続・震災の真っ最中
水曜日に書いた、≪震災の真っ最中≫の追記なんですが、書いている内に中途半端に長くなってしまったので、別記事にする事にしました。
記憶が薄れていたので、図書館へ行って、新聞の縮刷版を紐解き、≪阪神淡路大震災≫の時の経過を調べてきました。
阪神淡路大震災が発生したのは、1995年1月17日の早朝ですが、その日の内、というか、二時間くらいで、フランス・スイス・イギリスの緊急救助チームから救援の申し入れが来ています。 在日米軍からは、18日に支援の申し入れが行なわれています。
日本政府は、スイス・チームに対しては18日に受け入れ表明していますが、他に対しては遅れて、在日米軍と仏チームには19日、英チームには21日に受け入れ表明します。 なぜ、スイスに対してだけ早かったかというと、スイス・チームが災害救助犬を使う事を聞いていたので、日本の消防庁がその様子を見てみたかったからだとの事。 ちなみに、消防庁は当初、外国に人的支援を依頼をするつもりが全く無く、すべて国内のチームで対応する方針だったらしいです。 しかし、各国から申し入れがあったために、「全部断るのもどうかと思うから、スイスだけでも受け入れよう」という話になったのだとか。 何だか、凄い態度ですな。 当初断るつもりだった仏英チームを受け入れる事にした理由は、書いてありませんでした。
今回の四川大地震では、生き埋めになった人間を助けられるタイムリミットを、72時間と報じていましたが、阪神淡路の頃のヨーロッパ・チームの基準では、48時間だったそうで、申し入れから受け入れまでで、すでに二日以上たってしまっており、それから本国を出発して現地入りするのに更に二日かかっていますから、日本政府の受け入れ表明は明らかに遅過ぎで、外国チームが生存者を助け出したという記事は見当たりませんでした。 私が当時のテレビ・ニュースを見ていた記憶では、せっかく救助犬を連れて来たけれど、生存者の匂いを嗅ぎ当てられずに、落胆している外国チームの姿が写っていたと思います。
緊急救助チームの後に、医療チームが入国して来るのですが、驚くべき事に、外国人医師の治療行為が始まるのは24日からで、それ以前は、「日本国内の医師法に抵触するから」という理由で、日本側が治療をさせなかったらしいです。 馬鹿か? 信じられんな。 じゃあ、外国の医療チームを何の為に受け入れたんだ? 死ぬ人間を指をくわえて見させる為か?
阪神淡路大震災の際に、日本に対して人的・物的な支援申し入れをした外国は57ヶ国ありましたが、日本政府や神戸市が受け入れたのは、その内の16ヶ国に過ぎず、他は断ったとの事。 「現地での通訳の手配や、活動割り当ての対応が大変だから」というのが理由。 私が覚えているのは、フィリピンの救助チームが、神戸市に受け入れを断られたという新聞記事です。 確か、「面倒が見れないから」とか何とか、そんな理由だったと思います。 当時、「アホか? 面倒見てもらうのは、こっちの方だろうが」とムカついた記憶がありますから。
その頃、日本には、海外に派遣する緊急救助チームが無く、1999年に起きた≪トルコ西部地震≫の時に、初めて本格的なチームを派遣するのですが、このチームがとんでもない連中で、自分達の食料・水も用意せずに現地入りし、ホテルに宿泊して、被災地に≪通勤≫していたらしいです。 どうも、日本の消防庁というのは、緊急救助チームというものを思い違いしていて、やるのは救助だけで、衣食住は現地側がもてなしてくれるものだと考えていたようですな。 このチーム、現地のマスコミが取材に来ると、「我々は、こんなハイテク器材を持っている」と、救助活動よりも、宣伝活動に余念がなく、現地側に呆れられて、駐トルコ日本大使が大恥を掻き、消防庁に、「変な連中をよこすな」と文句を言ったとか。
この種のエピソード、現在35歳以上の人なら、細部の数字は忘れても、大体聞いた事がある話だと思いますが、今回の四川大地震の日本マスコミの報道ぶりを見ていると、完全に失念しているか、世代が変わってしまって、自分の国のダメダメ度を知らないかのどちらかのようですな。 天災は忘れた頃にやって来るわけですが、たかだか13年前の自国の醜態をすっかり忘れてしまって、外国政府の災害対応を扱き下ろしているようでは、次にでかい地震が来た時には、また途轍もない被害を食らう事になるでしょう。
それにしても、世界でも稀な大災害に必死で対応している国を扱き下ろすというのは、どういう下司根性なのかね? もし、自分の国が大災害に見舞われた時、外国メディアが、「政府の対応は後手後手だ」だの、「被災地では、反政府感情が高まっている」だの、「今、日本政府に求められているのは、被害状況の正確な把握である」だのと、てめえは何もせんとカメラの前で喋っているだけの能無しの癖こいて、偉そうな事をベラベラ並べ立てられたら、怒らんか? 気分いいか? まったく、外国の不幸を喜んで、ここを先途と攻撃しているとしか思えません。 どんなクズ親に育てられれば、あんな下司に育つんでしょう? 下衆どもが悪意に満ち満ちた情報を流して、世界にどんな明るい未来が来るというのやら。
