】
2021年5月6日に、バイクで、沼津市・西沢田にある、「日吉神社」に行って来ました。
≪写真1≫
根方街道から、北へ向かい、新幹線を潜ると、すぐ正面にあります。 道は、左へ曲がって、坂を登って行きます。 神社の西側を見てみたのですが、バイクを停める場所がないので、正面に戻って、石段の下に停めました。 三角形の余地があり、通行の邪魔にはなりませんが、こういう所に停めたのでは、長時間、離れているわけには行きませんな。
≪写真2左≫
正面鳥居の近くにあった、石燈籠。 断面六角形タイプ。 まだ新しいです。 台座だけ古いのは、先代のをそのまま使っているからでしょう。
≪写真2右≫
手水舎。 自然石を穿った漱盤。 蛇口あり。 ハンドルも付いています。 右側に、コンクリート・タイル貼りの流しが、別に設けられています。 かなり、損傷していますが。
≪写真3≫
境内に置いてあった、細長い石。 「まちはし橋桁」。 かつて、石橋がどこかにあって、その部品だけ残してあるのでしょう。
≪写真4≫
社殿。 鉄筋コンクリート、瓦葺き。 がっちりした建物です。
【西沢田・日吉神社②】
≪写真1左≫
本殿。 鎮守の森が鬱蒼としていて、側面からは、全体が撮れませんでした。 本殿の方が、拝殿より、かなり高くなっています。
≪写真1右≫
境内別社。 祠本体は木製。 覆いは、コンクリート・ブロックの壁に、コンクリートの屋根が載っています。 これは、「山神社」ですが、他に、「疱瘡神社」と、「高尾神社」がありました。
≪写真2左≫
東側にも参道があり、鳥居が立っていました。 こちらからなら、広い道路があるので、バイクは勿論、車も停められない事はないです。
≪写真2右上≫
境内に隣接している運動場で見つけた、タンポポの穂。 花は、円盤状なのに、穂が球形になるのは、不思議です。
≪写真2右下≫
鎮守の森の中にあった、ローラー。 どう見ても、ローラーをかけるような場所ではなかったので、隣接する運動場で使っていた物かもしれません。
≪写真3≫
隣接する運動場。 おそらく、かつては、ここも、鎮守の森だったのでしょう。
≪写真4≫
手前は、石燈籠の残骸。 丁寧に、並べてあります。 大抵の神社がそうですが、部品を作り直して、修理しようという考えは、ないんですな。
奥にある箱は、トイレです。 大用・小用、並んでいます。 仮設トイレにしては、常設的雰囲気が強い。
この後、急いで、バイクに戻りました。 イタズラされるような事はなかったです。 どうも、バイクの置き場所に不安があると、落ち着いて、見学できませんな。
【根古屋・浅間神社①】
2021年5月12日に、バイクで、沼津市の西の方、根古谷にある、「浅間神社」に行って来ました。 愛鷹山の麓で、興国寺城址の近くです。
≪写真1左≫
茶畑の北側、杉・檜林の中にありました。
≪写真1右≫
鳥居。 注連縄が張ってあります。 こういのも、ある所とない所がありますねえ。
≪写真2左≫
手水舎。 シンプルですが、屋根が付いていれば、手水舎と言えます。 しかし、この神社の、実質的手水場は、別にあります。 この手水舎は、オブジェのようなもの。 漱盤に、蓋がされている点を見ても、ここで、手は洗えません。
≪写真2右≫
推定・拝殿。 なぜ、推定なのかは、次の本殿の写真を見てください。
≪写真3左≫
推定・本殿。 なぜ、推定なのかは、次の写真を見てください。
≪写真3右≫
本殿なのに、鈴が下がっています。 つまり、この場所で拝めという事であって、もし、そうなら、こちらが、拝殿という事になります。 という事は、「推定・拝殿」と書いた、≪写真2右≫の建物は、何なのでしょうか。 神社の建物というと、他に、「舞台」がありますが、建物の構造上、舞台とは思えません。 分からぬ。
