ネット交友法度
奇妙な事に、連休に入ると、更新意欲が減退します。 時間はたっぷりあるのに、文章を書く気がなくなるのはなぜでせう?
つくづく思うんですが、ネット活動を楽しむ為に最も重要な事は、≪野心を捨てる事≫ですなあ。 たとえば、自分のサイト・ブログを繁盛させたいとか、他人に自分の意見を認めさせたいとか、そういうギトギトした欲望を満たそうとしない事です。 今の世の中、「石を投げれば、利己主義者に当る」、「犬も歩けば、ナルシストに当る」という状況ですから、他人が自分の事を持て囃してくれるなどと望む方が間違っているのです。 誰も彼も、他人から持て囃されたいと思っていても、その逆は微塵も望んでいません。
人気サイトというのがあるにはありますが、そういう所は有用なコンテンツを持っているから利用者が来るわけです。 利益という蜜を与えてくれるから、蜂が寄って来るわけですな。 そして、ついでに掲示板に書き込んでいくと。 しかし、そういう有用コンテンツを作れる人はごくごく少数です。 同じような趣旨のコンテンツであれば、最も濃密に作られているサイトに利用者が集中するので、そこだけが老舗化し、他のサイトはかすんでしまいます。 「二番煎じになるな」と思ったら、最初から作らない方が無難でしょう。
人気ブログというのもありますが、こちらはもっと下品な理由で繁盛しています。 アクセスログを見ていると分かるんですが、ブログを覗きに来る客というのは、単語検索で来る場合が非常に多いです。 自分が知りたい事、興味がある事を検索し、引っ掛かった所にアクセスするわけですな。 ≪炎上≫などという奇怪な現象が起こるのもそのせいです。 知り合いが読みに来ているのであれば、そんなに多くのコメントが集中するわけがないのであって、暴力的な書き込みをしてくる連中は全部、検索で来た真っ赤な他人どもです。 炎上事件が伝えられるたびに、この世の中にいかに下劣な人間が多いかを痛感し、ほとほと嫌になってしまいます。 下司ばっかり・・・。
このように、サイトでもブログでも、何か特別な才能があるか、さもなくば下司どもの興味を引くような下司な文章を書くかしなければ、繁盛させる事は不可能です。 前者は才能なくば出来ませんし、後者は低劣すぎて、する気になりません。 つまりね、≪善良な一般人≫が、ネット上で他人の注目を浴びる事は、そもそも不可能なのですよ。 試してみるのを止めはしませんが、最終的には嫌な記憶が残るだけですぜ。
私はかれこれ6年くらいネット活動してますが、最初の頃知り合った人で音信が続いているのは、一人しかいません。 今交友している人達はすべて半年以内に知り合った方々です。 私は性格がいい方ではありませんが、誰から見ても温厚かつ朗らかという人でも、事情はほとんど変わらないようです。 結構うまが合う相手でも、半年もするとやりとりが途切れ始め、やがて全く関わらなくなってしまいます。 「お久しぶりです」といって、数年ぶりに書き込んで来る人がいても、それ一度きりとか、せいぜい二回も書き込んでくれば、それでまた離れていきます。 人間の交際というのは、そういう儚いものなんですな。
それでも、「せっかくインターネットをやっているのだから、何らかの交際がしたい」という場合、≪広く浅く≫を心掛けるのが良いと思います。 具体的に言うと、
≪自分のサイト・ブログは作らない≫
更新の負担に押し潰されたり、お客が来てくれない事にイライラしなくて済むように、元を断ってしまうわけです。 交際は、よそへの書き込みだけで行ないます。
≪絶対に相手を貶さない≫
貶すくらいなら、最初から書きこまなければいいのです。 「誉めてばかりだと本音の話が出来ない」と思うかもしれませんが、本音の話などする必要はありません。 いや、してはいけないのです。 本音の話をしていると、必ず意見の違いがありますから、衝突し、喧嘩別れの原因になります。
≪論争をしない≫