記憶が薄れていたので、図書館へ行って、新聞の縮刷版を紐解き、≪阪神淡路大震災≫の時の経過を調べてきました。
阪神淡路大震災が発生したのは、1995年1月17日の早朝ですが、その日の内、というか、二時間くらいで、フランス・スイス・イギリスの緊急救助チームから救援の申し入れが来ています。 在日米軍からは、18日に支援の申し入れが行なわれています。
日本政府は、スイス・チームに対しては18日に受け入れ表明していますが、他に対しては遅れて、在日米軍と仏チームには19日、英チームには21日に受け入れ表明します。 なぜ、スイスに対してだけ早かったかというと、スイス・チームが災害救助犬を使う事を聞いていたので、日本の消防庁がその様子を見てみたかったからだとの事。 ちなみに、消防庁は当初、外国に人的支援を依頼をするつもりが全く無く、すべて国内のチームで対応する方針だったらしいです。 しかし、各国から申し入れがあったために、「全部断るのもどうかと思うから、スイスだけでも受け入れよう」という話になったのだとか。 何だか、凄い態度ですな。 当初断るつもりだった仏英チームを受け入れる事にした理由は、書いてありませんでした。
今回の四川大地震では、生き埋めになった人間を助けられるタイムリミットを、72時間と報じていましたが、阪神淡路の頃のヨーロッパ・チームの基準では、48時間だったそうで、申し入れから受け入れまでで、すでに二日以上たってしまっており、それから本国を出発して現地入りするのに更に二日かかっていますから、日本政府の受け入れ表明は明らかに遅過ぎで、外国チームが生存者を助け出したという記事は見当たりませんでした。 私が当時のテレビ・ニュースを見ていた記憶では、せっかく救助犬を連れて来たけれど、生存者の匂いを嗅ぎ当てられずに、落胆している外国チームの姿が写っていたと思います。
緊急救助チームの後に、医療チームが入国して来るのですが、驚くべき事に、外国人医師の治療行為が始まるのは24日からで、それ以前は、「日本国内の医師法に抵触するから」という理由で、日本側が治療をさせなかったらしいです。 馬鹿か? 信じられんな。 じゃあ、外国の医療チームを何の為に受け入れたんだ? 死ぬ人間を指をくわえて見させる為か?
阪神淡路大震災の際に、日本に対して人的・物的な支援申し入れをした外国は57ヶ国ありましたが、日本政府や神戸市が受け入れたのは、その内の16ヶ国に過ぎず、他は断ったとの事。 「現地での通訳の手配や、活動割り当ての対応が大変だから」というのが理由。 私が覚えているのは、フィリピンの救助チームが、神戸市に受け入れを断られたという新聞記事です。 確か、「面倒が見れないから」とか何とか、そんな理由だったと思います。 当時、「アホか? 面倒見てもらうのは、こっちの方だろうが」とムカついた記憶がありますから。
その頃、日本には、海外に派遣する緊急救助チームが無く、1999年に起きた≪トルコ西部地震≫の時に、初めて本格的なチームを派遣するのですが、このチームがとんでもない連中で、自分達の食料・水も用意せずに現地入りし、ホテルに宿泊して、被災地に≪通勤≫していたらしいです。 どうも、日本の消防庁というのは、緊急救助チームというものを思い違いしていて、やるのは救助だけで、衣食住は現地側がもてなしてくれるものだと考えていたようですな。 このチーム、現地のマスコミが取材に来ると、「我々は、こんなハイテク器材を持っている」と、救助活動よりも、宣伝活動に余念がなく、現地側に呆れられて、駐トルコ日本大使が大恥を掻き、消防庁に、「変な連中をよこすな」と文句を言ったとか。
この種のエピソード、現在35歳以上の人なら、細部の数字は忘れても、大体聞いた事がある話だと思いますが、今回の四川大地震の日本マスコミの報道ぶりを見ていると、完全に失念しているか、世代が変わってしまって、自分の国のダメダメ度を知らないかのどちらかのようですな。 天災は忘れた頃にやって来るわけですが、たかだか13年前の自国の醜態をすっかり忘れてしまって、外国政府の災害対応を扱き下ろしているようでは、次にでかい地震が来た時には、また途轍もない被害を食らう事になるでしょう。
それにしても、世界でも稀な大災害に必死で対応している国を扱き下ろすというのは、どういう下司根性なのかね? もし、自分の国が大災害に見舞われた時、外国メディアが、「政府の対応は後手後手だ」だの、「被災地では、反政府感情が高まっている」だの、「今、日本政府に求められているのは、被害状況の正確な把握である」だのと、てめえは何もせんとカメラの前で喋っているだけの能無しの癖こいて、偉そうな事をベラベラ並べ立てられたら、怒らんか? 気分いいか? まったく、外国の不幸を喜んで、ここを先途と攻撃しているとしか思えません。 どんなクズ親に育てられれば、あんな下司に育つんでしょう? 下衆どもが悪意に満ち満ちた情報を流して、世界にどんな明るい未来が来るというのやら。