考えられるのは、拝殿、本殿の区別について、よく知らない人が、建物を造ったというケースですが、この規模の神社で、それはないでしょう。 必ず、神官や、宮大工など、詳しい人間に相談していると思うからです。
ちなみに、本殿と拝殿が、一つの建物の中にある形式や、山や岩などが御神体で、本殿がない形式もあるので、建物の形状や、並びだけで、本殿と拝殿を区別するのには、無理があります。
≪写真4左≫
獅子型狛犬。 平成7年(1995年)の奉納。 「ファニー」が入っていますな。 昭和の獅子型狛犬は、もっとも怖い顔をしています。
≪写真4右≫
断面四角型の石燈籠。 笠の正面が、唐破風形になっています。 他にも、装飾多し。 これは、高かったでしょう。
≪写真5≫
鳥居の横、茶畑の隅に停めた、EN125-2A・鋭爽。 出先では、サイド・スタンドで停めています。 短時間だから、問題なし。 タンクや、リヤ・フェンダーが白くなっているのは、光の反射です。 左の斜面にあるのは、蘇鉄。 半分、土に埋もれていました。
【根古屋・浅間神社②】
≪写真1≫
境内別社。 三社同居で、左から、「稲荷神社」、「神明宮」、「山神社」。 他に、単独の別社があり、「秋葉山」が祀られていました。
≪写真2左≫
これが、この神社の実質的、手水場です。 タイル張りの流しに、ポリ・タンクで水を供給するという、大変、大変、珍しい形式。 初めて見ました。 水を引いていない、形ばかりの手水場が多い中で、できる限りの実用性を追求しているのは、見事です。 これを見れただけでも、ここまで来た甲斐がありました。
≪写真2右≫
周囲は、杉・檜林です。 出来たのは、林が先か、神社が先か、気になるところですな。 浅間(あさま)というのは、火山の事ですが、愛鷹山が噴火していたのは、有史以前どころの話ではなく、神話時代よりも遥かな太古でして、愛鷹山を祀ったわけではなく、浅間(せんげん)神社の末社として造られたのではないでしょうか。
≪写真3≫
参道から、南を見た景色。 手前は、茶畑。 霜除けの扇風機が立っています。 家並みは、原の街。 黒っぽい線は、千本松原。 その向こうは、駿河湾です。
≪写真4左≫
帰りに、興国寺城址の前に、バイクを停めました。 城址に寄ったのではなく・・・。
≪写真4右上≫
城址の、道路を挟んだ向かい側に、黄花コスモスが咲いていたので、撮影する為に、停まった次第。
≪写真4右下≫
花のアップ。 黄花コスモスは、近くで見ると、形が独特で、コスモスらしくありませんな。 小さな虫がとまって、蜜を吸っています。
【平沼・山之神】
5月18日に、バイクで、沼津市の西の方、もう、富士市に程近い、平沼地区へ行って来ました。 地図に載っていた公園が目的地だったのですが、一応着いたものの、見るほどの所ではなく、停まりませんでした。 西の方に、神社が見えたので、そちらへ行ってみました。
≪写真1≫
鳥居の名額には、「山之神」とあります。
≪写真2左≫
上の写真の、バイクの右側の叢に咲いていた花。 名前は分かりません。
≪写真2右≫
よく、川の土手に生えている、縦に長い、ふさふさした穂がつく草です。 名前は分かりません。 植えたとは思えませんが、自然に生えて来て、これだけの群落になるには、何年もかかるでしょうねえ。
≪写真3≫
社殿と石燈籠。 どちらも、新しいです。 石の社殿は、人間は入れないサイズ。 大変、珍しい。 よく見る、石の祠とは、全く違います。 屋根が寄棟になっていて、正面に破風まで付いています。 何となく、沖縄っぽい。
≪写真4≫
南を見下ろしました。 晴れていれば、気持ちがいい所だと思います。 畑に何か植えてありますが、野菜ではなく、木のように見えます。 野菜だったら、こんなに雑草だらけで放っておかないでしょうな。
【西浦平沢・八幡宮①】
2021年5月28日に、バイクで、西浦平沢の八幡宮に行って来ました。
≪写真1左≫