これは、随分前にも書きました。 政治・思想・宗教・歴史などに関する論争はもちろんご法度。 ごく日常的な話題でも、「意見が違うと思ったら、その事については何も書かない」という原則を貫きます。 こちらが相手を誉めているにも拘らず、相手が反発して来るようなケースが稀にありますが、それは論争を仕掛けられているわけですから、危険人物と見做し、そこへはもう行かないのが良いでしょう。
≪他の客と話さない≫
会話は必ず、そのサイト・ブログの主人とだけ行ない、他の客と話さないようにします。 主人が嫌がるのが最大の理由です。 自分の所で、他人同士が話をしていると、ムカっとするのは人情というもの。 喧嘩も困るが、仲良くされるのも不愉快なものです。 主人と他の客の会話の内容にも関わらないようにします。 「その件ですが、実は・・・」などと口を挟むと、無視されたり、窘められたり、ろくな事がありません。 昔は、個人サイトの掲示板で、他人同士が会話をするようになると、「サロン化した」などといって、掲示板が成熟したと見做されましたが、それは完全に過去の価値観です。 いまや、サロン化は人間関係に亀裂を生じさせる原因でしかありません。
≪定期的に訪ねるのは避ける≫
「一週間に一度書きこむ」といったパターンを決めてしまうと、相手側は「こいつは機械的に巡回している」と見て、不快感を抱きます。 わざと崩した方が宜しい。 もう一つまずいのは、毎日とか、一日に何回もという頻繁型です。 絶対に嫌がられます。 レスを書くにはエネルギーと時間が必要なので、立て続けに書きこまれると、主人は参ってしまうのです。
基本的に、「ネット交友は時間がたつと必ず破綻する」と覚悟しておくべきでしょう。 しかし、だからといって、あちこちに書き棄てのような書き込みをしていたのでは、炎上ブログにたかる下司どもと選ぶ所がなくなってしまいます。 破綻が避けられない事を念頭に置いた上で、なるべく長持ちさせる事を目標にすべきですな。 その為には、相手側に利益を与え続ける事が重要です。 もし利益を与えられなくなったら、その時が交友を打ち切る時なわけです。
つくづく思うんですが、ネット活動を楽しむ為に最も重要な事は、≪野心を捨てる事≫ですなあ。 たとえば、自分のサイト・ブログを繁盛させたいとか、他人に自分の意見を認めさせたいとか、そういうギトギトした欲望を満たそうとしない事です。 今の世の中、「石を投げれば、利己主義者に当る」、「犬も歩けば、ナルシストに当る」という状況ですから、他人が自分の事を持て囃してくれるなどと望む方が間違っているのです。 誰も彼も、他人から持て囃されたいと思っていても、その逆は微塵も望んでいません。
人気サイトというのがあるにはありますが、そういう所は有用なコンテンツを持っているから利用者が来るわけです。 利益という蜜を与えてくれるから、蜂が寄って来るわけですな。 そして、ついでに掲示板に書き込んでいくと。 しかし、そういう有用コンテンツを作れる人はごくごく少数です。 同じような趣旨のコンテンツであれば、最も濃密に作られているサイトに利用者が集中するので、そこだけが老舗化し、他のサイトはかすんでしまいます。 「二番煎じになるな」と思ったら、最初から作らない方が無難でしょう。
人気ブログというのもありますが、こちらはもっと下品な理由で繁盛しています。 アクセスログを見ていると分かるんですが、ブログを覗きに来る客というのは、単語検索で来る場合が非常に多いです。 自分が知りたい事、興味がある事を検索し、引っ掛かった所にアクセスするわけですな。 ≪炎上≫などという奇怪な現象が起こるのもそのせいです。 知り合いが読みに来ているのであれば、そんなに多くのコメントが集中するわけがないのであって、暴力的な書き込みをしてくる連中は全部、検索で来た真っ赤な他人どもです。 炎上事件が伝えられるたびに、この世の中にいかに下劣な人間が多いかを痛感し、ほとほと嫌になってしまいます。 下司ばっかり・・・。
このように、サイトでもブログでも、何か特別な才能があるか、さもなくば下司どもの興味を引くような下司な文章を書くかしなければ、繁盛させる事は不可能です。 前者は才能なくば出来ませんし、後者は低劣すぎて、する気になりません。 つまりね、≪善良な一般人≫が、ネット上で他人の注目を浴びる事は、そもそも不可能なのですよ。 試してみるのを止めはしませんが、最終的には嫌な記憶が残るだけですぜ。
私はかれこれ6年くらいネット活動してますが、最初の頃知り合った人で音信が続いているのは、一人しかいません。 今交友している人達はすべて半年以内に知り合った方々です。 私は性格がいい方ではありませんが、誰から見ても温厚かつ朗らかという人でも、事情はほとんど変わらないようです。 結構うまが合う相手でも、半年もするとやりとりが途切れ始め、やがて全く関わらなくなってしまいます。 「お久しぶりです」といって、数年ぶりに書き込んで来る人がいても、それ一度きりとか、せいぜい二回も書き込んでくれば、それでまた離れていきます。 人間の交際というのは、そういう儚いものなんですな。
それでも、「せっかくインターネットをやっているのだから、何らかの交際がしたい」という場合、≪広く浅く≫を心掛けるのが良いと思います。 具体的に言うと、
≪自分のサイト・ブログは作らない≫
更新の負担に押し潰されたり、お客が来てくれない事にイライラしなくて済むように、元を断ってしまうわけです。 交際は、よそへの書き込みだけで行ないます。
≪絶対に相手を貶さない≫
貶すくらいなら、最初から書きこまなければいいのです。 「誉めてばかりだと本音の話が出来ない」と思うかもしれませんが、本音の話などする必要はありません。 いや、してはいけないのです。 本音の話をしていると、必ず意見の違いがありますから、衝突し、喧嘩別れの原因になります。
≪論争をしない≫
これは、随分前にも書きました。 政治・思想・宗教・歴史などに関する論争はもちろんご法度。 ごく日常的な話題でも、「意見が違うと思ったら、その事については何も書かない」という原則を貫きます。 こちらが相手を誉めているにも拘らず、相手が反発して来るようなケースが稀にありますが、それは論争を仕掛けられているわけですから、危険人物と見做し、そこへはもう行かないのが良いでしょう。
≪他の客と話さない≫
会話は必ず、そのサイト・ブログの主人とだけ行ない、他の客と話さないようにします。 主人が嫌がるのが最大の理由です。 自分の所で、他人同士が話をしていると、ムカっとするのは人情というもの。 喧嘩も困るが、仲良くされるのも不愉快なものです。 主人と他の客の会話の内容にも関わらないようにします。 「その件ですが、実は・・・」などと口を挟むと、無視されたり、窘められたり、ろくな事がありません。 昔は、個人サイトの掲示板で、他人同士が会話をするようになると、「サロン化した」などといって、掲示板が成熟したと見做されましたが、それは完全に過去の価値観です。 いまや、サロン化は人間関係に亀裂を生じさせる原因でしかありません。
≪定期的に訪ねるのは避ける≫
「一週間に一度書きこむ」といったパターンを決めてしまうと、相手側は「こいつは機械的に巡回している」と見て、不快感を抱きます。 わざと崩した方が宜しい。 もう一つまずいのは、毎日とか、一日に何回もという頻繁型です。 絶対に嫌がられます。 レスを書くにはエネルギーと時間が必要なので、立て続けに書きこまれると、主人は参ってしまうのです。
基本的に、「ネット交友は時間がたつと必ず破綻する」と覚悟しておくべきでしょう。 しかし、だからといって、あちこちに書き棄てのような書き込みをしていたのでは、炎上ブログにたかる下司どもと選ぶ所がなくなってしまいます。 破綻が避けられない事を念頭に置いた上で、なるべく長持ちさせる事を目標にすべきですな。 その為には、相手側に利益を与え続ける事が重要です。 もし利益を与えられなくなったら、その時が交友を打ち切る時なわけです。