県道17号線を、西に向かい、平沢の集落に入ったら、左折して、とにかく、東側の山裾の道を登って行けば、着きます。 バイクを停める場所はありましたが、車ではどうですかねえ。 前の道路に停めておいても、ほとんど、車の通りがないから、短時間なら大丈夫だと思いますが。
≪写真1右≫
道路沿いは、岩の崖になっているのですが、この部分だけ、石垣になっていて、膨らんでいました。 かつては、この上に、何か施設があったんでしょうか。 古そうな積み方ですが、大きな写真で見ると、塩ビ・パイプが埋め込まれていて、築造年代が、よく分かりません。
≪写真2左≫
境内の下の段。 お祭りなど、行事をするには、都合が良い広さです。 しかし、全体に苔むしていて、そういう事は、あまり行われていないようにも思えます。
≪写真2右≫
下の段の崖に、横穴がありました。 古代の墓でしょうか。
≪写真3左≫
下の段の隅に、建物がありました。 人寄せをするには、窓が少ないので、神輿などを入れる倉庫なのかもしれません。
≪写真3右≫
手水舎。 木造銅板葺き。 蛇口あり、柄杓あり。 教科書的に、揃えてあります
≪写真4左≫
境内、上の段にある、石燈籠。 笠が、少し、ズレていますな。 「御寶前」と彫ってあります。 そういう言葉もあるわけだ。
≪写真4右≫
唐獅子タイプの狛犬。 明らかに、「ファニー」が入っていて、昭和後期から、平成にかけて彫られたものと思います。 台座には、「昭和拾一年」とあるのですが、そんな事は、ありえません。 台座が作られたのが、昭和11年で、狛犬は、作り直したのでしょう。
≪写真5≫
社殿。 拝殿と本殿が、短い廊下で繋がっている形式です。 木造、瓦葺き。 側面の外壁は、モルタル塗りです。 屋根の傾斜が直線的なので、昭和の中期以降の建物ではないかと思います。
【西浦平沢・八幡宮②】
≪写真1左≫
拝殿と本殿を繋いでいる廊下。 ここの屋根にも、瓦が葺かれています。 細かい仕事ですな。
≪写真1右≫
拝殿の軒下に、別社が三つ置いてありました。 瓦が奉納されているところを見ると、この社殿の造営に、瓦屋さんが、深く関わっていたのではないかと思います。
≪写真2左≫
社殿の横に、ドクダミの群落がありました。 日陰を好むので、山陰にあって、昼尚暗いこの神社の境内は、もってこいの場所でしょう。
≪写真2右≫
花は、可愛らしいです。 葉の形を見ると、アオイ科かと思ってしまいますが、ドクタミ科だそうです。
≪写真3左≫
境内、下の段の入り口近くに、コンクリートの階段がありました。 土の傾斜の上に、ぼてっと流して、階段状に成形した物。 よく、ズレ落ちてきませんねえ。 こういうのは、衝撃を与えないように、そろそろと登ります。
≪写真3右≫
登って行ったら、小さな祠と、浮き彫りの石像がありました。 たぶん、道祖神でしょう。
≪写真4≫
南側は、山です。 段々畑になっていますが、何を植えてあるのかは、不明。 蜜柑ですかね? 西浦は、蜜柑で有名ではありますが。
倉庫の近くに停めた、EN125-2A・鋭爽ですが、ハンドルの不安定が直ってからこっち、調子良く走っています。
≪写真5≫
少し、集落側に出て来ると、北側に、駿河湾を挟んで、富士山が見えました。 右手前に、愛鷹山も見えます。 これだけ、良く見えるのだから、この辺に住んでいる人達は、富士山愛が強いかも知れませんな。 逆に、見慣れてしまって、無関心という事も考えられます。
今回は、ここまで。
それにしても、神社というのは、たくさん、あるものですねえ。 プチ・ツーを始めてから、一年半以上になりますが、半径20キロ以内だけでも、まだまだ、行っていない所が、うじゃうじゃ、あります。 「神社なんて、どこも似たようなもの」と思っている方々が多いと思いますが、規模の違いの外に、微妙な違いや、微妙とは言えない違いもあって、目が肥えて来ると、どこかしら、何かしら、興味を引く部分を見つけられます。